Angel Beats!(エンジェル ビーツ)のネタバレ解説まとめ

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Key所属のシナリオライター「麻枝准」が原作・脚本を手掛けた作品。
2010年にTBS系で放送された、全13話のアニメオリジナル作品である。
死後の世界の学園を舞台とし、「人生」をテーマとした青春アニメ。
テストや球技大会などの日常的な学園生活、銃火器や刀剣を用いた戦いを描く非日常な生活、登場人物の送った生前の理不尽な人生、この3つを柱にストーリーが展開されていく。

あらすじ・ストーリー

死後の世界

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ある日、見知らぬ学校の敷地で目覚めた少年「音無 結弦」は、名字を除く生前の記憶を全て失っていた。
そして、そこで「仲村 ゆり」という少女に声を掛けられる。
彼女によると、ここは死後の世界であり、彼女らは神に抗い、その使いである「天使」と戦っていると告げられた。

ライフルを構えるゆりの姿を見て、余りに現実離れした光景や言動を理解出来ない音無は、天使と呼ばれる生徒会長でもある可憐な少女に声を掛けた。
しかし、死後の世界である証拠を求めたところ、天使の「handsonic」と呼ばれる手首から刃物が出る能力で、胸をひと突きにされてしまった。

保健室で目覚めた音無は、すぐ横の血だらけのワイシャツから、事態の認識をした。
信用出来る人を探すべく、校長室へ向かったところ、ゆりを筆頭とする組織「死んだ世界戦線」の本部となっていた。

ゆりと「日向 秀樹」が創設し、理不尽な人生を与えた神に反抗するために生まれた組織である。
音無はゆりによって半強制的にはこの組織に入隊させられた。

死後の世界に迷い込んだ人に模範的学生生活を送らせ、消滅をさせている神の使いである天使と、それを拒む死んだ世界戦線のメンバー。
こうして音無は、天使との戦いに巻き込まれた。

消滅

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天使の住処に潜入し、神へと通じる秘密を探るオペレーションにて、大々的な陽動を頼まれたガールズロックバンドの「Girls Dead Monster(以降:ガルデモ)」のリーダー「岩沢 雅美」。

彼女は、体育館を占拠した前代未聞の告知ライブへ向けてリハーサルを続ける。
音無は偶然そこに居合わせ、見入ってしまうほどの熱量を持ったリハーサルだった。
そして、岩沢から彼女の生前の記憶を聞くことになった。

岩沢は両親のケンカが絶えない家庭環境で育ち、CDショップで聴いた歌で救われたことをきっかけに音楽に目覚めた。
インディーズで音楽活動をはじめ、アルバイトをしながらオーディションを受ける日々を過ごし、上京を目指した。
しかし、両親のケンカに巻き込まれてしまい、脳梗塞になり倒れてしまった。
入院はしたものの、失語症となり18歳で死んでしまっていたのだった。

そして、ガルデモのライブが始まり、序盤から盛り上がりをみせていたが、教師により取り押さえられてライブは中断させられてしまう。
ギターに触れた教師に激怒して、岩沢はギターを奪い取り、新曲のバラードを演奏し始めた。

演奏を終えた彼女は、自分の人生の意味を見つけた。
「歌い続けていくことが、生まれた意味」と確信し、演奏が終わるとともに消滅した。

ゆりによると、誰かが岩沢を消滅させたわけではなく、彼女自身が納得しただけとのこと。
消滅の条件は、天使のいいなりになって模範的学生生活を送るだけでは無かった。

失墜の天使

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テスト期間が近づいてくる中、ゆりは天使の邪魔をして校内順位を最下位に突き落とす作戦を計画する。
天使は人間のように心を持っている可能性があると考え、生徒会長としての名誉に傷つけることで精神的打撃を与えようとした。

答案用紙を回収するときにニセの答案用紙にすり替えることになったが、天使の名前を知らなかった戦線メンバー。
成り行きで音無は天使に名前を聞かれ、同時に天使に名前を尋ねたところ、「立華 かなで」という名前を簡単に教えて貰えた。

戦線の作戦は成功し、テスト期間は終了した。
後日、天使が全教科0点を取ったことが噂となっており、さらには生徒会長解任となってしまった。
そして副会長の「直井 文人」が生徒会長代理に任命された。

戦線の邪魔をする大義名分が無くなった天使を試すべく、オペレーションを決行することになった。
岩沢の代わりにガルデモに加入した「ユイ」によるライブが始まり、天使はあっさりとライブ会場に入ってきた。
しかし、演奏を止めるようなしぐさは見せず戦意もなく、ただ食券の券売機に向かって麻婆豆腐の券を購入。

