ファイナルファンタジーIX(FF9)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイナルファンタジーⅨ』(FF9)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)より2000年に発売されたプレイステーション用ゲームソフト。FFシリーズ9作目。
今作のテーマは原点回帰。中世欧州風の王道ファンタジー的世界観に加え、過去のシリーズのオマージュ的な要素が盛り込まれている。
主人公ジタンと世界を滅ぼそうとするクジャとの闘いを通して、命と絆の大切さと生きる意味を問う物語。

『ファイナルファンタジーIX』の概要

FF9は、FFシリーズ最後のプレイステーション用タイトルである。
これ以降はプレイステーション2へと移行することとなる。

今作では「原点回帰」がテーマであり、クリスタルの設定、キャラクター頭身の縮小、王道ファンタジーに欠かせない中世ヨーロッパ風の世界観、武器装備の復活など、それまでのシリーズの集大成としての位置づけとなっている。
というのも、FFシリーズを当初から手掛けてきた坂口博信が、脚本から制作まで担当した最後のFFとなったからである。
そのため、彼が手掛けてきた過去作品のオマージュ的な要素が随所に織り込まれており、過去作からのファンにとっては嬉しい仕掛けとなっている。

アレクサンドリアの女王ブラネは謎の男・クジャに操られ、各国を侵略し始める。
クジャは別の星の住人であり、世界に争いを起こすための存在であった。
だが、クジャを造った管理者・ガーランドにより設定された命の期限が近いことを知り、暴走し始める。
クジャ同様、自分が造られた命だったことを知った主人公ジタン。
仲間の黒魔導士ビビもまたクジャによって造られた戦闘人形だった。
彼らはその運命を乗り越え、クジャと対決する。

世界観

テラはジタンの故郷。

ガイアとテラ

テラはジタンの生まれ故郷であり、ガイアの内部に存在するもう一つの星である。

ガイアとはガーネットたちが生きる表の世界のことである。

テラは高度な魔法文明の世界であったが、その繁栄の代償として年老いていき、衰退していった。
テラは究極の魔法「融合」を使い、他の星を強制的に取り込んで星の生命を維持してきた。
それによって、テラの民は永遠に近い生を得たが、「生命の循環」をしなくなったテラはますます衰えていく。

5000年前、年老いたテラは、ガイアと融合した。
「融合」を使えるのは文明の発達していない幼い星に対してだけであった。
だが、その時のガイアにはすでに文明があった。
しかし他の星を探す余裕のなかったテラは無理矢理融合した結果、当時のガイアの文明は完全に崩壊し、衰退していたテラは逆に若いガイアの中に取り込まれてしまった。

テラは大部分がガイアの内側に存在するが、外側の大陸にもテラの一部分が残っているところがある。
ガイアとテラが融合したことで、ガイアの生命にはネズミ族やク族、モンスターなどガイア因子、テラ因子を持つ様々な種族の生命が生まれた。

イーファの樹

イーファの樹とは、テラの管理者であるガーランドが作った魔法樹である。
その目的は、ガイアの魂の循環を阻害し、テラに流すことである。

FF9では、星の中心にあるクリスタルが地表に魂を送り込むことで生物が生まれ、死ぬと生前の記憶を持ったままの魂がクリスタルへ還るという「生命の循環」がある。
その生物の記憶を蓄積することでクリスタルは成長し、より複雑で高度な精神をもつ生物の誕生を促すことになる。
それが星の成長であり、星の生命力となる。

ガイアのクリスタルはガイアの人々の魂を循環することでガイアの命となり、テラのクリスタルはテラの人々の魂の循環によるものとなるはずだった。
しかし、テラとガイアの融合により、2つの星のクリスタルが融合してしまい、ガイアとテラの魂の循環がすべて、星の力が強いガイアに流れてしまい、テラへ流れなくなってしまった。
このままではテラは衰退してしまい、テラの民が目覚めることも永遠になくなってしまうと危惧したテラの管理者・ガーランドは、ガイアのクリスタルの循環を阻害するため、クリスタルの上にイーファの樹を作った。

