エヴァンゲリオンシリーズの使徒まとめ

使徒とは、庵野秀明監督率いるGAINAX制作のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』及び同作の再構築版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する敵である。大きな災厄セカンドインパクトから15年。14歳の少年少女が人造人間エヴァンゲリオンに乗り、謎に包まれた敵、使徒と戦う物語が主軸となっている。使徒は戦い方やデザインが従来のロボット物の敵と一線を画しており、『エヴァ』の人気を支えた一要素でもある。

第3の使徒

『破』に登場。永久凍土で見つかり、研究のため切り刻まれたとされる。ネルフ旧北極基地・通称ベタニアベースに眠った状態で閉じ込められていた。加地により封印を解かれて活動を始める。仮説五号機と戦いながら地上に出るが、複製のロンギヌスの槍で首の部分を磔にされた上、仮設五号機のマニュピレーターでコアを潰されて殲滅される。

第4の使徒

出典: twisoku.ldblog.jp

『序』に登場。旧作でのサキエルに似る使徒。能力や外見、初号機との戦闘に変化は見受けられないが、血が赤くなっている。また、N2地雷を踏んだ後の自己修復シーンで傷が治る描写の他、自爆の時コアが血だまりのように膨れ上がる描写、二つ目の「顔」が現れるシーンが追加された。二つ目の「顔」が外に出た途端、目に当たる部分が光っている。ミサイルを片手でつかむシーンはなくなったが、この使徒に届く前にミサイルが爆発する描写(A.T.フィールドの示唆)が見受けられる。
実戦を想定した初号機のシミュレーション訓練では的の代わりにこの使徒のバーチャル映像が使用されていた。

第5の使徒

出典: blog.livedoor.jp

『序』に登場。旧作でのシャムシエルに似る使徒。違いとして、目玉のような模様が赤くなっていること、肩に当たる部分が長くなったこと、人間の胸に当たる部分に細かい脚のような骨のような部位があり、常に動いている点がある。ちなみに、見えづらいが、シャムシエルにも、この肋骨のような部位は存在している。
シャムシエル同様コアをナイフで刺されて沈黙するが、鞭のような部位以外死体が残ることはなく、サンプルにはならなかった。尚、殲滅時コアが血だまりとなる描写がある(旧作ではコアにひびが入っただけだった)。背面にサキエルと同じ「顔」が存在する。

第6の使徒

『序』に登場。旧作のラミエルに似る使徒。基本的な外見、加粒子砲を武器とし、一定距離に入った物を無差別に攻撃する点、ヤシマ作戦で倒された点は同じ。形状が目まぐるしく変化する特徴が追加された。加粒子砲の威力が上がっており、ビルを複数溶かす、山を半分吹き飛ばすといった凄まじい破壊力を見せる。
「四次元立体を三次元空間に投影した」とのコンセプトで攻撃時など様々な形状に変化し、その時だけコアが実体化する。その為、ヤシマ作戦決行時には戦略自衛隊による攻撃を受け、反撃の形でコアを露出させられた。形態によってはコアが複数現れる。ドリルは本体下部を変形させ、掘り進む形となる。
初号機によるライフルでコアを撃ち抜かれるも、一発目は致命傷に至らず反撃をしてくる。二発目が命中した時には女性の悲鳴に似た声を上げ、本部のジオフロントまで到達したドリルもろとも血の雨となった。

第7の使徒

『破』に登場。アスカの(物語上での)初陣となった使徒である。テレビ版に登場した物とは違い、オブジェのような特異な形状をしている。細長い針のような足で海面を瞬間的に凍らせて海上を歩き、顔が変形して光線を放つ。2号機が単独でデコイのコア、本物のコアを破壊し、殲滅。本物のコアは、ぶら下がっている赤い球体の中にある。

第8の使徒

出典: d.hatena.ne.jp

『破』に登場。旧作のサハクィエルの特徴を受け継いでいる。第6の使徒(旧作でのラミエル)同様にビジュアルや能力に大きな変更点が見受けられる。黒い球体に目玉模様が目まぐるしく動き回る形態で大気圏に突入。光が屈折するほどに強いA.T.フィールドを展開する。A.T.フィールドを切り離しての試し打ちは行わずいきなり本体が落下してきた。落下時の増速、軌道の変更が可能。落下予測地点が広範囲にわたる為、エヴァ3機による共同戦線が張られる。
空中で球体が花びらが開くように展開。サハクィエルを更に鮮やかにしたような姿となる。倒され方はサハクィエルとほぼ同じだが、初号機と接触した際に人型の物が内部から出現し、初号機の掌から肘に至るまで槍状の部位を貫通させた。露出したコアもまたルーレット盤上のボールのごとく動き回る「往生際の悪さ」を持ち、レイが零号機でコアを止め、アスカがありったけの力を込めてコアにナイフを打ち込む連携攻撃で殲滅できた。

第9の使徒

青く光っているのは寄生部分。菌糸とネルフ側からの信号拒絶により、エントリープラグの射出ができなかった。

『破』に登場。旧作のバルディエルの特徴を受け継ぐ。菌糸の色が白から青に変更。侵食された部分もまた青く光る。バルディエルと同じく起動実験を控えた3号機に取り憑き、乗っ取った。
厳密には3号機のエントリープラグに寄生し、内部にいたアスカの精神汚染を引き起こす。これは単に使徒に乗っ取られていた為でなく、アスカの乗ったインテリア(プラグ内のコックピット部分)が汚染区域にまで押し込まれたのが原因である。
バルディエル同様、ダミーシステムに切り替えられた初号機により3号機は破壊される。エントリープラグにコアがあり、初号機にプラグもろとも噛み砕かれて殲滅された。
旧作では零号機、弐号機と戦ったが、新劇場版では零号機が修理中の上、「一国のエヴァの保有は3体まで」とのバチカン条約により弐号機が封印された為初号機のみの出撃となった。

第10の使徒

『破』に登場。旧作のゼルエルに似る使徒。コアのガード方法がシャッター式から肉を巻き込むような形に変更。無数のA.T.フィールドを展開し、巨大なミサイルを抱えた零号機の捨て身の攻撃も寄せ付けなかった「最強の拒絶タイプ」。防御だけでなく攻撃面も最強の使徒・ゼルエルの特徴を受け継いでいる。幾重にも現れるA.T.フィールドを2号機に向け、攻撃手段として使い、ビースト形態となった2号機を中破させた。
『破』のポスターに「捕食」の文字があり、ゼルエルに相当する使徒が登場したことからオールドファンはこの使徒が初号機に捕食を受けると思い込んだ模様。しかし実際には零号機を、使徒自身が捕食した。これにより零号機と同化し、本部が爆発することなくリリスまでたどり着くことが可能となった(が、どこまで計算してのことかは不明)。
シンジはレイを取り戻す為一度は乗ることを拒否した初号機に乗り込み、初号機を暴走、覚醒させる。レイを救いたい一心だったが、ニア・サード・インパクトを引き起こす結果となった。
初号機の左腕を切断するが、初号機は欠損部位をA.T.フィールドで補い使徒を攻撃。使徒は全てのA.T.フィールドを破られコアを砕かれて殲滅された。

えどまち
えどまち
@edono78

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洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)とは【徹底解説・考察まとめ】

キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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