男子高校生の日常(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「男子高校生の日常」とは山内泰延によるギャグ漫画、及び2012年にサンライズで制作されたアニメーション作品。2013年には実写映画化もされた。男子高校生たちの日常生活の中で起こるギャグを描いた作品。また男キャラに負けない存在感と力強さを持った女子高校生達も登場する。主人公のタダクニに入野自由、タダクニの友人ヒデノリとヨシタケに杉田智和と鈴村健一などベテラン声優が数多く出演している。

男子高校生とスカート

このカットは二次創作でトレスされたりと人気。

タダクニの家に遊びに来たヒデノリとヨシタケ。
三人は(というかヒデノリとヨシタケが)タダクニの妹が居ないのを良い事に、妹の制服と下着を無断で持ち出す。
そして女装を試みようとする。
三人は別々の部屋で着替えて同時に見せ合うという約束をし、せーの!で部屋に入るとタダクニだけが女装をしていた。
妙に似合っていたタダクニは2人に乗せられて、制服だけではなく下着まで着ようとする。
そこへ妹が帰ってきてしまう。
妹は冷静に「どうした、続けろ」と一言だけ言った。

女子高生は異常(彼氏と制服)

上記とほぼ同じ内容を「女子高校生は異常」で羽原・ヤナギン・生島で行う。
ヤナギンは女子高校生は何をしても良い!という暴論を述べ、羽原の兄の制服を拝借する。
生島がそれを着てヤナギンに抱きついてはしゃぎまわる。
しかし羽原の兄に見つかってしまい、2人は恥ずかしい思いをした。
羽原の兄は怒ってはいないが引きながら「いらっしゃい…」と言った。

男子高校生と文学少女

神回・伝説回などと称される文学少女シリーズ。
ヒデノリは夕暮れに河原で一人読書をしていたが、風が強すぎてまったく読めなかったため立ち去ろうとした。
その時ヒデノリの背後にソッと謎の女子高校生(文学少女)が現れ、ヒデノリの後ろに座り込む。
しばらく無言の状態が続き、ヒデノリはこの人は誰だろうと思いながらも自分から何か話しかけるべきなのではと思う。
空気を読んだヒデノリは彼女が自分に何らかの幻想を抱いている事を察し、その願いを叶えるべく「今日は風が騒がしいな…」と意味深な発言をする。
ヒデノリは滑ってしまったと思い内心では叫んでいたが、文学少女的にはOKだった。
2人っきりはキツいと思いメールでヨシタケとタダクニを呼び出した。
ヨシタケは即現れ、何故かこの日に限ってテンションがおかしくムードに乗った台詞を言う(しかし文学少女が居る事に気づき赤面する)。
ムードを壊さないままヒデノリは立ち去るつもりであったが、空気を読まないタダクニが現れその一言でムードがぶち壊しになってしまう。
エンディングが文学少女のテーマソングのヴォーカライズアレンジで、大オチとして使われた。
一話の最後の話がこれであったため、「男子高校生の日常」は一話から大きな話題を生み、本作の代表的なエピソードとなった。
この話の後からヒデノリと文学少女のやり取りがシリーズ化していき、「男子高校生と文学少女」というタイトルが1~4作ある。

男子高校生とパンツ

会話には全く参加していない会長も何故か一緒に見に来た。

真田北高校生徒会で、副会長が駅の階段でうっかり女子高生のパンツを見てしまい、罪悪感でとてもへこんだという話をする。
話を聞いていたモトハルは、何故パンツを見てへこむのか?気が小さすぎるんじゃないかと反論した。
ならば自分も見てみるといいと言い、副会長は生徒会室にりんごちゃんを呼ぶ。
りんごちゃんは頼られるのに弱く「しょうがないわねー!」と言いながら嬉々としてやってきて、副会長・モトハル・会長はりんごちゃんにパソコンがネットに繋がらないと相談する。
りんごちゃんはパソコンの回線が繋がって無い事に気づき、ハブは何処にあるの?と聞くとそれは天井にあった。
そしてりんごちゃんがハシゴに上ると、三人はりんごちゃんのパンツを見る事に成功する。
りんごちゃんは気づく事無く帰って行き、副会長がモトハルにどうだった?と聞く。
モトハルは「取り返しのつかないことをしてしまった!あんな馬鹿な女の子を騙してパンツを見るなんて人として最低だ!」と罪悪感で精神ダメージを受け、その後三日間学校を休んだ。
純粋な男子高校生たちにとって生のパンチラは毒であったのだった。

女子高生は異常(アークデーモン)

10対1で相打ちという脅威の強さを持ったアークデーモン(羽原)。

小学生の頃の羽原は「アークデーモン」と呼ばれる程のいじめっ子であった。
その暴虐さで周辺地域の子供達は震え上がった。
小学生の精鋭10人でアークデーモン討伐隊を作り、アークデーモンと戦う事になった。
ヤナギンは自分が原因の一旦になってしまった唐沢の額の傷に罪悪感を感じ、空手を習っていたことから討伐隊に入れてもらった。
しかし戦いの最中ヤナギンはアークデーモンにやられ気を失ってしまい、目が覚めると戦闘は終わっていた。
結果は相打ちであった。
その後アークデーモンは段々大人しくなり、現在の羽原になった。
そしてヤナギンは監視役として羽原の近くにいるのであった。

女子高生は異常(傷痕をつけた女達)

ヤナギンは唐沢に、額の傷の事はそろそろ許して欲しいと言う。
ヤナギンは唐沢のためにアークデーモンと戦った過去をがあるのだった。
しかし生島はもうご祝儀袋に指を入れるかパンツを見せるかしなければ唐沢は許してくれないという。
一方唐沢は「筋肉○スター」を掛けさせてくれたらそれでいいと条件を出す。
ヤナギンはその条件を飲み、唐沢は家の屋根上から地面目掛けて「筋肉○スター」をする。
着地に失敗し二人とも倒れるが、唐沢は重傷、ヤナギンは無傷だった。

男子高校生とフランクフルト

タダクニ達が下校中、ミツオ君がフランクフルトを食べていたがうっかり落としてしまう。
ヨシタケ、ヒデノリ、モトハルがフランクフルトを地面につけないように奮闘し、通りすがりのりんごちゃんとたかひろの友達(たかひろは文学少女の友人)とタダクニを巻き込むも、フランクフルトは地面に落ちてしまう。
しかしミツオ君は落ちたフランクフルトを拾いまた食べ始めた。
テンポの良いスピーディーなネタで、一瞬の動きにキャラクター達の個性が現れているためか、ニコニコ動画などで二次創作(トレス・パロディ)される事が多々ある。

『男子高校生の日常』の主題歌

オープニングテーマ「Shiny tale」

Akira_03
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