イーファの樹の幹は星の中心のクリスタルまで伸びており、その巨大な根は外側の大陸の地上にまで表出している。
樹の中央に据えられた「ソウルディバイダー」によって、魂の循環を制御する働きがある。

ソウルディバイダーと霧

イーファの樹の根元にある「ソウルディバイダー」は、ガイアの魂からテラの因子だけを抽出し、クリスタルに送る機関として据えられている。
テラの因子から精製されるテラの魂はクリスタルに送られ、テラの生命力となっていく。
テラの復活のためにはより多くの魂が必要となり、ガーランドはクジャを送り込むことでガイアに戦乱を起こし多くの人々を死亡させる計画をたてた。

テラ因子を抽出された残りのガイアの魂は残りカスとして除外され、霧へと変えられてガイアへ向かって放出されている。
そのため、ガイアの大陸には霧があふれることとなった。
この霧は人々の闘争本能を起こす効果があるため、わざと文明の発達した大陸に送り込まれた。

それでガーネットたちの暮らすアレクサンドリア王国などがある大陸は霧の大陸と呼ばれる。
アレクサンドリアのブラネ女王が突然人が変わってしまったことの一因にもなっている。
そして多くの争いが起こり、死んだ人の魂が循環され、霧はどんどん深くなっていった。

ジェノム

ガーランドがテラで造り出した人造人間。
テラの民の魂の器として造られた。
本来は魂を持たないが、中には意思を持つものもいる。
作中では語られていないが、ガイアとテラが融合して住めなくなったテラの民たちは、テラの復活を夢見て眠りについたが、自分たちの魂の入れ物としてジェノムを造ったことから、テラの民の肉体は蘇生されない可能性も予見していたと思われる。

ジェノムにはクジャやガーランドのように寿命を設定されていた個体もいる。
ジタンのように寿命が決められていない者はガイアの人々と同じ程度の寿命を持つようだ。

『ファイナルファンタジーIX』のあらすじ・ストーリー

シドのいるリンドブルム。

盗賊集団タンタラスは、巨大な劇場艇に乗ってアレクサンドリア王国にやってきた。
タンタラスの目的は劇団を装い、王女ガーネットを誘拐しリンドブルム王国まで連れて行くことだった。
ところがガーネットもまた、アレクサンドリア王国を脱出し、リンドブルムを訪問する計画を練っていた。

劇場艇にて、タンタラス劇団によるお芝居が公演されている隙に、タンタラスの一員である、尻尾を持つジタンは誘拐作戦を開始する。

王女を探していたジタンは、ちょうど逃げ出してきたガーネットと偶然出会い、リンドブルムまで連れて行くことを約束する。

ジタンは劇場艇にガーネットをのせ、アレクサンドリア王国を脱出しようとする。
ガーネットを追いかけてきたアレクサンドリアの騎士団隊長スタイナーと、たまたま劇を見に来ていた黒魔導士の少年ビビは、騒ぎに巻き込まれ、その後ジタンと共に行動することになる。

ジタン達の劇場艇は、女王ブラネの砲撃によりダメージを受け、航行不能になってしまい、魔の森に不時着する。

魔の森で目を覚ましたジタン。スタイナーもそこにいたが、ビビとガーネットがいないことに気付く。
ガーネットは森の主に連れ去られていた。
ビビもモンスターに人質に取られていたが、黒魔法でモンスターを倒し、解放された。

ジタンは盗賊団タンタラスを離れ、ガーネットを救出する道を選ぶことを決める。
森の奥へと進み、攫われていたガーネットを見つけ、森の主を倒す。

魔の森を脱出すると、有害な霧やモンスターが待ち受けていた。
それらを退け、ジタン達は辺境の村・ダリにたどり着く。

ガーネットは身分を隠すため、これ以降ダガーと名乗る。
辺境の村ダリでは、ビビと同じ形の黒魔導士が量産されていた。
ビビは、自分もこの人形のような黒魔導士たちの仲間なのでは?と疑問を持つ。
そしてそれを作らせていたのは自分の母であるブラネだと知り、ショックを受けるダガー。

