精霊の守り人(守り人シリーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『精霊の守り人』とは、上橋菜穂子原作の異世界のファンタジーである守り人シリーズのアニメ化作品。
2007年4月~9月にNHK-BS2の衛星アニメ劇場枠で全26話構成で放送された。
100年に一度卵を産む水の精霊に卵を産みつけられた新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムとチャグムを守るよう母妃に託された女用心棒バルサ。皇子の命を狙うヨゴ皇国。卵を狙う異世界の生物。二人の過酷で困難に満ちた旅が始まる。

タガ:福原耕平
『狩人』の一員。鉄拳の使い手。

スン

スン:増田裕生
『狩人』の一員。弓の名手。

一ノ妃

一ノ后:紗ゆり
新ヨゴ皇国の第一妃。
サグムの母親。

サグム

サグム:小林良也
新ヨゴ皇国の第一皇子。
チャグムの異母兄。
元来蒲柳の質であったが、チャグムが死亡したことによって自分が頑張らねばと公務に精励するようになる。しかし、その気負いが災いして体力と気力の限界を向かえ、成人の儀を向かえる前に早世してしまう。
優しい性格で、帝の手によるチャグムの遺品の消失を防ぐため、傳役(もりやく。教育係のこと)ガカイに命じてチャグムの遺品を率先して回収していた。

刀鍛冶

刀鍛冶:堀勝之祐
ヨゴ刀を皇室に納品するほどの優れた刀鍛冶。
バルサが本来ヨゴにやってきていたのも、いたんだ短槍をこの鍛冶匠に直してもらうためだった。しかし、『狩人』との戦いでさらに傷つき、鍛冶匠によって新品が作られた。

ニムカ

ニムカ:福圓美里
昔ながらのヤクー人の生活を営むトウミ村に住む少女。
消えつつあるヤクーの伝承を伝え聞いていた。請われるままバルサたちに伝承を語るが、それがはからずもチャグムの過酷な運命を宣告することになり、激しく後悔する。チャグムの身を案じ、逃亡を図ろうとするのを手伝った。

ソウヤ

ソウヤ:北川米彦
トウミ村の村長。情報を求めてやってきたバルサたちを暖かく出迎えた。
ちなみに、ヤクーの伝承は紙や石版などで保存されるものではなく、語り部の口伝と呼ばれる口伝えで残されてきたもの。そのため、それを受け継ぐ語り部は長大なる時間をかけ丸暗記を強いられる。新ヨゴ皇国の歴史がトウミ村にも浸透してきており、ヤクーの伝承にあまり重きをおかれなくなってきたため、ソウヤは語り部のつらく苦しい修行を知るものとして語り部を新たに置かなくなっていた。

カルボ

カルボ:大友龍三郎
過去にバルサと因縁があった武人。バルサ憎しの一念でヨゴ刀を捨て、短槍を得物とするようになった。
夏至祭で姿を表したバルサと決着をつけるべく呼び出すが断られ、勝負を受けるまで街道を通る旅人を毎日一人ずつ殺すと宣言する。
バルサは翌朝通りかかった二人の旅人セーナとタンドルをカルボの手から守っていたが、カルボの執拗な精神的揺さぶりに切羽詰りついにカルボと一戦を交える。その際、バルサから過去の勝負において斬るに値しない奴だから殺さなかったのだ、といわれ激昂するも、虎のような気迫を見せるバルサに圧倒され強力な一撃を受けて昏倒、その後バルサの名前すら忘れたかのように虚脱し、その場を去っていった。

セーナ

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『獣の奏者 エリン』とは、2009年1月から12月にかけてNHK教育で放映されたアニメ。架空の王国を舞台に、決して人に慣れないとされる獣と心を通わせることができる少女エリンが、国家の思惑に巻き込まれながらも生命の神秘を探究する姿が描かれた。原作は2006年に講談社より刊行された上橋菜穂子による小説『獣の奏者』。青い鳥文庫、講談社文庫からそれぞれ文庫化もされており、シリーズ累計部数は200万部を超えている。シリウスKCにて武本糸会により漫画化もされており、メディアミックスも盛んに行われている。

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