赤い公園(バンド)とは【徹底解説まとめ】

2010年に結成された4人組ガールズバンド・赤い公園。
クラシックやポップス、ロック、昭和歌謡など様々なジャンルの音楽を内包したバンドサウンド、独創的で複雑なアレンジ、それでいて聴きやすいキャッチーさで、注目を集めている。
全曲で作詞作曲を行うギターの津野の体調不良による一時活動休止を乗り越えて、精力的なCDリリース、ライブ活動でファンを増やしている。

赤い公園の概要

2010年、高校の軽音楽部に所属していた4人で結成し、地元の東京都立川市のライブハウス「立川BABEL」を中心にライブ活動を開始した。
同年12月には、神聖かまってちゃんが主催するライブイベントに出演するなど、めきめきと頭角を現していった。

2011年、自主制作のデモ音源『はじめまして』、自主制作のミニアルバム『ブレーメンとあるく』を立て続けに発表した。
同年10月には、カナダで開催された『Next Music from TOKYO vol 3』に参加し注目を集め、複数のレコード会社による争奪戦の末にEMIミュージック・ジャパンと契約を果たした。

2012年2月、ミニアルバム『透明なのか黒なのか』をリリースし、メジャーデビューを果たした。
結成からわずか2年でのメジャーデビューであり、順風満帆のスタートかと思われたが、10月、ギターの津野米咲の体調不良により活動を休止させた。

2013年3月、活動を再開させることを発表した。
6月にリリースされたSMAPのシングル『Joy!!』では、津野が作詞作曲を担当した。
8月、1stアルバム『公園デビュー』をリリースし、オリコン27位を記録した。
2014年、9月にリリースした2ndアルバム『猛烈リトミック』が第56回輝く!日本レコード大賞にて「優秀アルバム賞」受賞した。
2016年にリリースされた3rdアルバム『純情ランドセル』では、會田茂、亀田誠治、島田昌典、蔦谷好位置など実績のあるプロデューサーを招いて製作された。

赤い公園のメンバー

佐藤千明(さとう ちあき)

ボーカル、キーボード担当。
メンバー最年少で、173センチ前後の一番の高身長。
J-POPやディズニー音楽が好みで、バンドに加入するまでバンド系の音楽はあまり聴いていなかった。

津野米咲(つの まいさ)

ギター、コーラス担当。
メンバー唯一の上級生で、バンドのリーダー。
全曲の作詞作曲プロデュースを手掛けている。
音楽一家に育ち、4歳からエレクトーンを習っていて、ギターを始めたのは高校1年生だった。

藤本ひかり(ふじもと ひかり)

ベース担当。
中学生の頃に友人や先輩の影響でバンドに興味が沸き、音楽を始めた。
洋楽やヒップホップをよく聴くが、メタルといった激しい音楽も好んでいる。
メタル好きであるため、シンプルなものよりエフェクターをガンガンかけたベースプレイをすることが多い。

歌川菜穂(うたがわ なお)

ドラム、コーラス担当。
小学生の時に吹奏楽を押してくれていた大学生の影響から、吹奏楽でドラムを始めた。
ポップスやゲームミュージックが好みで、バンドを始めるまでバンド系の音楽は知らなかった。
高校卒業後、東京工学院専門学校のグラフィック・デザイン科へ進むが、バンドが軌道に乗ったため、ミュージック科に転科して本格的にドラムを学ぶ。

オリジナルアルバム

『公園デビュー』

1.今更
2.のぞき穴
3.つぶ
4.交信
5.体温計
6.もんだな
7.急げ
8.カウンター
9.贅沢
10.くい

2013年にリリースされた1stアルバム。
中毒性のある変則的な曲調でありながら、キャッチ―なフレーズでポップさを演出した曲が多くなっている。
『今更』『のぞき穴』などシングルでの発表曲が3曲収録されている。

『猛烈リトミック』

1.NOW ON AIR
2.絶対的な関係
3.108
4.いちご
5.誰かが言ってた
6.私
7.ドライフラワー
8.TOKYO HARBOR
9.ひつじ屋さん
10.サイダー
11.楽しい
12.牢屋
13.お留守番
14.風が知ってる
15.木

2014年にリリースされた2ndアルバム。
前作と比べて変則なメロディとキャッチ―さのバランスが取れており、より聴きやすくなった。
『風が知っている』『絶対的な関係』などシングルで発表された曲を3曲収録している。

『純情ランドセル』

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