ジタン達は女王プラネの差し向けた追っ手を振り払いながらリンドブルムに向かう。

リンドブルムでは、城は何者かに襲われ、シド大公はブリ虫という虫の姿にされてしまっていた。
さらにシドの妻である大公妃ヒルダが何者かに連れ去られてしまった。
実はシドにブリ虫になる魔法をかけたのはシドの浮気に怒ったヒルダの仕業であったが、彼女が攫われてしまったために元に戻れなくなってしまった。

実はタンタラスにダガー誘拐を指示したのはシドだった。
シドはブラネの様子がおかしいことに気付き、タンタラスの首領でもある旧友バクーに頼み、ダガーを保護しようとしていたのだった。
シドは亡きアレクサンドリア王から娘を助けてくれと頼まれていたのだという。
ダガーもシドに母の異変について相談したかったのだ。
理由はわからないが、母は父を亡くして人が変わったようになってしまったのだという。

ジタンとビビは、ブルメシア王国の女騎士フライヤと共にリンドブルムの狩猟祭に参加し、祝勝会と称して城内で開かれた晩餐会を楽しんでいたが、なぜかそこにいた全員が眠ってしまう。
その頃、ブルメシア王国はアレクサンドリア王国の侵略を受けていた。
晩餐会で一同が目を覚ますと、そこへ瀕死のブルメシア兵が、シドに助けを求めにやってきたのだった。
シド大公は、救援を出すことを決める。
故国の救援に向かうフライヤを手助けするべく、ジタンたちもブルメシアに向かうことになるが、その時すでにリンドブルムにダガーの姿はなかった。

実は晩餐会で、ダガーは睡眠薬をスタイナー以外の全員の皿に盛り、皆が眠っている間にリンドブルム城を抜け出していた。
ダガーはスタイナーを伴い母親を説得するため、アレクサンドリアへ向かったのだ。

一方、ジタン達はブルメシア到着するが、既に町は崩壊していた。
王宮に入ると、ブラネ女王、ベアトリクス将軍、そして怪しい男に遭遇する。
ジタン達は、戦いを挑むがベアトリクスの圧倒的な強さに返り討ちにあってしまう。
怪しい男はクジャと言い、ジタンに興味を持っているようだった。
どうやらブラネ女王はクジャに操られているようだ。
クジャは瀕死のジタンたちを横目に竜に乗って飛び去っていく。

一方アレクサンドリアに帰還したダガーは、母親に捕まってしまう。
そしてダガーの体に宿っていた召喚獣を儀式で奪われてしまう。
ダガーの体には、複数の召喚獣が宿っていたのだった。
召喚獣は16歳にならなければダガーの体から取り出せなかったのだという。

女王ブラネは、ダガーから抽出した召喚獣オーディンを使ってブルメシアの生き残りが逃げ込んだ王国クレイラを国ごと消しさってしまう。

さらにプラネ女王は、召喚獣を抽出した後のダガーを処分しようとする。
このブラネの非道に、ベアトリクスは疑問を持っていた。

ジタン達は、女王のやり方に疑問をもっていたベアトリクスの助力で囚われていたダガーを救出し、アレクサンドリアを脱出する。

黒魔導士軍団と召喚獣を手に入れたブラネ女王は、勢いに乗じてリンドブルムを侵略する。
さらにブラネは自分たちの住む大陸の外側にある大陸へも侵攻しようと企んでいた。

シドはこの危機を知らせるため、ジタン達に外側の大陸に向かうよう命じる。
ジタン達は外側の大陸で、初めにたどり着いた村コンデヤ・パタで、黒魔導士をみかけ、彼らの村へ行く。
「クロマ族」と彼らは呼ばれており、彼らの村にはビビのように言葉を話す黒魔導士たちがいた。
戦闘兵器人形として作られたはずの黒魔道士が、いつしか自我に目覚めたという。
そこでビビは作られた黒魔導士達が皆1年ほどで止まってしまう、という事実を知ることになり、自分も止まってしまうのかと、ビビは色々と考え出すようになる。

