ヴァルキリープロファイル(VALKYRIE PROFILE)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1999年に「トライエース」が開発し「エニックス」から発売されたPlayStation用ソフト。
2006年に【ヴァルキリープロファイル -レナス-】でPlayStation Portable用ソフトとしてリメイクされる。戦闘はターン制だが、ダンジョンはアクションと二面性を持つシステムを採用している。
北欧神話をモチーフに、レナスが世界の終わり「ラグナロク」を回避するために世界を旅する。

決め技

画面左下には「コンボ数」と「タクティカルアーツ・エナジー」と呼ばれるゲージがある。
ゲージは攻撃を当て続けてコンボを決めていくと上昇し、限界まで溜まることで攻撃の後に個別で「決め技」を使うことが出来る。武器タイプが「杖」のキャラクターの決め技は、通常攻撃の強化した決め技になるが、装備によっては全体攻撃の「大魔法」を使用できる。

このゲージは決め技でも溜めることが出来、1人目の決め技で溜めた後に2人目以降の決め技を使うことが出来る。
しかし、2人目、3人目、4人目と続けて使うごとに必要なゲージが増えていき、尚且つそれぞれの決め技はゲージが溜まる量が固定されている為、決め技を使う順番を考えないと途切れてしまうことになる。

エンディング

本作はエンディングが3つある。
「Aルート」:神界に住む下級神「ロキ」の反乱により世界が崩壊し、代わりにオーディンに封印されていた記憶を取り戻したレナスがロキを倒し創造神となる。
「Bルート」:ラグナロクの期限となり、任務を果たしたレナスはアース神族と共にヴァン神族に攻め入る
「Cルート」:レナスに対する神界の評価が著しく低くなり、エインフェリアを集める役目を代わりの存在にするため、レナスを粛清し封印される。
になる。

BルートとCルートはどの難易度でも行うことが出来るが、AルートだけはHardでないと必要な仲間「ルシオ」が仲間にならないため注意が必要。

セラフィックゲート

クリア後のおまけダンジョンになる。
セラフィックゲートは本編と関係ないため、本編の設定を壊しかねないイベントが存在する。また、本編とは関係がないため敵で出てきた「ブラムス」「レザード・ヴァレス」、一時的に仲間になる「フレイ」が仲間として使うことが出来る。
他に今まで神界に送りだした仲間やイベントで離脱した仲間も勢ぞろいしている。

敵の強さも本編とは比較にならないため歯ごたえのあるダンジョンになる。

セラフィックゲートにいく為には。AルートBルートの最終ダンジョンの最後のセーブポイントで記録したデータが必要で、タイトル画面からそのセーブデータを選択することで行くことが出来る。
しかし、行くのは一方通行になり、セラフィックゲートのデータを本編に持ってくることはできないようになっている。

『ヴァルキリープロファイル』の登場人物・キャラクター

レナス・ヴァルキュリア

CV:冬馬由美
本作の主人公。運命の3女神の次女。神格は第6級相当。
運命の3女神は神族でも特殊な存在で、普段は人間界に別の転生体として生活をしているが、神界(オーディン)に召喚されることで、3姉妹の中から1人が人間から転生し神族(戦乙女)となる。また、任務が終わると再び人間界に転生し別の人生を過ごすことになる。
これは、人間と神族の橋渡しをする為、神族の「強さ」と人間の「優しさ」の二面性を得る為であるが、同時にどちらにも引っ張られる危うい精神構造になっている。

本作はラグナロクに備えるための大切な任務の為、姉妹の中で1番神格が高いレナスが召喚される。ただし、今回は任務を確実に実行する為、転生前の人間の記憶を封印されている。また、本人は記憶を封印されていることを知らない。

物語を進め記憶を取り戻すことでベストエンディングのAルートを進めることが出来るようになる。

プラチナ

CV:冬馬由美
山間の寒村コリアンドル村に住むルシオの幼馴染の少女。正体は「レナス・ヴァルキュリア」が神界に転生する前の人間界で過ごしていた姿。そのため、自身がレナス・ヴァルキュリアの人間界での転生体だという記憶も自覚もない。
実の両親から虐げられてげられて育つ。その様子をルシオは気にしており、ある日プラチナの両親がプラチナを身売りに出す話を知り、プラチナと共にコリアンドル村を出ようとする。しかし、逃走中に「鈴蘭の草原」に訪れてしまい、鈴蘭の毒気にあてられ命を落とす。後に神界にレナス・ヴァルキュリアとして転生し任務を行う。

ルシオはプラチナを鈴蘭の草原に連れてきた為に命を落としたと後悔しているが、実際はオーディンがレナスを神界に召喚した為、命を落とすことになる。そのため、鈴蘭の草原を訪れなくとも別の要因で命を落とすと思われる。

オーディン

CV:池田秀一
アース神族の最高神。未来を語るという「ユーミルの首」から「神々の黄昏(ラグナロク)」が近いことを知り、備える為にエインフェリアを集めるようレナスを人間界に派遣する。
本来、神は成長しない絶対者だが、人間とエルフ(神の器)の間に生まれたハーフエルフの存在な為成長するすることが出来、本来下級神だったがその力を持って最高神へ至る。
世界を安定させる四宝の一つ「グングニル」の所有者で、後に人間界を安定させる四宝の一つ「ドラゴンオーブ」を人間界から持ち出す。
ドラゴンオーブを持ち出したことで人間界は騒乱と混沌に包まれるが、人間の事を道具程度にしか考えていないため、むしろエインフェリアを集めやすくなった程度しか認識はない。

フレイ

CV:川村万梨阿
アース神族の第二級神で豊穣の女神。
オーディンの側近として絶対の忠誠を誓う。神界の動向やオーディンの意思をレナスに伝える役割を担っている。
オーディン同様、人間の事は道具程度にしか考えておらず、慈悲はない。

レナスの粛清も担っており、神界に見限られるCルートでは直々に粛清に訪れる。
Cルートのラスボスとして戦闘になるが、敗北目的の戦闘になる為、桁違いの絶対的な強さを持つ。一応勝利はできるが後のイベントに変更は無い。

本編ではチュートリアルとして初めのダンジョンで一時的に仲間になるだけだが、隠しダンジョンであるセラフィックゲートで討伐後仲間になる。

ロキ

CV:真殿光昭
アース神族とヴァン神族との間に生まれた下級神。その生まれのせいでどちらの神族からも半端者として蔑まれてきたが、オーディンに招かれアース神族側に付く。
神界を崩壊させ新たな神となる野望を秘めており、力を手に入れる為、オーディンが所有する四宝の1つ「ドラゴンオーブ」を奪おうと暗躍する。

Aルートでは送還されたエインフェリアのルシオを誑かし、ドラゴンオーブを手に入れる。それにより膨大な力を手に入れ、アース神族とヴァン神族共に滅ぼし唯一神になろうとしたが、駆け付けたレナスと対峙し滅ぼされる。

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