丸喜拓人/アザトース(ペルソナ5)の徹底解説・考察まとめ

丸喜拓人(まるき たくと)/アザトースとは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の5作目、そのリメイク版である『ペルソナ5 ザ・ロワイル』(P5R)にて追加されたキャラクターである。物語序盤、とある事件がきっかけで、非常勤スクールカウンセラーの拓人がP5主人公の通う高校「秀尽学園(しゅうじんがくえん)」に赴任する。アザトースの方は拓人の持ちペルソナであると同時に、『P5R』で追加された時間軸「3学期」の中で起こる事件の黒幕にあたるキャラクターとして、物語終盤に登場する。

バステ(バッドステータス)系スキル。
敵全体に中確率で状態異常「恐怖」を与える事ができる。

タルカジャ

補助系スキル。
味方1体の攻撃力をあげる事ができる。丸喜拓人/アザトースの場合は、アザトースの攻撃力が上昇する。

無形の守り

補助系スキル。
丸喜拓人の防御力を上げる事ができる。

コンセントレイト

補助系スキル。
物理属性以外の攻撃技の威力を1ターンだけ、2.5倍に上げる事ができる。

万魔の構え

特殊スキル。
次のターンで、スキル「万魔の混沌」を使用する時にのみ発動する。
アザトースのHP(ヒットポイント)が50%以下になると使用するようになる。

万魔の混沌

万能属性の攻撃技。
敵全体に大ダメージを与える事ができる。

流れ込む生気

回復系スキル。
場に触手が残っている時に限り、毎ターン発動する。触手から「流れ込む生気」により、本体が回復する仕組みとなっている。全ての触手を倒す事で発動を防げる。

丸喜拓人/アザトースの来歴・活躍

恋人を救いたいという思いからペルソナ・アザトースを手に入れた丸喜拓人

家族を殺された事で廃人と化してしまった恋人・留美(ベッドの上の女性)を前に、彼女を救えない事で悩む丸喜拓人。この頃はまだ、アザトースを手にしていない。

丸喜拓人がペルソナ・アザトースの力を手に入れたのは、『ペルソナ5 ザ・ロワイヤル』の本編が始まる、それ以前のことだ。その頃の彼は、カウンセラーではなく、「認知訶学」という学問を研究する学生だった。この「認知訶学」とは、人間には様々な「認知」で彩られた世界「認知世界」と呼ばれる場所があり、それに直接触れる事でその世界の主の「認知」を変える事ができる、というもので、丸喜拓人自身が考えついたものだった。しかしそれ故に、世間からは正式に学問として認められておらず、研究も難航していた。だが、この認知学をもっときちんと研究する事が叶えば、犯罪者の認知に触れ、彼らの犯罪性を抑制する事ができる筈だ、と丸喜拓人は考えていた。そうすれば、留美のような苦しい思いをする者は減る。その一縷の希望だけを持って、研究を続けていた。

そんな日々の中、ある日、留美の家族を殺した犯人が逮捕される事になる。さらには、彼がまとめた「認知訶学」についてまとめた論文に興味を示す者も現れ、もしかしたら多額の資金援助を受けられるかもしれない事に喜んだ丸喜拓人は、この2つの嬉しいニュースを留美に告げに行く。だが、事件の日の記憶がトラウマとなっていた留美は、丸喜拓人から2つの話を聞いた途端、事件の日の記憶がフラッシュバックし、パニックに陥ってしまう。そんな彼女の様子を目にした丸喜拓人は、自分では留美を救う事はできない、と絶望してしまう。だが、どうすればよいのかと悩んだその時、彼の頭の中に謎の声が聞こえてくる。その声の持ち主こそが、アザトースだったのである。丸喜拓人は、留美を苦しみの中から救う為、アザトースの力を借りて彼女の事件に纏わる記憶を塗り替える。結果、留美は元のように元気な留美に戻るが、代償として丸喜拓人に纏わる記憶も一緒に失ってしまう。その事に丸喜拓人はショックを受けるも、これで彼女が苦しむ事がないのであれば、と、留美の前から姿を消す事にする。そしてこの事件をきっかけに、丸喜拓人はアザトースを使役するペルソナ使いとなった。

留美と別れた後は、1人、研究に明け暮れる日々に戻った丸喜拓人/アザトースだったが、ある日、突然「認知訶学」の研究を中断するようにと教授から命じられてしまう。突然の中断の申し出に疑問を抱いた丸喜拓人/アザトースは、教授や出資者に直談判し、研究の中断を取りやめるように訴えるが、決定事項だと突っぱねられてしまう。そこで彼は大学をやめ、1人「認知訶学」の研究を続ける事にする。