コンデヤ・パタで「聖地」にあるというイーファの樹にクジャの手がかりがあると聞いた一行は聖地へ向かう。
その途中、召喚士の村マダイン・サリで最後の生き残りであるエーコという召喚士の少女と出会う。
召喚士一族はもうほとんど全滅してしまい、今はエーコ1人でモーグリたちとこの地を守っていた。

ダガーはマダイン・サリで忘れていた記憶を取り戻した。
自分が幼い頃に村が謎の目玉によって滅ぼされ逃げ出したこと、漂流してアレクサンドリアに辿り着いたこと、生みの母はそこで死に、ブラネ女王の死んだ娘の代わりにガーネットが王女として育てられたことを思い出す。
ダガーはエーコと同じ召喚士一族だったのだ。
召喚士一族であったため、ダガーの体には複数の召喚獣が宿っていた。

一方、プラネ女王は、召喚獣の力を手に入れたことで邪魔になったクジャを消すべく、イーファの樹に現れ、竜王バハムートを召喚する。
しかし、クジャが呼んだ謎の目玉に操られるように、バハムートは逆にブラネを攻撃した。

ブラネは死に、ダガーは母を看取る。
ダガーは、アレクサンドリアに戻って次期女王として即位することとなった。

ダガーの即位で距離が遠くなってしまうため、酒場でふてくされるジタン。
気晴らしすべく皆でトレノへ遊びにいく。
ところがジタン達がトレノでカード大会に参加している頃、アレクサンドリアはクジャが召喚したバハムートと魔獣の攻撃を受けていた。

ジタンたちはシド大公の飛空艇を借り、アレクサンドリアを目指す。
アレクサンドリア城上、エーコは不思議な感覚を感じ、飛行艇から飛び降りた。
エーコはダガーの元へ先に辿り着き、二人でバハムートに対抗できる召喚獣「聖なる審判アレキサンダー」を召喚する。

アレキサンダーはバハムートを圧倒しアレクサンドリアは守られるかに見えたが、空から再び現れた謎の目玉に攻撃され、アレクサンドリアは半壊してしまう。

謎の目玉の正体は、飛空挺インビンシブルであった。
インビンシブルを操る謎の人物は、ガーランドと言う老人であった。
クジャの世界征服の野望を知り、クジャもろともアレクサンドリアを破壊したのである。

ジタンは半壊するアレクサンドリアからダガーとエーコを救出した。
しかし、ダガーはこの事件でショックを受け、一時的に喋ることができなくなってしまう。

このどさくさでクジャに人質に取られていたシドの妻ヒルダは解放され、クジャからきいた情報をジタン達に教える(この時シドは元の姿に戻る)。

クジャはこの世界(ガイア)の人間ではなく、別の星(テラ)の人間であり、ガイアで恐るべき計画をたくらんでいる、というものだった。

ダガーはジタンたちと共に行動するうち、プラネの死を乗り越え、再び喋れるようになった。
彼女は自らの長い髪を切ることで困難へ立ち向かう覚悟を示した。
そして一行はテラへの道を開く。

テラはガイアの内部に存在していた。
テラに入ると、ジタンの前にガーランドが現れ、ジタンの正体について言及し去って行く。
ジタンはガーランドによって造られたジェノムだった。
ジェノムとは、テラの民の魂の入れ物として作られた人造人間である。

かつて、テラは衰退し、新しい星、つまりガイアを奪うことによって生き続けようとした。
5000年前、若いガイアを乗っ取ろうとしたテラは老いていたため、ガイアの力を受け取れきれず乗っ取りに失敗し、逆にガイアに取り込まれてしまった。
その失敗によって居場所を失ったテラの民たちは眠りについた。
テラの民たちは、自分たちの代わりにテラの管理者としてガーランドを創った。

ガーランドは3000年前からジェノムを造ろうと試行錯誤を繰り返していた。
やがてジェノムは完成し、「魂なき村ブラン・バル」で製造されていた。
その中から選定された優秀なジェノムのみに魂が与えられ、テラの復興のために利用されていた。

