SHUFFLE!(シャッフル)のネタバレ解説まとめ

SHUFFLE!(シャッフル)とは、Navelから2004年1月30日に発売された美少女ゲーム、およびそれを原作としたアニメのことである。
主人公の土見稟の所属する国立バーベナ学院を舞台に、凛のことを許嫁候補だというリシアンサスとネリネという2人の少女が転入してくるところから物語は始まる。

概要

SHUFFLE!(シャッフル)は、Navelから2004年1月30日に発売された恋愛シミュレーションゲーム、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックスの総称である。
この作品は、「俺達に翼はない」などの作品で有名なゲームブランド「Navel」のデビュー作になる。
物語は製作者の強い意向で「友人との確執といったどろどろした人間関係を排除」「暗い作品が多いので、明るい物語を作る」というコンセプトで制作されている。しかし、アニメはその限りではなく、物語終盤では非常にドロドロした人間関係が描かれることとなり、当初この展開は非常に大きな話題となった。
前半はドタバタコメディのような軽快な物語だが、段々とシリアスな場面も出てくる。キャラクターの名前の多くは花の名前で、各キャラのルートやストーリーはその花言葉を意識したものになっていて、設定が非常に細かく練られている。
このような緻密に練られた物語や個性豊かなキャラクターが大きな反響を呼び、小説、マンガなどのメディアミックスのほか、『Tick! Tack!』、『Really? Really!』、『SHUFFLE! Love Rainbow』などのファンディスクが発売された。
また、2005年には攻略可能ヒロインを追加したPlayStation 2でのコンシューマー版『SHUFFLE! ON THE STAGE』(シャッフル オン ザ ステージ)が発売され、2009年にはPS2版からさらに攻略可能ヒロインを追加したWindows逆移植作品『SHUFFLE! Essence+』が発売された。そのため原作は現在PC(R-18)、PS2(CERO:Ⅽ)でプレイ可能。
さらに、2016年11月には大手ゲーム配信サイト「Steam」で、全年齢対象の英語版が発売されるなど、今でもその人気は衰えることなく、世界にまで広がっている。

あらすじ・ストーリー

舞台は日本の光陽町と呼ばれる町。
この世界では、「神界」「魔界」という二つの異世界が現代の「人間界」へ繋がっている。
神界と魔界は、「魔法」という人間の人知を超えたものが存在し、当時の人類は大きな衝撃をうけた。
そんな中で三世界との交流が進められ、三世界の共存が認められてそれぞれの異世界の住人たちが人間界へと移り住むようになってから十数年がたったある日のこと。

人間・神族・魔族が同じ場所で勉学に励むことを目的として設立された「国立バーベナ学園」に通う土見稟は、学園内トップクラスの美少女の幼馴染「芙蓉楓」と同じ屋根の下で暮らしていることで楓の親衛隊に時折追い掛け回されることを除けば、平々凡々の穏やかな生活を送っていた。
ある日学校に着くと、学内では「美少女が2人転校してくる」という話題で持ちきりだった。
ホームルームの時間となり、話題通り「リシアンサス」「ネリネ」という2人の美少女が稟のクラスに転校してきた。
しかしそこにそれぞれの父親が現れ、驚愕の事実を口にする。
なんと、自分たちは神界、魔界の王であり、リシアンサスは神界、ネリネは魔界のプリンセスであるというのだ。
あまりの超展開に驚きを隠せない稟達のクラスだが、そこに追い打ちをかけるように、父親たちはさらに衝撃的なことを口にした。
「この2人は昔、土見稟という少年に出会い、それ以来想い続けていた。彼は二人の許婚候補に選ばれ、娘を選んでくれた暁には次期の神界(魔界)の王とする」と。
この日から、稟の平和な日常は完全に崩壊し、ドタバタと波乱万丈に満ちた慌ただしい毎日へと変わることになる。

騒がしい毎日の中、リシアンサスのもう一つの人格「キキョウ」や、かつてのネリネのクローン体「リコリス」にまつわる過去など、様々なトラブルも稟の身に降りかかる。
そんなトラブルを乗り越えていき、稟が恋人として選んだ女性は、シアやネリネではなく、先輩の時雨亜沙だった。
両想いだった稟は亜沙と結ばれ、幸せな毎日を送るが、その一方で影も差していく。
亜沙は他人の魔力の影響を受けやすい体質で、プリムラのような膨大な魔力が近くにある影響から、突然倒れたり、熱を出したりという症状が出始めていた。
一度何かしらの魔法を使えばその症状は改善されるのだが、魔法を嫌う亜沙は一向に魔法を使おうとしない。
亜沙の体調は良くならず、それどころか悪化し、最悪の場合死ぬ可能性まで出てきてしまった。
それでも尚、魔法は使わないと言い切る亜沙の決意を前に、ある日、稟は亜沙に魔法を使ってもらおうと、亜沙を公園に呼び出す。
もちろんかたくなに断る亜沙だが、そこで稟は驚きの行動に出る。
なんと、稟は亜沙の目の前で深く手首を切り、回復魔法を使わなければ死んでしまうところまで亜沙を追い込んだのだ。
この決死の行動の直後、稟は瀕死となり意識を失ってしまった。
しばらくして稟が目を覚ますと、泣きながら稟を見て安堵する亜沙の姿があった。
魔法を使うと、人によっては使った人の体に変化が現れるという。
その亜沙の姿は、普段のショートカットの髪型ではなく、綺麗なロングヘアーだった。

