ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom

ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom

「ボールルームへようこそ」とは、「竹内友」による漫画作品。2011年より「月刊少年マガジン」にて連載を開始し、2017年夏に「Production I.G」製作でアニメ化。なんの取り柄もなく日常をただ過ごしていた気弱な少年「富士田多々良」は、ある日偶然にも社交ダンスに出会う。プロダンサーの仙石や同年代のダンサー兵藤・雫達に影響され、多々良は社交ダンスに没頭していく。

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ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom
8

ダンスが力強いスポーツとして描かれています

ダンスの漫画で、男の子が主人公のものは初めて読みました。
1巻の表紙に描かれている主人公が、とても力強くて、なんとなく気になったのが「ボールルームへようこそ」を読み始めたきっかけです。
いろいろなジャンルの漫画を読みますが、その中でも熱いスポーツものが好きなので、この表紙の熱い視線の主人公にひかれたのかもしれません。

物語の出だしは、なんとなく毎日をダラダラと過ごしていて、やりたいこと、夢中になることが分からず、中学卒業後の進路が決まらない主人公なのですが、社交ダンスに出会ったことでダラダラな毎日が変わっていきます。

現実には、中学生でやりたいことがはっきりと決まっていることや、夢中になることがある、というのは珍しいのかもしれませんが、この漫画では主人公だけでなく同じようにダンスがやりたい、これでプロになってやる、という気合いが感じられる中学生がたくさん登場してきます。
自分の中学生時代もこんなふうにやりたいことを見つけてがむしゃらに何かに打ち込んでみたかったな、と思いながら楽しんで読んでいます。

社交ダンス、はこんなにも力強いスポーツなのね、とこの作品を読んで初めて知り、テレビなどで時々放映されている社交ダンスの番組を見る目も変わりました。

熱いダンス漫画ですが、あちこちに笑える箇所があるので、ダンス漫画にはあまり興味がない、という人も一度読んでみると面白いと感じると思います。