だがしかし(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『だがしかし』とは漫画家コトヤマによる少年漫画、及び2016年にfeel.で製作されたアニメーション作品。実際にある駄菓子を扱ったギャグコメディ。実家が駄菓子屋の主人公「鹿田ココノツ」は、父「鹿田ヨウ」に駄菓子屋を継ぐように言われるが、ココノツには漫画家になるという夢があった。そんなココノツの元へ、大手お菓子製造会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢で美少女の「枝垂ほたる」が現れた。

『だがしかし』の概要

『だがしかし』とは、漫画家コトヤマが『週間少年サンデー』で連載している少年漫画。
駄菓子を題材にしたギャグコメディ作品。
2016年にfeel.制作でアニメ化された。

この作品に登場する駄菓子は実際に販売されている(されていた)商品で、この作品で小さな頃食べた駄菓子を思い出し食べたくなる人も多い。
一話で一商品以上紹介しており、有名所からマイナーな駄菓子まで幅広く紹介されている。
メーカー許可が下りなかったと思われる商品は「それっぽいもの」になっている。
また駄菓子の他にも「めんこ」「けん玉」と言った駄菓子屋で買えた玩具の紹介もされている。

おやつカンパニーとコラボし、だがしかしパッケージの「ブタメン(明太マヨ味)」「ベビースターラーメン(ココナッツカレー味)」が発売した。

『だがしかし』のあらすじ・ストーリー

高校生の主人公「鹿田ココノツ(しかだここのつ)」は、漫画化になるという夢を持っていた。
しかしココノツの実家は駄菓子屋の「シカダ駄菓子」であり、ココノツの父「鹿田ヨウ(しかだよう)」はココノツに駄菓子屋を継がせようとしていた。
ココノツはそれを嫌がっているが、そこにまるで二次元から出てきた様な美少女「枝垂ほたる(しだれほたる)」がやってきた。
ほたるは大手の菓子会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢で、ヨウを枝垂カンパニーの社員にスカウトしに来たのだった。

ヨウはココノツが「シカダ駄菓子」を継ぐまでは行かないと断り、ほたるはココノツに駄菓子屋を継ぐよう様々な手段を講じる。
ココノツは異性としてほたるにドギマギしつつも、ほたるとヨウの思惑通りにはならないと反発する。
しかしココノツもやはり駄菓子屋の息子であり、駄菓子に対する人並み以上の知識を持っているのであった。
ほたるはココノツに駄菓子屋としての素質を感じ、ココノツと駄菓子問答をするために何かと「シカダ駄菓子」に現れるようになる。
ココノツの幼馴染で双子の「遠藤豆(えんどうとう)」「遠藤サヤ(えんどうさや)」兄妹を交えながら、駄菓子を中心とした日常を送っていく。

ココノツは次第に、自分が駄菓子屋を継ぐかどうかを決断しないことで、ほたるの行動を縛っているのではないかと心配になる。
ほたるには最高のお菓子メーカーを作るという夢があった。
ココノツは自分がその邪魔になっているのではないかとほたるに打ち明ける。
しかしほたるはお菓子メーカーを作るのは夢ではなく現実で、シカダ駄菓子へ行くのは駄菓子屋として楽しいからでもあると答えた。
ココノツはその答えに安心し、そしてまたいつもの日常が続いていくのだった。

『だがしかし』の登場人物・キャラクター

鹿田ココノツ(しかだ ここのつ)

CV:阿部敦

本作の主人公。「シカダ駄菓子」の店主ヨウの息子。あだ名はココナツ。
将来の夢は漫画家で、本人は周りには秘密にしているつもりであるがバレている。
ヨウとほたるから駄菓子屋を継ぐよう迫られるが、漫画家になる夢を諦めたくなく断り続けている。
駄菓子屋の息子であるためか、駄菓子に対する知識が深く駄菓子オタクのほたるすら知らない事を知っている。
異性への興味は年齢相応で、ほたるの巨乳が気になったり、ほたるの意味深な発言を変に深読みして勘違いしては赤面している。
幼馴染のサヤの事も気になり、ほたるとは逆に貧乳であるが「脚」が良いと思っている。
豆とは友人で、思春期の男子らしい会話をしたりおバカな行動を一緒にしている。
常識人っぽい立ち居地であるが一度スイッチが入ると変人側に入る。

