BLEACH(ブリーチ)【基本情報】

「BLEACH(ブリーチ)」は、週刊少年ジャンプで2001年から2016年まで、15年にわたって連載された久保帯人先生による漫画作品。アニメ化、映画化、舞台化、ゲーム化などの各メディアミックスに展開を魅せる一方で、世界中で翻訳されたりコスプレイヤーが存在し、「ワンピース」や「ドラゴンボール」に次ぐグローバル漫画でもある。

死神代行消失篇(コミックス49~54巻・第424~479話:アニメ版第343~366話)

“最後の月牙天衝”で藍染を倒し死闘を繰り広げて17ヶ月後、全ての死神の力を失った一護は高校3年生に進級し平穏な日々を送っていた。そんな中、一護の前に「代行証」を持った謎の男・銀城空吾が現れる。一心の素性を知る銀城に不信を持ち揺さぶりを掛けられた一護は、妹の夏梨が浦原の元を訪れていることを知らされる。更に、石田が謎の敵の襲撃に遭い自らのあずかり知らないところで何かが起きていると悟った一護は、自身の無力さを痛感し銀城率いる「完現術者(フルブリンガー)」の拠点「XCUTION(エクスキューション)」の元へと足を運ぶ。そこで明らかになった銀城の目的は、一護に死神の力を取り戻させることだった。

一方、一護の父・一心と石田の父・竜弦は“不穏な動き”を見せていたー。

最終章・千年血戦篇(コミックス55~60巻・第480~540話)

ある日、突如尸魂界で虚の大量消滅が次々と観測されていた。

現世には尸魂界から派遣された2名の死神が虚の襲撃に遭い、一護たちに命を救われた。死神の力を取り戻し死神代行として再活動していた一護たちだったが、彼らの前に「イーバーン」と名乗る、石田と同じ「滅却師(クインシー)」の能力を持つ破面とおもしき人物の襲撃を受ける。それを皮切りに、尸魂界では「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」という謎の軍団に襲撃を受け、一番隊副隊長・雀部長次郎を始めとする多数の死神たちが殺害され宣戦布告を受ける。

一方、一護は突如現世を訪れたネルたちから虚圏がヴァンデンライヒの襲撃を受け、藍染亡き後実質的に虚圏を統治していた第3エスパーダのティア・ハリベルが囚われの身となり、帝国の占領下に置かれていることを知らされる。

尸魂界では、様々な状況や調査の結果、帝国は滅んだはずの「クインシー」の集団であることが判明し、ネルたちと共に虚圏に乗り込んだ一護たちも対峙したクインシーからそのことを聞かされる。そして、帝国は尸魂界への侵攻を開始する。護廷十三隊はクインシーに対抗するため卍解をするが、クインシーに卍解を奪い取られてしまう。後がなくなった護廷十三隊は必死の防衛を強いられるが辛くも一護の加勢で難を逃れたもの、尸魂界が受けた被害は甚大であり、特に山本総隊長を始めとする多くの死神が犠牲になるなど壮絶なものだった。

戦後、護廷十三隊を立て直すべく王属特務・通称「零番隊」が現れる。一護は、零番隊鍛冶職人・王悦から自身のルーツについて知らされることになる。

千年血戦篇・訣別譚(コミックス61~74巻<最終巻>・第541~686話)

突如、瀞霊廷に“黒い影”が浸食し、「ヴァンデンライヒ」による尸魂界侵攻が始まろうとしていた。再び激戦を繰り広げる両陣営。先の戦いで卍解を奪われた隊長たちも技巧を凝らして応戦するも、「星十字軍騎士団(シュテルンリッター)」の圧倒的な能力に屈していく。しかし、浦原が作り出した侵影薬で卍解を取り戻し一進一退の戦いが続く。

一方霊王宮で修業を終えた一護たちも参戦するが、帝国率いる団長・ユーハバッハは一護が瀞霊廷に降下する際にできた抜け道を通り霊王宮へと侵攻を進める。後を追う一護たち、霊王宮にて零番隊もユーハバッハを迎え撃つが苦戦を強いられる。

そして、再び剣を交える一護とユーハバッハ。死神と滅却師による千年に渡る最後の戦いが始まるー。

登場人物・キャラクター

主要人物

黒崎一護(くろさき いちご) 声-森田成一/少年期・松岡由貴
身長174cm→181cm 体重61kg→66kg AO型 7月15日生
本作の主人公。オレンジ色の髪が特徴。虚(ホロウ)に襲われた際にルキアから死神の力を譲り受け、以降彼女の代わりに死神の仕事をこなす。白哉に死神の力を消された後は、浦原との修行で自分自身の中にあった死神の力を手に入れた。ユーハバッハとの決戦後、織姫と結婚し男の子・一勇(かずい)を授かる。

オレンジ色の髪に茶色の瞳。名前は越後とイントネーションが同じで「い」にアクセントをおく。名前の由来は、何か一つのものを護り通せるように、という意味。好物はチョコレートと辛子明太子。尊敬する人物はウィリアム・シェイクスピア。虚(ホロウ)に襲われた際、家族を救うために、死神・朽木ルキアから死神の力を譲り受け、以降彼女の代わりに死神の仕事をするようになってから、死神代行として活躍する。

出身・家族・交友関係
実家は町医者で、父親は黒崎一心。母親の黒崎真咲は一護が9歳のときに事故で死去。黒崎遊子と黒崎夏梨は、双子の妹たち。ルキアとの出会いがきっかけで死神の力を得てからは、ぬいぐるみに入った改造魂魄のコンとも同居。

有沢竜貴とは4歳からの幼馴染。チャドとは中学の時からの親友。石田雨竜、井上織姫、小島水色、浅野啓吾らは高校からのクラスメイト。

雨竜の父・石田竜弦と真咲がいとこ同士であることから、雨竜とは又従兄弟関係でもある。

外見・性格
オレンジ色の地毛と一見ぶっきらぼうで無愛想に見える態度から、常に教師や上級生から色眼鏡で見られ不良扱いを受けることも多い。中学時代チャドと共に「馬芝中のチャドと黒崎」と呼ばれ、ヤンキー界ではかなり有名な存在となっていたが、実際は自分や仲間にかかってくる火の粉を払っていただけである。その実、義理堅く争いを好まない心優しい性格で、親からその名に託された思いを背負って兄として妹を護るという強い意志を持つ。その使命感を持つ故に、自分以外でも兄である者が妹を虐げたり蔑ろにするのを絶対に許さない。幼い頃から強くなるために道場に通い空手を習っていた。今は道場通いをしていないが、数々の戦いや修行で身につけた戦闘能力や反射神経により、並の相手なら複数で襲ってきても刃物を持っていても、あっさり撃退できるほどの腕前。

優しい反面、甘さが見受けられ、闘いに於けるそれを破面のドルドーニから聖女のようだと揶揄される。破面であろうと誰かを傷つけるか、攻撃してこない限り、無用な戦闘は好まないが、避けられない闘いは寧ろ自ら臨んでいく。自身の実力の向上を実感したときに浮ついたり、追い詰められたときは弱気になることもある。戦いにおいては相手を殺す事を好まず、あくまで相手に勝つことにこだわり、勝利後は傷ついた相手を治療したり気遣う素振りも見せている。

容姿への偏見から来る教師の無用の干渉を避けるため、勉強はきちんとしているので学校の成績は優秀(1学期の中間は18位、期末テストは一学年322名中23位だった(単行本第5巻))。本人曰く、得意科目は国語らしい。空白の17ヶ月の間は少し成績が落ちたらしい。店の人に髪の色のことを聞かれたくないためもあって、髪の毛は遊子に切ってもらっている。見かけによらず性的にはウブで、夜一から裸を見せられたり一緒に風呂に入ろうとしたときのリアクションをからかわれたりした。

人の顔と名前を覚えることが苦手で、石田のことも織姫から教えてもらうまで知らなかったり、出会って間もない弓親やドンドチャッカの顔すらうろ覚えだったりした。また、闘っている相手のドルドーニの名前も「ドン・パニーニ」と間違えて覚えていたり、車谷善之介のことを「イモ山さん」と名前を間違えて覚えている。恋次のことは再会した時もフルネームできちんと覚えていた。護廷十三隊の隊長や副隊長に対しては自分と見た目が近い者や親しい相手には呼び捨て、親しくとも目上の者には「さん」付けで呼んでいる。総隊長の山本に対しては「爺さん」と呼んでいる。

外見は二枚目の分類に入るらしく、毒ヶ峰リルカからは初対面で「格好良いじゃない」と評されており、ブレイドバトラーズ2のepisode2では、松本から「中々の男前」と評されている。井上織姫からは極端に格好良く見える視点が描かれた事がある。また、初期の頃はヤヤ垂れ目がちであったが、連載が続くにつれてそういった眼に描かれることはなくなっていった。

前述のように誤解されやすかったり、目つきが鋭いため怖がられる描写が作中でも何度かあったが、一話目の冒頭で自分から暴力を振るっている(不良三人が死んだ霊に供えてあった花をスケボーで遊んでいてこかした事に腹を立てたのが原因)などかなり喧嘩っ早いことは事実であり、些細なことで口論になることが多い。また相手に対して「手前」と言うなど時に粗野な言葉遣いも覗く。
作中では、その存在が志波海燕の面影に重なることが白哉や浮竹の感慨として描写されている。後に父・一心が志波家の分家出身であることが判明している。

才能・能力
「視える」「聴こえる」「触れる」「喋れる」「憑かれる」という、花梨いわく超A級霊媒体質のハイスペック霊能力者。死神化する前から潜在的に霊力は高く、後にこの体質は、父・一心が隊長格の能力を有すると判別された死神であった故の「真血」と呼ばれる存在であったためであることがわかる(後に一心は元護廷十三隊十番隊隊長だったことが判明)。死神化による霊圧が強大だったために織姫やチャドの秘められた力を覚醒させるきっかけとなっている。

さらに『千年血戦篇』で母・真咲が純血統の滅却師であったこと・一護の虚は元は彼女に憑いていたものだったことが明かされ、一護は生まれながらにして死神・虚・滅却師の3種族の素質を持っていたことになる。このことから秘めたる潜在能力と霊圧は凄まじいものがあり、「見えざる帝国」において5人の特記戦力の1人 (未知数は潜在能力) にして特記戦力筆頭に選ばれている。

