ドラえもん / Doraemon

ドラえもん / Doraemon

『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄の漫画作品で、1969年に小学館の雑誌で連載が開始され、テレビ朝日でアニメも放映されている。国民的な知名度があり、海外でもアジアを中心に高い人気がある。
主人公は、22世紀の未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんと、勉強もスポーツも苦手な小学生、野比のび太。2人が繰り広げる日常生活を描いた作品である。一話完結型の連載漫画だが、長編シリーズや映画も数多くある。
ドラえもんがポケットから出す多種多様なひみつ道具で、のび太の身に降りかかった災難を一時的に解決させるが、道具を不適切に使い続け、しっぺ返しを受けるというものが多い。のび太の机の引き出しには、未来に行けるタイムマシンがある。その他行きたい場所に行けるどこでもドア、空を飛ぶタケコプターなど便利な道具が多くある。
作者によると、のび太のモデルは、少年時代の作者自身である。他の登場人物も、高岡市で過ごした少年時代の人間関係をモデルにしている。

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ドラえもん / Doraemon
10

年齢関係なくずっと読み続けられる名作

あまりにも有名な作品タイトルドラえもん。誰もが幼少期に1回は読んだ事があるのではないでしょうか。面白い事に秘密道具の便利さ、あったらいいなと思ったり、あまりにも情けないのび太君へのイライラ等が主な感想の幼少期を過ぎると大体ぱっと読まなくなる時期が来ます。けれど社会に出て挫折や壁にぶち当たった時にふと思い出す漫画にドラえもんが上がります。
大人になって読み返すと、改めてドラえもんという作品自体の凄さに感服します。まずストーリーが分かりやすく、必ず名言があります。のび太君の泣き言をドラえもんが文句を言いつつも秘密道具を渡す→それを使うのび太君→いい感じに進むけれど調子に乗り過ぎて失敗し反省。そして、のび太君にとても共感出来て好きなキャラになります。あれだけイラついていたのび太君の言葉や泣き言の数々、「お菓子はなぜ食べるとなくなるんだろう」「男らしい、女らしいなんて誰が決めたんだろう」等リアルで話したら白い目で見られそうなばかばかしい、でも当たり前のことをおおっぴらに言ってのける名前の通りのびのびと生きるのび太君。また弱虫とよく言われますがかなり酷い苛めにあってます。主にジャイアン・スネ夫に毎日追っかけられたり、殴られたり、因縁つけられたりの目立つ苛めから、のび太君が一番怖いものを調べて脅かしてみようと皆に調べられたり、全員無視されたりの陰湿な苛めまでかなり酷い苛めを受けているのに、泣きついた後はころっと表情代わる柔軟性。弱虫どころかいえいえ十分強いと思います。
ストーリー、キャラと申し分ない作品ドラえもんですが、最大の魅力はドラえもんの存在と思います。自分の悩みを真正面から聞いてくれ、共感や味方になる反面突き放したり、説教したり…いつも正しい訳ではなくたまにめちゃくちゃな事をしたりもする。だからこそお兄ちゃんでもあり先生でもあり大事な親友のポジション。大人になるとドラえもんの様な存在は凄く稀有なんですよね。だからこそいつまでも読み続かれる作品じゃないかなと思います。