fripSide(フリップサイド)とは【徹底解説まとめ】

八木沼悟志のプロデュースによる日本の音楽グループ。
2002年にsat(八木沼悟志)とnaoにより結成された。後の2008年にメジャーデビューを果たす。しかし、2009年にnaoが脱退してしまったため、新たにボーカルとして南條愛乃を迎え入れ、メインリリースのレーベルを「ジェネオン エンタテインメント」に変更し再出発を行う。

fripSideの概要

2002年に「sat」と「nao」によって結成されたが、2009年に「nao」が脱退、代わりに「南條愛乃」を迎え、メインリリースのレーベルを「ジェネオン エンタテインメント」にすることで再出発を行う。そのため、「nao」がメインボーカルの時代を「第一期」、「南條愛乃」がメインボーカルの時代(現在)を「第二期」と分けて表記されることがある。

「fripSide」という名称は、satによる造語であり、「レコードのB面」を意味する「flipside」から来ている。レコードのB面とは、収録してある曲以外のサブの曲を意味するが、これは、「B面(サブの曲)も含め、全部の曲をA面(メインの曲)のつもりで曲を作りたい」という、satの意志が込められている。造語にした理由は、「flipside」の名称がすでに別の会社とバンドが使用しており、被るのが嫌だったためである。ちなみに、ユニット名にある"S"のみが大文字なのは、八木沼悟志自身の名義である"sat"の”s”から来ているらしい。

サウンドプロデュースであるsatは、「アニメやゲームに合うデジタルな曲にすることが一番のこだわりであり、南條愛乃とsatの二人の楽曲ならば、すべての楽曲がfripSideとして発表できる楽曲である」と発言している。

fripSideのメンバー

sat(八木沼悟志)

1975年生まれの東京都出身で、「fripSide」を結成した一人。また、「株式会社p.m.works」代表取締役。
3歳のころから、ピアノ講師の母親に「音感を養うには3歳から」と、ピアノとバイオリンを始める。その後、小中高と音楽とふれあい卒業をする。社会に出て一旦は音楽とは別の道に進むが、音楽をやりたい衝動が抑えられなくなり、ネットの投稿サイトに自作曲を投稿したところ好評だったことから、本格的に音楽活動を開始した。

2002年に「nao」と「fripSide」を結成。2006年頃より「ビジュアルアーツ」と提携し、多数のPCゲーム関連曲を手掛ける。音楽制作プロダクションである「I've」とは、提携先が同じビジュアルアーツなため、メンバーと交流がある。

大柄な体格で、相方の南條愛乃との身長差は30センチ以上ある。性格は本人曰く「人見知り」であり、テレビ番組等では言葉数が少なくローテンションになる。
趣味はサイコロツアー以外の旅行が好き。

南條愛乃

1984年生まれの静岡県出身で、「office EN-JIN」(事務所)と「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」(レコード会社)に所属。
愛称は主に「ナンジョルノ」と「なんちゃん」。「fripSide」の2代目ボーカルになる。

「fripSide」だけではなく、『ラブライブ!』に登場する架空の9人組スクールアイドルグループの「μ's」やソロ歌手としても活躍しており、また声優としても活動している。どれであれ「南條愛乃」として歌うように心掛けている。
ソロ歌手としての活動する際、「声優でもあるため、感情の入れ方や声の引き方など、細かい表現を大切にしている」と述べている。

自身を「人見知りで、後ろ向きであり、めんどくさがりだが、努力してることを知られたくはなく、こだわりが強い」と述べており、一方で、「応援してくれる人に対して誠実でいたい」と心掛けていると述べる。
人付き合いが苦手で、公私両面で親交のある声優は少ないとのことだが、「飯田里穂」「楠田亜衣奈」「久保ユリカ」「茅野愛衣」と親交があり、特に「久保ユリカ」と仲がいい。

趣味は、猫と遊ぶ、写真、イラスト、ゲーム、カフェめぐりを行っており、特にゲームとイラストを愛好している。
家に「むぎ」と「ちび」の錆猫がいるが、南條本人は猫アレルギー持ちである。

公式ファンクラブに、「ごきんじょるの 友の会」が存在する。

脱退したメンバー

nao

1985年生まれの千葉県出身。「fripSide」を結成した一人で、初代ボーカル。
脱退後はソロ歌手でタイアップ曲やオリジナル曲、同人活動のグループ「DystopiaGround」をしている。
後の「fripSide」のアルバム「Decade」にゲスト参加した。

脱退した理由ははっきりとはしていないが、脱退時に「これからはソロで、かわいい曲をやっていきたいです」と述べていたため、音楽性の違いではないかと考えられている。

趣味は寝ること。しかし、寝すぎることがあり、短所としている。

アルバム

first odyssey of fripSide

1.introduction
2.distant moon
3.come to mind
4.Love to Sing
5.Colorless fate
6.Your Ocean -azure reproduct mix-
7.be sure... -album mix-
8.bright days
9.in the future -side02-
10.Love to Sing -HEAVENS WiRE RMX-
11.end game

1stオリジナルアルバム。2003年4月12日発売。
初のオリジナルアルバム。インディーズ時代の曲をまとめたアルバムになる。
「introduction」はタイトルの通り、歌詞のない短い曲によるアルバムが始まる前の紹介になり、「end game」でしめくくる形にすることで、アルバムの中にfripSideとしての世界を閉じ込めたアルバムになる。
シンセサイザーを使用した、滑らかなハイトーンによる曲が多く収録されている。

2nd fragment of fripSide

1.second fragment
2.sky
3.transitory orbit
4.message
5.save me again
6.tearful voice
7.belief
8.stellar
9.Detour -fripSide edition-
10.crying moon
11.belief -TRI-HEDGE RMX-
12.storm of sorrow

2ndオリジナルアルバム。2004年3月28日発売。
前作「first odyssey of fripSide」同様にインディーズ時代の曲を収録したアルバムであり、「second fragment」をイントロとした同じ作りのアルバムとなる。
収録曲はシンセサイザーを使用した楽曲が多く、前作よりも滑らかでゆったりとしたハイトーンによる曲が多く収録されている。

3rd reflection of fripSide

1.an evening calm
2.reminiscense blue
3.nostalgia
4.transient wind
5.vanity destroyer -fripSide edition-
6.velocity -fripSide+vin-PRAD-
7.splash emotion
8.colors of summer dream
9.planet illusion
10.sky -sLab reproduct mix-
11.bright days -version2005-
12.distant moon -version2005-

3rdオリジナルアルバム。2005年6月23日発売。
前作「2nd fragment of fripSide」同様にインディーズ時代の曲を収録したアルバムになる。
「bright days -version2005-」や「distant moon -version2005-」は過去のアルバム「first odyssey of fripSide」に収録されていた曲をアレンジした曲になる。

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