無職転生 - 異世界行ったら本気だす -(Mushoku Tensei)のネタバレ解説まとめ

現代日本に住む34歳のニート主人公。彼はある日、家族から家を追い出されてしまいます。人生を後悔しながら路頭に迷うなか、トラックに轢かれそうになっていた高校生3人を助けようとして死亡します。その後、異世界でルーデウス・グレイラットとしてこの世に転生しました。
理不尽な孫の手によるライトノベル。「小説家になろう」で常にランキング一位。2012年9月連載し、2015年4月で完結しました。

【第十五章】召喚編

卒業式から数日後まで、いつも通り学園生活を満喫するルーデウス。
そんなある日、元の現代日本へ戻ろうと研究していたナナホシの研究に進展がありました。実験結果で異世界からスイカを召喚するのに成功します。今回の研究が進んだのはルーデウスのおかげでもあるということで、ナナホシはお礼としてルーデウスにある人物に合わせます。その人物は甲龍王ぺルギウス。400年前、ラプラス戦役において人族を勝利に導いた「魔神殺しの三英雄」の名を持つ人物でした。
何年も生きている人物は、もしかしたら記憶喪失になった母を元に戻す方法を知っているんじゃないかと思ったルーデウスは、彼に会うことを決めました。
甲龍王ぺルギウスに会う機会を得たルーデウスは、仲間たちと共にペルギウスと謁見をします。ルーデウスの仲間の中にはアスラ王国第二王女アリエルがいました。彼女は王権争いでペルギウスの力を借りようと目論んでいましたが、見事に内心を読まれてしまいます。ですがペルギウスは彼女にチャンスを与え、城への滞在を許します。
ペルギウスとの謁見の後、ナナホシの体に異変が生じます。彼女がかかった病は「ドライン病」でした。それは太古の昔、まだ人間の魔力が弱かったころに存在していた病でした。この病気は徐々に魔力が人間の体内へ蓄積して死に至らしめるものです。今この時代に生きている人たちは魔力に耐性があるのでこの病気にかかることはありませんでした。
ナナホシの体はこの異世界に対応していないため、このままだと死んでしまいます。ドライン病は7000年前に根絶した病だったので治す方法がわかりませんでした。ですがルーデウスは7000年以上生きている人物に心当たりありました。それは魔界大帝キシリカ・キシリスです。
ルーデウスたちは彼女に会うために、魔大陸へと赴きました。魔大陸であっさりキシリカに出会うルーデウスたちはキシリカに問うと、ドライン病を治す方法を知っていました。それはソーカス草という薬草を煎じて飲めば治るとのこと。
ソーカス草は現在魔大陸の各魔王城の地下で栽培をしていました。
ルーデウスたちの元に、キシリカを捕らえるために来た不死魔王アトーフェ・ラトーフェの親衛隊が現れました。ルーデウスはソーカス草をもらう代わりにキシリカを差し出します。
魔王城に連れてこられたルーデウスは早速不死魔王アトーフェ・ラトーフェと謁見をします。アトーフェは褒美と称して、ルーデウスを自分の親衛隊に加えようとします。ですが、ルーデウスはナナホシへの薬草と、なにより家族を放り出すわけにはいかないので拒否します。アトーフェは無理やり自分の配下にしようとして襲い掛かかり、戦闘へと発展します。
ルーデウスが窮地へと陥る中、ルーデウスたちの元に現れたのが甲龍王ペルギウスでした。ペルギウスは圧倒的な力でアトーフェラトーフェを打ち破り、ルーデウスは無事にナナホシに薬草を届けることが出来ました。
ナナホシは薬草を煎じて飲み、命を取り留めました。