枝垂ほたる(しだれ ほたる)

CV:竹達彩奈

本作のヒロイン。大手菓子会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢。年齢は不明であるがココノツ達と近い年齢らしい。
ココノツ曰く二次元から出てきた様な巨乳の美少女。
いつもゴスロリ風のシックな服を着ており、服はほぼ毎回違う。
ココノツよりは年上のようで、大人っぽい雰囲気を出しているが精神年齢は低めでド天然。
ハイテンションな自信家で、何かとスタイリッシュなポーズを決めたりカッコイイ台詞を言ったりしているが、その反面中身はポンコツ気味。
ノンアルコールビールでも酔っ払い、乗り物酔いをし、勝負事には弱く、駄菓子のアタリを一度も引いたことがなく、全裸を人に見られても動じないくらい羞恥心もない。
駄菓子オタクで、とにかく駄菓子を愛しており駄菓子の為に生きているような人間。
何かとシカダ駄菓子へ行き、ココノツに駄菓子問答を仕掛けている。
好きな異性のタイプは「ポテトフライ」のマスコットポッチくん。

遠藤サヤ(えんどう さや)

CV:沼倉愛美

ココノツの友達。豆の双子の妹。
遠藤家が営む「喫茶エンドウ」の看板娘で、いつも店番をしている。金髪と両耳に沢山つけたピアス、口からのぞく八重歯がトレードマーク。
気が強くツンデレ気味であるが基本的には素直な性格で、ココノツたちと遊んでいる時も屈託の無い笑顔を見せる。
ココノツに片想いをしており、何かとココノツを気にかけている。
最初はココノツと親しくなっていくほたるを警戒していたが、田んぼに落っこちたほたると道端で出会い、放って置けず家のお風呂を貸した。
ほたるの破天荒な人柄からなのか、警戒心が解けその後すぐに仲良しになった。
器用で初心者であってもけん玉やおはじきなどのゲームあっという間にマスターするため、ほたるから「サヤ師」と呼ばれている。
兄・豆とは仲は悪くないが豆が一言多い性格のため、大抵豆をボコボコにしている。
駄菓子の情報には疎く、本作では常識人に入る。

遠藤豆(えんどう とう)

CV:鈴木達央

ココノツの友人。サヤの双子の兄。
いつもサングラスをしているためヤンキーにも見えるが、至って好青年。
ココノツに片想いするサヤの気持ちを知っており、影ながら応援しているが一言多くボコられる。
女の子に対してはモテたいなど年齢相応な気持ちを持っていて、サヤやほたるの居ないところでココノツと騒いでいる。
遠藤家でお風呂に入っていた全裸のほたると鉢合わせしサヤに怒られるも、羞恥心が無かった全裸のほたるに両肩を掴まれ威勢良く挨拶され、あまりの事に気絶した。
陽気なおバカさんであるが、たまに的を得た発言をすることもある。

鹿田ヨウ(しかだ よう)

CV:藤原啓治

ココノツの父親。シカダ駄菓子の店主。
ココノツに店を継がせたいと思っていて、いつもほたると一緒にココノツが駄菓子屋を継ぐ決心をするような策を考えている。
テンションが高くフリーダムな性格で、ココノツの書いた漫画を勝手に読んでいる。
店番をココノツに任せてどこかに行ってしまったり、店の駄菓子を自分で食べてしまったりする。
駄菓子界では有名らしく、ほたるから尊敬されている。
妻(ココノツの母)は実家に帰っている。

作品内で紹介された駄菓子

うまい棒

誰しも一度は口にしたことがあるであろう、株式会社やおきんが製造するスナック菓子。
本作でも1話に登場し、駄菓子の王道・キングオブ駄菓子と賞された。
ほたるがココノツにうまい棒の美味しい組み合わせを問うと、「チーズとたこ焼き味で、チーズたこ焼き味」「ピザ味とオニオンサラダ、コーンポタージュでイタリアン気分セット」などの提案がされた。

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