Char(竹中尚人)とは【徹底解説まとめ】

本名:竹中尚人(たけなかひさと)1955年6月16日生まれ。東京都品川区戸越出身。
1976年6月『NABY BLUE』でデビュー以来、親交のあるミュージシャンとバンドやデュオを結成するなど、スタイルを変えながら現在も活躍するロックギタリスト、シンガーソングライター、音楽プロデューサー。2016年にはデビュー40周年を記念した全国ツアーを行った。

Charの概要

1976年6月、本人が作曲・編曲した「NABY BLUE」(作詞:天野滋 作曲:Char)でデビューするも、セールスは伸び悩んだが、1977年6月にリリースされた2枚目のシングル「気絶するほど悩ましい」(作詞:阿久悠 作曲:梅垣達志)がヒット。同年12月にリリースの「逆光線」(作詞:阿久悠 作曲:Char)、1978年3月の「闘牛士」(作詞:阿久悠 作曲:Char)と立て続けにヒットし歌番組、バラエティ番組にも出演するようになる。

しかし、アイドルのような取り上げ方、テレビドラマの出演は違和感を感じ、親交のあるジョニー吉長、ベースにザ・ゴールデン・カップスのルイズルイス加部を迎えロックバンド「JOHNNY,LOUIS&CHAR(ジョニー、ルイス&チャー)」(以下JLC)を1978年に結成した。JLCは今では伝説ともなっている日比谷野外音楽堂での無料コンサート『Free Spirit』を開催した。その後、レコード会社移籍に伴いバンド名を「PINK CLOUD」に改名し1994年まで活動した。

1988年、自主レーベル「江戸屋Record」設立し、ソロやJLCと並行しながらユニットを結成しライブ、CDリリースをする。
中でも1989年に大阪出身のギタリスト、石田長生と結成したアコースティックユニット「BAHO(馬呆)」は漫才の掛け合いのようなトークとギタープレイが好評を博していた。因みに、ユニット名の由来は“東のバカと西のアホ”から成っている。

1996年11月、日本武道館で20周年記念ライブ『Char 20th Anniversary Electric guitar Concert』を開催。
ヒット曲、代表曲で構成されたライブは時折ジョークを交えつつ、照れ隠ししながらも感謝の言葉をのべている。

2003年、2004年に北海道で開催された野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL」(ライジングサンロックフェスティバル)にて、奥田民生、山崎まさよしとユニット「3人の侍」で出演し、2006年には「3人の侍」名義で全国ツアーを行い、2011年のライジングサンロックフェスティバルでは「3人の侍」に斉藤和義が加わり「4人の侍」として出演している。

2015年5月、十二支のアーティストによる書き下ろしアニヴァーサリーアルバム「ROCK十」(ロック・プラス)を発表。
アルバムタイトルの意味は翌年に60歳になる意味合いを含めている。「ROCK(ろく)十(じゅう)」。
<参加アーティスト>泉谷しげる(子)、佐橋佳幸(丑)、布袋寅泰(寅)、ムッシュかまやつ(卯)、石田長生(辰)、奥田民生(巳)、松任谷由実(午)、佐藤タイジ(未)、JESSE(申)、福山雅治(酉)、宮藤官九郎(戌)、山崎まさよし(亥)。

2015年6月15日、 60歳(還暦)を迎える前夜にアルバム「ROCK十」に参加したアーティストをゲストに迎え、先にリリースしたアルバム「ROCK十」を軸としたライブを武道館にて開催。誕生日前日のこの日のライブはゲストミュージシャン、オーディエンスから祝福された賑やかなライブとなった。

40周年にあたる2016年には地方都市などで行ったライブを各都市ごとに収録、編集したライブレコーディングアルバム「ZICCA PICKER シリーズ」を自身のインターネット販売レーベル「ZICCA」よりリリースしている。