テラのブラン・バルにはジタンと同じような外見で尻尾を持つ、抜け殻のような住人達がいた。
そこでジタンは、妹のような存在であるミコトと出会い、自分の出生と与えられた使命を知ることになる。
ジタンはテラの住人であり、ガイアを乗っ取るために生まれた存在であった。

クジャの正体はテラの管理者ガーランドに、ジタンより先に造られたジェノムの試作品だった。
試作品のため廃棄予定だったが、ジェノムにしては意志が強いので、ガイアに送り込むことにしたという。
戦乱をガイアにもたらす、それがクジャに与えられた任務だった。

後から造られたジタンはクジャよりも能力が上だった。
クジャはジタンの能力に嫉妬し、ジタンをガイアに捨てたのだ。

事実を知り、ショックを受けたジタンはガーランドにくってかかるが、あっさり返り討ちにあい人形のように抜け殻になってしまう。
しかし、駆け付けた仲間たちに激励され、ジタンは自分を取り戻す。

昔、何も知らないまま、ガイアに捨てられたジタンは、タンタラスに拾われて育った。
今更ガーランドに戻ってこいと言われてもそうはいかない。
ジタンはガイアを守ると決意する。

テラの民の魂を管理する場所パンデモニウムで再度ガーランドと対峙するジタン。
ガーランドを倒そうとしたとき、インビンシブルに乗ってやってきたクジャは究極魔法・アルテマで攻撃する。
ジタンたちはあっけなく倒されてしまう。

クジャは世界の覇者となるべく、ガーランドを消そうと企んでいた。
ガーランドを殺して勝ち誇るクジャに、ガーランドは命が尽きる間際、元々ジタンの試作品として作られていたためクジャには命のリミットが設けられており、もうじきその期限がきて命が尽きると告げる。

それを聞いて自暴自棄になったクジャは、全てを消し去ろうとテラも破壊してしまう。
ジタン達は、テラを火の海にするクジャの隙をついてインビンシブルを乗っ取り、ブラン・バルの住人を乗せてテラを脱出する。

ブラン・バルの住人を同じような人形である黒魔導士の村に送り届けて、ジタン達はクジャを倒すべくイーファの樹に向かい、時空間のひずみから生まれた最終決戦の地「記憶の場所」へと到達する。

記憶の場所でジタン達の前にガーランドの魂が現れ、ガイアの召喚獣を恐れるあまり、エーコのいた召喚士の村を焼き払い、その子孫までを滅ぼそうと考えたことや、ガイアにイーファの樹で精製した霧を送り、そこに住む人々を狂わせ争いを誘発していたことなどを語った。
ガーランドは最後に「クジャを倒せ」と星の未来を託し消えて行った。

ジタン達はクジャを追って記憶の場所の最深部、「クリスタルワールド」に入った。
全てを消し去ろうとするクジャと対戦し、倒すことができたが、最後にクジャが放ったアルテマで辺りは崩壊してしまう。

気づくとジタンたちは別次元にいた。
そこには「永遠の闇」がいて、語りかけてくる。

死という恐怖に負けたクジャは、すべての源たるクリスタルを破壊することで自分も救われるという結論に至った、と「永遠の闇」は語る。
すべてを無にする。何もなければ、恐怖する必要すら無くなる。それが真に望む世界だともいう。

だがジタンは、「永遠の闇」を否定する。
恐怖に打ち勝ったことが記憶になり、次の世代へと受け継がれていく。
自分のことを記憶している誰かがいる限り、その記憶と生命は永遠につながっていく。
それが生きるという事だと結論づけた。
ジタン達は「永遠の闇」を倒す。

「永遠の闇」を倒したことで絶望の丘から転移したジタンたちの目の前には荒れ狂うイーファの樹の姿があった。
イーファの樹は管理者を失い、クジャの攻撃を受けたことで暴走し、崩壊が始まっていた。
その崩壊に巻き込まれそうになったジタンたちを導き、シドの飛空艇に助けられるように仕向けたのはクジャだった。
クジャがまだ生きていることを知ったジタンは、敢えて暴走するイーファの樹に向かい、単身クジャを助けに行く。
ジタンはダガーに別れを告げる。
ダガーは「必ず帰ってきて。」と言って送り出す。
ジタン以外のメンバーは飛空艇に乗って非難した。