【第十六章】人神編

度々人神から助言をもらっていたルーデウスは人神に感謝していました。今までに魔大陸に飛ばされたルーデウスに助言を与えたり、魔眼を手に入れさせたり、侍女のリーリャと妹のアイシャが囚われている情報を与えたり、その他さまざまな助言を与えました。
そんなある日、夢の中に現れた人神はルーデウスに、家の地下にある部屋へ行くように施します。人神を信頼しているルーデウスは疑いなく地下へ足を運ぼうと部屋を出ようとしていたところで、後ろで謎の人物が現れました。
その人物は未来から来た、ルーデウス自身でした。未来のルーデウスは地下の部屋へ行かないようルーデウスの行動を止めます。未来のルーデウスは「ナナホシに相談しろ。エリスに手紙を送れ。ヒトガミを疑え、でも敵対はするな」と言う言葉を残した後、最後に日記を現在のルーデウスに渡し、彼はそのまま命の灯を消しました。
未来のルーデウスの日記には信じられない未来が書かれていました。
地下の部屋には魔石病持ちのネズミがいました。ルーデウスが地下の扉を開けた瞬間にネズミが飛び出し、ネズミが台所にある食べ残しを食べてその食べ残しに魔石病が付着します。付着した食べ残しを後からロキシーが食し、魔石病に感染します。ルーデウスは魔石病にかかったロキシーを救おうと奔走しますが、魔石病を治せず、ロキシーはそのまま亡き者になりました。病を治そうと協力してもらった友人をも死なせてしまいます。ロキシーを失ったショックによりルーデウスは酒におぼれる毎日を送ることになります。その後、アスラ王国で王位継承選抜の報を受けたアリエルはアスラ王国へ出発し、シルフィエットは酒におぼれるルーデウスを無視し、アリエルの護衛として娘のルーシーと共に行きました。アリエルは王位継承に敗れた後、反乱軍を率いましたが、敗れて処刑されます。シルフィエットとルーシーはその過程で亡くなり、ルーデウスの人生が狂わされます。ルーデウスは人神に復讐を誓うことになります。
ルーデウスがいる異世界は六面世界と呼ばれ、龍の世界、人の世界、魔の世界、獣の世界、海の世界、天の世界、六つの世界に分かれていました。それぞれがサイコロの面のように繋がっていました。各世界は結界のようなもので隔離されており、簡単には行き来できませんでした。隔絶した力を持つ者のみが他の世界の存在を知り、行き来することができたと言われています。ルーデウスが生きている時代では各世界が崩壊し、人の世界のみが存在しています。
そして人神がいる場所は六面世界とは別の、無の世界と呼ばれる、いわゆる六面サイコロの中心でした。無の世界へ行く道には古代龍族が創りだした、五つの秘宝が必要だと知ります。これらの秘宝は五龍将が各々持っています。しかし、五龍将の各々が亡くなっており、唯一残っている一人も行方不明でした。この時のルーデウスはもう六十歳を超えて、体がガタガタとなっていました。
その後、彼は過去に移動できる魔術を完成させ、過去に戻って地下の部屋に行く直前の今のルーデウスと出会いました。これが未来のルーデウスがやって来た経緯でした。しかし、作った魔術はまだ未完成で、その為、内臓のいくつかを過去に転移できずルーデウスは死んでしまったのでした。

ルーデウスは日記を読み終えた後、未来のルーデウスからもらった助言の行動を行います。その後、彼は再び人神と会います。人神はルーデウスに、ルーデウスの子孫が『龍神』オルステッドと共に人神を倒すと語ります。人神は自身への危機を取り除こうとしていました。人神と敵対しないルーデウスは何とか家族へ危害を加えないように説得します。そして人神は、ルーデウスとルーデウスの家族を危険に晒したくないのであれば、龍神オルステッドを殺せと命じます。
ルーデウスは自分の家族を守るために、龍神と死闘することを決意します。
オルステッドを倒す準備を終えたルーデウスは、ある小屋にオルステッドを呼び込んだ後、遠距離から強力な魔術攻撃で奇襲をかけます。しかしオルステッドは生きており、両者は戦闘へと移行します。ルーデウスはオルステッドに敗れ、殺される寸前で手紙を送っていたおかげでエリスが現れ、彼女に救われます。
その後、オルステッドはルーデウスに自分の配下になるのならば、家族の安全をも保障すると言います。ルーデウスは自分の家族を救うため、龍神オルステッドの軍門に下ります。