Charの人物像

先輩には敬意を払い、後輩には冗談を飛ばしながら気さくにセッションを行っているので業界内でもファンが多い。
ギター・マガジン2017年4月号では同世代であり、同じ頃にメディアに出ていた野口五郎と約40年ぶりに再会し対談している。

2006年1月14日放送の『出没!アド街ック天国』(戸越)ではCharが第6位にランクされるように、地元の人々からも慕われている。

JLC時代は家族ぐるみで行動しており、子供のオムツの貸し借りなどもしていた。
2016年11月23日放送のTOKYO SESSION(フジテレビNEXT)において、司会のkenkenが「父親が3人いるようだった」と発言し、ゲスト出演したCharも「算数を教えた」と発言している。

アルバム

Char

1.SHININ' YOU, SHININ' DAY
2.かげろう
3.IT'S UP TO YOU
4.視線
5.NAVY BLUE
6.SMOKEY
7.I'VE TRIED
8.空模様のかげんが悪くなる前に
9.朝

1976年9月リリースの1stアルバム。代表曲『SMOKY』収録。
玄人受けしそうな楽曲センスと、ファンク、ブルースなどで魅せるギターテクニックは、21歳の新人がリリースしたとは思えない内容となっている。

have a wine

1. 過ぎゆく時に
2. SUNDAY NIGHT TO MONDAY MORNING
3. 秋風
4. 気絶するほど悩ましい
5. TOKYO NIGHT
6. ICE CREAM
7. RAINY DAY
8. ふるえて眠れ
9. 夜
10. FRAULEIN

1977年11月リリースの2ndアルバム。
ヒット曲となったシングル『気絶するほど悩ましい』のアコースティックバージョンを収録。
1stアルバムとは違ったキャッチーな楽曲が多くなっており、ドライビングミュージックを感じさせるが、ラストを飾る『FRAULEIN』はフラメンコの技法を用いたナンバーで、せつなさを残している。

THRILL

1.YOU GOT THE MUSIC
2.闘牛士
3.波
4.THRILL
5.MY FRIEND
6.あいつのBOOGIE
7.TOMORROW IS COMING FOR ME
8.表参道
9.WONDERING AGAIN

1978年3月リリースの3rdアルバム。
ヒット曲『闘牛士』はシングルとは違い、ややメロディアスなアレンジとボーカルで収録されている。
今もライブで奏でているバラード『WONDERING AGAIN』は8分を超える楽曲だが、聞き惚れる1曲である。

ALL AROUND ME~Char Plays Ballad

1. VOICES(BAHO)
2. ALL AROUND ME
3. I’M HERE FOR YOU(PSYCHEDELIX)
4. KINDA BLUE
5. OH BABY
6. SO MUCH IN LOVE(PSYCHEDELIX)
7. WITHOUT LOVE(PINK CLOUD)
8. DAZED(DAZED BY LOVE)(PSYCHEDELIX)
9. FUTURE CHILD(PINK CLOUD)
10. DAYS WENT BY
11. LOVERS WALK
12. ROOM NO.7
13. 左胸の砂丘
14. 2918
15. ENDLESS DREAM

1999年12月リリースのベストアルバム。
キャリアを重ねたCharが奏でるスロー&ミドル、メロウ&ジャジーなナンバーの数々はヒットシングルを収録していないにも関わらず、Charを初めて聴く人をも魅了する1枚となっている。ライブでの人気のある『ALL AROUND ME』『DAZED(DAZED BY LOVE)』等を収録。
14曲目の”2918”は『ALL AROUND ME』の日本語版である。

ROCK 十

1.カタルシスの凱旋
2.Still Standing
3.Stormy Heart
4.Gでいくぜ
5.ニッポンChar, Char, Char
6.トキオドライブ
7.Night Flight
8.悪魔との契約満了
9.I'm Just Like You
10.7月7日
11.チャーのローディー
12.坂道ホームタウン

MICO0615
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