死神としての経験は浅いが、数々の戦闘を経て死神の基本戦闘技術である斬・拳・走・鬼の「鬼」以外は隊長格と渡り合うほど高い実力を身に付け、「斬」は【卍解】まで至り、「拳」に関しては、素手で斬魄刀を解放した副隊長3人を打ちのめす程。また「走」では【卍解】修得後に瞬歩を身につけ隊長である白哉と渡り合った。ちなみに「鬼」にあたる鬼道に関しては、劇中では鬼道を体得している場面は見受けられないが、霊力を扱うことに関しては才能が全くないと至る所で言われている。

過去
母・真咲を慕っていた少年時代は、空手でたつきに負けただけで泣くような泣き虫だった。9歳の頃、真咲と一緒に歩いていたとき見かけた少女を、グランドフィッシャーの擬似餌とは知らずに助けようとしたために、真咲の死に直面している。この出来事で家族から真咲を奪ってしまったという自責の念を抱えるようになる。

死神となった当初は柄部分を除き、鍔も刀身もルキアの斬魄刀を身の丈まで大きくした形状をしていたが、これは自身の霊圧を御しきれていなかったためであり、強度も低い。浦原には「ただ刀の形を成しているだけ」と指摘されており、一時的な力の増大でギリアン級大虚を退かせたことはあるものの、白哉や浦原ら隊長格の死神には容易く砕かれた。

個人の斬魄刀は本来浅打に己の魂の真髄を写し取ることで形成されるが、一護の場合はその原則を無視し、ルキアに力を与えられてすぐに己の刀を得ている。その理由は、母・真咲を介して一護に宿っていた虚・ホワイトの構造が偶然にも浅打のそれと似通っており代替となっていたためである。

後に「刀神」二枚屋王悦の手によって、一護の魂を写し取った浅打と共に鍛え直される。

始解
数ある斬魄刀の中でも非常に珍しい常時解放型の斬魄刀で、初めて解放して以来常に始解の状態を保っている。解号は無く、浦原との特訓の際に精神世界で名を教えてもらい解放に成功した。斬魄刀は『斬月』。

鞘も柄も鍔もハバキも無い、出刃包丁のような形状の巨大な刀身のみの刀である。茎の後端(通常の刀剣なら柄頭に当たる部分)からは晒が伸びており、非戦闘時はこの晒を刀身に巻き付けて鞘の代わりとする。斬魄刀自体の攻撃力、耐久力が非常に高く、戦闘方法は刀自体の強力さを活かした白兵戦が主体。茎の晒はある程度自由に伸び縮みするため、それを活かした用法も可能。卍解の修行後は刀そのものの攻撃力・耐久力に更なる磨きが掛かり、斬魄刀100万本分の破壊力を持つ双殛の矛を受け止め、その双殛を受け止めるために作られた磔架を一撃で破壊した。

死神代行消失篇において新たに死神の力を得た際は完現術の影響からか、より鋭角な形状の斬魄刀が現れている(完現術使用時の刀やユーハバッハの扱う剣と似た形状)。また、柄や卍解時のそれを思わせる鎖が追加されるなど洗練された外観になっている。さらに単純な剣圧だけでも以前の月牙と同等の威力を持つほど攻撃力も上昇している。

実は一護の本当の卍解の姿であり、王悦によって鍛え直された刀身をユーハバッハによって砕かれた中から現れ、ユーハバッハを倒すに至った。

【卍解】『天鎖斬月』(てんさざんげつ)
能力解放と共に卍型の鍔、柄頭に途切れた鎖がついている全てが漆黒に染まった少し長めの日本刀に変化し、一護本人は具象体斬月の黒いロングコートに似た独特の死覇装を身に纏う。卍解状態になると一護本人の霊圧は赤黒い色に変化する。また死覇装の変化までも【卍解】の内に入るため、霊圧の増減を視認しやすい様相となっている。

通常の死神の卍解に比べ圧倒的に小型であり、解放された強大な霊力の全てをその小型な卍解に凝縮することで卍解としての強力な攻撃力を保ったまま超スピードの斬撃と移動を可能にする。また卍解を維持するには莫大な霊力が必要とされる中で、一護の卍解はかなりの長時間天鎖斬月の形態を保っていられる程の耐久力もあり、作中では一度ウルキオラに倒された以外のことで意思に反して卍解が消滅する描写はない。会得当初は青白い霊圧に包まれてから出現していたが、虚化体得後は最初から黒い霊圧が斬月と一護を包み込んで解放されるようになった。

通常十年以上かかると云われる卍解習得の修行を一護は転神体を使用した修行により三日たらずで成し遂げた。その修行では具象化された斬月が出現させた無数の刀から一護が探し当てた本物の斬月で、具象化斬月を斬り伏せて屈服させる方法を取っている(ただし、修行を成し遂げた場面は描かれていない)。しかし、黒コートの斬月は死神の力の根源ではなかったため(後述)、不完全な卍解であるともいえる。

死神代行消失篇では以前のロングコートの様な形状の死覇装(始解時と同じく装甲が首元にあり、胴にX字の装飾を三つ、X字をあしらった篭手が追加。ロングコートも裾が三又に変化)に変わる。刀は柄頭の鎖が伸びている《アニメ BLEACH 365参照》(コミックでは柄頭の鎖が伸びて縁(ふち)に付いている)、鍔の卍が鋭角に、刀身はより鋭利なやや西洋風のものとなっている。

通常、卍解状態で破壊されると修復が効かないとされる斬魄刀だが、天鎖斬月は死覇装の変化も卍解のうちではあるものの、死覇装は一護自身の霊圧の上下とリンクしているためか、破損しても一護自身が回復すれば元に戻る。 ただし本体である刀身はそうはいかず、千年血戦篇にて、見えざる帝国の最初の侵攻の際にハッシュヴァルトに折られてしまった。


月牙天衝(げつがてんしょう)自らの霊力を刀に喰わせて、刃先から超高密度の霊圧を放出し斬撃を巨大化させて飛ばす斬月の能力であり唯一の技。威力、射程距離共に強力で、対象との距離が近ければ近いほど命中した時の威力は高くなる。浦原商店地下の勉強部屋での浦原との対戦時、始解を会得した直後に初めて放った(ギリアン級大虚にも似た攻撃を放って撃退している)。その後しばらくは一護自身の意思で撃つことはできず、卍解会得のための修行を通じて自在に使用できるに至った。卍解時に放たれる月牙天衝は色が黒く、卍解によって斬月自体の攻撃力も向上しているために桁外れの破壊力を発揮する。この黒い月牙は内なる虚が意識の表面に現れたときに最初に使用した技であり、虚化習得前は使えば内なる虚が出てくるのを早めたため、連続での使用は不可能だった。尚、黒い月牙は解放状態の十刃の虚閃・黒虚閃に似ているとウルキオラに指摘されている(本来の斬月が破面に近い性質をもつためか)。ウルキオラとの再戦においては月牙を天鎖斬月に纏わせたまま直接斬りつける応用技も見せた。アニメ『斬魄刀異聞篇』では、斬月(本体)が斬魄刀から離れたため、内なる虚の力を借りた月牙天衝を使用していた。この月牙天衝の威力は、斬月の使用する天鎖斬月を上回る力を見せた。

最後の月牙天衝
藍染との最終決戦を前に手にした力。天鎖斬月と融合、自らを月牙天衝と化することにより、崩玉で完全覚醒した藍染を上回るほどの強大な力を身につける。これにより藍染は一護が自分よりも更に上の次元に至っていると悟った。しかし一度発動させたら死神としての能力、霊力全てを失う代償も伴っているため、「最後」には死神としての最後という意味が込められている。一時絶大な力を手にするも代償として霊力を失う点で、滅却師最終形態に酷似している。発動時の一護は黒髪のロングヘアー(一護の祖先でもある滅却師の始祖・ユーハバッハに似ている)となり、口から上半身にかけて青灰色の包帯を纏った姿に変貌し、瞳の色も真紅に変わる。

最後の月牙天衝修得直後の一護は、断界での数ヶ月もの時間の経過のためか身長、髪の毛も若干伸びている。また天鎖斬月の鍔の形状が鋭角的になり、柄尻の鎖が伸びてむき出しになった右腕に巻きつき黒い包帯状のもので固定されて右腕と一体化している。その時には周りの者達には一護に霊圧を感じなくなり、一護自身のポテンシャルも以前とは比較にならないほど上昇しているが、当初藍染はこれを自らの霊圧を棄てて、それを身体能力を増強するための力に変換したと洞察していた(実際は一護の実力が藍染のそれとは別次元のレベルに至っていたため感知できなかった)。

短期間かつ突発的に手にした完全虚化までの力と異なり、長時間を掛けた修行を課せられており、藍染が断界内で「拘突」を破壊したことで断界内で2000時間ものタイムラグが生じたことによって断界での修行が実現した。修得の鍵を聞き出すために精神世界での天鎖斬月との長きに渡る戦いを展開し、自らが天鎖斬月の刃を受け入れたことによって、天鎖斬月から最後の月牙天衝の意味を聞き出し修得した。

この技で一護が死神と持ち前の霊力を失う際は、断界で起きた時間が逆流して激痛と共に意識を失う第一段階(死神の力の消失)、残った霊圧で目覚めた後の第二段階(霊力消失)のプロセスを踏んでいる。アニメでは第一段階を迎えても死神の力はすぐには消失せず、完全消失の時期は不確定となっており、【卍解】の使用によって若干の変調を来たすようになる。
技「無月(むげつ)」上記の姿に変貌後、右手に刀状の霊圧を発生させ振り下ろすことで発動させる。周囲を闇に鎖す程の巨大な漆黒の斬撃を発生させる技。

真の斬月
二枚屋王悦によって浅打から鍛え直され、黒コートの斬月(滅却師の力)が本来の斬月(内なる虚)と分離したことで誕生した真の斬月。長刀と短刀による二刀一対型。長刀は以前の始解に似た形状で、柄と刀身の中央に穴がある。短刀は柄が無く石包丁に似た形状で、刀身の端に空いた穴の縁が柄になっている。また、一護本来の死神の力が完全に解き放たれたためか、どちらの刀も以前の天鎖斬月のように全体が黒一色となっている。長刀に虚の力が、短刀に滅却師の力が宿っているらしい。なお、完現術修得後からあった体の紋様や装甲、黒い草履はなくなっており、零番隊から与えられた王鍵(X字の装甲と隊長羽織を組み合わせたような形状)に斬月を装着して携帯する。