【第十七章】王国編

龍神オルステッドとの死闘を乗り越え、彼の軍門に下ったルーデウスはオルステッドの呼び出しに応じて町外れにある小屋へ赴きました。ルーデウスの後を付けていたエリスも同行します。オルステッドとの死闘を終えた後、エリスはルーデウスの三人目の妻となっていました。
オルステッドから、人神の脅威から家族を守るアイテムをもらった後、今後の方針について話し合います。
オルステッドはある呪いにかけられていました。オルステッドが語る呪いの正体は初代龍神が人神と戦うために編み出した秘術でした。人神の能力が未来視なら、龍神の秘術の能力は、その人物がたどるはずの歴史を見ることが出来ました。そのかわり秘術の副作用は魔力の回復速度を著しく遅らせてしまいます。そのため、オルステッドは戦いに全力を出すことが出来ません。さらにルーデウスとの戦闘により魔力を大幅に失っているため、魔力を回復する必要があります。ルーデウスの協力が必要となります。
人神は初代龍神である父の仇であり、オルステッド含め息子たち百人の龍神は、打倒人神として研鑽を積んできました。オルステッドはちょうど百代目の龍神となります。人神は謎が多く、倒すにはとてつもない長い時間がかかることを理解していました。しかし、人神は何代も続いて血が薄くなった龍神では倒せません。その為、初代龍神はオルステッドを何年も先の未来に転生させました。人神を倒すことは古代龍族の悲願でした。オルステッドは人神がいる無の世界へ行くための五つの秘宝(古代龍族が創りだした秘宝)のうち、四つを既に持っていました。残りの一つはかつて四百年前に人魔大戦を起こした、魔神ラプラスが持っていました。魔神ラプラスもオルステッドと同じ龍族で、元初代龍神の配下五龍将の一人だったため、秘宝を持っていました。そしてラプラスは人魔大戦で既に倒されていますが、古代龍族の転生法を持っているので復活します。そして転生する時代は、今から約80年後――ルーデウスの子孫たちがオルステッドと共に人神を相手にする時代でした。
魔神ラプラスは話し合いで解決できる相手ではありません。そして人神を倒すにはその過程でラプラスを倒して秘宝を奪わなければなりません。
転生法は龍族の技術でした。ルーデウスはなぜ龍族でもない自分が転生法によって転生したのか気になりましたが、結局のところオルステッドもわかりませんでした。
「フィットア領消滅事件」について話します。ナナホシの仮説によって、ルーデウスは自分とナナホシがこの異世界に来たせいで消滅事件が起こったのかもしれないと思っていましたが、オルステッドも何が原因かわからずでした。
ルーデウスには強い運命力があります。人神はルーデウスを利用して本来なら変わるはずが無い、強い運命力を持った歴史を変えようとしていました。そしてわかったことは、人神が歴史を変えるということは、人神にとって都合が良い未来になるということでした。オルステッドとルーデウスは人神の野望を阻止するため、本来の歴史を守ることを決めました。
ある日アスラ王国第二王女アリエルの元に国王が病で倒れたとの急報が届きました。その為、次代の国王選びが始まります。それを聞いたアリエルは早速アスラ王国へ出発する準備に取り掛かります。
シルフィエットは転移事件の際に命を救ってもらった恩として、護衛としてアリエルに同行します。一方ルーデウスはアリエルを本来の歴史通りの国王にするため、護衛と言う形でアリエルに同行することになります。人神がアリエルを国王にするのを妨害しようとするかもしれません。同時に、将来訪れる魔神ラプラス退治の協力と人神退治の活動を円滑に進めるように、アリエルを無事に国王の座に座らせる恩を売ることで威光の強いアスラ王国をバックに付けようと考えていました。
そしてルーデウスの妻のエリスと、彼女の護衛剣士だったギレーヌも同行することになります。フィットア領消滅事件の際、責任問題としてサウロス・ボレアス・グレイラットを処刑へと陥れた人物がいました。四大地方領主の一つであるボレアス家の力を削ぐため、あるいは第一王子の勢力を弱体化させるための実行犯の謀略の可能性もありました。アリエルには覚えがありませんが、他の勢力を弱体化させる行為は、アリエル王権派の中にいる可能性もありました。
ですが味方が少ないアリエルはギレーヌの協力を得るために、自分の下に付けば実行犯を見つけてみせると約束します。ギレーヌたちはサウロスの仇を討つためにアスラ王国へ向かうアリエルと同行します。

【第十八章】アスラ王国編

アスラ王国へ移動する過程で、ルーデウスたちはある盗賊のアジトでトリスティーナと出会いました。彼女は元々アスラ貴族の出身で、何年か前にダリウス・シルバ・ガニウス上級大臣の性奴隷として利用された後、最終的に売られてしまっていました。ですが盗賊のボスによって気に入られ、トリスティーナはトリスとして盗賊の一員になっていました。
その彼女をダリウスを失脚させる材料になるのではないかと考えたアリエルは彼女に、自分が国王になるのを協力するように要求します。トリスティーナはダリウスに一矢報いるために、アリエルに協力します。
ダリウスは第一王子グラーヴェルに肩を持つ人物でした。立場も強力なので、彼の行いを暴露させて罪に問わせれば失脚させることが出来ます。
アスラ王国に着いたアリエルたちの元に、他の国王候補者からの刺客たちが襲い掛かりますがこれをルーデウスたちが撃退します。そして後日、パーティー会場でアリエルとルーデウスたちの戦いが繰り広げられることになります。
アリエルは策略、謀略によってダリウス・シルバ・ガニウス上級大臣がトリスに行ったことを暴露します。これにより、失脚確定となります。ですが、第一王子グラーヴェルは既に国王になるため地盤を固めていました。これを覆すために、アリエルは協力者の甲龍王ペルギウスを招きます。威光の強いペルギウスがアリエルの招待によって来賓したため、流れはアリエルのほうへと流れます。
そこへ襲撃者が現れます。襲撃者とダリウスは人神の使徒でした。ルーデウスたちは序盤苦戦しますが、そこへ龍神オルステッドが現れて襲撃者を始末します。ギレーヌとエリス、そしてルーデウスは逃げたサウロスの仇でもあるダリウスを追い、これを始末します。
後日、無事に国王の座へと着いたアリエルはルーデウスたちに感謝し、困ったことがあれば今後ルーデウスに協力することを約束します。ルーデウスは人神退治の活動で、アスラ国王という強力なバックを得ることとなります。