荒れ狂い、崩壊するイーファの樹。
ジタンは木々を踏み超えて、クジャを発見した。
「なぜ助けに来たのか。」と問うクジャ。
「誰かを助けるのに理由がいるか。」と答えるジタン。
最後になってようやくわかりあえた2人。
だが、荒れ狂う木々に2人共押しつぶされてしまう。

月日は流れ、アレクサンドリア王国にはタンタラスの劇場艇が再び演劇公演のためにやってきていた。
ジタンはあの日から生死不明のままだった。
ビビは命のリミットを迎えていた。
アレクサンドリアにはシドとヒルダの養女となったエーコや、恋人と再会したフライヤなどかつての仲間達が劇を見に集まり、再び集結する。

そして、ガーネット女王やかつての仲間たちが見守る中、タンタラスの劇がスタートする。
しばらくすると、コートで顔を隠した人物が舞台に登場する。
コートを脱ぎ捨てると、それは行方不明のジタンだった。

その姿を見るやいなや、城の踊り場から走り出すガーネット。
護衛のスタイナーとベアトリクスが立ちふさがる、と思いきや、2人はにっこり微笑んで、ガーネットに道を開ける。
ガーネットは劇を見ている大衆の中へと駆け出す。

舞台へ到着したガーネットは、勢いのままジタンに抱きつく。
立ち上がって拍手する観衆。
かつての仲間たちの前で、感動の再会を果たす2人だった。

『ファイナルファンタジーIX』の登場人物・キャラクター

ジタン・トライバル

主人公ジタン。尻尾がある。

主人公。16歳。
リンドブルムを拠点とする盗賊団「タンタラス」の団員。
後ろで縛った長い金髪と、臀部から生えた尻尾を持つ。
明るくお調子者で女好きだが、困っている者を放っておけない優しい性格。

実はテラ出身のジェノムであった。
ガーネット王女を誘拐するが、彼女に本気で惚れてしまい、タンタラスも抜けてしまう。
以後も彼女の存在はジタンの行動の原動力となる。
実はテラ出身のジェノムであったことがわかり、自分を見失ってしまうが、ガーネットの支えにより本来の自分を取り戻す。

クジャとは同じジェノムとして兄弟のような関係。
2人はずっと戦ってきたが、最後には和解する。

ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世(ダガー / セーラ)

ガーネットの使う偽名ダガーはジタンの武器の名称から。

今作品のヒロイン。16歳。
アレクサンドリアの王女で、長い黒髪を持つ美少女。
ストーリー後半では、その長い黒髪をバッサリと切ってしまう。
王女らしく上品でおしとやかであるが、無鉄砲で世間知らずな一面もある。

実は召喚士の生き残りであり、幼い頃にガーランドによって故郷を滅ぼされてしまう。
その後、小船に乗って大陸の外に逃げた。
アレクサンドリアの王妃であったブラネは亡くなった娘に瓜二つのガーネットを養女にする。
その際、召喚士の特徴であるガーネットの額の角は除去された。

ストーリー中に、ダガーという偽名を名乗る。
後半には召喚士の生き残りであることがわかり、本当の名前はセーラであるということも明らかになった。

ビビ・オルニティア

今作のもう一人の主人公的存在、ビビ。

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ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング(FF12RW)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」(FF12RW) は、スクウェア・エニックスより2007年に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。「ファイナルファンタジーXII」(FF12)の派生作品。 携帯ゲーム機としての今作では、タッチペンを使用し、手軽に遊べるロールプレイングゲーム(RPG)となった。 浮遊大陸レムレースを舞台に「FF12」の主人公、ヴァンの新たな冒険を描く。

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FFX-2『カモメ団の情報担当シンラ君』とFF7『神羅カンパニー』の関係のネタバレ解説・考察まとめ