また、滅却師の力を長刀の方へ注ぎ込むことにより、内なる虚を起こしてその力を使うことが可能となる。そのとき長刀の色は白く変化し、一護は体の半分が完全虚化状態のような姿となる。完全虚化した時とは違い自我はしっかり保たれている。
技「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)」虚の力解放時に月牙と融合させる形で使用。ユーハバッハの半身を吹き飛ばす程の威力。技「月牙十字衝(げつがじゅうじしょう)」左手の短刀を横に薙ぎ、続けて右の長刀を縦に振るうことで十字の月牙天衝を飛ばす。技「月牙天衝(げつがてんしょう)」左の短刀から自分の体近くに発生させ、敵の攻撃を防御するために使用した。また、長刀からは始解時でも黒い月牙を放つことも可能となっている。

本体
斬月声 - 菅生隆之 / 演 - 末吉司弥漆黒のコートに身を包んだ長髪で髭面、半透明のサングラスをかけた男。一護の精神世界に存在し、一護からは斬月のオッサンと呼ばれている。人の話を聞かずに勝手に話を進める節がある。身長200センチ・体重84キロ浦原との特訓のなかで虚になりかけた一護が精神世界に来たところに現れ、死神の力を取り戻した後は浦原との一騎討ちに挑んだ一護に恐怖心を捨てることを教え、斬魄刀解放に至らせる。更木剣八との戦いで油断し倒された際には、精神世界で一護の内なる虚と戦わせることで斬魄刀を理解し共に戦うこと、斬魄刀と共に在ることを教え、【卍解】の修行では転神体により具象化され、一護を鍛えるように戦う等、一護を導く存在として登場する。内なる虚に支配権を奪われ白哉戦で一護の内なる虚が表にまで出てきた後は、一護の内在世界に於いても姿を現してはいなかった。『千年血戦篇』より前まではこの人物は一護の死神の力が形どったものとされていたが、その正体は一護の中にあった滅却師の力が「見えざる帝国」の首魁ユーハバッハの千年前の姿を形どったものであったことが明らかとなる。しかし、人格はユーハバッハとは全くの別人であり、一護が死神化して戦いに巻き込まれ傷つき苦しむこと、そして自分(本物のユーハバッハ)が彼を殺す時が来ることを恐れ、彼の死神の力を抑え込んでいた。しかし、自らの意思で死神になることを選ぶ彼を見て、次第に力を貸すことを選ぶようになり、斬月を鍛え直す際に真実を知った一護に「真の斬月」を託して消滅することを選ぶも、一護には「あんたも斬月だ」と認められ、形状を変えて引き続き彼と共に闘うことになった。アニメ『斬魄刀異聞篇』では、村正の能力によって強制的に実体化され、一護と敵対する。一護を強くするために力を貸していたが、一護が強くなった今、自分と一護のどちらが強いのかを試したいという願望を抱いている。戦闘では『斬月』を武器にして戦い、【卍解】をすることで『天鎖斬月』の漆黒の刀へと変化させる(斬月の姿に大きな変化はない)。実体化した後、自身の思いを酌んだ一護と戦い、内なる虚の力を借りた一護に倒されたことで村正の洗脳から解き放たれ、再び一護の元に戻った。天鎖斬月声 - 森久保祥太郎『天鎖斬月』の具象化姿であり、一護が【卍解】のまま精神世界に入ったために変化した斬月の本体。漆黒のコートと頭をすっぽりと覆うフードを着けている。斬月を若くした少年のような姿をしている。「最後の月牙天衝」を訊き出すために己の精神世界に向かった一護の前に出現、最後の月牙天衝を教えることを頑なに拒み一護に刃を向け、一護から引きずり出した内なる虚と一体化して一護と交戦する。最終的に「最後の月牙天衝」会得の鍵を知った一護に「自分が守りたかったのは一護自身」だという思いを伝え、「最後の月牙天衝」を伝承する。そして一護が藍染に無月を放った際に、一護に別れを告げた。尚、斬月のいる一護の精神世界は、ビル等の建物が並ぶ街並が横たわっており、現実世界とはデタラメな風景で構成されている。一護の精神状態と密接に関わっており、天鎖斬月との対面時には、一護の精神が絶望している状態であるため、町並みが空座町のそれになり、さらに水中に沈んでいる。水中でも呼吸は出来る。ユーハバッハと斬月が外見上は同じ人物のため、天鎖斬月と少年期の頃のユーハバッハは瓜二つの顔だった。

虚化
内なる虚の発生と共に一護に芽生えた力。恋次や剣八との戦いで仮面が一護の懐に入って一護の致命傷を防ぐ働きをするという端的な力を発揮し、朽木白哉との戦いで完全に発現した。

初めは制御不可能な状態にあり、内なる虚による魂の侵食によって霊圧が不安定になったり、意識が乗っ取られる障害も発生していたが、仮面の軍勢のもとで内なる虚を抑えることに成功してからは自らの意志で自在に発動できるようになった。一護の仮面はシンプルな髑髏状のもの。左半分が血のような色の紋様に覆われており、虚化習得以前から、仮面の紋様は出現する度に数が増えていった。後述する完全虚化後は、眼窩部をはしる縦じま2本の模様に変化した。

「仮面の軍勢」と同様、自らの意思で出現させた虚の仮面を着け、死神でありながら虚の力を混在させることで爆発的に戦闘能力を向上させることができる。この状態の一護は仮面をつけるだけでなく、眼球は黒、瞳は黄色に変わる。一護は基本、卍解の上に虚化を使用する戦闘スタイルをとる。虚化時は斬撃及び月牙天衝が霊圧で軌跡を描く圧倒的なものに強化される。修得当初はまだ修行不足で11秒という短時間しか保てず霊力の消耗も激しかったが、虚夜宮でグリムジョーと再戦する頃には保持時間は飛躍的に延び、さらに仮面にひびや欠損ができても自力で修復可能なまでに成長し、力そのものも上昇している。また完全虚化後は、仮面の模様が変り仮面に違和感を覚えたり仮面を出せなくなるなどの若干の異変が生じている。天鎖斬月によれば、これは一護が完全虚化して破壊衝動に支配されることを恐れたためであり、以前の虚化ほど力を引き出せていないとのこと。藍染との決戦後は、一護の死神の力と霊力消失に伴いこの力も消失した。銀城との戦いで霊力を取り戻して以降も、虚化した描写はない。

完全虚化
刀剣解放第二階層時のウルキオラに敗れ再起不能となった際、織姫の助けを求める声に呼応するように、内面も虚に近い状態に変貌した一護の姿。変貌後はウルキオラを打ちのめす程の大打撃を与えたが、ウルキオラの捨て身の攻撃がきっかけとなり元に戻った。その際、胸に空いた孔は超速再生により塞がっている。基本的に自分の意志で元に戻る事は出来ず、今まで角を切り落とされる事で元に戻っている(『劇場版BLEACH 地獄篇』では完全虚化になった際、僅かに一護の意思が残っている)。

外見は2本の角と仮面紋のついた仮面、白い肌、胸の孔と虚により近くなっており、髪も長髪に変化。その姿は一護に取り込まれた改造虚・ホワイトに酷似している。内面は仲間を含む他者の言葉は通じない、自分が敵と判断した者には味方であろうと攻撃を開始する、深手を追った相手にも容赦はしないと一護の意識は残されておらず完全に獣同然と化している。戦闘力も通常の虚化を遥かに上回り、別次元の実力差があった刀剣開放第二階層のウルキオラを逆に圧倒するほどの異常な力を見せている。アニメ版ではスピードに優れている石田が目で追いきれないほどの超高速戦闘をウルキオラと繰り広げた。一護の死神の力はその誕生時から虚の力と融合したものであったため、この姿こそが一護の死神の力の本質ともいえる。

地獄篇では強大な力を発揮するこの完全虚化が物語のキーとなっている。
技「虚閃(セロ)」角の先端から放つ。その威力は虚化形態での月牙天衝を遥かに上回っており、ウルキオラの黒虚閃を簡単に打ち消してしまうほどの威力を持っている。色は深紅。地獄篇においては絶対に断ち切れないとされる咎人の鎖を難なく破壊する程の力を見せた。技「響転(ソニード)」破面の高速移動能力。ウルキオラが自身の探査神経(ペスキス)をすり抜けられたという事から瞬歩ではなく響転と判断した。能力「チェイン」天鎖斬月の柄頭の鎖と一護が霊圧で繋がっており、離れた所にある場合でも引き寄せることができる。

内なる虚
精神世界に存在する虚(声 - 森田成一)。朽木白哉の前に現れた時は、「誰でもない」と語った。内なる虚もまた一護の霊力であるため、同じ一護の霊力である斬月とは本来一体である存在である。そのため斬月と意識を共有しており、片方の力が増大すると支配権が移る。容姿は一護本体と瓜二つだが、白目が黒く舌が青、死覇装や斬月の色など白黒「反転」している。なお、単純に色相が「反転」していないカラーリングの箇所もいくつか存在する(肌と歯と髪は色が「反転」せず殆ど純白になっている。また、瞳は白か黄色、もしくは金色)卍解時の月牙も赤に縁取られた白いものになっており、また一護のそれとは比較にならないほど巨大。対して始解時の月牙は一護の卍解と同じく赤黒い。

性格も一護とは鏡写しのように正反対で非道・好戦的な上、常に挑発的な笑みを浮かべている。作中の扉絵イラストでは「黒崎一護」の名前が逆さの鏡文字で、アニメでのエンディングクレジットでは『白一護』と表記されている。始解状態の斬月の晒しをつかんで振り回し、飛び道具のように扱う技「デッドリー・ダーツ」を使うといった一護には考え及ばなかった戦い方を見せるなど高い戦闘テクニックを有しており、卍解した一護の月牙を片手でなぎ払い、つばぜり合いの状態から月牙をゼロ距離で放つなど、計り知れぬ潜在能力を秘めている。アニメでは「一護は俺の足元にも及ばない」と言っている。もっとも、本人の言によれば本質的な能力そのものは(彼と会う時点での)一護本人と全く同等であり、戦闘能力の差は「本能に委ねて戦うか否かの点」であると語っている。

