ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite

ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite

『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは、衣笠彰悟原作のライトノベルおよびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。略称は「よう実」。2022年10月時点におけるシリーズ累計発行部数が電子版も含めて750万部を突破した。
就職・進学率100%を誇る東京都高度育成高等学校に新入生として入学した主人公・綾小路清隆(あやのこうじきよたか)。平穏な学園生活を望みながらも、天才的な能力や才覚を原因に権力やポイント、利害をめぐる校内の激しい闘いに否応なく巻き込まれていく様子を描いている。

kiriyamamiuのレビュー・評価・感想

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ようこそ実力至上主義の教室へ / よう実 / Classroom of the Elite
7

話数を重ねる毎に面白くなる

アニメを見ました。何となく見てみようと思い、第1話を見た時点ではそこまで面白いとは感じませんでした。主人公がパッとしないし、纏まりのないクラス、実力主義を謳っている学校のシステムがよく分からなかったのもあります。普通の学園アニメよりも取っつきにくいような気もしました。
でも何となく見続けていたら、話数を重ねる毎に面白くなっていきました。Aクラスに上がるために協力体制を取りながらも、本音は自分が一番だと思う黒い部分だったり、他のクラスを陥れる為に利用できる物は利用したりと、人間が誰しも持っている裏の部分が段々見えてきて、リアリティを感じなかった実力主義の学校のリアルな部分が垣間見えてきました。
そして最初の頃は平凡で目立たない存在だった主人公が段々本性を表し始めます。目立たないように何となく協力体制を作っていた主人公が、実は一番自分の有利なように事を薦めていたり、勉強も運動もそれ以外の事も出来る人なのにあえてそれを隠していた事がわかります。
しかし最終回でも主人公が何故自分の実力を隠すのか、本性などは明かされていません。後半から主人公の抱える秘密が少しずつ明らかになってきて、その秘密を解くのが楽しくなっていきます。
アニメだけ観てもこの作品の謎は殆ど解き明かされていないので、続編を期待しています。