FFX-2『カモメ団の情報担当シンラ君』とFF7『神羅カンパニー』の関係のネタバレ解説・考察まとめ

FFX-2内で、主人公ユウナやその仲間リュック・パインが所属しているスフィアハンター集団・カモメ団。その一人、情報担当のシンラ君とFF7の神羅カンパニーにはただならぬ関係があった。シンラ君は実は大きなことを成し遂げていた。それは長い長い年月をかけて、違う物語に関わっていた。名前が似ているだけではない、公式が明かした裏設定とは。その内容と解説。

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ファイナルファンタジーXII(FF12)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ファイナルファンタジーXII(FF12)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ファイナルファンタジーXII(FF12)とは2006年に発売されたFFシリーズの12作目。ダルマスカのダウンタウンに住む少年ヴァンは、祖国を支配する帝国に一泡吹かせるため王宮に忍び込んだことから世界を揺るがす大きな運命に巻き込まれていく。イヴァリースというひとつの歴史の中で、登場するキャラクターたちはそれぞれ印象的な台詞を残している。

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ファイナルファンタジーVII(FF7)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーVII(FF7)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイナルファンタジーVII』とは、1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売された初のPlayStation(PS)用ロールプレイングゲーム(RPG)。シリーズの7作目。 シリーズでは初めて全マップ3Dとなり、CGムービーを演出に取り入れ、RPG新時代の先駆けとなった。 星を破滅させようとするセフィロスと、それを止めようとする主人公クラウドの戦いを描く物語。

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ファイナルファンタジー 零式(FF零式)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジー 零式(FF零式)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ファイナルファンタジー 零式(れいしき)」 (FF零式) とは、2011年にスクウェア・エニックスより発売されたプレイステーションポータブル(PSP)用ロールプレイングゲーム(RPG)。戦争をテーマに、クリスタルと神、人間の命と死について描かれるFFシリーズの外伝的作品。舞台は「オリエンス」という世界で、主人公の14人の少年少女たちは、アギトと呼ばれる救世主になるために厳しい訓練をこなしながら戦争に身を投じていく。

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ファイナルファンタジーX-2(FF10-2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーX-2(FF10-2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ファイナルファンタジーX-2」(FFX-2)はスクウェア・エニックスより2003年にPlayStation2用ソフトとして発売されたRPGで、「FFX」からの正当な続編。 世界観は「X」から引き継いているが、キャラクター演出などのノリはかなり軽い。ドレスアップなど新たなシステムを搭載している。 「FFX」から2年後、ユウナはティーダに似た青年が映ったスフィアを見て、再び旅に出る。

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ファイナルファンタジーVIII(FF8)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーVIII(FF8)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーVIII(FF8)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1999年にPlayStation用に発売したロールプレイングゲーム(RPG)で、シリーズ8作目。 今作ではシリーズ初の主題歌が採用され、その主題歌「Eyes On Me」は50万枚を超えるセールスを記録した。 兵士養成学校に所属する青年スコールがその仲間たちと共に、世界の脅威となる魔女と戦う物語。

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ファイナルファンタジータクティクス(FFT)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジータクティクス(FFT)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジータクティクス(FFT)とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)から1997年にプレイステーション用ソフトとして発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム(RPG)である。 獅子戦争と呼ばれる内戦の最中、その裏で活躍した主人公ラムザと、その親友だったディリータの栄光と暗躍を描く物語。

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ファイナルファンタジーI(FF1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーI(FF1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ファイナルファンタジー(FF)」とは、1987年に発売されたファミリーコンピュータ(FC)用ゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。以降、様々なゲーム機にリメイクされている。 FFシリーズの記念すべき第1作目。 闇に覆われた世界に、クリスタルを手にした4人の若者が現れる。 彼らは「光の戦士」として、この世界の闇を払い、平和を取り戻すために冒険の旅に出る。

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ファイナルファンタジーVI(FF6)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーVI(FF6)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに1994年に発売したゲームソフト。FFシリーズ6作目。今作では、FF5までのシステムを踏襲しつつ、キャラクターによるストーリー性を重視した群像劇を描き出す。 失われた魔法と幻獣、機械文明世界が舞台となる。世界征服を企むガストラ帝国と、それに立ち向かう抵抗組織に属する者たちの戦いを描く群像劇。