【第十九章】配下編

アスラ王国の騒乱から約一年半が経過し、ルーデウスは二十歳となりました。娘のルーシーは三歳となり、妻のロキシーは娘のララを出産みました。
ルーデウスはいつも通り、本来の歴史通りにするためにお仕事に励んでいました。
そんなある日、ルーデウスの元にエリスがリニア・デドルディアを連れてきました。リニアはルーデウスと同じラノア大学の先輩だった人でした。卒業後のリニアは商売を始めましたが、商売に失敗して奴隷になって困っていました。そこを、獣人好きのエリスが通りかかり無理やり拉致しました。リニアを知っていたルーデウスは仕方なく奴隷商人にお金を支払います。資金には余裕があるので気にしないルーデウスでしたが、妹のアイシャ許しませんでした。しっかり働いて返してもらうために、しばらくグレイラット家の侍女として働かせます。
ですが、リニアは家事には向いておらず、失敗ばかりでした。リニアには別の仕事についてもらおうと考えたルーデウスはアイシャを付けて別の商売を起業させます。活動内容はスペルド族の悪評を振り払うためにザノバやジュリの協力を得て制作をしていた、魅力的なルイジェルド人形の販売。そして約80年後に復活する魔神ラプラスの対応とオルステッドの人神退治のサポートをしてくれる集団結成でした。
最初は心配していたルーデウスでしたが、意外と大きな組織へと変貌を遂げました。

【第二十章】ザノバ編

ザノバの元に弟のパックスがクーデターに成功して父王とザノバ以外の兄弟たちを始末して王位を簒奪した、という報告が届きます。
しかし、そのせいでシーローン王国は内乱によってガタガタとなり、その隙を突くように隣国が攻めてきました。王位を継承したパックスは救援要請としてザノバを早急に王国に戻るよう召集命令を下します。ザノバはそれを受け、シーローンへの帰国を始めます。
罠の可能性を危惧したルーデウスはザノバの身を案じてシーローンへの帰国を控えるよう言います。さらにパックスは過去にルーデウスの侍女リーリャとアイシャを捕らえた経緯があるので、ルーデウスとしてはあまり関わりたくはありませんでした。しかし、それでもザノバは自分のたった一人の家族として助けになりたいと思っており、考えは動きませんでした。
ルーデウスはオルステッドに話を聞くと、パックスは宗主国の王竜王国の協力を得てクーデターに成功してシーローン王国の王位を簒奪し、その後は王政に疑問を持ち、王政を廃止してシーローン共和国となる、と語る。歴史を変えようとする人神の影を感じ取ったオルステッドは王竜王国へ、ルーデウスはザノバの身を案じて彼に同行します。
ルーデウスの家庭教師を終えた後のロキシーはシーローン王国の王子パックスに家庭教師として教えていた時期がありました。縁もあるため彼女も同伴することになります。
シーローン王国へ着いたルーデウスは何年ぶりかのパックスに出会いました。この時、パックスの体は少し引き締められていました。
そしてパックスの近くには、王竜王国・黒竜騎士団に所属している七大列強の一人、序列第五位『死神』ランドルフ・マリーアンがいました。彼はパックスの護衛をするために王竜王国から送られた騎士でした。
久しぶりに出会ったパックスは自分の今までの経緯について語りだします。
ルーデウスとザノバに敗れた後のパックスは人質として王竜王国へ送られました。絶望するパックスは王竜王国のお姫様、第十八王女ベネディクト・キングドラゴンと出会い、変わりました。魔術や勉学に励み、その一年後に王竜王国で開かれる学問の大会で好成績を収めました。王竜王国の国王に気に入られたパックスはベネディクトを要求します。ベネディクトは仮にも王女なため、国王はパックスをシーローン王国へ送り返して要職に就かせてから妻として嫁がせるつもりでしたが、元々厄介者のパックスをシーローン王国はこれを拒否します。ほぼ属国であったシーローン王国が拒否したことに、王竜王国側国王は怒り、攻め滅ぼします。シーローン王族を皆殺しにし、血塗られた玉座をパックスに与えました。
心強い王竜王国と最愛の妻を手に入れたパックスは、今ではもうルーデウスたちを憎んでいないことを語った後、ザノバたちに北の防衛拠点であるガロン砦の防衛を命じました。ランドルフに任せれば防衛は容易いですが、彼は所詮王竜王国からの借り物と、ある程度自国の実力を示さなければ見限られるかもしれないという懸念がありました。
そしてルーデウスたちはシーローン王国で初めての戦争を経験します。
ガロン砦の防衛に成功し勝利に浮かれていたルーデウスたちの元に、元将軍ジェイドが第11王子を旗頭に決起し、軍を率いて王城を包囲している、という報告が届きます。第11王子のことをザノバは聞いたことがありませんでした。第11王子は前国王と平民との間で生まれた子供と聞きますが、それは本当なのか、あるいはパックスを倒す大義名分として担ぎ上げられたのかは今ではわかりません。しかし、報告を聞いたザノバはパックスを救出するために王城へ帰還します。
王城へ戻ったルーデウスたちはパックスの寝室前に来ました。しかし、寝室前には死神ランドルフいました。誰も通すなと命じられたランドルフは火急の用と言うザノバでも通しません。力ずくでも通さない彼に、ルーデウスは一応人神について知っているか質問すると、ランドルフは聞き覚えがありました。人神の使徒と疑わしき者は殺せと、オルステッドから受けたルーデウスはランドルフと戦闘しますが、ランドルフは人神の名前を誰かから耳にしただけで実際は使徒ではないと、戦闘中に知ります。両者が矛を収めたちょうど、部屋でパックスがことを終えたので事が終えるまで誰も通すなと命じられたランドルフがルーデウスたちを通します。
部屋に通されたルーデウスたちはパックスに出会いました。バルコニーに立ったパックスは今までの溜まりまくった不満を打ち明けた後、そのままバルコニーから飛び降ります。ザノバは救出しようと試みましたが、間に合いませんでした。
結局のところ、元将軍ジェイドによって王城は陥落し、人神の思い通りにパックスによるシーローン王国の統治が成されませんでした。元将軍ジェイドが人神の使徒だと知ったルーデウスでしたが、既にパックスによるシーローン共和国が成されない状態になった今、始末する意味はなくなりました。
後日、ザノバは王竜王国に帰還した王女ベネディクトに会いました。この時、パックスとベネディクトの間に生まれた、パックスの忘れ形見の子を目にします。
亡くなったパックスに涙するザノバはルーデウスに人神を倒す協力をさせてもらうよう要求します。

