食戟のソーマ(しょくげき)【基本情報・随時更新】

「食戟のソーマ(しょくげき)」は、『週刊少年ジャンプ』で2012年52号から連載され、原作・附田祐斗先生、作画・佐伯俊先生、料理研究家・森崎友紀先生の協力のもと、日本屈指の料理学校で主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)を始めとする個性豊かな生徒達が、“一流の料理人”を目指し切磋琢磨しながら友情と絆を育む“新感覚料理バトル<食戟>”漫画。

研究会

遠月学園に多数存在する、テーマごとに料理を研究する部活動のような団体。ちゃんこ鍋研究会、郷土料理研究会、丼物研究会、立ち食いそば研究会、串打ち研究会、中華料理研究会、ショコラ研究会、スペイン料理研究会、最先端研究会などがあるが、一定の成果を出していない会は取り潰されていく。

宿泊研修

遠月学園高等部の1年生全員が参加する強化合宿。遠月リゾートホテルの1つ「遠月離宮」で行われる。

毎日過酷な料理の課題が出され、低評価を受けた生徒は即刻退学を言い渡される地獄の合宿。合宿の講師陣には、料理界の第一線で活躍している学園の卒業生たちも含まれている。

学園卒業生以外にも、遠月リゾートのスタッフ、リゾートが提携している食材の生産者とその家族が審査員を務めることもある。

卒業後のリクルートも兼ねており、オーナーシェフの卒業生には在校生の品定めができるメリットがある。創真の学年では、新入生980人中352人がこの研修で脱落し、628人が生き残ったとされている。

遠月リゾート

遠月学園の観光部門で、富士山と芦ノ湖を望むリゾート地において、十数軒の高級ホテルや旅館を経営している。トップは遠月OBの堂島銀。

薙切インターナショナル

美食学と分子料理を牽引した総合研究機関。薙切アリスの父親である薙切宗衛がデンマークを本拠地として設立した。
分子ガストロノミーに基づいた最新の調理技術をはじめ、味覚や嗅覚のメカニズムを探求する大脳生理学をも包括しているという。アリスは遠月学園への編入前、14歳までこの研究機関で学んでいた。現在のトップはアリスの母である薙切レオノーラ。

秋の選抜

毎年2学期の初めに開催される、高等部1年生の選抜メンバーが腕を振るい競い合う、遠月学園伝統の美食の祭典。創真の学年で第43回目の開催。

宿泊研修までの成績と将来性から候補者が抽出され、十傑による絞り込みで最終的に60名が選出される。審査員は学園理事や出資者など食の重鎮たちが務める。歴代十傑は、主にこの選抜の本戦に出場した生徒たちから選ばれている。現役の十傑であるえりなは運営補助のため、選手としては不参加。

予選は事前に告知されたお題に沿って2つのブロックに分かれて競技を行う。審査員は各ブロック5名で、1人当たり持ち点20点、計100点満点で審査する。各ブロックの上位4名、計8名が「月天の間」で行われる本戦に出場できる。創真の学年で告知された予選のお題は、「カレー料理」である。しかし、選抜の審査員は名の知れた食通が招かれるため、彼らを唸らせることが出来る生徒は選抜の選手でもごく僅かであり、酷い場合は二桁行くことすら出来ない生徒もいる。良くても70点か80点台止まりであり、90点台を超えることはほとんどない。作中の予選では恵を除く本選出場者の七人が90点台をたたき出した。

本選の対戦は抽選で決められるうえ、各カードごとに別々のお題がランダムで決められる。トーナメント方式ではなく、1回戦終了後に組み合わせは再抽選される。一般的な食材と調理器具・設備は会場に完備されており、自前の道具の持ち込みは自由。また、双方の合意があれば、食戟を行うこともできる。

決勝戦は毎年「秋が旬の食材」がテーマで、審査は総帥を含む遠月学園各部門のトップ3名が持ち回りで務める。

月天の間(がってん-)

十傑同士の食戟でのみ使用が許される大会場であり、歴代第一席獲得者への敬意を込めて彼らの肖像画を飾ることが伝統になっている。天井が開閉式になっており、開いた空に写る月が「月天の間」の名の由来であるほか、「秋の選抜」の本戦が行われる会場でもある。決勝戦は月が写る日没後に行われる。

遠月スポーツ

通称「遠スポ」。学園の黎明期から続いている伝統ある校内新聞で、学内とその周辺のあらゆる情報を網羅し、ほぼ毎日発行される。公式行事の特集や一流シェフへのインタビュー記事や、トリビアな情報などを掲載している。

実地研修(スタジエール)

高等部1年の生徒たちが、外部のさまざまな料理の現場へ派遣されるカリキュラム。実施期間は1か月で、生徒たちは各自4か所の派遣先にて1か所につき1週間の研修を受ける。

行き先は高級料理店から食品メーカー、公的機関などの多岐にわたり、実践の空気を学ぶ正式な授業の一環となっている。そこで気に入られてそのまま就職する生徒も多いが、研修は遠月学園への信頼があって研修を受け入れているため、遠月の名を汚すような問題を起こせば一発で退学になることもある。

各派遣先には遠月学園の教員が生徒の働きを観察し、合否を判定する。合格基準は1週間の研修で「目に見える実績」を残すことが条件であり、「現場に与えられる自分」を持っているかが最低ラインとされている。また、現場に変化を与えるだけでなく「現場から何かを奪って帰ること」がスタジエールの意図とされている。創真たちの学年では開始時点で504名だった生徒たちが1か月後に210名が脱落し、294名の生徒が生き残っている

スタジエールとはフランス語で「研修生」を意味し、下準備や雑務を担当する料理人のことを指す。「スタジエ」とも呼ばれる。

紅葉狩り会

遠月学園伝統行事の一つでスタジエール終了後に行われる、高等部1年生と上級生たちの顔合わせのための会。参加するのは、秋の選抜で本戦に進出した8名と現・遠月十傑評議会のメンバー10名の計18名。

月饗祭(げっきょうさい)

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