ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth

ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth

『ぼくの地球を守って』とは日渡早紀により制作され、1986年から「花とゆめ」に連載された漫画作品である。コミックス全21巻、文庫版全12巻、愛蔵版全10巻が発刊された。1993年にはOVAが制作され全6巻となっている。物語は「輪廻転生」が大きな鍵となっている。前世で特殊な任務についていた男女7人が任務中に伝染病にかかり全員が命を落としてしまう。現世に転生したその7人が徐々に前世の記憶を思い出し、過去の自分と現代の自分との間で揺れ動き、それぞれの孤独や苦悩を解決していくSF漫画。

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ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth
9

前世の月の記憶と地球人

「ぼくの地球を守って」は通称「ぼく球」と呼ばれており、人気の漫画です。
主人公ありすは、草木の声が聞こえます。北海道から東京に越してきて、まだ友人らしい友人もいない時に、隣に住む小学生の輪君にいじられます。学校に行けば、迅八と一成の見つめ合うシーンに出くわしますが、実は皆、前世で月の住人でした。
夢の中で月の頃のことを知ります。ありすの覚醒は遅いのですが、輪君はベランダから落ちた事件の時に、覚醒します。そして月の住人たちは、サーチェスと呼ばれる超能力を持っており、覚醒した人たちは地球でも(パワーは小さいものの)サーチェスを扱えるのです。夢で知った、別名(月での名前)を雑誌に投稿し、仲間を探すと見つけます。ありすの別名はモクレンで、草木と会話し歌うと成長するサーチェスを持っています。
一方、覚醒した輪君はシオンの記憶を持ち、月での復讐をしようと画策します。サーチェスの力は並外れて強く、また賢いために皆は輪君の仕業だとは気づきません。ランダムに夢に出てくる月の話しを、集まって一つに繋げようとします。
輪君には重すぎたシオンの記憶によって、輪君は月の基地を爆破しようとしますが失敗します。サーチェスを使ったことと、最後にシオンがしていたのは、永遠に流れるモクレンの映像を流したことだと知り、倒れます。倒れた輪君を救い出すため、皆で輪君の夢の中に入り、迎えに行きます。輪君は無事に目を覚まし、ありすと結婚の約束をするのでした。