ルーンファクトリー4(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

発売元である「マーベラスAQL」より2012年に販売されたニンテンドー3DS用ソフト。ルーンファクトリーシリーズ第6作目になる。売上本数が20万本以上に達するほどのヒット作となるが、開発元である「ネバーランドカンパニー」が2013年に倒産した為、現時点で最終作となる。ジャンルはファンタジー生活ゲームで、記憶を失った主人公が「王族代行」となり、冒険や農業を通じて王国の問題に対応していく物語になる。

今作では大会で活躍したり、町の依頼をこなすと「王子・姫ポイント」を貰える。そのポイントを使用して、様々な「オーダー」をすることができる。
オーダーの内容は多種多様で、「資材の確保」「施設の拡張」「祭りの開催」「工作系スキルの取得」「台風の操作」など、ゲームを有利に進めることができる。

ヒロイン・ヒーローとの結婚

プレイヤーは仲良くなった特定の異性キャラクターと結婚することができる。対象は主人公の異性になり、結婚式では専用の衣装とムービーを見ることができる。結婚後はお弁当を貰ったりなどの生活ができ、一定の日にちが過ぎると子供が生まれる。

物語を進めてラストボスを倒すことでもエンディングは流れるが、結婚し子供ができる事でもエンディングが流れ、生活の面でのクリアになる。

『ルーンファクトリー4』のあらすじ・ストーリー

この世界は「ネイティブドラゴン」と呼ばれる、世界の創世に関わる4柱の竜がいる。世界は生物や自然の生命力である「ルーン」で満ちているが、ネイティブドラゴンの1柱である風幻竜「セルザウィード」は、長年の大地にルーン満たす役割により自身のルーンが枯渇していた。それを嘆いたセルザウィードの友人達が「アースマイト」一族の力を借り、モンスターと融合する禁術「エーテルリンク」により「守り人」となりルーンの供給を行ったが、それにより人としての自我がほとんどなくなり、二度と会えなくなってしまった。
アースマイト一族は、二度とそのような悲しいことが起きないようにするため研究を行い、ついに周囲のルーンを集め供給する守り人の代わりになる装置「ルーンスフィア」を完成させる。アースマイト一族である主人公は、ルーンスフィアを届けるため「セルフィア」に飛行船で向かう途中、突如ルーンスフィアを強奪するべく襲撃をして来た「ゼークス帝国」と遭遇する。主人公は応戦するも飛行船は墜落してしまう。それにより、ルーンスフィアは紛失、主人公は転落してしまうことになる。幸い落ちたところはセルフィア王宮の「竜の間」で、そこにいたセルザウィードに受け止められ一命をとりとめる。しかし、転落の衝撃により記憶喪失になってしまう。転落した日はちょうど王国繁栄のサポートを行う「王族代行」を他国から招待する日であり、セルザウィードは現れた主人公を王国代行と勘違いしてしまう。主人公は自覚がなく、王国代行なら行っているうちに思い出すと言われ、住む家もないことから王族代行を承諾することになる。

セルザウィードはルーンの様子から自身の死期を語り、死ぬ前にかつての友人達である守り人を、自我が薄いままルーンを供給し続ける役目から解放するように主人公にお願いする。
主人公は各地の守り人を開放していく中で、紛失したルーンスフィアを発見する。主人公は各地の守り人の代わりにルーンスフィアを設置、それによりセルザウィードは元気を取り戻すのだった。

しかし、設置したルーンスフィアを強奪するため、再びゼークス帝国が襲撃を仕掛けてくる。町を襲われ応戦により撃退したが、そのすきにルーンスフィアを奪われてしまう。ゼークス帝国の皇帝「エゼルバード」は強奪したルーンスフィアの力を使い、セルザウィードと融合する禁術「エーテルリンク」を使い「エゼルウィード」に姿を変える。
主人公は激闘の末、エゼルウィードを撃退する。エゼルバードはエーテルリンクにより魔物という存在になっており、別次元にある「始まりの森」に送還された。「始まりの森」とはすべての魔物が死後に魂となり戻されると言われている場所である。同時にセルザウィードも肉体が崩壊し、「始まりの森」に送られることになる。

主人公はセルザウィードがいなくなり悲しみに暮れる中、ルーンスフィアにセルザウィードの魂を入れることで復活させることができることを知る。
主人公は始まりの森へセルザウィードの魂を探しに出かける。
無事に魂を見つけ、ルーンスフィアに入れることでセルザウィードは復活を果たす。
主人公はセルザウィードが戻ってきたことを喜び、そして、これからも王族代理としてセルフィアを繫栄させると誓い、物語は終了する。

