Go!プリンセスプリキュア / ゴープリ / Goプリ / Go! Princess PreCure

Go!プリンセスプリキュア / ゴープリ / Goプリ / Go! Princess PreCure

『Go!プリンセスプリキュア』は、『プリキュアシリーズ』の第12作で、2015年2月1日から2016年1月31日まで放送されたアニメ作品。このシリーズは「つよく、やさしく、美しく」というキャッチコピーを掲げ、プリンセスと夢をテーマにしている。物語は全寮制の学園を舞台に展開し、プリキュアたちの冒険が描かれている。キャラクターとして、春野はるか(キュアフローラ)、海藤みなみ(キュアマーメイド)、天ノ川きらら(キュアトゥインクル)、紅城トワ(キュアスカーレット)が登場し、彼女らはプリキュアとして戦う。
『Go!プリンセスプリキュア』は、従来の『プリキュアシリーズ』とは異なる演出やデザイン要素を取り入れられた。作品の随所にはフリルやレースのパターンを使用し、オープニングのスタッフクレジットのアニメーションや放送中の左上のデジタル時計の表示が採用された。
シリーズのエンディングでは、元プリキュアの4人が10年後の姿で描かれ、前作のプリキュアと次作の『魔法つかいプリキュア!』のバトンタッチの一幕も含まれている。

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10

夢に向かって…Go!プリンセスプリキュア

プリキュアシリーズ12作目の作品です。
「プリンセス」を夢見る主人公が全寮制の学園に入学するところから物語が始まります。
これまでのシリーズと違い、コミカルな描写はやや控えめ、簡略化されたギャグ顔もほぼ主人公のみ、言葉遣いも自然で丁寧と全体を通して上品な仕上がりです。
モチーフがお姫様なので、画面はとても華やかです。
ストーリー自体は少しお姉さん向けかなと思います。
全体を通してのキーワードは「夢」で、敵は漠然とした「悪いヤツ」ではなく夢という光に必ず立ちはだかる不安や恐れ、夢への扉が閉じてしまう「絶望」を体現しています。

周りがいい感じに協力してくれてそうこうしてるうちにいい感じに解決した、よかったよかった、ではなく、彼女たち自身も自分のやりたいこと、周囲の期待、努力と才能…と、まっすぐ夢に向かうことの難しさを知り、絶望し、それを乗り越えて「強く、やさしく、美しく」成長していく姿を小さな子供にもわかりやすいように描かれているので、大人が見てもはっとするようなストーリが多いです。

もちろん毎度こだわりの詰まった変身シーン、キャラクターごとにデザインされたレースの縁取り、OPにどんどん追加されるカット、EDのCGも今作から大幅にレベルアップし、子供向けとは思えないくらいの美しさも必見です。