BASARA(バサラ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「BASARA」(バサラ)とは田村由美による漫画作品。暴君が支配する日本にて、日本を救う運命の子供が誕生する。しかし運命の少年・タタラは国王の末子の赤の王に殺され、代わりに双子の妹・更紗がタタラを名乗り立ち上がった。日本を救う革命家として、白虎の刀を携え、残りの朱雀・青龍・玄武の刀の継承者を探す旅に出るタタラ(更紗)。仇とは知らずに朱理(赤の王)と偶然出会い、互いの正体を知らずに惹かれ合っていく。

誕生日は不明だが双子座のO型。
「砂漠の風の民」と呼ばれる誇り高い一族の生き残り。
幼い更紗を助けるために、朱理に左目を斬られている。
朱理の腹心である四道の家の奴隷として、四道の父に性的虐待を受けていた。その様子を見て四道は情けから揚羽を救おうとしたが、それがますます揚羽を惨めにさせる。その後、命からがら生き延びて旅芸人集団「マダム・バタフライ」に保護され、「帰蝶」として踊り子になる。
国王の城にて、城が崩れる仕掛けに気がついて自らの命と引き替えに、朱理と更紗を助けた。

ハヤト

4月1日生まれのO型。14歳。
朱雀の刀の継承者であるが初代の継承者羅生の罪により、祖父はずっと投獄されたままであり、父も罪人扱いだった。
母は病弱であり、母の薬を手に入れるため四道と手を組んでいた。タタラの名を語り荒くれ者たちを太宰府に連れて行く。しかしそれは四道の罠であり、荒くれ者共々殺されそうになるところを更紗に助けられる。そのため母の死に目に会えず、四道を憎しみの対象にしていた。
弓の使い手である。
革命後はトップを誰にするかのごたごたに巻き込まれたくなくて、田舎にてくすぶっていた。そんな中、更紗と朱理の双子の子供の訪問に感化され、再び表舞台に立ちタタラの後継になる。

浅葱(あさぎ)

5月13日生まれのAB型。
偽の蒼の王の新鋭隊隊長。その実は、真実の蒼の王。銀子より幼い頃から浅葱に伝えられていたのは日本国王鬱金王の子供であるということだが、最後の方で銀子より捨て子であったとも伝えられている。
美意識が高く潔癖性。それ故、汚いもの、醜いものを嫌う。
白の王である銀子は姉であり、育ての親のような存在だった。そのため銀子にはずっと逆らえずにいた。そして銀子の命令によりタタラ軍のスパイになって、逐一報告をしていた。しかし徐々にその中にいることの居心地の良さや更紗に対する恋心に戸惑いを覚える。
革命後は人に寄生する今までの生き方を見直し、自分の生き方を模索するため自分の部下である群竹と共に日本各国を旅する。

銀子(ぎんこ)

戦を嫌い、京の比叡山に籠もっていた。日本国王鬱金王の姫君である。別名は「白の大姉」。全ての争いの黒幕だった。
12歳の時、淡路島の城主の元に政略結婚のために嫁がされる。当初はギクシャクした夫婦関係ではあったが、時が経つとそれなりに幸せな結婚生活を送ることができていた。しかし結婚から3年後、夫は謀反の罪に問われ国王軍であった幼なじみの「柊」に殺される。それでも京に戻りたくないと逃げた銀子は、火のついた柱に足を挟まれたことが原因で足が不自由になってしまう。
柊と共に京に戻ってきた銀子は、父である鬱金王から性的虐待を受け妊娠する。

九州編

茶々(ちゃちゃ)、座木(ざき)

左:茶々、右:座木

九州、桜島近辺を縄張りとする海賊。
トップは茶々。その補佐として座木がいる。茶々と座木は恋人同士である。熊野では二人とも死にかけるくらいの怪我をしている。
革命後は、船を沈められたことによって船上の生活にピリオドを打ち、九州に村を作っている。

四道(しどう)

左:四道、右:揚羽

赤の軍の将軍であり、九州を治めている。朱理の腹心である。
見た目は優男で穏やかであるがゆえ「仏の四道」と呼ばれているが、戦場になると敵側の死体を量産することから別の意味で「仏の四道」と呼ばれている。
父が買った奴隷の一人に揚羽がいる。父が揚羽に性的虐待をしているのを知っていて、情けをかけていたがそれが揚羽をますます惨めにさせてしまう。
千手姫と婚約しており、死の1日前に結婚の儀を行った。一度限りの夫婦生活で千手は懐妊し、求道という男の子を生んでいる。

関東編

雷蔵(らいぞう)

蒼の王の部下であり「伯爵」と呼ばれていた。その実は、青龍の刀の正当な後継者である。
金色の髪と青い瞳を持っているのは、遠い祖先に外国の血が混ざっているからである。顔に大きな傷があり、それができるまでは蒼の王のお気に入りだった。
妻は一水であり、作中で雷太という男の子を生んでいる。

紀州編

那智(なち)、聖(ひじり)

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