これまでの結果からゆりは天使はただの人であると導き出された。
失意の底で慰めの好物である麻婆豆腐を食べようとした、その行動が証拠であった。
神への糸口すら見つかっていないことを認識し、振り出しに戻ってしまった。

天使は孤独なのでは、と心配した音無は、彼女を仲間に加えようと戦線メンバーに提案したが、猛反発され却下されてしまった。

生徒会

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時間外活動の校則違反により、生徒会長代理・直井に反省室へ連行されてしまった戦線メンバー。
翌日開放されたものの、今後の活動に悩むゆりは直井の出方を探るべく、好き勝手に授業を受ける作戦を指示した。

一方、音無はさりげなさを装いつつ、天使を学食へ誘った。
しかし、そこに直井が現れ、校則違反である休み時間の食事をしていたため、2人は独房のような部屋に閉じ込められてしまう。

しばらくすると、ゆりから預かっていた通信機に通信が入ってきた。
彼女によると、直井は表面上は生徒会長代理を務めているが、裏では一般生徒に暴行を加えていた。
そして、一般生徒を盾にする直井の攻勢に成す術がなく、戦線メンバーが劣勢に追い込まれていることを知る。

天使の能力「handsonic」と音無の発想から、なんとか部屋から出ることが出来たが、校庭に向かい見えたのは、赤く染まる容赦無い惨い光景だった。

自身を神と呼ぶ直井は習得した催眠術で、ゆりの記憶を改変させて消滅させようと企てるが、それに対して激怒した音無は直井を殴り飛ばし、たとえ理不尽な人生を送ってきたとしても、頑張って生きてきた人生は本物であるという想いをぶちまけた。

誰かに認められたかった直井は、音無によって心を動かされ、戦線の一員に加わることになった。

生前の記憶

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ある日ゆりは直井に、彼が習得していた催眠術を使い、音無の失われた記憶を取り戻すよう指示を出した。
今の生活が終わってしまうのではと不安になっていたものの、勇気を振り絞って催眠術を受けると決意した。

音無は生前、生きる意味を見いだせないままアルバイトを続け、死んだように生きていた。
病気で寝たきりのまま入院を続けていた妹「音無 初音」という存在が支えであったが、彼女は死んでしまった。
何もしてやれなかった音無は、医師を目指すようになり生きる意味を見つけた。
そして、大学の試験会場へ向かう最中、電車の事故に巻き込まれてしまった。

かなで

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食料調達のために、川での魚釣りをすることになり、川へ移動する途中に音無は天使を見つけ、彼女も誘った。
戦線メンバーは最初は警戒していたものの、音無の説得によりゆりは許可を出した。

天使の竿にヌシがヒットし、総員で引っ張ることで釣り上げに成功した。
釣り上げられた巨大なヌシは音無たちを食べようとしたが、天使の分身するスキルでヌシを退治した。

活動を終えて音無は天使を下の名前・かなでで呼ぶことの許可をもらい、さらにかなでを戦線に誘い、メンバーに加わることになった。

世界の真実

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先のヌシ退治での分身スキル「harmonics」の影響で、かなでの交戦的な分身が戦線メンバーを襲った。
ゆりは分身を消すための方法を探り、かなでの部屋でスキル開発ソフト「ANGEL PLAYER」のマニュアルを発見する。
そして「absorb」という吸収スキルを発見した。

分身したかなではさらに分身をしており、戦線メンバーは苦戦を強いられたが、ゆりの策略により、分身したかなでをかなで本体に戻すことに成功した。

しかし、大量に分身した天使を吸収することで、かなでは苦しみだして、昏睡状態に陥ってしまった。

かなでを心配し、音無は側で見守り続けていたが、彼女の胸の上でいつしか眠りに落ちてしまった。
そして、直井の催眠術で呼び起された過去の記憶の続きに出会った。

音無は電車の事故に巻き込まれてトンネル内に閉じ込められてしまっていた。
腹部に重傷を負っていたが、それを隠しながら他の被災者の救助にあたっていた。
しかし、己の死を悟った音無は、自分の命が尽きても、その命を人のために使えるという想いから、ドナーカードを記入した。
そして救助隊が到着する直前に死亡してしまった。

音無が目を覚ますと、かなでも目覚めていた。
そして、安堵と共に自分の過去を全て思い出したことを告げた。

ドナーカードにより誰かを救えたはずだと、志半ばでの死ではあったものの、実は満足した上での死であったと悟った。
かなでからこの世界の真実、「青春時代をまともに過ごせなかった人のために用意された世界」であることを明かされ、戦線メンバーにも、報われた気持ちになって消滅、転生して欲しいと思い、皆をこの世界から卒業させることを決意する。

リセット

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@keeper

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