BLOOD+(ブラッドプラス、ブラプラ)のネタバレ解説まとめ

BLOOD+とは、Production I.G制作のアニメ作品である。それ以外にも漫画、小説、パチンコに移植されている。主人公の音無小夜は沖縄に住む普通の女子高生。学校を襲った怪物「翼手」との遭遇をきっかけに自分が150年以上前から生きる不老不死の存在「翼手の女王」であることを思い出し、全ての翼手を殲滅させるために戦う物語である。

ゴールドスミス社(ゴールドスミス・ホールディングス)は、総帥アンシェルを筆頭に、軍需産業を中心に発展した企業である。
二度の世界大戦で財を成し、世界の名だたる企業の株主となっている。サンクフレシュ製薬はゴールドスミスの傘下企業である。

サンクフレシュ製薬は元々フランスの片田舎にある製薬会社だったが、ソロモンがCEOに就任後5年で世界的規模の企業に成長した。秘密裏にD67の開発を進めており、アメリカ軍および救援物資として貧困国や内戦地域にもD67を混入させた食品を卸していた。
ソロモンがディーヴァと決別した後はヴァン・アルジャーノがCEOに就任する。

見どころ

小夜と永遠の別れを迎える人たち

第一の別れ…育ての父・ジョージとの別れ

覚醒した小夜に銃口を向けるジョージ。この直後小夜が笑顔を見せ、父親になる決意を固める。

沖縄での覚醒から約1年、宮城ジョージは小夜を「自分の娘」として育ててきた。
それは単なる「監視役」ではなく、また生半可な「愛情」だけでもなく、「人在らざる者として過酷な運命を背負う小夜」の全てを理解した上で「自分の娘」として育てる、と腹を括ったジョージの深い家族愛がそこにはあった。
D67の投与により翼手化しそうになった時、まだ人間としての意識があるうちに逝かせて欲しいと小夜に懇願するジョージ。愛する父の願いを叶えるためとはいえ、小夜は愛する義父に手を掛けるという過酷な経験をすることになる。

第二の別れ…分かり合えるはずだったシフの死

この後イレーヌに小夜の血を与えるとソーンが広がり完全に結晶化してしまう

生き延びるために小夜の血が必要、その情報だけを元に小夜に襲い掛かるシフたち。
翼手殲滅の目的をただひたすら遂行することにまい進する小夜。
小夜とシフたちは戦うことをやめずにいたが、そんな2つの存在の架け橋になったのがカイだった。
カイの説得により小夜は、瀕死の重傷だったシフの一人・イレーヌに血を分け与えるが、突然苦しみだしあっという間にソーンが広がって死んでしまう。
小夜は自分の血によって目の前の存在が死んでしまったことに対し、自分の無力さと呪われた運命に絶望するのだった。

第三の別れ…最愛の義弟・リクの死

ディーヴァの血を受けて身体が結晶化しひび割れていくリク

赤い盾本部を突然襲撃したディーヴァにより、リクは強姦された挙句に血を飲まされ殺されてしまう。
その一部始終を倒れたまま見つめるしかなかったカイは茫然自失となってしまい、かけつけた小夜は悲しみと怒りに震えた。
リクの身体はディーヴァの血を受けて全身が結晶化し、本部の自爆装置作動で倒れてきた瓦礫の下敷きになって粉々に砕け散ってしまうのだった。

第四の別れ…血を超えて愛を誓ったソロモンの死

全てを捨てて愛を告げるソロモンだが、小夜は応えることができない

小夜を愛してしまったソロモンは、ディーヴァと決別し小夜と生きることを選ぶ。
ディーヴァのシュヴァリエであったソロモンに対し懐疑的な態度の小夜だったが、何度もピンチを助けられ、最後は命をかけて小夜を守ってくれたことから、「血を超えて小夜のシュヴァリエになった」というハジの言葉に同意した。

第五の別れ…唯一の肉親・ディーヴァの死

小夜の血を受け結晶化するディーヴァ

失われた命のため、愛する人たちの未来を守るため、翼手を世界から殲滅させるため、小夜はディーヴァを倒した。
しかし最後の瞬間、ディーヴァは自分のことを姉として慕っていたことが分かり、唯一の肉親を自分の手に掛けたこと、死んでいく姿を目の当たりにして嗚咽を上げて泣き叫ぶのだった。

無表情なハジが見せる人間らしい瞬間

我がままな小夜にむっとすることが度々あった少年時代のハジ

ハジは無表情で言葉も少なく、あまり感情を表に出さない。
しかしシュヴァリエになる前(人間だった頃)は表情も豊かで口数もかなり多い。特に少年だった頃、小夜はかなり我がままだったため言い合いになることはしょっちゅうで、ハジも感情をむき出しにして怒ることが度々あった。

バラを切ってしまい先輩庭師に怒られているハジ

シュヴァリエになった後は徐々に無口で無表情になっていったが、ベトナム編で庭師としてリセに潜入したハジに小夜が「その格好似合ってる」と言うと、わずかに照れた素振りを見せる。

またフランス編で「自分を嫌いにならないで」というリクの言葉に号泣する小夜にリクがハンカチを差し出すと、小夜は思いきり音を立てて鼻をかむ。その様子を見たであろうハジに対しリクが「あ、ハジ笑ってる」とつぶやく。ハジの笑った顔は映っていないが、おそらく小夜の豪快な鼻かみに思わず笑ってしまった様子をうかがい知ることができる。

さらわれた小夜を追って駆けつけたハジ。ソロモンを威嚇している。

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