一護が一度剣八に敗れた後、斬月によって送られた自らの精神世界において初登場。斬月が一護を自分の持ち主にふさわしいか試す試練に協力していた。この時から一護の体と力を乗っ取ろうと画策しており、白哉との戦闘で一護の意識の表層に姿を現したのを決起に徐々に一護の精神と魂を侵食し始め、一護の戦闘にまで影響を及ぼすようにまでなる。仮面の軍勢の手助けによって再び精神世界にやってきた一護と交戦。終始一護を翻弄するも、「戦いを求める本能」を自覚した一護の刃に貫かれ、警告を与えて消滅する。しかしその後、一護が「最後の月牙天衝」を訊き出すために精神世界に向かった際に完全虚化した姿で登場。天鎖斬月と一つになり、一護に再び襲いかかる。

その正体は、前述の滅却師の力によって抑えられていた、一護の真の斬魄刀「斬月」の化身。母・真咲を通じて一護の体に入った改造虚・ホワイトが一護本来の死神の力と溶け合って誕生した虚の力を持った斬魄刀。一護が斬魄刀の力を引き出す度(卍解習得など)、それに比例して虚の影響力が増大していったのもそのため。「見えざる帝国」のイーバーンやキルゲが卍解を奪えなかったのはこの理由からである。千年血戦篇までの一護は黒コートの斬月に抑え込まれていたこの存在から死神の力(虚の力)を引き出しており、それまでの力は本来の力の一部に過ぎなかった。一護が斬魄刀そのものの力を引き出すには彼の協力が不可欠だったため、刀そのものを得てからの修行には常に虚の姿があった。 自身の出生の秘密を知った一護により、黒コートの斬月と共に「どちらも斬月」だと認められた。 アニメ『斬魄刀異聞篇』では一護の精神世界に入り込んだ村正によって再び姿を現す。自身を従わせようと目論む村正の意に反し、一護の体を奪う野望に準じて村正と敵対する。村正の能力で捕らえられた際に一護に助けられて以降は、斬月と対峙する一護に力を貸した。尚、『斬魄刀異聞編』における一護は「お前は俺の身体の一部」と内なる虚を受け入れる姿勢を見せている。

完現術
死神の力を失った一護が手にした能力。「XCUTION」らとの死神の力を取り戻すための修行の中で体得した。一護が触れることで一護の戦いの記憶が刻まれていた代行証の魂を引き出し、それを武器として操る。習得以降は完現術を戦闘に活かせるほどに目を見張る速さで使いこなせるようになった。

当初は代行証から発せられる霊圧が『天鎖斬月』と同様の卍型の鍔を形成し霊圧による回転翼を放っていた。発現直後は扱い方もわからず手探りの状態の中で月牙天衝を放っていた時の感覚を思い出たことで扱えるようになった。その回転翼は一護の集中力によって3〜6枚に変化し、その枚数は集中力が下がる程に減っていく。

その後ジャッキーとの修行の中で、完現術が暴走した末に力を纏った本来の姿である装衣型(クラッドタイプ)の完現術に覚醒した。その時の一護は死覇装を着ているような姿となり、戦闘時は片腕から発せられる完現術の霊圧を剣のように扱う。覚醒当初は未完成だったが、銀城との戦いの末に失っていた霊圧知覚を取り戻し完成した。

そして一護の中で再び目覚め始めた死神の力と融合することで骸骨のような装甲を纏い、代行証が変化した刀を武器とする完全な物へと変化した。また、月牙天衝(霊圧の収束は虚閃のそれに近い)を放つことも可能となっている。しかし、銀城の裏切りによって能力そのものを奪われてしまった。銀城を倒した後も、取り戻した描写はない。ただし、間接的に復活した死神の力に影響を与えているようで、前述のように死神姿が変化し、一護自身の身体能力も大幅に向上している。

滅却師の力
『千年血戦篇』での「見えざる帝国」の首魁ユーハバッハとの初戦闘を通じて、純血統の滅却師だった母・真咲から受け継がれた滅却師の素質が目覚める。また、以前の更木剣八との戦いにおいて、黒コートの斬月(前述の滅却師の力の化身)が滅却師の力(「血装」や「影」など)を使って一護を助けていたことも明らかになった。
技「静血装(ブルート・ヴェーネ)」血管の中に直接霊子を流し込んで防御力を向上させる技術。母・真咲も生前は桁外れの静血装の力を持っていた。

朽木ルキア(くちき) 声-折笠富美子
身長144cm 体重33kg 1月14日生
護廷十三隊の十三番隊に所属し、現世・空座町を管轄していた女死神。死神の力が戻るまでの間は一護をサポートし、死神の力が戻った後も一護達と共に戦う。死神代行消失篇から副隊長に昇進した。阿散井恋次と結婚し女の子・苺花(いちか)を授かる。
物語開始時に初めての現世駐在任務として、本来は一ヶ月程の短期予定で空座町を担当していた女死神。口癖は「馬鹿者」「たわけ」。黒髪のセミロングで後髪がはね、真ん中辺りの前髪が鼻の付け根を通って左斜め下に向かって伸びている。外見は小柄で、初期の頃は小学生だった一護の妹の遊子のパジャマがちょうど合うほど。恋次曰く「どこか気品が漂っている」。基本的にやや古風な固い言葉遣いで話し、男勝りで気が強いが、常に自分より相手を気遣う優しい性格。過去のトラウマや現在の複雑な境遇もあって、かなり繊細。一話目で一護の10倍近く生きていると言っているため、年齢は約150歳前後。

空座町駐在任務中に黒崎家に入り黒崎一護と出会う。虚に襲われた一護とその家族を庇って重傷を負い戦闘不能状態となるが、一か八かの方法で一護を死神化させて窮地を脱し、自らは引き換えに死神能力を殆ど失う。しばらくは義骸に入り、能力回復するまでのつもりで一護に死神代行を任せ、その活動をサポートする。その間は一護の部屋の押入れに潜んで住み、現世で高校生活を送っていた。

昔は、剣術の才が乏しく、鬼道は得意で真央霊術院でも好成績を残しているものの入隊時には護廷隊員としては並程度だった。一般隊員の時から席官クラスの実力を秘めているが、義兄の根回しもあり、危険度の高い任務に参加する機会は海燕殉職事件以外では殆ど無かった模様。

基本的に冷静で生真面目な性格だが、お茶目で愛嬌がある。ウサギグッズには目がなく、特にソウルキャンディーのうさぎのチャッピーを好む。何かを説明する時には必ずウサギのイラスト(狸、劇場版ではカブト虫だったこともある)を描いて説明するが、絵は下手(※ファンブックによればヘタウマ系)で、いつも一護につっこまれている。義兄と同じ方向に美的感覚がズレている。現世で高校生活を送っていた際はクラスメイトの前では猫を被って妙な淑女キャラで通す。死神代行篇では、一護以外の黒崎家に気付かれないよう潜んでいたが、破面篇では泣き落としの嘘をついて、彼らの了承を得て同居している。趣味は高いところに登ること。好きな食べ物はキュウリ・白玉あんみつ。グラビアカレンダー「White Allegory」が発売されている模様。

すべての事態が終結した後、十三番隊新隊長に就任した。

義兄・白哉との関係
真央霊術院に入った後に大貴族の朽木家に養子として迎えられ、以降朽木白哉の義妹となる。白哉から養子に望まれたにも関わらず冷遇される事に戸惑いと寂しさを覚えていた。藍染謀反発覚後、養子の件が姉(緋真)の願いであったことを打ち明けられ、以後歩み寄る。

小説『THE HONEY DISH RHAPSODY』では、ルキアが療養中の白哉のために料理に奮闘したりと義兄妹の間にあった溝を埋めるエピソードが描かれている。以前の彼女の料理は恋次曰く「寿命が縮みそうなほどひどい味」だったらしいが、作中での料理の出来は悪くなかったようだ。

海燕との過去
朽木家に入った後、十三番隊に入隊。志波海燕を尊敬していたが、ある現場で、虚と同化した彼を殺害する。海燕が虚に操られていた状況とはいえ、その行動の動機の主体が自分の感情であったこともあり、この事件が心に暗い影を落とし、海燕の死に対し自責の念を抱え続けた。このことは彼の弟妹との確執をもたらし、しかもアーロニーロ・アルルエリとの戦いにまで影響する。

一護との関係
一護にとっては自身と家族を救うために、死神の力を与えてくれた恩人であり、織姫はルキアを「一護の世界を変えた人」だと評している。ルキアにとっての一護は、初めて会った時から何故か信じることが出来る、特別な絆を感じさせる存在と感じていた。また互いに雨の日に起こったトラウマを持ち、両者が関わり合う過程の中で、その暗い過去から脱却、一歩前へ進む力を得ているように良い影響を与え合う相手である。処刑から助けられ己の居場所を自ら尸魂界と定めた後は、護り護られるような関係ではなく戦士として対等な立場で一護と共に戦おうとしている。

恋次との関係
同じ「戌吊」出身の阿散井恋次とは幼馴染で、そこで出会った時から当時の仲間と一緒に生活していた。共に霊術院に入学したが霊力の違いによりクラスが分かれ、さらに朽木家との養子縁組の話により、気遣う心が裏目となって一時期疎遠になった。捕縛時は白哉と共に敵のごとく現れたが、処刑の際には恋次と和解した。その後、現世派遣や虚圏突入では、行動を共にする。

始解
能力解放と共に、刀身も鍔も柄も全て純白の形状に変化し、柄頭に先の長い帯が付く。冷気を用いた技を繰り出す氷雪系の斬魄刀。現在、尸魂界で最も美しい斬魄刀。袖白雪から繰り出される技「初の舞・月白」、「次の舞・白漣」は共に志波海燕との修行の下あみ出した技である。斬魄刀票では2位を獲得している。

この斬魄刀の真の力は「所有者自身の体温を氷点以下にする」こと。自らの体温を下げて自身に触れた者を凍てつかせることがこの斬魄刀の真価で、刀は氷結範囲を広げるための腕に過ぎない。この力を発動させて自らの霊子を制御することにより一時的に肉体を死亡させることが可能で、その肉体の中では全ての分子運動が停止する。

