新世紀エヴァンゲリオン・ヱヴァンゲリヲン新劇場版の使徒まとめ

使徒とは、庵野秀明監督率いるGAINAX制作のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』及び同作の再構築版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する敵である。大きな災厄セカンドインパクトから15年。14歳の少年少女が人造人間エヴァンゲリオンに乗り、謎に包まれた敵、使徒と戦う物語が主軸となっている。使徒は戦い方やデザインが従来のロボット物の敵と一線を画しており、『エヴァ』の人気を支えた一要素でもある。
『序』から登場はしていたが、本格的に物語に絡んできたのは『破』のラスト。サードインパクトを興しかけた覚醒初号機を、カシウスの槍で沈黙させている。ヴィレではなくネルフ側。14年間初号機と共に凍結され眠っていた状態から覚めたシンジにピアノの演奏を聴かせるなどして接近。
シンジに何も説明しないヴィレの職員とは違い、シンジがレイを助けようとしたことで疑似サードインパクトが起き、人類がほぼ死に絶えたこと、『破』から14年が経過していることを告げる。シンジの首にはエヴァに乗るなどした場合に作動し、死に至らしめるチョーカーが付けられていたが、それを外して自らの首に装着。シンジの信頼を得た。
共に第13号機に乗り込み、人類を救う為共にカシウスの槍とロンギヌスを使おうと持ち掛ける。しかし、リリスとMark.06に刺さっていたのは共にロンギヌスの槍だった。人類救済に急いていたシンジはカヲルの制止も聞かずに槍を抜いてしまう。これによりMark.06内部の使徒が復活し、第13号機が覚醒。その侵食を受け第1の使徒から第13の使徒へと堕ちた(理由は不明)。フォース・インパクトが起きかけるがカヲルは第13号機のコアに二本の槍を刺し、シンジに再会を仄めかしながらチョーカーにより頭部を切断される。
キングシトエル

出典: twitter.com
『新幹線変形ロボシンカリオン』と『エヴァ』のコラボの際に登場した使徒。これは『シンカリオン』主人公、速杉ハヤトの夢に登場したものなので存在はしない。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場した使徒の外見、能力を一まとめにしたもので、A.T.フィールドも展開する。初号機モチーフの新幹線、500TYPE-EVAによりA.T.フィールドを破壊されてハヤトの操るE5ハヤブサに撃破された。
使徒XX(しとダブルエックス)
使徒XXとは、2005年より発売されたいわゆる萌擬人化させた使徒のフィギュアシリーズである。要するに、旧作の使徒を美少女風にアレンジしたものであり、かわいらしくデザインされてはいるが、元の特徴や使徒(天使)としての要素が翼の形で残っている。ビジュアルのベースは綾波レイとされる。
デザインは漫画家の吉崎観音氏。
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目次 - Contents
- 『新世紀エヴァンゲリオン』及び『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の概要
- あらすじ
- 世界観・用語
- セカンド・インパクト
- ロンギヌスの槍
- 特務機関NERV(ネルフ)
- 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン
- エヴァ及びパイロット
- 綾波レイ(声:林原めぐみ)
- 碇シンジ(声:緒方恵美)
- 惣流・アスカ・ラングレー/式波・アスカ・ラングレー(声:宮村優子)
- 鈴原トウジ(声:関智一)
- 渚カヲル(声:石田彰)
- 真木波・マリ・イラストリアス(声:坂本真綾)
- 使徒(Angel)
- 使徒の正体
- 裏死海文書
- A.T.フィールド
- 人類補完計画
- 『新世紀エヴァンゲリオン』登場使徒
- 第1使徒アダム(ADAM)
- 第2使徒リリス(LILITH)
- 第3使徒サキエル(SACHIEL)
- 第4使徒シャムシエル(SHAMSHEL)
- 第5使徒ラミエル(RAMIEL)
- 第6使徒ガギエル(GAGHIEL)
- 第7使徒イスラフェル(ISRAFEL)
- 第8使徒サンダルフォン(SANDALPHON)
- 第9使徒マトリエル(MATRIEL)
- 第10使徒サハクィエル(SAHAQUIEL)
- 第11使徒イロウル(IREUL)
- 第12使徒レリエル(LELIEL)
- 第13使徒バルディエル(BARDIEL)
- 第14使徒ゼルエル(ZERUEL)
- 第15使徒アラエル(ARAEL)
- 第16使徒アルミサエル(ALMISAEL)
- 第17使徒タブリス(TABRIS)/渚カヲル(声:石田彰)
- 第18使徒リリン(LILIN)/人類
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』登場使徒
- 第1の使徒/アダムス
- 第2の使徒/リリス
- 第3の使徒
- 第4の使徒
- 第5の使徒
- 第6の使徒
- 第7の使徒
- 第8の使徒
- 第9の使徒
- 第10の使徒
- 第11の使徒
- 第12の使徒
- 第13の使徒/渚カヲル(声:石田彰)
- キングシトエル
- 使徒XX(しとダブルエックス)