「芳澤すみれ」との出会い

大学をやめ、カウンセラーとして働いていた丸喜拓人/アザトースのもとに現れた、芳澤すみれ。

大学をやめた後、丸喜拓人/アザトースは友人の渋沢に勧められ、カウンセラーとして働きながら研究を続けていく。そんなある日、彼のもとに1人の少女が現れる。親の勧めで彼のもとにやってきたという少女・芳澤すみれは、姉の芳澤かすみを事故で亡くしていた。かすみが亡くなった事故にはすみれ自身も関わっており、自分のせいで姉は死んでしまったと思っていた。その事で悩み続けるかすみを見かねた両親が、カウンセラーである丸喜拓人/アザトースのもとへ診療を受けに行くように勧めてきたのである。

丸喜拓人/アザトースと話していく内に、彼に心を開いたすみれは、「ここに居るのが自分ではなく、姉だったらよかったのに」「何をすればいいのかわからない」「姉のようになりたい」という本心をこぼす。それを聞いた丸喜拓人/アザトースは、彼女を救う為、アザトースの力で彼女の認知を曲解させる事にする。結果、すみれは元気を取り戻すものの、代償として自分自身が「かすみである」という誤解を抱くようになってしまう。亡くなったのは姉の「かすみ」ではなく、妹の「すみれ」の方だという間違った認知を持ったまま、すみれことかすみは、丸喜拓人/アザトースのもとを後にする。

秀尽学園への赴任

スクールカウンセラーとして赴任した「秀尽学園」にて、P5主人公(黒髪の少年)とその仲間達に声をかける丸喜拓人/アザトース。

「芳澤かすみ」の一件後もカウンセラーとして仕事をしつつ、研究を続けていた丸喜拓人/アザトースだが、ある時、彼のもとに都内の高校「秀尽学園」からスクールカウンセラーとして赴任してきてほしいという仕事がくる。その頃、秀尽学園ではある大きな事件が起きたばかりだった。というのも、学園の教師である鴨志田卓(かもしだ すぐる)が、生徒達に対して暴力にも近い指導を行っていた事が発覚したのだ。さらにそれが発覚した裏には「心の怪盗団」と呼ばれる存在がおり、彼らが鴨志田卓の心を「改心」させたから、事件が解決した、という話も存在していた。その話を耳にした丸喜拓人/アザトースは、それらの事象が、自分が研究をしている「認知訶学」に近い事に気づく。またその頃世間では、「精神暴走事件」と呼ばれる事件が発生しており、ある時、突然理由もなく廃人と化してしまった人達によるなんらかの暴走事件が多発するようになっていた。自分のかつての研究が、なんらかの形で作用している事に気づいた彼は、研究の中断の裏にあったものを探る為、心の怪盗団が出没した秀尽学園のカウンセラーになる事にする。

秀尽学園に赴任した丸喜拓人/アザトースは、そこで学園長から事件に大きく関わりがある生徒達の事を特に気にかけるようにしてほしいと頼まれる。そこで彼は、赴任早々、学園長から頼まれた生徒達に会いに行く。その中には、本作の主人公であるP5主人公とその仲間達の姿もあった。この頃、P5主人公とその仲間達は、「イセカイナビ」と呼ばれるアプリを通して、丸喜拓人/アザトースが実在すると考えていた「認知世界」へ足を踏み入れていた。そこでペルソナ使いとしての能力に覚醒した彼らは、認知世界が現実世界の人々の認知に関わっている事を知り、自分達の力と認知世界の性質を使い、「悪人」の改心を行う事を決意。「心の怪盗団」を結成し、その最初のターゲットとして、秀尽学園で悪行を働いていた鴨志田の「改心」を行っていたのである。そして奇しくも、丸喜拓人/アザトースは彼らが「認知世界」から現実世界へ戻ってくる瞬間を偶然目にする事となる。カウンセリングは、そんなP5主人公達と近づける絶好のチャンスだと考えた丸喜拓人/アザトースは、カウンセラーとして、学校側からカウンセリングを行うように頼まれているということを、彼らに告げ、自分のもとへ来るように差し向ける。下手に反抗的な態度を取って、学校側に目をつけられたくなかったP5主人公達は、致し方なく個々に丸喜拓人/アザトースのカウンセリングを受ける事にする。

P5主人公との交流

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