十二国記(The Twelve Kingdoms)のネタバレ解説まとめ

『十二国記』とは、小野不由美による小説、及びそれを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。女子高生の中嶋陽子は、人の顔色を気にして生きてきた。そんな陽子の前に、麒麟の景麒を名乗る青年が現れ彼女を王と呼ぶ。陽子は本来の故郷である十二国世界へ渡り、様々な戦いを経て王になる覚悟を決めるのだった。ある者は権力とそれに伴う責任に向き合い、ある者はコンプレックスに向き合って成長を遂げる。古代中国風の異世界を舞台にした異世界ファンタジーでありながら、不思議なリアリティを持つ作品である。

成笙(せいしょう)

出典: 12kingdoms.fandom.com

声:真殿光昭

元禁軍将軍。梟王を怒らせて入獄した過去を持つ。梟王の死後牢から出されそうになるが、「次の王が立つまでは出ない」と50年間牢屋にとどまり続けた。こうした経緯から延王により「酔狂」の字を賜る。
『東の海神 西の滄海』では、延王尚隆による勅命で左将軍となり、7500人の塀を率いて元州の城を包囲した。

鳴賢(めいけん)

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声:風間勇刀

『書簡』並びに『風の万里 黎明の空』に登場。延国の大学生であり、楽俊とは友人。友達想いの性格で、ネズミの姿でいることが多く半獣として差別を受ける楽俊をフォローしたり、差別に対して怒りを見せることも多い。
19歳で入学するほど優秀だったが、今の成績は芳しくなく、単位に当たる允許を取れなかったとこぼしていた。20歳前に大学に入るのはそれだけ優秀であることを示すが、「20歳前に入学した生徒は卒業できない」との噂や自身の学業不振もあって、卒業できないかもしれないとの危惧を抱く。ちなみに允許は三年間のうちに一つも取れなかった場合に除籍となる。
その一方で、学問は優秀だが実技の成績が散々である楽俊の為に弓の稽古をつけようともした。また楽俊が柳国に行くことになった時にも自分の馬を貸すと申し出ている。楽俊が二人の王と知人なのは知らないので、楽俊の言った「騎獣を借りるあてがある」との言葉に驚いていた。祥瓊が楽俊を訪ねるべく大学に現れた時も「あの美人は誰なんだ!?」と問い詰めている。
「鳴賢」の名前は「賢さが鳴り響く」という意味の通り名である。本人は「こざかしいと言われているのと同じ」だとして、この通り名をあまり好いていない。

蛛枕(ちゅちん)

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声:中井和哉

『書簡』に登場。延国の大学生であり、楽俊とは友人。蛛枕の名前は「昼は仕事をし、夜は勉強に励んで枕を使わないので、枕に蜘蛛の巣が張った」という意味の通り名である。いくら勉強をしても允許が取れないまま学資が尽きた。自主退学であれば大学にいた記録は残り仕事探しに有利になる為、妻子の為に自主退学した。退学時、書物を借りたいと言った楽俊に、自分の蔵書を全て与えている。

豊老師(ほう ろうし)

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声:たてかべ和也

『書簡』に登場。雁国大学の講師。楽俊の奨学金の申請が通ったことを伝えるため、学生の食堂まで来た。この時、楽俊を通り名の文張の名で呼び、講師たちの間で楽俊が「文章の張君」と呼ばれていることを伝えた。豊老師自身も「一番の成績で入学した者は卒業できない」との俗説を「単なる迷信」だときっぱりと言い、楽俊を高く評価していることが伺える。原作では名前のみの登場である。

犬狼真君/駁更夜(けんろうしんくん/ばく こうや)

出典: www.007shoes.com

声:石田彰/幼少期:本井えみ

『風の海 迷宮の岸』及び、『東の神海 西の滄海』に登場。「黄海を往く者の安全を守る」と伝えられる天仙である。またの名を黄海の守護者。幼い頃親に捨てられ妖魔に食われる運命だったが、天犬なる妖魔に育てられた。犬狼真君の名は、天犬と共にいることからついた。本来の名は駁更夜である。時たま、水や食料を求め蓬山を訪れる。『風の海 迷宮の岸』では泰麒がいる時に蓬山を訪れた。泰麒に自分が麒麟という動物であることを実感させ、転変ができないことを始めて意識させた人物と言える。暴漢が泰麒を引きずり寄せた際、暴漢らを諫め、泰麒を救っている。

500年前、麒麟であることを隠し王宮を抜け出していた延麒六太と知り合っている。『東の神海 西の滄海』では六太の友人を名乗る少年として現れ、延麒を任意で連れ去った。元州候の息子・斡由を慕っており、台補の誘拐という大それた所業も斡由への忠誠心や、自分に居場所をくれたことへの感謝から来るものだった。
斡由が延王に討たれた後、居場所がなくなったと嘆くが、延麒から「お前も俺の国も民だ」と言われて罪を償う。各国を放浪し、後に犬狼真君と呼ばれるに至る。ちなみに天犬の名は「ろくた」。

驪媚(りび)

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声:勝生真沙子

500年前の人物。人を裁く仕事をしており、王がいないことで国が荒れ家族間での殺し合いなどの悲劇を見てきた。王になる気はないものの、延麒に早く王を選んでほしいと訴え出るために昇山した。昇山の理由は、親が子を殺さずとも、生きていける国になるようにとの願いからである。
延麒は、王とは国を滅ぼす存在と見なしており、王を選びたくないとの気持ちと麒麟としての使命の板挟みとなる。動揺した延麒は蝕を起こして蓬莱に渡り、胎果の延王である尚隆と出会うこととなる。図らずも延麒が延王を連れて来る(王を選ぶ)遠因となった人物。
『東の海神 西の滄海』では、州候を監視する牧伯として斡由に捕らえられた。延麒とは互いを人質にし合う呪具で結ばれていたが、延麒を逃がすべく自分が犠牲となる。

斡由(あつゆ)

出典: 12kingdoms.fandom.com

声:大倉正章

500年前の人物。元州候の元魁を父に持つ。梟王に仕え、梟王の時代の末期には暴政を敷く王から民を守るべく父と対立し、父を幽閉して梟王に代わって実権を握った(延王曰く「元魁は腑抜け」)。王がいない時期にも雁国の荒廃を止めるべく奮闘した。人道を解し才能を重視して人材を選ぶとされるが、自分のやり方を信じて疑わない独善的な面もある。自身の父から、失敗をしても認めない性分であるとされた。
尚隆が王位に就くも、漉水地域の堤防の復旧作業が先送りになっていることに業を煮やして、王に反旗を翻す。遂には自らが王に代わって実権を得ようとした。更夜に延麒を誘拐させるといった強硬手段に出るが、尚隆の策により諸侯が次々と離反。自らの部下、院白沢からこれ以上の反乱は無理と諫められる。更夜に命じて白沢を殺させようとするも、更夜は延麒に「これ以上血に染まったらもう友人ではいられない」とされ手を下さなかった。斡由は自ら剣を取るも、正々堂々延王と決闘をする度胸はなかった。背後から延王に切りかかろうとして延麒の使令に攻撃を受け、延王にとどめを刺される。今現在は「はるか昔、延王に刃向かった大罪人」として伝えられる。

亦信(えきしん)

声:小形満

500年前の人物。梟王の時代から王に仕える優れた兵士であった。延麒が更夜を連れて街に出た際、護衛として付き添う。更夜が延麒を連れ去ろうとした際に更夜を止めようとするが、天犬のろくたに殺される。

院白沢(いん はくたく)

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

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