食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】

「食戟のソーマ(しょくげき)」は、『週刊少年ジャンプ』で2012年52号から連載され、原作・附田祐斗先生、作画・佐伯俊先生、料理研究家・森崎友紀先生の協力のもと、日本屈指の料理学校で主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)を始めとする個性豊かな生徒達が、“一流の料理人”を目指し切磋琢磨しながら友情と絆を育む“新感覚料理バトル<食戟>”漫画。

関守平

関守平(せきもり ひとし) 声-間島淳司

鮨店「銀座ひのわ」板長。
細い目の男性。水原・梧桐田と同じく審査員を務めた。宿泊研修後、恵を自分の店にリクルートしようとした。
「食戟のソーマ L’etoile―エトワール―」より四宮・水原の79期生より上級生で、四宮がパリ行きを決めた時は既に自分の店を持っていた。

ドナート梧桐田

ドナート梧桐田(-ごとうだ) 声-近藤孝行

オーベルジュ「テゾーロ」シェフ。遠月学園第80期卒業生。
顎が2つに割れているのが特徴の男性で、水原・関守と同じく審査員を務めた。初登場時から恵に注目し、彼女を自分の店にリクルートしようとした。アニメでは在学当時からやや片言で喋る。

乾日向子

乾日向子(いぬい ひなこ) 声-能登麻美子

日本料理店「霧のや」女将遠月学園第80期卒業生。

マイペースかつおっとりした雰囲気の女性。先輩の四宮に余計なことを言っては小突き回されるなど、子供っぽい面がある。在学時代は十傑第二席で「霧の女帝」の異名で恐れられるなど、料理に対しては時折冷徹な一面を見せる。初対面の時から恵のことを気に入っており、自分の店に必死にリクルートしようとするなど、公私混同になりがちな面がある。アニメ版では角崎にも興味を見せている。

宿泊研修では、自身の課題において創真とタクミの対決の審査を行なったが、散々焦らした挙句に勝敗の判定は預かりとした。創真・恵ペアと四宮による食戟では審査員から外されたが、ちゃっかり実食していた。秋の選抜では準決勝の審査員を務めた。

角﨑タキ

角崎タキ(つのざき-) 声-小松未可子

スペイン料理店「タキ・アマリージョ」シェフ。遠月学園第88期卒業生。

小柄だが、短気な性格で怒りっぽい毒舌家の女性。料理のマナーが悪い者に対しては「調教」と称した体罰も辞さない、過激な考えを持っている。自分と近いタイプの水原に対しては「冬美先輩」と敬意を払って接しているが、子供っぽい乾に対してはタメ口で接している。在学時は十傑第二席。

秋の選抜準決勝の審査員を務めた。

木久知園果

木久知園果(きくち そのか) 声-西明日香

洋食専門店「春果停」シェフ。遠月学園第89期卒業生。
気弱でおとなしい雰囲気の女性だが、時折豊富な料理の蘊蓄を語る癖がある。作中の女性たちの中でもトップクラスの巨乳であり、角崎には「乳房お化け」と呼ばれるほどの豊満なプロポーションの持ち主。在学時は十傑第二席。

秋の選抜準決勝の審査員を務めたが、黒木場と葉山の第二試合では両者の出来が拮抗していたために判定を下せなかった。

中枢美食機関<セントラル>

薙切薊

薙切薊(なきり あざみ)

えりなの父親。旧姓は中村。遠月学園第71期卒業生。極星寮OB。

色白の肌に白のメッシュと黒のスーツにコート、他人を畏怖させるほどの威圧感が特徴の人物。一見紳士的な人物に見え政治的なパフォーマンスにも優れているが、その発言は慇懃無礼で、自分の意にそぐわない者を容赦なく見下し、反論等は意にも反さない。美食を追及した料理を「芸術」と例えているが、それに値しないものは「餌」と断言し、「真の意味での美食は、限られた者だけの間で価値を共有すべきもの」としている等、選民思想に近い思考をしている。

かつては遠月学園に在籍し、堂島と城一郎の2年後輩にあたる。当時高等部1年生ながら2人に次ぐ十傑第三席の地位におり、翌年には第一席へと昇格し、卒業から数年後に薙切家の令嬢と結婚、婿入りした。極星寮時代の頃を輝かしい思い出のように語っており、『当時の』極星寮には強い思い入れがある。中でも先輩にあたる城一郎を強く尊敬しているが、『現在』の極星寮についてはあまり評価しておらず、叡山の八百長による極星寮潰しも黙認しているなど、昔過ごした寮が潰れようとどうでもいいと考えている模様。また、現在のような改革を行う理由を「才波先輩を駄目にした腐った料理界への救済」と称している。また、創真が城一郎の息子だと創真自身の口から聞かされた時には、思わず真顔になっていたが、城一郎の息子に改革を見せられることに喜びを感じてもいた。