発動には体を力に馴染ませるための時間が必要で、温度は絶対零度まで下げることも可能。しかし温度を下げれば下げる程に活動限界時間が短くなり、絶対零度下では4秒しか動くことができない。さらに力を解除して体温を元に戻す際には時間をかけて徐々に温度を上げるようにしなければならず、一気に解こうとすると体組織が崩壊する危険性を持つ。斬魄刀は『袖白雪』。
解号は「舞え『袖白雪』(まえ『〜』)」。

【卍解】『白霞罸(はっかのとがめ)』。
能力解放と共に髪飾りを付けて着物を纏った美しい氷像のような姿となる。解放と同時に凄まじい冷気を周囲に放ち、影響下にあるものを一瞬で凍てつかせる。完全に凍てついた敵は氷の塵となって砕け散り欠片すら残らない程の威力を持つ。同時に前述の体組織崩壊の危険性の度合いも上がり、半歩でも卍解の解除を誤れば命を落とす程になる。


「初の舞・月白(そめのまい・つきしろ)」刀で円を描いた場所の天地全てを凍らせる。志波海燕との修業で開発。「次の舞・白漣(つぎのまい・はくれん)」刀で地面を四ヶ所突き、そこから強大な凍気を一斉に雪崩のように放出して、敵を凍らせる。志波海燕との修業で開発。「参の舞・白刀(さんのまい・しらふね)」刀身の延長上に大気中の水分から形成した氷の刃で攻撃する。自在に刀身の長さを変えることもできる。アーロニーロ(破面篇)、群青(『地獄篇』)戦では刀身が折れた状態で使った。「樹白(じゅはく)」刀で地面を刺した場所から地面を伝い敵を凍らせる。アニメ272話でルドボーンを倒す時に使われた。

井上織姫(いのうえ おりひめ) 声-松岡由貴
身長157cm 体重45kg BO型 9月3日生
本作のヒロイン。一護のクラスメイトで、彼に好意を寄せる。『盾舜六花』(しゅんしゅんりっか)を呼び出して盾などを創り、それを用いて自らの意思の力でさまざまな対象を拒絶する霊能力を持つ。サポートの腕はなかなかのものだが、世話の焼ける天然である。

黒崎一護のクラスメイト。胡桃色のロングヘアが特徴の巨乳美人。いつも6枚の花弁をもつ花の形のヘアピンを、着けている。このピンを触媒とした盾舜六花(しゅんしゅんりっか)という攻守・治療・復元の霊能力の使い手。制服の時の靴下は白色。

突飛な発想を繰り出す天然ボケだが、実は学年トップ3に入るほど成績優秀。運動神経も良いらしく有沢竜貴(通称たつき)の指導により、空手初段程度の実力を持つ。かなり石頭。自宅のヌイグルミに「エンラク」と名づけたり、ドレミの歌のお笑い芸人バージョンを自作するなど(例:ドはドランクドラゴンのド等)、かなりのお笑い好き。好きな食べ物はチーズ、バター、甘いもの。不思議な味覚嗜好を持ち、度々珍妙な料理を作っている。乱菊とは味覚に対する嗜好が合う。機械音痴のため携帯電話は持っていなかったが、死神代行消失篇時点では所持している。

石田雨竜とは同じ手芸部員であり、上級部員でもある。石田が死神を敵視していることに関して憂いを感じている様子。

3年前に唯一の親族である年の離れた兄の昊を交通事故で失って以降、一人暮らしをしている。人としても親としても失格だった両親とは3歳の頃に別離して消息不明のため、親戚が援助をしている。今でこそ明るく能天気な性格だが、中学時代はたつきに助けられるまで、髪の色を理由に上級生から因縁をつけられイジメを受けたことがあり、塞ぎこんでいた。

一護に好意を抱いており、最終話では一護と結婚し、息子・一勇(かずい)をもうけている。破面編の頃には「たとえ5回転生しても好きになる」ほど想いの強さがある。一護が非常に格好良く見える「織姫ビジョン」なる感覚も持ち合わせている。

命の危機を顧みずに敵を救出したり、ハッチからは「能力が似ているなら戦いには向いていない」と言われても、戦いたい勇気もある。自分たちに害意を持っていたり、実際に害した者にまで救いの手を差し伸べたり、捨て石にされた敵を助けられなかったことを悔やんだりと、戦闘において敵に対しても非情になりきれない部分が甘さや迷いとなって出てしまう面が有ることから、石田や恋次等からは「戦闘に向いていない」と評されている。

盾舜六花
それぞれ花の名を冠した妖精のような存在を呼び出して盾を作り、事象を拒絶する稀有な霊能力。または、その術を構成するメンバーの総称。一護の霊力の影響で、兄の形見であるヘアピンから生まれた、“魂の力”が具現化した存在。ハッチによれば、ヘアピンが斬魄刀のようなものである(実際意志をもった霊子体・能力という共通点がある)。茶渡と同様、ヘアピンを媒介とした完現術(フルブリング)とも解釈できる。

六花本体は非常に脆く攻撃されるといとも容易く破壊されてしまうのが難点。特に椿鬼は攻撃を担当する性質上、反撃を受け何度か損傷・破壊されている。

非常に稀有な能力であり、周囲もその能力を不思議に思っていたようで、ハッチからは「人間のままでそんな能力を持っているなんて少し信じ難い」と称され、尸魂界もその能力の希少性を理解していたと藍染の口から語られた。ハッチと同質の能力を持つため、彼女だけがハッチの作った「結界を張った内部を生物の意識下から消し去る」鬼道を容易くすり抜けられた。

織姫の霊力の増減や精神や身体状態に影響を受けるものの、六花の各メンバーと織姫との間に五感や思考、意志の連動性や共有性は無いようで、発動・使用時には言霊が、意志の疎通には口頭での会話が必要。

破面篇の途中からは、技の使用だけに使っており、登場人物としては出てくることはなくなった。

メンバー
舜桜をリーダー格とした6人から成る。各々の性格も十人十色。
火無菊(ひなぎく)声 - 岸尾だいすけ「三天結盾」、「四天抗盾」を担う六花。テンションが高い。名前の由来はヒナギク。梅厳(ばいごん)声 - 梁田清之「三天結盾」、「四天抗盾」を担う六花。六人の中では一番の巨体。名前の由来は梅。リリィ声 - 釘宮理恵「三天結盾」、「四天抗盾」を担う六花。近未来的な格好をしている。名前の由来はユリ。あやめ声 - 瀬那歩美「双天帰盾」を担う六花。控えめな性格。名前の由来はアヤメ。舜桜(しゅんおう)声 - 野田順子「双天帰盾」を担う六花でメンバーのリーダー格。名前の由来はサクラ。椿鬼(つばき)声 - 森川智之「孤天斬盾」、「四天抗盾」を担う六花。粗暴な性格で、織姫に対し横柄な態度で接する。名前の由来はツバキ。破面篇で一度ヤミーに破壊されたが、仮面の軍勢(ヴァイザード)のハッチによって蘇生する。


使用する術を成す六花メンバーの名と術名、そして「(私は)『拒絶』する」の掛け声で以下の術を使うことが出来る。修行により、意思以外はある程度省略できるようになっている。

三天結盾(さんてんけっしゅん) - 火無菊・梅厳・リリィ防御術。
“盾の外”の攻撃を拒絶。三人が逆三角形(普通の三角形にも出来る)の頂点にそれぞれ位置取ることで盾を張って攻撃を防ぐが、防御力はさほどではなく、原作では、強い攻撃を受けて一撃で砕け散ることもあるが、アニメでは大虚の攻撃を弾いたり、虚化した一護の月牙天衝の爆発に巻き込まれても防いだことがある。また、盾を張る三人自身は攻撃に晒される危険性がある。攻撃を防ぐ他、落下時の衝撃を和らげる・障害物を食い止める・対象者を降ろす・織姫や仲間達の移動させるといった使われ方もした。バウント編で火無菊、梅厳、リリィは、己の意思で織姫を守っている。

双天帰盾(そうてんきしゅん) - 舜桜・あやめ治癒・復元術。
“盾の内”の破壊又は、事象を拒絶。六花の二人の間に対象を囲う楕円形の盾を張り、盾の内側を事象(出来事)が起こる前までの状態に戻す。傷を治すのは早いが、霊圧・魂魄回復は遅く、一護の卍解の衣装(卍解でもこれは霊圧を回復すれば治る)を短時間で回復できなかったことがある。後に、この能力は極めて特殊であることが藍染により明かされる。限定した対象に生じた事象(出来事)を拒絶することで、たとえ失われたものでも元に戻すことが出来る。藍染曰く神の領域を侵す能力であり、その能力によって失われたグリムジョーの左腕を復元し、また対象の吹飛ばされた上半身を元に戻したりもした。拒絶する事象に霊力が関わっている場合、その大きさによって拒絶するのに要する労力や時間が変わる。また剣八とノイトラ戦の時点では治癒中の対象による内側からの干渉を弾くといった性質も見せている。

孤天斬盾(こてんざんしゅん) - 椿鬼攻撃術。
“盾の両面”の物質の結合を拒絶。物質の結合を解く力を持ち、丸い盾(じゃない時もあるが)を張った椿鬼を撃ち込んだ対象を真っ二つに裂く。虚を倒せることや月島に傷を付けることや暗殺部隊の隊員にダメージを与えることはできたが、死神や破面に対した戦闘において有効なダメージを与えた事はない。四天抗盾(してんこうしゅん) - 火無菊・梅厳・リリィ・椿鬼防御・迎撃術。爆発反応装甲と同等の効果を持ち、三角錐状の盾で防いだ攻撃の衝撃を盾の爆発で拡散し、同時に自動的に椿鬼による反射攻撃を加える。空座町決戦後、一護がいつか死神の力を取り戻した時に備えて修得した。

石田雨竜(いしだ うりゅう) 声-杉山紀彰/少年期・本田貴子
身長171cm→177cm 体重55kg→57kg AB型 11月6日生
絶滅したはずの対虚退魔眷属「滅却師」(クインシー)の末裔。一護のクラスメイトで死神代行消失篇より生徒会長を務める。弓状の武器を用い一護達と一緒に戦う。趣味は手芸。父の竜弦とは意見の違いから常に対立している。