【第二十一章】クリフ編

ルーデウスは学園を無事に卒業しました。友人のクリフは一か月後にミリス神聖国へと出発します。クリフはミリス教団の教皇の孫で、教団の力になるために大司祭による膨大な資金を通して育てられてきました。学園を卒業したクリフは故郷に戻らなければならない時期となります。
そんなクリフの身を心配する妻のエリナリーゼはルーデウスに彼の同行を求めます。自宅に戻ったルーデウスに母ゼニスの実家ラトレイア家からの手紙が届いていました。それは至急ゼニスをラトレイア家に連れて帰るよう、という内容でした。実家ラトレイア家もクリフの故郷と同じ首都ミリシオンにあります。
二つの目的ができたルーデウスはクリフとゼニス、そしてアイシャを連れて、ミリス神聖国の首都ミリシオンへと向かいました。
ミリシオンへ辿り着いたルーデウスはまずはクリフの家に泊まって、後日にラトレイア家に向かうことにしました。そのクリフの家に着く途中で、パウロの冒険者時代の友人、ギースと出会いました。軽く挨拶をした後分かれます。
後日ゼニスの実家ラトレイア家の屋敷に訪れます。館を切り盛りしている祖母クレア・ラトレイアと挨拶をしたルーデウス。クレアはルーデウスを無視したり、妹のアイシャを怒鳴るなどして、ルーデウスは感じ悪い印象を受けました。さらに祖母はゼニスをラトレイア家に置くように命じます。ゼニスを他の貴族と婚姻を結ばさせるつもりでした。
ゼニスは現在廃人で、自分の意思をほとんど持たない状態でした。ゼニスの人権を蔑ろにする祖母の行動に、ルーデウスは怒り、ゼニスの手を引いてラトレイア家を後にしてクリフの家に戻ります。
クリフの祖父はミリス教教団の教皇です。ラトレイア家は枢機卿側に属し、教皇派の対立勢力となります。ラトレイア家と問題を起こしたルーデウスは、自身の目的だけではなくゼニスの身の安全の為にも教皇の後ろ盾を得ようと、後日クリフと共に出発します。
後日、教団本部へと赴いたルーデウスはクリフと別れた後、教団の神子と出会います。神子は相手の目を見ることで、その人が過去に見たものやその時に考えたことを垣間見ることが出来る能力でした。その為、教団内では神子を恐れている人がそれなりにいます。神子との会話を終えたルーデウスはクリフの祖父教皇と謁見し、80年後に現れる魔神ラプラスそして人神と対抗するための部隊・傭兵団の立ち上げの支援を得ることに成功します。
クリフの家に着いたルーデウスはゼニスがいないことを知ります。その理由はギースがゼニスの元を訪れ、ずっと家の中にいるのはかわいそうだと外へ連れ出したのですが、いつ経ってもゼニスは戻って来なかったのです。ルーデウスはギースを探し出し問い詰めましたが、町の案内を終えたギースはラトレイア家の迎えが来たのでその人に渡したと言います。再びラトレイア家に戻ったルーデウスはクレアを問い詰めましたが、ゼニスと会えませんでした。仕方なく、神子を誘拐してゼニスを返すようにと考えましたが、やりすぎと言うことで周囲に止められます。教皇や、ゼニスを強引に婚姻させるクレアのやり方をやりすぎだと思うラトレイア家の人たちやその他など、なんとか周囲の協力を得ます。そのうちラトレイア家に捕らえられているゼニスがいつか解放されると信じていたルーデウスはある日、教団本部内にあるサラークの木を眺めていると、襲撃を受けます。襲撃者は神子の護衛騎士の人たちでした。ミリス教団の象徴たる神子を誘拐しようと考えたルーデウスの情報がどこからか彼らの元に入りました。ルーデウスは軽く撃退すると、陰で見守っていた神子の姿を発見します。
神子は護衛剣士たちがルーデウスを襲撃するの事を知って駆けつけました。神子はルーデウスを助けたいということで、自分を人質として取引するよう申し出ます。
その後、会議の末にクレアはゼニスを結婚させて記憶を取り戻させようと考えていました。以前、記憶を失っていたある耳長族の女性が男性との性行為を行い続けていると自然に元気になると聞いたからです。クレアは子を思う心からゼニスを結婚させようとしていたのでした。
ラトレイア家と和解した翌日、ゼニスを神子に診てもらうため、教団本部へと再び戻ります。
ゼニスの目を見た神子は、ゼニスが辿ってきた過去を語りだします。
ゼニスはフィットア領のブエナ村にてノルンとアイシャを育てながら村の治療院を手伝う日々を送っていました。それでも毎日別れたルーデウスを心配していました。転移事件に巻き込まれた後、しばらくは真っ暗になります。
その後、長い夢を見ます。それはルーデウスとシルフィエットが結婚して子供が生まれ、毎日幸せの日々だったり子供のルーシーやララのことや、などなど。
内容半分以上が妄想ですが、ゼニスが見た夢はここ数年の出来事だと気づいたルーデウスは驚きました。パウロが亡くなっていることも認識していました。母の心情を知ることが出来たルーデウスは目頭を熱くし、神子に感謝します。

