Genesis(ジェネシス)の徹底解説まとめ

英国出身の代表的プログレッシブ・ロックバンドグループ。5大プログレッシブ・ロックバンドの一つと言われる。1967年に結成。結成当時のリードボーカルは、ピーター・ゲイブリエルだったが、1975年に脱退。その後に、フィル・コリンズがリード・ボーカルを担当するようになってから、世界的スーパー・ロックバンドへと変貌した。2008年以降、事実上の活動停止状態。2010年、ロックの殿堂入りをしている。

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1. Behind the Lines
2. Duchess
3. Guide Vocal
4. Man of Our Times
5. Misunderstanding
6. Heathaze
7. Turn It On Again
8. Alone Tonight Rutherford
9. Cul-de-sac
10. Please Don't Ask
11. Duke's Travels
12. Duke's End

1980年発表。全英チャート1位を記録。
「…And Then There Were Three…」より3年のブランクの間、3人は個々に活動を開始する。フィルはBrand Xに再加入し、バンクスとラザフォードは、それぞれソロアルバムを作成している。
この作品を以って、Genesisはプログレッシブ・バンドから脱皮し、ポップ・バンドへと移行したとする評論家は多い。シングル「Turn It on Again」は全英チャート4位を記録。幅広い音楽ファンから支持を得る切っ掛けとなったとしている。
しかし、Genesisの音楽的ルーツは残っており、インストルメンタル曲「Behind The Line」で始まり「Duke’s End」で閉めるアルバム構成は、プログレッシブ・バンドとしてのかたちを保とうとしている。

Abacab

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1. Abacab
2. No Reply at All
3. Me and Sarah Jane
4. Keep It Dark
5. Dodo/Lurker
6. Who Dunnit?
7. Man on the Corner
8. Like It or Not
9. Another Record

1981年リリースの、通算11作目のスタジオアルバム。
このアルバムの前に、フィルはソロ初アルバム「Face Value」(邦題:夜の囁き)をリリース。全英1位、全米7位と言うヒットを獲得している。その関係で、この作品からヒュー・パジャムがプロデュースを行っている。
題名の「Abacab」は、ファーストトラックの「Abacab」の構成が、音楽用語のA(ヴァース)、B(ブリッジ)、C(コーラス)において「ABACAB」の順になるはずであったことから来ている(最終的な構成は、タイトルと異なってしまった)。
前作で一気にポップ路線に振った感じの音楽性は、このアルバムにおいて少し落ち着いている。ハードロック的なサウンドを取り入れた1曲目や、ホーンセッションが印象的な2曲目など、どちらかと言うと、モータウン的サウンドを取り込んだ、異なったジャンルの音楽を取り入れようとチャレンジしている様子がうかがえる。
ちなみに、「No reply at All」でのホーンセッションは、Earth Wind and Fireが担当している。当初バンクスは、「ホーンセッションに頼らずとも、自分がシンセサイザーで音を作れる。」として反対していた。

Genesis

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1. Mama
2. That's All
3. Home by the Sea
4. Second Home by the Sea
5. Illegal Alien
6. Taking It All Too Hard
7. Just a Job to Do
8. Silver Rainbow
9. It's Gonna Get Better

1983年リリースの12作目のアルバム。英・独チャート1位、墺・瑞・新チャート2位、米チャート9位と、世界的にヒットした。
前作Abacabから、メンバーそれぞれがソロアルバムを制作。それを以っての、グループアルバム制作となった本作は、後期Genesisの路線を確立したとの声も高い。
「Mama」、「Second Home by The Sea」、「Silver Rainbow」は、ドラムマシーンとコードシークエンスから作られており、リリックも、かつての英国寓話的な内容を彷彿させるものとなっている。また、どちらの曲もメドレー形式となっており、ポップとプログレッシブの融合を目指した、後期GENESISの音楽的形態が見て取れる。フィルが主導するポップでキャッチ―な一面、バンクスの言う「Texture of Sound」、ハイスピードに刻み込むリズム、そしてゲイブリエル在籍時代から一貫している怪奇趣味的リリックと、Genesisの全てが盛り込まれたアルバム。
本作も、ヒュー・パジャムがプロデュースを担当している。