登場人物・キャラクター紹介

土見稟(つちみ りん/CV:杉田智和)

この作品の主人公。国立バーベナ学園の2年生で、クラスは2-Cになる。
両親は8年前に交通事故で亡くなっていて、芙蓉家に引き取られ、楓と同じ屋根の下で生活している。
そのため、楓に憧れている多くの男子生徒からは目の仇にされ、たまに追い掛け回されたりすることも。
さらにリシアンサスとネリネの許婚候補となったことから、「神にも悪魔にも凡人にもなれる男」という異名がついてしまった。
性格は自分より他人を重んじる傾向があり、人が悲しんだり傷ついたりすることを何よりも嫌う。この性格で損な役回りをすることも少なくない。
家事炊飯などの家庭的スキルが絶望的なまでに無く、身の回りのことの多くを楓が受け持っている。

芙蓉楓(ふよう かえで/CV:後藤邑子)

稟の幼馴染で、メインヒロインの一人。
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の美少女で、その上家庭的スキルは完璧、控えめな性格と非の打ち所がない。
しかし稟のこと以外になるとたまにドジな一面を見せることもあり、午後から雨が予想される日に稟には傘を渡したが自分の傘を忘れたりした。
その美貌と性格から学園ではアイドル的存在であり、親衛隊「KKK(きっときっと楓ちゃん)」が存在している程。
家事などで稟に尽くすことを生き甲斐とするほど稟のことが大好き。

リシアンサス(CV:あおきさやか)

本作のメインヒロインの一人。愛称はシア。
神界のプリンセスで、過去に人間界に来た際に稟に出会い、以後ずっと慕い続けてきた。
その想いは非常に強く、原作では誰と結ばれようとも「神界は一夫多妻制なので問題ない」と慕い続けてくれるほど。
性格は気さくで明るいムードメーカー。その人懐っこい性格と容姿から瞬く間に学園のアイドルになり、「SSS(好き好きシアちゃん)」という親衛隊が誕生した。
魔法は回復魔法を得意としていて、攻撃的なものは苦手である。
また、勉強はあまり芳しくないものの運動と家事が得意で、神王家の家事は彼女がこなしている。

ネリネ(CV:永見はるか)

本作のメインヒロインの一人で、愛称はリン。
魔界のプリンセスで、シア同様に過去に稟との面識があり、以来ずっと慕ってきている。
その想いもシア同様に「神界が一夫多妻制なので神界で籍だけ入れてしまえば問題ない」と、ほかのヒロインと結ばれようと変わらないほどの強さ。
性格は上品でおしとやか。そのお嬢様と呼ぶにふさわしいたたずまいから、シアと同じく学園のアイドルになり「RRR(らんらんリンちゃん)」という親衛隊が結成された。
基本的にシアとは得意不得意が真逆の傾向にあり、学業は秀でているが運動は苦手。またシアが得意な裁縫以外の家事も全くできない。
魔法は攻撃魔法を得意とする。その威力は街一つを破壊できるほどで、稟のことをやっかんだ生徒に激怒し、なんと学園の体育館を破壊した。
「天使の鐘」と称されるほどの歌声の持ち主だが、人前で歌うことをひどく嫌う。

時雨亜沙(しぐれ あさ/CV:伊藤美紀)

本作のヒロインの一人。アニメ版では彼女と結ばれることになる。
稟たちの先輩にあたり、クラスは3-B。
性格は明るく快活で、ノリと面倒見がいい。その気さくな性格から楓たちのように親衛隊こそないが、隠れファンが多い。
意外にも料理部で、腕前はかなりのもの。楓に料理を教えたのも彼女である。
魔法が大嫌いで、魔法の授業の際はほぼ寝ていて赤点すれすれである。普段でも魔法に関わる話になっただけで明らかに不機嫌になるほど。

プリムラ(CV:ひと美)

本作のヒロインの一人。愛称はリム。
魔界出身で、魔界でたびたびネリネから聞かされていた「りん」というものに会おうと魔界を抜け出して人間界にやってきて、以後は芙蓉家に住むことに。
プリムラの会いたがっている「りん」の正体はもちろん土見稟である。
実は膨大な魔力を生む計画のために作られた人工生命体の3号体。1号体は事故で行方不明とされ、2号体は短命ですぐに死んでしまった。
その生い立ちから三世界最強の魔力を持つが、全く制御できず不安定。しかしその魔力は下手をすれば都道府県の一つを簡単に消滅させるほどの凄まじいもので、三世界で非常に警戒している。
また、魔界では魔力のこと以外をほとんど教わっていない。そのため感情が表せず、無口で無愛想。原作では条件を満たすと感情を表に出して、元気で好奇心旺盛な性格にもなる。
原作の一部ルートや、アニメの最後ではバーベナ学園へと転入する。

稟と楓の過去

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