精霊の守り人(守り人シリーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『精霊の守り人』とは、上橋菜穂子原作の異世界のファンタジーである守り人シリーズのアニメ化作品。
2007年4月~9月にNHK-BS2の衛星アニメ劇場枠で全26話構成で放送された。
100年に一度卵を産む水の精霊に卵を産みつけられた新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムとチャグムを守るよう母妃に託された女用心棒バルサ。皇子の命を狙うヨゴ皇国。卵を狙う異世界の生物。二人の過酷で困難に満ちた旅が始まる。

サヤ:広橋涼
トーヤと一緒に橋の下の船で暮らす孤児。
可愛らしい容貌で、そのため大店の若旦那に見初められたが、それを拒絶し、兄弟のように一緒に暮らしていたトーヤと結婚する。苦労しているはずだが、それらをおくびにもださない気丈で気立ての良い素直な子。

タンダ

タンダ:辻谷耕史
バルサの幼馴染。呪術師トロガイの弟子をしている。物語開始時は28歳。
バルサが子供の頃から生傷が絶えない生活をしているため、その傷を治すために治療に当たっている間に薬草に詳しくなった。普段は山小屋に暮らしているが、ヨゴの下町である扇ノ下で薬草を買いたいという依頼を受けつけて商売もしている。
ヨゴ人とヤクー人の混血。
非常にまったりとした性格で、幼馴染であるバルサのことを想っているのだが、あまりにも一緒にいすぎたせいか、求婚するタイミングを逃している。

シュガ

シュガ:野島裕史
新ヨゴ皇国における占星術師である星読博士。物語開始時は20歳。
聖導師の跡を継ぐことを期待されるほどの英才。その故、チャグムの傳役(もりやく。教育係のこと)をつとめていた。
聖導師からヨゴ皇国に伝わる碑文解読の命を受けていたが、チャグムは青霧山脈で死亡したと誤認され、強くチャグム生存の可能性を信じるシュガは碑文解読をすすめるうちに新ヨゴ皇国の歴史の過ちに気づく。

トロガイ

トロガイ:真山亜子
ヤクーの呪術師。年齢不詳。
当代随一の呪術の腕前をもち、新ヨゴ皇国にもその名を知られるほど。チャグムにとり憑いた『水妖』の謎を解き明かそうと二の后の依頼でシュガが文を送ったのがこのトロガイである。
優れた呪術をもってあちらの世界である『ナユグ』の世界の住人とも接触できる。また、『狩人』をあっさりと昏倒させてしまうほどの腕前ももつ。
3人の子供を産んだことがあるという。

二ノ妃

二ノ妃:篠原恵美
新ヨゴ皇国の第二妃。
チャグムの母親。
『水妖』にとり憑かれてしまったチャグムを案じ、傳役(もりやく。教育係のこと)であるシュガを通じてトロガイに救難の文を出すが、水妖の報に接した帝と聖導師によるチャグム暗殺事件が相次ぎ、偶然チャグムを救出してくれたバルサにチャグムの逃亡生活を託す。

帝:斧アツシ
新ヨゴ皇国の帝。
チャグムの父。
国家安泰のために厳格な思考をもつ。そのため、大を生かすためなら小を殺すこともためらわない一面も。
新ヨゴ皇国の民は皇族の目をみると目がつぶれる、と信じられている。

ジグロ ・ムサ

ジグロ ・ムサ:西凛太朗
カンバル国の武人。カンバル王の側近たる『王の槍』に最年少で抜擢されたほどの短槍使い。王国最強の誉れも高い。
友人であり、バルサの父であったカルナが政争に巻き込まれた時、自身の名誉も地位も未来をも投げ捨て、王弟であり陰謀の首謀者ログサムの兵に捕縛される寸前だったバルサを救出、そのままカンバルを脱出する。
その後、討手(うって)としてやってきたかつての仲間である王の槍、全員を殺してしまう運命に。
その後、バルサの天才的な武術の腕を見て、バルサにはこの道しかないと自身がもつ武術の技を叩き込む。逃亡15年目にして病を得て没する。

カルナ・ヨンサ

カルナ・ヨンサ:藤原啓治
バルサの父。カンバル国王の主治医を務めるほどの人物だったが、王の地位を狙う王弟ログサムに利用され、王に毒薬を盛らされ王に成り上がったログサムによって口封じのため殺された。

ヒビ・トナン

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『獣の奏者 エリン』とは、2009年1月から12月にかけてNHK教育で放映されたアニメ。架空の王国を舞台に、決して人に慣れないとされる獣と心を通わせることができる少女エリンが、国家の思惑に巻き込まれながらも生命の神秘を探究する姿が描かれた。原作は2006年に講談社より刊行された上橋菜穂子による小説『獣の奏者』。青い鳥文庫、講談社文庫からそれぞれ文庫化もされており、シリーズ累計部数は200万部を超えている。シリウスKCにて武本糸会により漫画化もされており、メディアミックスも盛んに行われている。

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