黒崎一護のクラスメイトにして、公の記録では200年前(後述の涅マユリ個人の記録では十数年前)に尸魂界によって絶滅させられたはずの対虚退魔眷族「滅却師(クインシー)」の生き残りのひとり。現在、雨竜以外の同族が尸魂界側から確認されないため(父・石田竜弦は滅却師として活動していないため未確認)護廷十三隊の涅マユリに「希少種」と呼ばれる。

生き残った滅却師達が監視を受け続ける最中、(監視対象として)最後の滅却師だった祖父・石田宗弦の生き方や信念に憧れ、幼少から志願し滅却師としての手ほどきを受ける。しかし、とある事件によって師匠である祖父を失い、これが原因で尸魂界関係者を異常に嫌っていた。尚、尸魂界へ行くまで認識されていなかったため、監視対象からは外れていた。

死神代行である一護もその例外ではなく、彼との勝負で虚を呼び寄せる撒き餌を使うという、周囲を脅威に晒す様な非常に危険な行為を用いてでも、滅却師の力を証明しようとしたが、一護と接触するうちに考え方が変わってゆき、文句を言いつつも一護たちの傍にいるようになる。一護とはいわゆる腐れ縁となっている。

力押しの戦いやキャラが多い本作においては、珍しく頭脳を駆使して戦う人物(特にアニメオリジナル)でもある。

祖父・宗弦を尊敬しているが、金にならないという理由で滅却師を否定する父・竜弦とは考え方の違いから反発しており、折り合いが悪い。また、竜弦のことを呼び捨てにしており、このことに対して竜弦は快く思っていない。アニメの番外編では竜弦と直接対決し、竜弦の方が矢の数が多いことが明かされた。

父の竜弦は一護の母である真咲のいとこである為、雨竜と一護ははとこの関係にあるが、親戚関係である事を知っていたのか(一護は一心から聞かされて知った)どうかは不明。

性格
実家は総合病院を経営してそれなりの経済基盤を持っているが、母・片桐叶絵を早くに亡くし、父・竜弦と不仲であったこともあってか、空座第一高校に通っている頃には親元を離れアパートで一人暮らしをしている。そのためか暮らしぶりは貧乏であり、携帯電話をもっていない。

常に自分は滅却師であることを主張することを忘れず、様々な処でそれがうかがえる。普段は冷静沈着で芝居がかった口調が特徴。一学期の中間考査、期末考査は連続で学年トップになるほど頭も良く、教養も高く、破面たちが主に使うスペイン語の用語の意味を理解しており、皮肉として自ら使ったこともある。反面、やや天然の気があり、嘘が病的に下手。また女性に対して強く出られない所があり、嫌悪している死神でも女性に対しては紳士的。

勉学と滅却師以外では裁縫が特技で、手芸部員1年生にして部長を勤め、投げ上げた布を空中で縫う荒業を持つ。その腕にイヤミと敬意をこめて「メガネミシン」と影で呼ばれる。その腕は、ルキアの為に一から縫製し、破れた現世組面々の服をアレンジを加えた上で普段着として再び使えるまで修繕したり、破けたコンのぬいぐるみの修復(アレンジ込み)などに重宝されている。チャド曰く、女物の服を作る才能がある。しかし自身が「かっこいい」と考えている感性に関しては一部のキャラ(主にコン)から批判されている。

滅却師を示す十字模様を好み、茶渡の服やコンの後頭部に勝手に付け加えたりしている。カラクライザーの衣装も手掛けた。得意料理はサバの味噌煮(単行本では筑前煮も得意と言っている)。

第一印象が「弱い」と思われる事が多く、ペッシェには虚圏侵入組の中で一番弱いと思われていた。しかし、実際には隊長格を戦闘不能に追い込んだり、1回目のザエルアポロ戦で追い詰めるなど戦闘力は高い。

一護や涅など一部キャラを除いては、大体は「さん」や「君」をつけることが多く、苗字で呼ぶことの方が多い。

使用武器・技
弧雀(こじゃく)大気中に偏在する霊子を押し固めて形成される弓矢。放たれる矢の破壊力は集められる霊子の量に比例し、それに合わせて形態も変化する。石田はこの弧雀を発生させる際に、媒介として「滅却師十字(クインシークロス)」を用いているが、石田の父・竜弦の弓は、五角形の滅却師十字を核とするものではない。

散霊手套(さんれいしゅとう)霊子を高レベルで拡散させる力を持つ手袋。これをつけた状態で七日七夜弓を成す事が出来れば、散霊手套の霊子拡散能力を上回る霊子集束能力と、それを長時間持続させる力を身に付けた事となり、滅却師の高みに限りなく近づくことが出来る。ただし、そうなると、その霊子集束能力は散霊手套の拡散能力無しには自身でも制御し切れないものとなり、散霊手套を外すと霊子集束レベルが爆発的に向上し人間が使用できるレベルではなくなってしまうため、余程の才のある者で無い限り滅却師の力を失ってしまう。

滅却師最終形態(クインシー・レツトシュティール)散霊手套をはずしたときの形態。霊子集束レベルが爆発的に向上し、大気中に偏在する霊子のみならず、霊子で構成された尸魂界の物質をも分解して自身の武器として再構築する事ができ、涅マユリはその様を「霊子の隷属」と評していた。戦闘能力は通常時より桁違いに高く、卍解したマユリを一撃で倒している。

銀嶺弧雀(ぎんれいこじゃく)五角形の滅却十字を媒介に形成される特殊な形状の弓。霊力を取り戻した石田の新たな霊子兵装。弓を引きっぱなしにしていると無数の矢が次々と放たれ、最大で1200発の連射が可能。アニメでは虚の大群を一掃するために用いられている。飛廉脚(ひれんきゃく)滅却師の高等歩法。足元に作った霊子の流れに乗ることで高速移動が可能となる。石田は死神の瞬歩よりも上だと思っている。

乱装天傀(らんそうてんがい)無数の糸状に縒り合せた霊子の束を動かない箇所に接続し、自分の霊力で自分の身体を操り人形のように強制的に動かす超高等技術。この術を発動すれば手足が麻痺しても骨が砕けても霊力の続く限り動き続けることができる。

銀筒(ぎんとう)滅却師が霊力を溜めた筒状の道具。これを使って術を発動することができる。あらかじめ霊力を溜めておく必要がある旧式の道具だが、使い方次第では大虚クラスの霊力を持つ虚とも渡り合える。

聖噬(ハイゼン)「大気の戦陣を杯に受けよ(レンゼ・フォルメル・ヴェント・イ・グラール)」の口上で発動。銀筒を複数使用。柱上の結界で相手を攻撃する。緑杯(ヴォルコール)「盃よ西方に傾け(イ・シェンク・ツァイヒ)」の口上で発動。銀筒を二本使用。衝撃波を起こし、落下などの衝撃から自分の身を守ることができる。五架縛(グリッツ)「銀鞭下りて五手石床に堕つ(ツィエルトクリーク・フォン・キーツ・ハルト・フィエルト)」の口上で発動。銀筒を一本使用。五つの帯で相手を縛り付ける。装身具アニメのみに登場。涅ネムから滅却師の力を失っていた際に手渡され、これにより雨竜は一時的に滅却師の力を取り戻す。出力は安定せず、タイミングによって強さが変わる。魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)滅却師唯一の「刃を持った武器」(後述の通り決して「剣」ではない)。雨竜の父、竜弦が院長を務める空座総合病院内の隠し倉庫から拝借してきたもの。それによりペッシェに泥棒呼ばわりされる。外見は柄から青い光が出て刃になっているが、チェーンソーのような武器であり、刀身の表面を霊子が一秒に300万回も往復している。振動で切ることにより対象の霊子結合を弱め対象物の霊子を自身の霊子として奪いやすくすることが出来る。また、霊子を拡散させる敵との戦闘に際し、柄頭に霊子を蓄え、それを消費し、刃を一時的に回復出来る。後述の破芒陣(シュプリンガー)は、それを応用した技である。その外見や使い方から剣と誤解されやすいが実体はあくまで矢であり、霊子兵装と共に弓矢として使用される。破芒陣(シュプレンガー)ゼーレシュナイダーを使って描いた滅却印(クインシーツァイヒェン)の陣に敵を閉じ込め、銀筒に集めた霊子をゼーレシュナイダーに流し込むことで陣内で爆発を起こす技。術式に時間が掛かる性質上、一対一の戦闘で使用するのには向かないが、アニメ版では時折単独で発動することがある。光の雨(リヒト・レーゲン)相手の上空から銀嶺弧雀による無数の矢を一斉に放ち攻撃する。光の風(リヒト・ヴィント)劇場版4作目及びアニメ版で使用。前方の敵に向けて銀嶺弧雀による無数の矢を一斉に放つ。封庫滅陣(ゲルトシュランク)劇場版4作目で使用。ゼーレシュナイダーを使い相手の周囲を高密度の霊子で形成された立方体の結界で覆い、破芒陣と同種の結界を作り出す技。その後は破芒陣と同じく銀筒をゼーレシュナイダーに流す事で大爆発を起こす事が可能。白面くだし(はくめん - )マユリが製造した破面専用の地雷を使い相手をその地から落とす技。完全反立(アンチサーシス)ユーハバッハから授かった聖文字“A”の能力。指定した2点の間に“既に起きた”出来事を“逆転”させる事ができる

茶渡泰虎(さど やすとら) 声-安元洋貴
身長197cm 体重112kg AO型 4月7日生
頑丈かつ屈強な大柄な体が特徴。一護や虚と関わったことがきっかけとなり右腕に宿る能力が目覚める。普段は前髪がかかっているため時々素顔が見えない。

黒崎一護のクラスメイトで中学生時代からの親友。あだ名はチャド(一護が初対面の際に、彼の名字を間違えて読んだのがきっかけ)。外見は、前髪で片眼が隠れており、両目とも描かれていない時もある。ややタラコ唇。高校生にも関わらずかなりの老け顔らしく、夏梨に「オッサン」呼ばわりされたり、インコに入っていたシバタには「おじちゃん」と呼ばれる。

