がっこうぐらし!(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『がっこうぐらし!』とは海法紀光の原作、千葉サドルの作画によって、2012年より『まんがタイムきららフォワード』で連載されている漫画および、それを原作としたアニメ作品である。主人公の丈槍由紀が住む街にゾンビが出現。周囲の人間がゾンビ化する中、生き残った丈槍由紀を含む4人の女子高生が学園生活部を立ち上げ、学校に寝泊まりするというサバイバル作品。1話まではストーリーのホラー要素が隠されていたため、多くの視聴者に大きな衝撃を与えた。

CV:木村珠莉
美紀の親友で大のCDプレイヤー好き。

ゾンビパンデミック時には、美紀とともにショッピングモールで楽しんでいた。
パンデミック時には美紀とともに避難生活を始めた。
しかし、長引く避難生活に耐えきれくなり、美紀と太郎丸の元を去った。
その後は消息不明である。

『がっこうぐらし!』の用語

「かれら」(ゾンビ)

謎の感染症により、人間としての記憶を失い、暴走する。
作者の海法紀光は「ゾンビ」であると説明しているが、作中での登場人物はゾンビと言わず「かれら」や「あいつら」といった表現をしている。
特徴はゾンビに噛まれると感染してしまい、感染した人間はゾンビになる。ゾンビは階段が苦手で走って追いかけてくることはなく、動きは鈍い。音や光に反応する性質があり、感染するのは哺乳類のみである。

学園生活部

学園生活部は文字通り、高校で寝泊まりしようという部活である。
メンバーは由紀、胡桃、悠里、美紀の4人である。
顧問教師はめぐねえ、ペットには太郎丸がいる。

この部活はゾンビパンデミック後に、由紀、胡桃、悠里、めぐねえの提案で成立された。
これは学校で暮らしていると思い込ませるための一種の現実逃避である。
学園生活部は緊急事態を「行事」に置き換えることで精神の安定を図っている。

職員用緊急避難マニュアル

めぐねえの遺品から発見された一種のマニュアル本。
生物兵器と関連している内容がかかれている。
詳細は分からないが、ゾンビパンデミックとの関連性が疑われている。

『がっこうぐらし!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ただのほのぼのアニメだと思っていたら裏切られたときのシーン

出典: anicobin.ldblog.jp

1話が終わる数分前にあるシーン。

1話を普通に見ていくと、ほのぼの日常系アニメだと思われるが、徐々に不穏な空気を見せ、今までのほのぼの感からガラッと雰囲気が変わる。
そのため、ツイッターでも世界観やラストで驚くコメントをする人が続出した。

ゆきとめぐねえの別れのシーン

出典: anicobin.ldblog.jp

11話より。

学園生活部を守るため、ゆきは立ち上がり、放送室に向かう。
その途中でめぐねえと死別した場所につく。
そこで、ゆきは逃げることをやめて現実をしっかり見るようになり、めぐねえと別れた。

ゆき「だってだって、今言っちゃうより、明日も良い事あるって思える方が楽しいでしょ?」

出典: anicobin.ldblog.jp

4話より。

ゆきがくるみに対して言ったセリフ。
ゆきは夜寝る前に良いことを思いついたと言って皆を起こすが、結局最後まで言わなかった。
皆はゆきに振り回されているようだが、それでも場の空気が和むのは、ゆきの良いところである。

くるみ「考えてもダメって時、答えをくれるのはゆきなんだ」

出典: anicobin.ldblog.jp

6話より。

くるみがみーくんに言ったセリフ。
みーくんは学園生活部に入ったばかりで、ゆきの行動を不快に思っていた。
そんな時、ゆきの「運動会をやろう!」という提案に疑問を抱きつつも参加し、楽しかったことを実感する。
そこでくるみが、悩んで考えているときにはゆきが正しい道に導いてくれ、今まで助けられてきたことを伝える。
このとき、みーくんもゆきの提案があったからこそ、救われたことを知り、ゆきのことを認めるようになった。

4qfm7575
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