桐島、部活やめるってよ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

男子バレーボール部のキャプテンだった桐島が部活をやめた。その噂はあっという間に学校中に広まるが、肝心の桐島は恋人の前にも、親友の前にも姿を現さない。桐島はなぜ部活を辞めたのか、そしてどこへ行ってしまったのか。突然の出来事は、あらゆるところで小さな波を立てていき、やがて映画部の前田の所にもやってくる。第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を、吉田大八が映画化した青春群像劇。

帰宅部。学校では誰もが知るマドンナ的存在。自分でも特別な存在であることを自覚しており、どこか周りを見下したような態度をとることがある。桐島と付き合っていたが、部活を辞めることは聞かされておらず、その後も全く連絡が取れないことにイライラしている。

野崎 沙奈(松岡 茉優)

帰宅部。梨沙同様クラスの中でも目立つ存在であり、周囲を見下しているようなところがある。明るく自由奔放な性格だが、梨沙や彼氏の宏樹に対しては嫌われないように気を使っている。宏樹の後ろの席に座る亜矢とよく目が合うことを気にしている。

見どころ

誰もが共感できるリアルな学生像

この作品は高校生たちの5日間を描いた作品で、舞台はほぼ学校である。登場人物たちの立場や関係性、抱える悩みなどはそれぞれで、観客は特定の誰かに自分を重ね合わせ、何気ない会話や風景の中に、自分の記憶と似たものを見つけ出すことができる。だからこそ感情移入しやすく、自分の物語として捉えることができるのだ。

屋上で繰り広げられる圧巻のクライマックス

本作のいちばんの見どころはなんといってもクライマックスの屋上シーンである。それまで同じ空間にいながらも別々の方向を向いていた生徒たちが一堂に会し、いちばん遠い場所にいたはずの映画部が主導権を握る。前田が覗くファインダーには、自分の撮りたかった映像が映し出され、背後には全てを振り切った亜矢が率いる吹奏楽部の最高の演奏が流れる。カタルシスを感じることのできる名シーンだ。

『桐島、部活やめるってよ』のエピソード・逸話

映画のほとんどを占める学校での撮影は、高知県にある実在する高校で行われた。映画部の部室も校内に作られ、屋上のシーンは試験中に撮影されたという。また、吹奏楽部の練習シーンでは、撮影場所となった高校の吹奏楽部の生徒も出演している。実際の高校生たちが生活を送るなかでの撮影は、この作品にさらにリアリティを与えた。

予告動画

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents