ガン×ソード(GUN×SWORD)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガン×ソードとは谷口悟朗監督によるオリジナルTVアニメーション作品である。2005年7月4日から12月26日までテレビ東京で放映された。物語は主人公である流浪の男・ヴァンが行方不明の兄を探しているヒロインのウェンディや街で呑んだくれているヒーローの老人達らと出会いながら、恋人・エレナを殺害した鉤爪の男を追い、最終的には復讐を果たすという内容になっている。

CVは保志総一朗。ウェンディの兄。16歳。「カギ爪の男」に誘拐されたが、彼の思想に共鳴して彼を「同志」と呼んで従うようになった。だが、カギ爪を信じようとする反面、信じ切れない自分の中の矛盾に苦しむ場面も見られる。彼が操るヨロイ「サウダーデ・オブ・サンデイ」はオリジナル7専用ヨロイの中でも最も強力な性能を持っており、「幸せの時」実現に必要なパーツでもある。
ウェンディのことは大事に思っているが、カギ爪の男に共鳴してからは自分の価値観を押し付ける傾向が強くなり、最終的には精神的に成長したウェンディからも拒絶される。

『ガン×ソード』の用語

ヨロイ

名称は「Yieldingly Operatable Robotized Overbearing Infantry(自在に操作可能な自動化された威圧的な歩兵)」の略であり、所謂ロボットである。
規格などはないため、ヨロイごとに形状が異なり地域やつくり手によってさまざまなヨロイが存在する。ただし、基本的には人形のものが多くみられる。

オリジナル7

惑星「エンドレス・イリュージョン」流刑惑星として開拓された歴史があり、凶悪な犯罪者を監視するために圧倒的な力を持たせた組織のことをオリジナル7と呼んでいた。当初は抑止力として働いていたが徐々に腐敗し、私利私欲のために力を利用する存在へと成り下がっていった。
劇中のオリジナル7はそのようなメンバーを殺害し、新たなメンバーによってオリジナル7専用ヨロイを運用している言わば「新生オリジナル7」である。本来であれば7名であるが、主人公のヴァンによってオリジナル7専用ヨロイである「ダン・オブ・サーズデイ」が奪われている状態のため6名で構成されている。

『ガン×ソード』の名シーン・名場面

ヴァンが復讐の相手である「カギ爪の男」を発見したシーン

13話にて主人公・ヴァンが恋人・エレナの敵である「カギ爪の男」を発見したシーンである。主人公とは思えない不敵な笑みが印象的であり、このシーンはニコニコ動画などで「オリジナル笑顔」と呼ばれている。このシーンの後にヴァンは覚醒し、敵を見事撃破している。

「若いな、若造」

3話でのワンシーン。自分の能力を街の人々に認められず暴れているヨロイ乗りに対して、エルドラチームの1人であるバリヨ(グリーン)が放った一言。若造なので若いのは当然ではあるのだが、老人である彼が言うことで非常に深い言葉となっている。

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