バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)のネタバレ解説まとめ

1985年のアメリカ映画。公開当時、全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットしたSF作品。監督は視覚効果の匠で高い評価を受けるロバート・ゼメキス。主人公マーティが親友の科学者ドクの発明したタイムマシン「デロリアン」で30年前にタイムスリップしてしまう。マーティは未来を取り戻すため過去で奮闘する。

ドクがアメリカのデロリアン社が発売したDMC-12を改造して開発・発明したタイムマシン。
タイムトラベルの核となる次元転移装置(フラックス・キャパシター)など必要な装置が車内にぎっしりと詰め込まれており、ボディもコードやホース類で囲まれている。
莫大なエネルギーを使うため燃料はプルトニウムが必要になっている。初めてタイムトラベルしたのはドクの愛犬であるアインシュタイン。
初期のものはエンジンがつかないなどの不良に見舞われている。

ジゴワット

デロリアンのタイムトラベル作動装置に必要な電力として「1.21ジゴワット」という台詞がある。
これは、本来ギガワット(GW・Gigawatt)であるが、BTTF共同脚本家のボブ・ゲイルが綴りを勘違いしてジゴワット(Jigowatt)と表記してしまったミスで生まれた架空の単位である。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

追いかけっこ

マーティがジョージを助けるためにビフにちょっかいをかけ殴るシーン
ビフを殴り逃げるマーティは、子供が遊んでいた手押し車の底部分だけを使い得意のスケボーのようにしてビフ達から逃げる。
結果この行動が若かりし頃の母ロレインを刺激してしまい、ややこしくなってしまう。

魅惑の深海パーティー

マーティの父母ジョージとロレインが結ばれるダンスシーン。
ビフからロレインを助けたジョージはそのままロレインとダンスに出席する。
そこでまたしてもロレインはジョージから引き離されてしまい、息子であるマーティは立っているのも困難なほどの異変に襲われる。霞む視界で捉えたのはジョージとロレインの距離がどんどん遠くなっていた。このままではマーティの存在が消えてしまうというところで、ビフを倒したジョージは自信をつけロレインを奪い返す。一気に距離が縮み無事に結ばれた二人は熱いキスをした。
マーティは胸を撫で下ろし未来は守られた。

早すぎたロックンロール

パーティ中に壇上に上がったマーティが当時まだ発表されていない「ジョニー・B.グッド」を演奏する。
最初は新しいグルーブに大盛り上がりになるが、その後、未来で流行るギタースタイル(背面弾きや、寝転がりながら弾く)を披露したところ、みんなから白い目で見られる。マーティは「みんなにはまだ早かったかな?次の世代に流行るよ。」と言い、ステージを去った。
曲の演奏中にバンドメンバーが「チャック」という男に電話をして演奏を聴かせているが、これは「ジョニー・B.グッド」を作ったチャック・ベリーである。マーティのこの演奏を聞いたからロックンロールが生まれたというタイムパラドックスになっている。
ロックンロールが生まれた瞬間を見事に描いた名シーンとなっている。
なお、映画発表後、「黒人が作った音楽を白人が作ったと明言している。」と批判が集まったが、制作側にそのような意図は全く無かった。

友情

ドクの協力もありマーティがデロリアンで未来に帰るシーン。
「30年後にまた会おう。」と言うドクに、「待ってるよ。」と答えるマーティ。
そこでマーティがドクのコートにしまっておいた未来の出来事について書いた手紙が見つかってしまい、未来を知るのは危険だと言うドクに手紙を破られてしまう。しかし、タイミング良く落雷で装置が外れてしまい破れた手紙を捨てることなくまたポケットにしまった。
そしてその手紙を後からつなぎ合わせ読んだドクは無事に30年後で殺されることなく防弾チョッキで身を守った。
強い友情で結ばれたマーティとドクは30年後に再び会うことができたのである。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

歴史改変の影響

マーティが過去に行く前の1985年ツインパインズ・パーク

マーティが過去に行き改変された歴史のローンパイン・モール

マーティが過去に行ったことでマクフライ家などマーティに関わった人物が新たな1985年で劇的な変貌を遂げたが、他にも気づくか気づかないかわからない細部までこだわった演出がされている。
例えば、デロリアンの実験をするために使われた「ツインパインズ・モール」の看板。
序盤では看板はツインパインズ・モール(二本松ショッピングセンター)になっているが、マーティが過去に行き二本松の内一本を折ってしまったことからローンパイン・モール(一本松ショッピングセンター)になっている。

ジョーイおじさん

ロレインの弟で、サミュエルとステラーの三男。
1985年では服役中で仮釈放が却下されロレインがふて腐れながらケーキを投げるシーンがあるが、1955年にマーティと会った際にはまだ赤ん坊であった。
服役している未来のジョーイとベビーベッドではしゃぐ赤ん坊のジョーイにどちらも"囲いの中"であることを皮肉られ、しかも母親のステラーから「柵に囲まれているとご機嫌」と言われてしまう。

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