【第二十二章】組織編

母ゼニスを巻き込んだ騒動は落ち着きましたが、新たな事実として今までルーデウスたちをサポートしてくれていたギースが実は人神の使徒でした。
ルーデウスは彼を始末するべく、ルーデウスが今まで作ってきたコネクションを使って、各国に指名手配と軍隊の協力を要請します。その過程で、ルーデウスは王竜王国に訪れました。パックスの忘れ形見とベネディクトに会った後、ルーデウスは将来訪れる魔神ラプラス退治への協力を得るために、王竜王国の新国王と謁見をします。前国王は、以前オルステッドが王竜王国へ赴いた時に前国王が人神の使徒だったことで始末されていました。
無事に国王から協力を得ることが出来たルーデウスは死神ランドルフとの雑談していると、ギースの行方を探しているルーデウスにランドルフは、人探しをしているなら魔大陸にある魔帝キシリカ・キシリスと会うと良い、と言って白い指輪を渡します。その指輪を見せて『ランドルフの願い』と言えば多少は無茶を聞いてくれる、と残します。
ルーデウスは魔大陸にある魔王たちにも協力するよう動きます。剣王エリスを連れて動き出すルーデウスはいろんな魔王の協力を得ますが、最後の難関は不死魔王アトーフェラトーフェ・ライバックを味方につけることでした。アトーフェと戦闘し、なんとか彼女の協力を得ます。
後日、元の世界へ帰るために研究を続けていたナナホシはついに世界転移魔法装置を完成させました。ルーデウスは彼女が無事に日本へ戻れるよう見送りますが、転移は失敗します。しかし、研究を続けていた彼女は落ち込んでいませんでした。なぜ元の世界に帰れないのか、ある仮説に自信を持ちました。なぜ彼女は歳を取らず、さらになぜ帰れないのかは、ナナホシ自身がまだこの世界でやることが残っていたからでした。
ナナホシたちをこの異世界そしてこの時代へ転移させた人物は未来にいる人物でした。その人は未来で起こる悲劇を回避してほしいと願い、過去を改変する能力を使ってルーデウスたちをこの異世界へ導きました。そして、その過程でなにか無理をしたのか事故なのか、起こるはずのない『フィットア領転移事件』が起こってしまいます。
悲劇が起こる時代より前に転移されたのは、歴史を改変するにはその時代が適切だったからでした。ナナホシが転移させられた際、近くにはオルステッドがいました。そしてルーデウスが転生させられたのは、ルーデウスの子孫たちがオルステッドと共に人神を倒す、と以前人神から言われたのをルーデウスは思い出します。歴史を改変する能力を持つ未来人はオルステッドと関わりのある人物で、同じように人神に敵対している可能性があります。
ルーデウスの子孫が龍神と共に人神を倒す舞台となる時代は80年後です。それは同時に秘宝を持つ魔神ラプラスが復活する年で、戦乱が予想する時代でした。
ルーデウスは今の時代で活躍し、子孫が龍神と共に人神と戦います。
一方、ナナホシの場合は異世界に帰る転移装置の開発です。ナナホシがこの異世界に転移される際トラック事故に遭いました。その時、周囲には彼女の知り合いがいました。その方はナナホシとは違う使命を帯び、ナナホシとは違う80年後の時代に転移されます。そして、ナナホシの友人がオルステッドとルーデウスの子孫と共に人神を倒した後、ナナホシが作った転移装置で元の世界へ帰る、というのがナナホシの仮説でした。
ナナホシは友人と共に日本へ戻るために転移装置の開発を含めてこの時代へ転移されたと考えました。しかし、今は既に転送装置が完成し、ナナホシにとっては今が活躍の時ではありませんでした。
このまま待っているのは大変なので、彼女はペルギウスに頼み、時々何年かは起きて状況を見ると言う形で時間停止の魔術をかけてもらいました。

