学園ベビーシッターズ / School Babysitters

学園ベビーシッターズ / School Babysitters

『学園ベビーシッターズ』とは、「時計野はり」による漫画、および漫画を原作としたアニメ作品。主人公の鹿島竜一と、その幼い弟の鹿島虎太郎は、飛行機事故で両親を亡くしてしまう。二人を引き取ったのは森ノ宮学園の理事長「森ノ宮羊子」で、竜一は羊子の言いつけによって、学校に通いながら森ノ宮の教師の子供を預かった保育ルームでベビーシッターをすることになった。子供の成長をあたたかく見守り、思春期の青春を感じることができるハートフルストーリーである。

alex759898のレビュー・評価・感想

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学園ベビーシッターズ / School Babysitters
10

癒し系漫画を求める人にはお勧め

1巻を読んだ時にとても面白くて、最新刊で何度も読み直した作品です。
ストーリーとしては、両親を亡くした男子高校生が、小さな弟と一緒に自分を引き取ってくれたお婆さんの営む学園へ通うことになり、その学園の先生方の子供達が居る保育ルームの世話をすることになります。そんな保育ルームのほのぼのとした日常を描いています。
色々な登場人物が居ますが、全く嫌なキャラが居ないも魅力です。少女漫画だとヒロインを邪魔するライバル的な存在が目立ちますが、この作品で描かれているのは、同じ人が気になっていてもドロドロせず、逆に友情を育めるという展開になっています。本当の意味で主人公や保育ルームの子供達を脅かすような存在も居ないし、見ていて安心します。
そして一番はやっぱり、保育ルームの子供達の癒しだと思います。可愛くて個性豊かで、悪戯大好きな子も居ますが、根底はとても人の気持ちを考えられる良い子達です。子供好きな人はもっと子供が好きになるし、苦手な人も少し好きになれるような作品だと思います。
殆どの話が1話完結なので、登場人物とその関係性さえ分かっていれば途中からでも読めると思いますが、季節ごとの行事だったり、人の気持ちの移り変わりなどもあるので、全巻通して読むのがお勧めです。
時々子供達のパパママの出会いのオムニバス的な話も出てきたりするので、恋愛漫画の要素も楽しめると思います。