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ファイナルファンタジーIV(FF4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーIV(FF4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーIV(FF4)は1991年、スーパーファミコン(SFC)用ソフトとして発売されたシリーズ4作目。 「ATB」(アクティブタイムバトル)が初めて導入され、現在までの基本システムを形作った作品。 バロン王国飛空挺団隊長セシルは王の命令により、理不尽な任務を命じられる。王に疑念を抱いたセシルは隊長の任を解かれ、親友カインと共に新たな任務に赴くのだった。

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ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-(FF4TA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-(FF4TA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-」(FF4TA)とは、スクウェア・エニックスより配信・発売されたロールプレイングゲーム(RPG)。 元は携帯アプリとして配信され、その後スマホ版も配信され、携帯ゲーム機用ソフトとしても発売された。 FF4の主人公セシルの息子セオドアが主役となり、かつての仲間と共に世界の危機を救う旅に出る。

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ファイナルファンタジーII(FF2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーII(FF2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーIIは、FFシリーズの第2作目。 FF2は、従来のゲームにあったレベルや経験値という概念を無くし、戦闘中にとった行動によって、キャラクターを好きなように成長させられる新しいシステムを採用した意欲作である。 パラメキア帝国が世界を侵略しようとしている世界で、帝国軍と反乱軍との戦いを軸に、出会いと別れ、命の絆の物語が展開される。

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ファイナルファンタジーXIV(FF14)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーXIV(FF14)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』とは、スクウェア・エニックスが開発・販売したオンラインゲーム。FFシリーズ14作目。 2010年に発売された最初のFF14はゲームの不備により、2年でサービスが終了した。その後2013年に、ストーリーや世界観を引き継ぎつつ、大幅リニューアルし、新生FF14として発売。 プレイヤーはエオルゼアという世界を自由に冒険し、世界を侵略しようとする帝国と戦う。

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ファイナルファンタジーV(FF5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーV(FF5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「ファイナルファンタジーV(FF5)」とは、スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに発売したゲームソフトで、シリーズ5作目となる。 FF4から採用されたアクティブタイムバトル(ATB)をさらに進化させ、新ジョブも追加された。 風・水・火・土の4つのクリスタルを守るため、クリスタルの心と力を受け継いだ光の戦士達は暗黒魔道士エクスデスと戦う。

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ファイナルファンタジーXI(FF11)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーXI(FF11)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーXI(FF11)とはスクウェア・エニックスが開発したPlayStation2、Xbox360、Windows向けのMMORPG(大規模多人数参加型ロールプレイングゲーム)である。 現在Windows版のみがサービス継続中。 プレイヤーはヴァナ・ディールと呼ばれる世界の冒険者となり、他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら様々なクエストをこなしていく。

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ファイナルファンタジーXV(FF15)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジーXV(FF15)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

人気ロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの15作目。 戦闘は従来のコマンドバトルではなく、シリーズ初のアクションバトル。 広大な世界を自由に探索、攻略ができる「オープンワールド」形式を採用し、よりリアルな世界観が楽しめる。 同盟国であった帝国の裏切りにより、崩壊した故国を取り戻すため若き王子ノクティスは仲間たちと共に旅に出る。彼を待つものは、神か、運命か。

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クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-(CC FFVII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-(CC FFVII)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-(CC FFVII)』とは、『ファイナルファンタジーVII』の外伝的なゲームで、『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII』の前後から『ファイナルファンタジーVII』の直前までの時間軸を描いたものである。『ファイナルファンタジーVII』の回想シーンに登場するザックスを主人公とし、さまざまな登場人物との関係などが描かれている。最後は涙すること必須なストーリーである。

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ファイナルファンタジータクティクスアドバンス(FFTA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイナルファンタジータクティクスアドバンス(FFTA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』(FFTA)は2003年に発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム。今作は、PS版『ファイナルファンタジータクティクス(FFT)』の移植や続編ではなく、新たに作られた作品である。 主人公マーシュは、ある日突然剣と魔法のファンタジーの世界へと変貌してしまった町へと迷い込んでしまう。彼は元の世界へ戻るため奮闘する。

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