【第二十三章】決戦編

人神の使途と戦うための準備を行うルーデウスたち。一方、人神も自分の使徒を使って全力でルーデウスたちを倒そうとします。
魔界大帝キシリカと出会ったルーデウスは彼女からギースが北方大地のビヘイリル王国にいるという情報を得ます。さらに、人神の使徒と戦うのに必要な仲間を集めているルーデウスの元に、ルーデウスが結成した傭兵団から「ルイジェルドと思わしき人物」を見つけたという報告が届きます。それはかつてルーデウスと共に旅をした信頼できる男の名でした。しかし、肝心のルイジェルドはビヘイリル王国の第二都市イレルより西にある森の中にいました。
『ギース』を含めた人神の『使途』たち、そして『ルイジェルド』。ビヘイリル王国を中心で、一波乱起こりそうだなと感じたルーデウスはビヘイリル王国へ旅立ちます。
ビヘイリル王国の第二都市イレルから西にある森は「帰らずの森」と言われていました。森を散策しているとスペルド族の一人と出会います。スペルド族の青年にスペルド族の村に案内されたルーデウスはそこでルイジェルドと再会します。ルーデウスと久しぶりに会ったルイジェルドは自分がこの村を見つけるまでの経緯を語ります。
ルイジェルドはルーデウスの妹二人をルーデウスの元に送り届けた後、自分の仲間を探しに再び旅に出かけました。そして無事に仲間のスペルド族と出会うことが出来ました。ルイジェルドは潔く村の人たちに迎えられ、安寧の地を得られましたが、すぐに謎の疫病が起こります。原因不明の疫病で治す方法がわからないルイジェルドは第二都市イレルまで足を伸ばし、謎の商人から薬瓶を手に入れます。現在村の人たちは回復傾向といいます。
その後、他のスペルド族から話を聞かれないようルイジェルドと二人きりになったルーデウスは彼に、人神の野望阻止と魔神ラプラスを退治する協力を要請します。
ですが、ルイジェルドは断ります。なぜ断るのか疑問に思うルーデウスにルイジェルドは疫病について一つ嘘をついている事があると明かし、額を覆う鉢金を外します。ルイジェルドの額についているスペルド族特有の赤く輝く宝石は、真っ青になっていました。村が原因不明の疫病にさらされている間、ルイジェルドもその疫病の被害に遭っていました。
現在も生きながらえてるのは、液体状の生物『冥王ビタ』によって憑依され、疫病の進行を抑えているからでした。疫病の被害に遭った村の人たちはルイジェルドが手に入れた薬で病が治ったと思っています。ですが、実際には疫病の進行を遅らせるだけで治っていませんでした。
ルーデウスは聞いたことがありました。冥王ビタは天大陸の迷宮『地獄』に住むという、人神使徒候補の一人でした。しかしなぜ憑依されているのか疑問に思っているとルイジェルドが答えます。ルイジェルドが病にかかっているところ、ある男が冥王ビタが入った瓶を彼に渡しました。そしてルイジェルド含めスペルド族を助ける代わりに、この先大きな戦いが起こるため、その時自分に協力するよう要求しました。
そのある男と言うのがギースでした。ギースはルーデウスが来るより早く、ルイジェルドと契約を結んでいました。そして人神の使徒でもある『冥王ビタ』が死ぬと、村はまた侵攻を抑えていた病に飲まれてしまいます。
スペルド族の命運を握っているルイジェルドはルーデウスと敵対しなければならない立場となりました。
恩人でもあるルイジェルドと戦いたくないルーデウスは、もし自分が疫病の根本的な部分を治したら、裏切って自分の陣営についてほしい、とお願いします。しばらくの沈黙の後、揺らぐ心のルイジェルドは、例え治せる確証がなくてもルーデウスの味方をしようと思ったところで、急に苦しみだし、ルーデウスに口づけします。口づけしたルイジェルドの口の中から、何かの液体が、ルーデウスの体内へと入りました。
長い夢が続く空間で、ルーデウスは違和感を感じました。ルーデウスが冥王ビタが見せている幻影だと気づいたところで、冥王ビタが正体を表しました。そして、冥王ビタが続く言葉は自分の負けだという潔い言葉でした。
ルーデウスはビタの天敵である『ラクサスの骨指輪』を持っていました。ラクサスの骨指輪は、ラクサスが冥王ビタを殺すために生み出された指輪でした。幻術にかかっている者起こし、さらに術者を追い詰めて殺す指輪です。しかし、ルーデウスはその指輪を持っていた記憶がありません。記憶をめぐるルーデウスは、死神ランドルフからもらった白い指輪がラクサスの骨指輪だと判断しました。元々はキシリカと会うための指輪でしたが、ランドルフがこの場面を見越してルーデウスに持たせたのか、それとも偶然なのかはわかりません。しかし、そのおかげでルーデウスを幻覚に落として体を操ろうとしていた冥王ビタの目論見は失敗になりました。
夢から目覚めたルーデウスは起き上がり、口の中から液体を吐き出しました。その液体が冥王ビタの死骸でした。目が覚めたルーデウスが見たものは苦しむルイジェルドの姿でした。それはスペルド族村全体に及んでいました。冥王ビタが無くなったことで病の進行が再び始まったのです。
疫病の正体を突き止めようと仲間に相談するルーデウスは、仲間の協力もあって病の正体がわかりました。原因不明の疫病は「ドライン病」でした。それは昔、ナナホシもかかっていた病名でした。
スペルド族が住んでいる森は非常に高い魔力濃度を持っていました。それは食料になる水や獣肉、野菜もそうでした。その為、強い魔力に対する耐性を持っていても、魔力が体に溜まり過ぎて「ドライン病」にかかってしまいました。
病名がわかったことで、早速スペルド族たちにソーカス草を煎じて飲ませ、命を救います。
命を救われたルイジェルドはルーデウス側に付き、ともに人神の野望を阻止するために戦うこととなります。
人神陣営の中には、七代列強の一人、序列六位の『剣神』ガル・ファリオンや序列第七位の『アレクサンダー・カールマン・ライバック』の姿もいました。
ルイジェルドを加えたルーデウスたちは、仲間と協力し、攻め寄せてくる人神の使徒たちと最終決戦を行います。