Invisible Touch

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1. Invisible Touch
2. Tonight, Tonight, Tonight
3. Land of Confusion
4. In Too Deep
5. Anything She Does
6. Domino
Part One–In the Glow of the Night
Part Two–The Last Domino
7. Throwing It All Away
8. The Brazilian

1986年発表。
ポップミュージックシーンが世界を席巻していた80年代で、特に1986年は多くのアーティストがアルバムを発表、その頂点を極めた年として記憶に残る。その代表作の一つとして挙げられるのが本作。全英1位、全米3位。日本のチャートでも16位と、全世界的に大ヒットを記録した。シングルチャートでも5曲のシングルがトップ5入りする。全米ビルボードチャートで「Invisible Touch」が1位、「Tonight Tonight Tonight」と「In to Deep」が3位、「Throwing All Away」と「Land of Confusion」が4位と、怒涛のランクイン。”スーパー・ロックグループ”としての地位を確立した。
アルバムの特徴は、明らかなポップミュージックアルバムへの傾倒である。このアルバムでは、前作まで見受けられた怪奇趣味的リリックが見られない。8分にも及ぶ長尺となる「Tonight…」もラブソングになっている。前年に「No Jacket Required」(邦題:フィル・コリンズⅢ)を大ヒットさせたフィルとヒューのコンビが、Genesisに挑むとどうなるか?の結論がこのアルバムと言えよう。その為、昔からのプログレッシブ・ロックファンの評価は芳しくない。しかし、明らかにシングル向きではない「Tonight…」をビルボードチャートの上位にランクインさせてしまうGENESISの能力は、高く評価されている。
この頃のフィル・コリンズは「世界で一番忙しい男」とあだ名される程、あらゆるメディアに登場。その為か、次作は5年後と、グループでも珍しく時間が空くことになる。

We Can’t Dance

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1. No Son of Mine
2. Jesus He Knows Me
3. Driving the Last Spike
4. I Can't Dance
5. Never a Time
6. Dreaming While You Sleep
7. Tell Me Why
8. Living Forever
9. Hold on My Heart
10. Way of the World
11. Since I Lost You
12. Fading Lights

1991年リリースの、14作目のスタジオアルバム。現時点で、フィル・コリンズ在籍最後のアルバムとなっている。
全英チャート1位、全米ビルボード4位、日本でもアルバムチャート8位と、ポップミュージック衰退期の90年代に入り、Nirvanaなどのグランジが台頭する中、相変わらずの世界的人気を博している。
アルバムの特徴としては、前々作のアルバム「Genesis」の様な、プログレッシブ的な音作りに戻った事が挙げられる。しかし、歌詞の内容は、前作「Invisible Touch」から引き続き、ラブソングや社会的な問題についてのテーマで占められている。
この後、フィル・コリンズが”第一次”脱退を宣言し、現在の処、彼がGENESIS在籍中に作られたアルバムとしては、最後の物となっている。

Calling All Stations

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1. Calling All Stations
2. Congo
3. Shipwrecked
4. Alien Afternoon
5. Not About Us
6. If That's What You Need
7. The Dividing Line
8. Uncertain Weather
9. Small Talk
10. There Must Be Some Other Way
11. One Man's Fool

1997年作品。現時点で、グループ最後のアルバムとなっている。
フィルが抜けた後の世界的ロック・グループのボーカルに、当時無名のレイ・ウイルソンを迎える事に対して、多くの批判が集まる。アルバムの評価も芳しくなく、レコーディング後まもなく、レイはグループを脱退。この後、グループは解散宣言を発表。その後、何度か再結成→解散を繰り返す事になる。

代表曲

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