10年ほど前、えりなの「神の舌」を完成形にするべく、彼女に対して「まずい料理」を容赦なく捨てさせるといった常軌を逸した英才教育という名の洗脳を行っていた。その際はえりなの反論は一切認めず、威圧と笑顔を使い分けて徐々にえりなをコントロールしていき、彼女に現在のような料理観を植え込んだ。この件で仙左衛門の怒りを買って、遠月および薙切家を追放された。その後、遠月では彼の存在に関する記録が徹底的に抹消されており、アリスや新戸など薙切家に関係する一部の者には事情を伝えられるも、名前を含め彼の存在に触れることはタブーとなっていた。仙左衛門ですらも、孫娘のえりなの教育を彼に任せてしまったことを「最大の失敗」とまで評している。追放後は、主に海外で活動していたという。

月饗祭の最終日に、突如えりなの店に姿を現す。現在の遠月の状況を憂いており、遠月を「あるべき姿」に正すべく、十傑の過半数を味方に付けて総帥の座に就き、改革を行うことを宣言する。改革として、「全てのゼミ・研究会の解体を行う」と「中枢美食機関の設立」を言葉巧みに提唱し推し進める。叡山による八百長策が打ち砕かれると、研究会・ゼミの解体を懸けた食戟を中立の審査員を立てた状態で全て受けると声明を出した。えりなが家出した際には強制的に連れ戻すようなことはせずに様子を見る姿勢でおり、極星寮を訪れた際に対面した際には寮の面々にえりなを仲良くするように頼むなど、上述した冷酷な部分は表立たずに至って普通の父親のように接して去ったが、「えりなは必ず僕のところに戻る」と確信している。

創真ら反逆者を潰すため進級試験の内容を変更し三次試験では十傑を差し向ける。創真から十傑の座を駆けた全面対決を提案されまるで相手にしようとしなかったが、突如現れた城一郎から負ければ自分がお前の下につくという条件を提示され創真達との勝負に応じる。

創真の関係者

幸平城一郎

幸平城一郎(ゆきひら じょういちろう) 声-小山力也

創真の父で、大衆食堂「食事処 ゆきひら」の店主。38歳(第1話時点)。旧姓は才波(さいば)。

ボサボサの長髪と無精髭を生やした風貌が特徴。性格は非常にマイペースで、創真らを振り回すことが多々ある。料理の腕前は創真を遥かに上回り、マンハッタンにある高級ホテルのVIP専用ルームで料理人を務めるほどである創真にとっては超えるべき高き壁でもあり、彼が幼稚園児の頃から自身の料理技術や料理人としての心構えを徹底的に叩き込んでいる。世界中を渡り歩いた経験に基づく創作料理を得意としている。

かつては遠月学園の極星寮に所属し、同期の堂島と共に極星寮の黄金期を築いた。出身は不明だが、名門出身者が言いがかりを付けていることからそれほど高い家柄ではない模様。料理の腕前は堂島より上(121戦101勝)であり、第69期生最強の料理人だったが、初めて試す料理やゲテモノ料理を食戟の場で平気で出すなど生真面目な優等生の堂島とは対照的に気まぐれでマイペースな性格で、問題行動が多かったため「十傑評議会」では堂島に次いで第二席であった。後輩の薊や学外の食通からは類まれな料理センスを持つ天才と称えられていた。しかし、高2になった頃からゲテモノ料理を作るようになり、自分を天才と決めつけ勝負する前からあきらめる相手を容赦なく屈服させる姿から「修羅」と呼ばれるようになった。高3になってからも様々な学外のコンクールで優勝し世界若手料理人選手権コンクール「BLUE」でも金賞候補に挙げられていたが、周囲の期待と自分の理想との間で苦悩し続けた結果、遂にゲテモノを作ることすら出来なくなるほどに疲弊し、「BLUE」を放棄してしまった。そこへ仙左衛門に一度日本を離れて料理から離れることを勧められ遠月を中退した。

学園を去った後は、世界中の名店で腕を振るう「流浪の料理人」と呼ばれ、当時の料理雑誌には必ず名前が載るほどの有名な存在であったが、ある時を境に忽然と料理業界の第一線から姿を消し、創真が物心つくころには「ゆきひら」の店主になっていた。一方で仙左衛門とは上述の理由から個人的なコネを持ち、秘密裏に招かれては彼に料理を振舞っていた。
10年ほど前、薙切邸を訪れ仙左衛門に料理を振舞っていたときに幼い頃のえりなと出会う。どうして奇抜なのに美味しい料理を作れるのかというえりなの問いに対し「行き着く先がわかってたら楽しくないだろ」と答え、えりなに大きな影響を与えた。この考えは創真にも受け継がれている。

創真の中学卒業後、「『ゆきひら』を2、3年休業する」と宣言して失踪し、知り合いのツテをたどって海外で仕事を始める。1学期終了後(アニメでは地獄の合宿後)、極星寮に顔を出した翌朝、「秋の選抜」に出場する創真を料理勝負で激励し、予選のお題「カレー料理」に詳しい後輩の汐見を紹介して去って行った。その後仙左衛門の元を訪れ自分が掴んだ薊の不穏な動向を報告した。

月饗祭が行われていた頃、海外の地で出張中だった堂島と偶然再会し薊が遠月学園の新総帥に就任したことを知る。薊の改革を阻止するため堂島の提案で進級試験の会場に赴き、創真からの挑戦を突っぱねる薊に対し創真達が負ければ「ゆきひら」を廃業しお前の下につくとという条件を出し連帯食戟を取り付けた。薊との交渉成立後、創真に自分の在学時代を話した。

倉瀬真由美

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