サザンオールスターズ / Southern All Stars

サザンオールスターズとは、タイシタレーベル所属の五人組ロックバンドである。1977年から活動しており、楽曲は夏、海をテーマとした楽曲が多い。これはバンドのボーカルで大半の楽曲の作詞作曲を手掛ける桑田佳祐が神奈川県の海水浴スポットとして有名な茅ヶ崎出身ということが関係している。夏や海をテーマとした楽曲が多いが、その曲調はロック、バラード、ヒップホップ、ジャズと幅広い。また楽曲にラブソングや男女のエロティックを題材としたものが多いのも特徴の一つである。活動初期は桑田が洋楽から影響を受けていたことから、和洋折衷の楽曲を数多く発表しており、桑田自身も「邦楽と洋楽の融合を目指していた」と発言している。しかし活動後期になるに従って、桑田曰く「日本人ミュージシャンとしての意識が強くなった」日本の邦楽的な歌謡曲的テイストの曲が多くなっている。数多くの楽曲で様々な賞を獲得しており、日本国内でも影響力の非常に強いバンドのひとつである。

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サザンオールスターズ / Southern All Stars
9

日本のロックモンスター・サザンオールスターズ!!

サザンオールスターズの名前を知っている人は、多いかと思います。では、サザンオールスターズがデビューしたのはいつか、知っていますか?2000年?1990年?いやいや、なんと1978年なのです。2018年をもってデビュー40周年!デビューして長い期間の経つミュージシャンは結構いますが、これだけの人気を保ち続けているミュージシャンは、そうそういないのではないでしょうか?あのビートルズでさえデビューは1962年。サザンオールスターズより16年しか前ではないのです。ビートルズというと、もうロックのクラシックという感じ。それに比べてサザンオールスターズはまだ現役バンドの匂いプンプンです。

デビュー第1作は「TENなんばあずカラット」。あまりにも有名なデビュー曲「勝手にシンドバッド」を含んで」いますが、まだ地味で、ツボミ的な感じがします。その後しばらくは、こういった作風のアルバムが続きますが、それでもサザンオールスターズ(特に桑田佳祐)の並々ならぬ才能の片鱗を感じる楽曲を随所に見ることができます。
転機となったのは、1984年発売のアルバム、「人気者で行こう」です。ポップ性と高い音楽性を融合させ、多大なセールスを記録したのでした。そして次が「ある意味最高傑作ともいえる2枚組アルバム「Kamakura」(1986発売)。このアルバムでサザンオールスターズは、「コミックバンド」のイメージを完全に払拭し、日本のミュージックシーンの頂点に立ったのです。