メキシコ人のクォーターであり浅黒い肌の体格の良い男。鉄骨を背中で受け止め、オートバイと正面衝突しても耐えうる尋常ならざる頑強さを持つ。そのため一護にアイアンボディーと評される。寡黙ながら心優しい性格で、成績も優秀であり(期末試験で一学年322名中11位)始業10分前には机にいるなど授業態度もいい模様。可愛いモノに目がなく、その志向からコンとは浅からぬ因縁がある(逃げていたコンを見て、それを可愛いと思い追いかけていったのが始まり)。

沖縄出身だが、両親を早くに亡くし、メキシコのアブウェロ(祖父)であるオスカー・ホアキン・デ・ラ・ロサの元で育てられた。幼少期は粗暴で、自分が気に入らないことやイジメがあれば相手に暴力を振るっていたが、見かねた祖父に諭され、自分のために暴力を振るわなくなった。

不良に絡まれているところを一護に助けられてから、一護と「互いのために拳を振るう」ことを約束する。その誓いによるものらしく、一護がルキアを助けたいからという理由だけで自身も尸魂界へ向かう決意をするほど、一護との絆は堅い。

戦闘力は尸魂界篇においては護廷十三隊の戦闘集団である十一番隊の隊士達や八番隊の第三席・円乗寺辰房を下す程の実力であり、一般隊士の斬魄刀を易々曲げてしまうほどの強度を持つ。恋次との修行を経てからは十刃落ちと対等に戦えるほどに成長する。ただし阿散井恋次同様、戦闘での勝率は高くない(両者の共通点は乱戦には強い傾向がある)。

技・能力
死神代行消失編までその正体は不明だったが(虚に近いものであることはチャド自身や浦原が推察していた)、現在チャド本人はこれらの能力は、自身の浅黒い肌を媒介とした完現術(フルブリング)であると解釈している。それがきっかけなのか、アニメ版のアランカル大百科にも能力の事を紹介された。

変化した右腕
一護の霊力の影響でチャドの魂の力が具現化した右腕の鎧。破面襲来後、恋次との修行を経て形状も変わり、その後のガンテンバイン戦で「巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)」としてさらに強化された。

技「拳からの拳撃」
変化した右腕から霊力による打撃を放つ。当初は一日2発が限界だったが、夜一との特訓により連続で使えるようになった。京楽には消耗限界を超えていても命を削って連続で使用するタイプの技であると分析されている。

技「巨人の一撃(エル・ディレクト)」
破面との決戦を前に恋次との修行によって会得した。右肩の出っ張りの部分が開き、霊子をまとったパンチを繰り出す。

技「クレーン投げ(グルーア・ティラール)」
攻撃相手の腕をとり、一本背負いの要領で投げ飛ばす技。

巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)「変化した右腕」から進化した右腕の鎧で、「防御の力」を宿している。真の姿となった時はガンテンバインの“主よ我等を許し給え(ディオス・ルエゴ・ノス・ペルドーネ)”を完全防御するほど防御力が高い。だが十刃・ノイトラには一刀両断されてしまった。虚圏に来て、破面・ガンテンバイン・モスケーダと交戦している際に完全に覚醒し、髑髏の様な模様が入った巨大な盾のような形状に変化した。黒を基調としたカラーリング。

悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)
恋次との修行の末にチャドが発見した「攻撃の力」を宿した左腕の鎧。巨人の右腕と比較するとシンプルな形状で対照的に白い色をしている。原作では不明だが、アニメでは発現のきっかけとなった修行に立ち会った恋次には、虚園で共闘するまでは悪魔の左腕のことは知らされていない。

技「魔人の一撃(ラ・ムエルテ)」
左腕の鎧で、霊子をまとった強烈なパンチを繰り出す。その際、口を開けた髑髏のような形になるように壁を粉砕した。巨人の右腕とは比べ物にならないほど威力が高く、解放状態のガンテンバインを一撃で倒した。
尚、巨人の右腕を会得した後から、瞬歩や響転(ソニード)に対抗できるほどの反応速度を手に入れた。

阿散井恋次(あばらい れんじ) 声-伊藤健太郎/少年期・木内レイコ
身長188cm 体重78kg 8月31日生
護廷十三隊六番隊副隊長。ルキアとは幼馴染。ルキアの処刑を巡る戦いの中で対立した時期を経て一護の戦友となる。ルキアの義兄である自身の上官・朽木白哉を目標に定めている。人情熱い面もある。

南流魂街78地区「戌吊」出身。長い赤髪を結んでおり、眉毛から額、首から上半身にかけて大仰な刺青を入れている。性格はやや乱暴だが安定して落ち着きがあり、気配りや機転が利く。同僚や後輩達からの信頼は厚い。副隊長でありながら卍解を修得している隊長クラスに近い実力者。

甘党で、好物は鯛焼き。趣味はゴーグル収集。玉蹴り(フットサル)が大好き。ルキアが現世赴任を命じられた同じときに六番隊副隊長に任命され、それ以前は五番隊を経て十一番隊に在籍(六番隊副隊長任命時は第六席だった)し、斑目一角に戦い方を教わっていた。「殺す相手に名乗る」流儀は、一角から学び守っている。一角を尊敬・信頼している。

吉良や檜佐木と同じく給料はあっさり使ってしまうタイプであり、大前田の家でご馳走になる描写が「カラブリ+」で描かれた。

体中に入れ墨を入れており、額にもしている。また、一角と同じく褌を着用している。

六番隊副隊長任命には、銀銀次郎が副業で店主を務めている高級眼鏡屋「眼鏡の銀蜻蛉」が人気になったのを受け、眼鏡屋での商売に専念するため六番隊副隊長を辞職、その後任として任命された。「眼鏡の銀蜻蛉」は行きつけの店で、銀次郎とも馴染みであり、いくらか割り引いてもらっている(原価が結構なため、購入できないらしい)。夢は、自分でデザインしたゴーグルをかけること。初期では額にゴーグルをかけていたが戦う度に破壊され、最近は代わりに白い手ぬぐいを巻いている。死神代行消失篇では手ぬぐいの色は黒になり、知り合いの鍛冶屋に安価で作らせた鋼のかんざしを挿している。

檜佐木修兵は学院時代の先輩で、吉良イヅルと雛森桃とは学院時代の同期。優秀者の集められた特進クラスである1組に所属していた。2066期生。

ルキア・白哉との関係
ルキアとは、流魂街からの幼馴染。40年前まで「戌吊」で身を寄せ合って家族のように暮らしていた。共に真央霊術院で学ぶが、ルキアが朽木家の養子に求められ、彼女の幸せを願って心ならずも祝福することで勧めた。このことが後の恋次とルキアの関係の起点になっている。

名家令嬢となったルキアと対等に付き合えるようになるため、白哉を超える事のみを考えて鍛錬し続けたが、一度も勝てていない。ルキアの処刑是非を巡る騒動の中で白哉に戦いを挑むが、彼の鬼道と卍解を前に、自身の卍解も破壊され敗北する。最後まで戦士としての闘志を失わず戦い続けたため、白哉からは認められている。藍染の謀反後も、白哉を超えることを目標として仰いでいる。

始解
能力解放と共に刀身にいくつもの節を持ち、伸びて蛇のようにしなる蛇腹剣の形状に変化する。伸縮自在であるため直接的な遠距離攻撃も可能。ただし、伸ばしながらの攻撃は最大3回まででそれ以降は一度縮める必要がある。また、縮めた状態での大きさは黒崎一護の斬月とほぼ同程度。斬魄刀は『蛇尾丸』。
解号は「咆えろ『蛇尾丸』(ほえろ『〜』)」

【卍解】『狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)』
能力解放と共に巨大な蛇の骨の様な形状に変化し、恋次自身は狒狒の骨と毛皮を身に纏う。戦闘方法は始解時と殆ど変わらないが、斬魄刀そのものによる一撃一撃が強力になり、ギリアン級大虚の破面の斬魄刀も容易に打ち砕く。また、巨体に関わらず動作も素早く、隊長格の瞬歩にも充分に対応可能。始解時同様に複数のパーツで構成されているが、各パーツは形を持った霊体ではなく恋次自身の霊圧で繋がれているため、斬魄刀などで連結を断ち切る事は不可能。蛇尾丸本体への負担が掛かることもあるようだが、分離や再結合は自由自在に行う事ができる。アニメでは、その特性を活かし「狒牙絶咬」を使用していた。

千年血戦篇後、卍解時による破損は直せないため、以前の白哉との戦いで破壊された刃節の一部が壊れたままだということがマユリの口から一護に語られた。さらに霊王宮での修行時に、実は蛇尾丸はまだ恋次を半分しか認めておらず、この卍解は半分しか解放していない姿であったことも明らかとなった。

劇場版アニメでは度々その巨大さを生かし、他者を乗せて別場所へと移動させるために使用している。

真の卍解
【卍解】『双王蛇尾丸(そうおうざびまる)』。
実は恋次を真には認めておらず、今まで使用していた卍解は半分しか能力を発揮していなかった。 零番隊『兵主部 一兵衛(真名呼和尚)』により、本当の名を教えてもらい、従える事に成功した。 真に解放された蛇尾丸の卍解で、発動と同時に右手に直刀「オロチ王」、左肩当てから伸びた腕「狒狒王」、そして腰に狒狒の骨を纏った姿となる。それぞれの名前を呼称すると「オロチ王」は鋸状の刃に変形し、「狒狒王」は敵を握り潰せる程に巨大化する。

技「狒牙絶咬(ひがぜっこう)」
節の途切れた蛇尾丸の刀身を一斉に相手に突き立てる、刀身を折られた時の非常用の技。折れた斬魄刀が突然攻撃を仕掛けてくる為、相手の意表を衝いたり隙を作り出すには効果的だが、傷ついた蛇尾丸に無理を強いるために斬魄刀本体への負担が大きく(アニメ版によれば、この技を使った直後はしばらく始解すら不可能になる)、連続しては使えない。「狒骨大砲(ひこつたいほう)」自身の霊圧を開放し、狒狒王蛇尾丸の口からレーザーのように巨大な霊圧の砲弾を発射する。「蛇牙鉄炮(ざがてっぽう)」真の卍解『双王蛇尾丸』での技。変形したオロチ王を敵に突き刺し、そこに力を集約させて一気に炸裂させる。その際大口を開けて敵を噛み砕く蛇の姿が浮かぶ。喰らった敵は完全に炭化して砕け散る。

