Kula Shaker(クーラ・シェイカー)の徹底解説まとめ

1995年にメジャー契約を果たし、翌年には全英1位のアルバムを送り出した4人組ロックバンド・Kula Shaker。
1960年代のロックンロールを下敷きにしながら、インド音楽をブレンドしたサイケデリックなロックで、ブリットポップブームの英国で一世を風靡した。
日本での人気も高く、フジロックフェスティバルでは入場規制されるほどであった。

概要

1990年、リッチモンド大学の学生だったクリスピアンとアロンザが意気投合し、「ニュー・オリジナルス」というバンドを結成した。
バンド名の変更やメンバー変更を繰り返し、1992年にはいったん活動を休止した。
この頃クリスピアンはインドに10週間の旅行に出かけ、東洋哲学に触れて大きく影響を受けた。
その後、クリスピアンのインド文化への傾倒もあり、バンド名を「Kula Shaker」として再スタートを切った。
「Kula Shaker」とは、9世紀インドのクラシェハラ王に由来している。

1995年、「イン・ザ・シティ 新人バンドコンテスト」にて1位を獲得した。
これをきっかけに、コロムビア・レコードとメジャー契約を結んだ。
1996年、シングル「Grateful When You're Dead」で注目され、次のシングル「Tattva」では全英4位を記録した。
さらにはビートルズのカヴァー曲「Hey Dude」で全英2位を記録する。
勢いそのままに1stアルバム『K』をリリースし、いきなり全英1位を記録した。
英国国内だけでなく、全米、日本でも25万枚ずつ売り上げるなど人気を広げていった。

一躍ブリットポップの寵児となったKula Shaker。
しかし、クリスピアンの世紀末思想や鍵十字にまつわるコメントがナチス礼賛だとしてマスコミから叩かれてしまう。
実際は不当に捻じ曲げた解釈をマスコミが勝手にしたのだが、バッシングは過熱する一方だった。
その一方で、クリスピアンが完璧主義者だったために、アルバム制作は難航を極めた。
1999年に『Peasants, Pigs and Astronauts』をリリースしたものの、莫大な製作費がかかってしまった。
全英9位を記録したものの、商業的には成功したとは言い難いセールスだった。
収まらないバッシングと多額の出費によりバンドは機能不全に陥り、デビューからわずか3年で解散となってしまった。

2005年、チャリティーアルバムにKula Shaker名義で参加してほしいとの依頼がクリスピアンの元に届く。
各メンバーに打診し、ジェイ以外のメンバーで再結成となった。
当初は限定的な再結成の予定だったが、レコーディングで手ごたえを感じたメンバーたちは本格的な活動を決意する。
その際、ジェイの後任としてハリーが加入している。
2006年、フジロックフェスティバルに出演した。入場規制になるほどの盛況ぶりであった。
2007年、8年ぶりとなるアルバム『Strangefolk』を自主レーベルからインディーズとしてリリースした。
全英ではそれほど売れ行きが良くなかったが、日本では人気高く、2008年の単独日本ツアーでは全公演がソールドアウトした。
2010年、4thアルバム『Pilgrims Progress』をリリースする。
それ以降、クリスピアンの映画製作に集中するため、バンドの活動は一時休止する。
2016年、5thアルバム『K 2.0』をリリースするとともに、世界中でライブを行うなど活発な活動を見せている。

メンバー

クリスピアン・ミルズ

ボーカル、ギター担当。
全ての楽曲で作詞作曲を行っている。
仏教徒である。
父親は映画監督、母親はアカデミー賞の特別賞を受賞した名子役であった。

アロンザ・ベヴァン

ベース、ピアノ担当。
クリスピアンとともに前身のバンドを結成した古参メンバー。
フィンガーピッキングを中心としたベースプレイは高く評価されている。

ポール・ウィンターハート

ドラム担当。
1999年にバンドが解散した後は、音楽学校で講師を務めていた。
再結成後は、メンバーからドラムテクニックの上達ぶりを絶賛されている。

ハリー・ブロードベント

オルガン、キーボード担当。
2006年の再結成後にバンドに加入した。
元々はファンクバンドのメンバーだったが、クリスピアンの従兄弟の紹介をきっかけに知り合った。

元メンバー

ジェイ・ダーリントン

オルガン、キーボード担当。
バンド解散後はオアシスのキーボーディストとしてツアーに参加するなど活躍している。

オリジナルアルバム

『K』

1.Hey Dude
2.Knight On The Town
3.Temple of Everlasting Light
4.Govinda
5.Smart Dogs
6.Magic Theatre
7.Into The Deep
8.Sleeping Jiva
9.Tattva
10.Grateful When You’re Dead / Jerry Was There
11.303
12.Start All Over
13.Hollow Man (Parts 1 & 2)

1996年にリリースした1stアルバム。
全英初登場1位を記録した。
また、このアルバムでブリット・アウォーズ新人賞を受賞した。

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