『ルーンファクトリー4』の登場人物・キャラクター

レスト・フレイ

左が「レスト」、右が「フレイ」

「レスト」CV:内山昂輝、「フレイ」CV:斎藤千和

本作の主人公。どちらを選んでも設定は同じで、結婚対象以外ほとんど違いはない。

「セルザウィード」のルーン枯渇を助けるため、ルーンの供給をするために自身の自我を捨て会えなくなことを承知で「守り人」になる友人達と、それを止めることのできずに別れてしまったセルザウィードの悲しい関係が、二度と起きないようにするために研究をしてきた「アースマイト」一族の末裔。一族の研究成果である開発された「ルーンスフィア」を飛行船で届けに行く途中、ルーンスフィアを強奪しに来た「ゼークス帝国」に襲撃される。応戦も空しく、飛行船は墜落しルーンスフィアは失われる。また、主人公もその衝撃で転落してしまう。運よく王宮のセルザウィードに受け止められるが、転落の衝撃で記憶喪失になり、わけのわからないまま「王族代行」を任されることになる。
王族代行として、農業や冒険、住民とのふれあいを通じて王国の活性化を行う。後に記憶を取り戻し、再度襲撃を仕掛けてくるゼークス帝国と応戦する。

マーガレット

CV:悠木碧
誕生日:春の月21日、好物:「オトメロン」「恋の予感」、嫌いなもの「イカ類」

音楽を愛する優しいエルフの女性。真面目な性格で地域清掃などを率先して行うなどの働き者。日夜食堂で歌っており、食堂に来た客を楽しませている。その歌声は音楽家にスカウトされたこともあるらしい。ゲーム上では歌っている時に近くによるとBGMが変化する。極度の高所恐怖症なのに、なぜか町のがけっぷしに住み着いている変わり者。

得意な武器は「杖」で、歌によるサポートを得意とする。

フォルテ

CV:小林沙苗
誕生日:夏の月22日、好物:「オムライス」「チョコレートケーキ」、嫌いなもの「カレー料理」

城の警備を務める真面目で頑固な女騎士。日々訓練をしているため恋愛事情には疎く、「かわいい」などの言葉ですぐに動揺する。甘いものが好きで幽霊が苦手なことを隠しているが、弟の「キール」により広く拡散されている。
料理が苦手であるが、幼少時に母親に騙され剣の使い方として包丁さばきを教わっていたため、包丁さばきだけは得意。

得意な武器は「両手剣」で、剣技による攻撃が得意。

シャオパイ

CV:金元寿子
誕生日:夏の月26日、好物:「水晶系」「金剛花」、嫌いなもの「トマト」

銭湯兼旅館「小鈴」の看板娘。独特な話し方で会話をする。しっかり者の頑張り屋だが、頑張りすぎて失敗をしてしまうこともある。しかし、決して身体能力が低いわけではない。母親も失敗が多いがなぜか良い方向に向かうことが多く、自分との違いにコンプレックスがある。コンプレックスはあるが、決して嫌いなのではなく、逆に母親のことを「かわいい」と思っているほど大好きな様子。中華系の料理が好きで、幼少期のトラウマからトマトが苦手。特に上位野菜の「ラージトマト」を渡すと感情が爆発する。

得意な武器は「斧」で、斧による一撃を得意とする。

クローリカ

CV:生天目仁美
誕生日:春の月12日、好物:「アップルパイ」「プラチナ」、嫌いなもの「ブドウ料理全般」

城の執事である「ヴォルカノン」の下で修行する執事見習い。常にぼーっとしており、立ったまま居眠りしてしまうこともある。また、非常に忘れっぽく、忘れていたことを忘れるなど日常茶飯事である。
しかし仕事の腕は良く、居眠りしていたとしてもすでに仕事が終わった後など、能力は高い。たまに居眠りしながら仕事をこなしていることがある。料理も得意で全体的に万能。ブドウが苦手な理由は食べるのが面倒だから。
同じ執事見習いの「ビシュナル」とは逆に、やる気がないが仕事の能力は高いタイプ。

得意な武器は「槍」で、援護をメインに戦う。クローリカのみ移動で走ることはない。また、突然居眠りをする。

コハク

CV:佐藤聡美
誕生日:春の月26日、好物:「金剛花」「ミックス・オ・レ」、嫌いなもの「鉄千輪」「イカ」

「セルザウィード」を支えるため禁術エーテルリンクでモンスター「アンブロシア」と融合していた少女。解放された後、町の住人になる。天然で明るく、モンスターだった期間が長いせいか世間知らずでいろいろと抜けているため、「役立たず」など腹黒い言葉を笑顔で口にすることがある。モンスターだったころの記憶はないが、日向ぼっこや花が好きで寒いのが苦手と、「蝶」のような部分がある。なぜか蝶のような羽をはやして飛ぶことができ、本人は気にしていない。
チクチクする「鉄千輪」とぬめぬめする「魚類」が苦手で、特に「イカ」は性格が変わるほど嫌い。

得意な武器は「じょうろ」「ハンマー」で特殊技を得意とする。

fato610
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