【最終章】完結編

ビヘイリル王国の戦いから約10年の歳月が流れました。
不思議な夢を見た後、目を覚ましたルーデウスは今年で34歳になります。それは前世で亡くなった思入れのある歳で、ルーデウスは感慨深くなりました。気が付けば周りの人たちも老いていました。
シルフィエットは小言が多くなり、子供たちも大きくなりました。ルーシーは17歳、ララは15歳、後から生まれたアルスは13歳、そしてジークが11歳となりました。
34歳になったことで久しぶりにパウロ・グレイラットのお墓に訪れたルーデウスは、過去ビヘイリル王国での戦いを振り返り、語ります。ビヘイリル王国での戦いに勝利したルーデウスはあれから人神からの音沙汰はありませんでした。
「俺はもう、頑張らなくてもいいってことなんですかね?」と墓前に呟きます。
戦いの連続だったルーデウスは、これからは家族と共に普通に生活して、普通の人生を謳歌してもいいかもしれないと考えます。
父の前を去る間際、ルーデウスはチラリと隣のお墓を見ます。そこには、パウロの仲間であったギースのお墓がありました。

ビヘイリル王国の戦いを最後に、ルーデウス・グレイラットはその後歴史の表舞台に出てこなくなる、と伝えられるようになります。そして享年74歳、老衰でこの世を去りました。
亡くなったルーデウスの葬儀には5000人もの人が駆けつけるという異例となります。

気付けば白い部屋にいました。死後の世界でルーデウスは長年見ていない人神と久しぶりに出会います。
ルーデウスの子孫たちとの戦いに敗れて体をバラバラにされ、封印されて外の世界を見ることが出来なくなっていた人神の光景を、生前の34歳になった年で不思議な夢を見た覚えがありました。あの時がそうだったのかと気づくルーデウスでした。これが人神の未来視の力なのかと理解します。
自分の未来を知っている人神は、この光景を見せることでルーデウスが少し手を緩めてくれるかもしれないという一縷の望みに賭けました。
人神はルーデウスのことを嫌悪しています。ですが、ルーデウスはそんな彼のことは嫌いではありませんでした。ルーデウスの人生に、人神という明確な敵がいなかったら今まで、満足できませんでした。彼は不思議と満足をした気持ちでした。
「じゃあな」とルーデウスは最後に一言だけを残し、薄れゆく意識の中で彼は人神の横を通り過ぎて真っ直ぐ歩き始めます。

『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』の主要登場人物・キャラクター

ルーデウス・グレイラット

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