ウォッチドッグス2(Watch Dogs 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウォッチドッグス2(Watch Dogs 2)とは ユービーアイソフトが開発したオープンワールドアクションゲーム。舞台をシカゴからアメリカ西海岸のサンフランシスコへ移し、サンフランシスコ・デッドセックとブルーム社の戦いを描いている。前作以上にプレイの幅が広がったマルチプレイや、マップ上に点在するサイドミッション始めとした長く遊べるやり込み要素に高い評価が集まった。

『ウォッチドッグス2』の概要

オープンワールドアクションゲーム「Watch Dogs」の続編。開発はユービーアイソフトモントリオール。対応機種はPlaystation4,Xbox One,PC。前作はシカゴの街を舞台に復讐をテーマにした暗めなストーリーなのに対し、今作はサンフランシスコの開放的な世界観を背景に主人公マーカス・ホロウェイと国際ハッカー集団「デッドセック」メンバーが軽快なジョークを交えながら、ctOSを用いてあらゆる情報を搾取・操作していくブルーム社や、提携しデータを悪用する企業・宗教団体の悪事を暴いてく。

『ウォッチドッグス2』のあらすじ・ストーリー

retor0の名称で知られるハッカーのマーカスは、ある日ctOSの犯罪予知機能に誤認識されたことによりブルーム社が自身に都合の悪いハッカーをはじめとした人物の犯罪歴を捏造、犯罪者に仕立て上げている事実を知る。データ改ざんに憤りを隠せないマーカスは既にブルーム社と対立していたサンフランシスコ・デッドセックと連絡を取り、ctOSのサーバールームに侵入するという試験を突破し、デッドセックの仲間入りを果たす。

マーカスはデッドセックの広報役の女性、シターラと連絡を取り合いながらオペレーションをこなしていくなかで、ブルーム社と提携する様々な企業がctOSネットワークを活用したサービスの裏で収集した個人情報を売買し不当な利益を得ている事実を明るみにしていく。

しかし、それこそがブルーム社の狙いの一つだった。ctOSネットワークを破壊する人物が現れる事でネットセキュリティの需要と価値が高騰する。そのタイミングを利用して宇宙開発会社「ガリレイ」のロケットを利用したハッキング不可能な通信網を生み出し、売り込もうとしていた。
それを知ったデッドセックはマーカスをガリレイのロケット工場に派遣し打ち上げ前にロケットを細工、ハッキングするためのバックドアを作成することでブルーム社の侵入不能と言われていた衛星ネットワークへの侵入に成功した。

ブルーム社のネットワークに侵入したデッドセックメンバー達はブルーム社が秘密裏に人工知能を搭載した軍事ロボットを作成していること、そして情報操作により人為的に「敵」を生み出すことで制作した兵器の売買を目論んでいた事を知る。

事実を知ったマーカスはデッドセックメンバーのサポートを受けながら遂にブルーム本社へと侵入。厳重な警備を突破しながら地下のメインコンピュータールームに侵入しctOS2.0の生みの親でありブルーム社最高技術責任者、そしてデッドセックへの攻撃を行ってきた黒幕であるドゥシャン・ネメックの野望を暴露。最高技術責任者であるドゥシャンは警察に逮捕され、デッドセックは遂にブルーム社との長きに渡る戦いに勝利したのである。

『ウォッチドッグス2』のゲームシステム

ハッキングを軸に据えた高いゲーム性

本作はサイバー犯罪をテーマにしたクライム系オープンワールドゲームだが、ctOSというインフラネットワークによるハッキングを用いた妨害や音を立てずに敵を無力化しながらミッションを達成していくスニーキング(潜入)に特化したゲーム性といえる。もちろん従来のオープンワールドゲーム同様に複数の敵相手に銃撃戦でごり押し、真正面からミッション達成を目指すことも可能。プレイヤーの数だけミッション攻略へのプレイスタイルや作戦など自由に組み立て楽しめる、それこそがウォッチドッグス2というゲームの醍醐味といえる。

2種類のドローン

クアッドコプター。

前作からの追加要素で、カメラを搭載したラジコンカータイプの「ドローン」と遠隔操作で飛ばせるクアッドコプター(飛行型ドローン)「ジャンパー」の2つのアイテムが追加されたことにより、プレイヤーが直接警戒エリアに侵入できない箇所のアクセスポイントへ遠隔操作でハッキング動作を行ったり、音による陽動や爆弾の投下によるアクションにより敵の注意を引き付けるなど前作以上にテクニカルなプレイが可能になった。それによりミッション攻略の立ち回りや攻略方法が前作以上に多様化し、ゲーム性の奥深さもより深く進化した。

前作以上に幅の広いファッションカスタマイズ

前作のウォッチドッグスでもエイデンのコスチュームを変更することができたが、今作では帽子やメガネ、インナーやバッグなどパーツごとにファッションアイテムを組み合わせることにより服装をより細かく指定しカスタマイズすることができる。ファッションアイテムも特定のショップでの購入だけでなく、特定のミッションクリアや条件達成により入手できるレアな服装などバリュエーションも豊富な為クリア後のやりこみ要素としても十分に楽しめるものとなっているのである。

フォロワー数を増やしスキルを増やそう

前作でもミッション攻略による経験値でエイデンを強化することができたが、今作では設定上デッドセックのスマホアプリのフォロワー数が経験値代わりに表示されている。デッドセックメンバーはブルーム社と対抗するためには大きな演算処理が可能なネットワークを必要としており、デッドセックの活動に賛同してくれたサンフランシスコ市民にデッドセックアプリをダウンロードしてもらい、並列処理できるネットワークをスマホ機種分確保していくことで力をつけていくのである。そんなストーリー上の設定も経験値として密接に絡めていく演出のきめ細やかな面白さもウォッチドッグス2の魅力ポイントの1つといえる。

Co-op機能(協力プレイ)も導入、前作より進化したオンラインマルチプレイ

前作でのオンラインマルチプレイではプレイヤー対プレイヤーの侵入や戦闘がメインだったのに対し、今作では2人のプレイヤーでタッグを組みオンライン専用ミッションに挑むことができる協力モード「オンライン協力」が追加されている。これにより、プレイヤースキルの格差などにより前作のマルチプレイを楽しめなかったユーザーも気軽に参加し楽しむことができるようになった。

また、今作では犯罪行為を重ね手配レベルが一定以上に上がったプレイヤーのマップに侵入し、警察と協力し犯人制圧を目指す「バウンティーハンター」モードも追加。これによりシームレスに繋がったプレイヤー同士でのスリリングなカーチェイスや銃撃戦を楽しむことが可能になりより一層楽しめる工夫がなされているのである。

『ウォッチドッグス2』の登場人物・キャラクター

マーカス・ホロウェイ

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