本体 声 - 古澤徹
蛇の尾を持った白い体毛の狒狒。俗に言う鵺。身体と尾で別々の人格を有しており、蛇のほうは少々口が悪い。一護との死闘の終、斬月との再戦を望んでいた。『カラブリ』によると、性別は雄だったが、斬魄刀異聞編で実体化した時は猿は女、蛇は男という風になっている。

コン 声-真殿光昭・久保帯人<JF2004アニメツアーより>)
身長27cm 体重182g 12月30日生。
尸魂界で作られた対虚用の戦闘用改造魂魄(モッド・ソウル)。改造魂魄・強化能力として脚力、とくにジャンプ力に長けている。普段は、ライオンの人形に入れられている。途中から後頭部に、滅却師マークが入っている。

黒崎家

黒崎 一心(くろさき いっしん)/旧名・志波 一心(しば いっしん) 声-森川智之
身長186cm 体重80kg AB型 12月10日生
黒崎家の大黒柱。一護ら三児の子を持つ父親。大きな手術以外のことは大抵こなすクロサキ医院の開業医。髭を蓄えており、ヒゲと呼ばれることもある。年齢は第40歳を超えていることになっている。
妻の真咲を虚であるグランドフィッシャーに殺害された鰥夫である。真咲の命日である6月17日には、毎年子供たちを引き連れ墓参りに行っている。真咲の巨大なポスタースタイルの遺影をリビングの壁に貼るほど家族が大好きな愛妻家であり、年中ハイテンションかつボケも非常に多い。一護に対しては隙あらば蹴りや絡み技などでちょっかいを出して喧嘩する、娘の夏梨曰く幼稚なコミュニケーション手段を取っている。普段家族からは煙たがられているが、第1話で自らが娘と共に虚に襲われ危機に瀕した際には、憂慮した一護が即座に現場へ向うなど、本心では大切に思われているようである。私服は派手で、ドン・観音寺とは意気投合している。娘である遊子・夏梨への過保護な扱いとは対照的に、一護に対しては放任主義的傾向が強いが、ちゃんと息子のことを陰ながら見守り、何かあったときにはそっと手を差し伸べる快い父親である。真咲の死に対し自責の念を抱き憂悶していた一護に対し語りかけた言葉は、死神として強くなり人々を虚から護ることを決意させた。かつては喫煙家であったが、現在は真咲の命日にしか吸わない。

連載当初は霊感はまるで無いような言動を取っていたが、その正体は20年ほど前に護廷十三隊十番隊隊長を務めていた死神・志波一心。志波家の分家の出だが、後述の事件をきっかけに隊を抜け、現世に身を置いている。隊長時代の性格は今と特に変わらず、普段はマイペースではしゃいで楽天的な素振りを見せていた。普段の仕事は不真面目だったようで、書類仕事などの雑務は当時から日番谷がしていた。外見は今より若くて髭を蓄えておらず、揉み上げが長めであるなど現在とは異なっている。古参の隊長たちや藍染たちだけではなく、白哉やマユリも当時の時点で既に隊長(狛村・剣八は回想では出てこなかったため不明)だったため、面識がある。平子が霊圧を知らない事や、浦原と初めて出会ったのは真咲と知り合った時である事から、100年以上前は護廷十三隊には所属していなかった。
現在においては隊長羽織の一部を左腕に縛り付けている。一護の身代わりを務めたコンの存在を一目で気づき、コンを守るために母親の形見と偽って自分が作った特殊なお守りを一護に渡している。石田竜弦とは真咲と出会った頃から互いの正体を知る旧知の仲で、交通事故での怪我人の対応に追われていた時には、病室を貸すよう竜弦に要求していた。浦原ともその頃からの旧知で、彼女が命の危機に陥った際に救ってもらったことがある。そのため藍染や崩玉の詳細を知っている。

真咲とは当時彼女が高校生だった頃に出会い、隊長だった時に現世で藍染達が生み出した改造虚・ホワイトと交戦した際に窮地に陥ったところを助けてもらったのが初めての出会いだった。後日そのお礼を言う為に現世に出向いたところ、彼女はホワイトとの戦いで負った傷が原因で虚化しかけて命の危機に瀕していた。事情を知った浦原の手を借り、真咲を救うため、特殊な義骸を用いて自分と真咲及び彼女の中の虚を繋ぐことにより虚化を抑えることになった。結果、真咲と虚との繋がりが切れる時まで(実質、彼女が死ぬまで)義骸から出られず死神に戻れないデメリットがあったが、一心は死神をやめて彼女を守り続けることを即断した。その後、霊術院で学んだ中で唯一使えそうだった医学を活かして小さな診療所「黒崎診療所」を開き、浦原の手も借りて勉強しながら現世での生活を始めた。元気になった真咲はよく診療所に顔を出し、一心は彼女に振り回されながらも幸せな生活を送り、後に結ばれて一護達3人の子供を授かった。

真咲の死後も一護の中の虚とは繋がっていたが、尸魂界篇でその虚が呼び起こされたことにより繋がりが完全に途切れた結果、死神の力を20年ぶりに取り戻した。

黒崎 遊子(くろさき ゆず) 声-瀬那歩美
身長137cm 体重31kg AO型 5月6日生まれ
一護の妹で小学5年生→中学1年生。夏梨の双子の姉でショートヘア。夏梨とは正反対に気が小さく、おしとやかで泣き虫だが、兄や妹とは違い、父親に親身になる優しい性格である。家族の中で唯一の母親似で、幼くして黒崎家の母的存在。家事は全て彼女が行い、黒崎家のルール(ユズ法典と呼ばれている)も全て彼女が作っている(「食後10分以内に歯を磨かないと自動的に次の食事が抜きになる」など)。
黒崎家では彼女だけ霊力の素養を継いでおらず、霊が見える一護や夏梨を羨ましがっていたが、物語が進むにつれて徐々に見えるようになった。ドン・観音寺の大ファン。コンにボスタフ、アニメでは子猫にラク(体色がラクダの股引に似ていることから)と名付けるなど、ネーミングセンスが無い。少々ブラコン。
最終回では成長して大人になっており、一護の息子を気に入っている様子だった。

黒崎 夏梨(くろさき かりん) 声-釘宮理恵
身長136cm 体重31kg AO型 5月6日生まれ
一護の妹で小学5年生→中学1年生。遊子の双子の妹。一護のことは「一兄(いちにい)」と呼ぶ。気が強い上に口調も荒くて男勝りな性格で、ほとんど泣いたりすることは無く、弱音を吐こうともしない。そんな性格故か男子と一緒に遊ぶことも多いが、強気な性格もあって煙たがられることもある。一護同様霊感が強く、死神・虚もはっきり見えているが、幽霊の存在を信じる気は当初はなかった。
また、兄の死神化は観音寺を通じて知っていた。空座防衛隊のカラクラレッド(一人目)でもあり、得意のサッカーで覚えた「夏梨流絶命シュート」を使い虚を攻撃する。アニメでは、ほぼギャグだったものの、自分の何倍もの大きさの虚を蹴りでダメージを与え吹き飛ばしたりと常人を超えている身体能力を見せたことも(雨達との連携技ではあるが、その虚に止めを刺し、倒したのも彼女である)。ジン太とよく衝突する。
アニメオリジナルエピソードであるアニメ第132話では、日番谷冬獅郎と一緒にサッカーの試合をしたりしたが、虚の襲撃の際、日番谷が死神であることを目撃した。一護と同じく「冬獅郎」と呼んでいる。
最終回では成長した姿で登場した。

黒崎 真咲(くろさき まさき) 声-大原さやか
6月9日生まれ、6月17日没
三兄妹の母で一心の妻。一護が「ウチはおふくろを中心に回っていた」と語るほど、黒崎家にはなくてはならない存在だった。まだ幼い一護を庇い虚・グランドフィッシャーに殺害された。前述した真咲の遺影は「Masaki Forever」と書かれたものであり、夏梨曰くアホみたいな遺影(この巨大な遺影の登場回数はわずか3回だが、原作1話で正面を向いた笑顔の写真だったものが原作199話では、体を斜めに向け片手でピースしているものに変わっていた)。一心のルックスを褒めたのは1度だけである。夫の一心は妻を「(全てを引きつけ全てを許し全てを照らして振り回す様から)太陽に似ていた」と評し、彼女に振り回されることに幸せを感じていた。

実は純血統の滅却師・黒崎家の最後(両親は死去し、兄弟はいない)の生き残り。同じく純血統の家系である石田家に居候しており、高校の先輩後輩でいとこでもある竜弦とは婚約関係にあった。その実力は高く、特に静血装の力は桁外れだった。滅却師の仕来たりを無視して虚を倒しに飛び出すなど、強い正義感も秘めていた。高校時代のある日、一心とホワイトとの戦闘に割って入り、自身の身体を囮にホワイトを撃破する。しかし、この戦闘で受けた傷が元で虚化を発症してしまい、浦原によって一心の魂魄を真咲及び彼女の中の虚に繋ぐことで症状を抑えることに成功して、何とか事無きを得た。やがて高校卒業後、石田家を追放され、大学に進学。自分を救うために死神の力を失った一心とはその後も交流を続け、やがて結ばれ一護たち3児の母となった。
高校時代の性格は、虚に飲み込まれそうになって一心が助けに来た時もお気楽にはしゃいで名前を教えて貰おうとするなど楽天的な性格であり、助かった後も能天気に寝ていたほどだった。
彼女の死の真相は、グランドフィッシャーに襲撃された日にユーハバッハの"聖別"が行われ、虚が混ざっていたことで"不浄"と見なされ滅却師の力を全て奪われ、戦う術を失ってしまったためだった。

浦原商店

浦原喜助(うらはら きすけ) 声-三木眞一郎
身長183cm 体重69kg 12月31日生まれ
表向きは浦原商店なる駄菓子屋店主。実態は、現世にいる死神に対して霊的商品などを売り、ルキアの現世における行動を援助していた。尸魂界にいた頃は先代護廷十三隊十二番隊隊長、技術開発局創設者にして初代局長を務めた。

kouki #H&L# EXPG
kouki #H&L# EXPG
@kouki_exldh

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