真・三國無双6(Dynasty Warriors 7)のネタバレ解説まとめ

『真・三國無双6』は、2011年3月にコーエーテクモゲームスから発売された『真・三國無双』シリーズの第6作目の作品である。
これまでは魏・蜀・呉の三国を中心に描かれてきたが、本作でついに史実で三国時代を終わらせた第4の国・晋が登場。それに伴い、過去作ではあまり描かれてこなかった『三国志』後半の物語にも焦点が当てられている。武将も大幅に増加し、参戦武将は過去最多の62名となった。

字(あざな):伯約(はくやく) 所属勢力:蜀 得意武器:槍 身長:180cm CV:菅沼久義

諸葛亮の北伐の際、蜀に投降した元魏の武将。文武両道に優れ、諸葛亮にも高く評価された。諸葛亮の死後は軍事の中枢を担う人物となり北伐を敢行したが、大きな成果は挙げられず、かえって蜀の国力を削ぐ結果となった。蜀が魏に滅ぼされた後はやむなく降伏するが鍾会の野心を見抜き、反逆するよう提案した。鍾会を魏から独立させた後に彼と魏の将兵を討ち、蜀を再興しようと目論んだのである。しかし反乱は失敗に終わり、姜維も鍾会も殺された。強引なまでの北伐敢行を暴走と見るか、義挙と見るかで評価が分かれる人物である。
『三国志演義』では諸葛亮の策を破り、趙雲とも互角の勝負を繰り広げる若武者として登場。その才を欲した諸葛亮の計略により蜀に帰順することになる。最期は計画の失敗を悟って自害したことになっている。

『真・三國無双5』で削除されたが復活した武将の1人で、聡明で忠義深い性格の青年。過去作ではほとんど描かれてこなかった『三国志』の後半の物語を描く本作では、諸葛亮の遺志を継ぎ、北伐へ並々ならぬ闘志を見せる彼の姿も描かれている。
『真・三國無双4』まではセンター分けの前髪にポニーテールという髪型だったが、長めの前髪をおろし、後ろ髪を低い位置でまとめる髪型に変わった。上半身の布や肩当ての縁飾りなどには鷹の羽根のモチーフが採用されている。これは限りない前進の象徴とされる鷹に、斜陽の蜀でただ1人奮戦し続けた姜維のイメージを重ねたものである。

星彩(せいさい)

所属勢力:蜀 得意武器:盾牌剣(じゅんはいけん) 身長:165cm CV:野田順子

史書によると張飛には娘が2人おり、最初に姉が劉禅の妃となった。ところが姉は間もなく亡くなってしまい、妹が2番目の妃となる。史書の中では姉は「敬哀皇后」、妹は「張皇后」と呼ばれている。
妹の張皇后は蜀滅亡後、洛陽へ移送されることになった劉禅に随行したことが記述にあるが、その後のことは記されておらず、亡くなった年も不明である。『三国志演義』では姉妹が混同、もしくは同一化され、劉禅の皇后は1人だけとなっている。

『真・三國無双5』で削除されたが復活した武将の1人。張飛の娘だが、ゲームオリジナルの要素が非常に強い。性格は父親に似ず冷静沈着で聡明。趙雲に武術と兵法を学び、劉禅を守ることを己の使命としている。劉禅に嫁いではいないが、周囲からはいずれ劉禅に嫁ぐものと思われている描写がある。
女性武将の中では最も重装備なキャラクターだが、厳つい感じになり過ぎないように、太ももにスリットを入れて年相応の色っぽさを出している。

司馬懿(しばい)

字(あざな):仲達(ちゅうたつ) 所属勢力:晋 得意武器:羽扇 身長:177cm CV:滝下毅

8人兄弟の次男として生まれる。司馬懿の兄弟達は皆優秀だったが、その中でも一番優秀だと評価されていた。その評判を聞きつけた曹操に出仕を求められたが、曹操に仕えるのを良しとしなかったため病気を理由に断った。しかし結局強引な勧誘に折れて出仕することになる。
あまりにも切れ者過ぎることから曹操には警戒されたが、その後を継いだ曹丕からは大いに信頼された。曹丕の死後も重用され魏の重鎮となるが、やがて司馬懿をよく思わない一派と対立するようになる。そうして起こったのが「正始の変」と呼ばれる司馬一族によるクーデターである。これをきっかけに司馬一族が魏の政権を握り、後に天下統一へ乗り出すことになる。

司馬師・司馬昭の父親。これまでは魏の軍師という立ち位置だったが、本作から魏から晋に所属勢力が変更された。世を治める者には才こそが重要であるという考えの持ち主で、無能な癖に権力に執着する者を「凡愚」と蔑み嫌悪している。大技を繰り出す時に高笑いをする特徴があり、「凡愚」「馬鹿めが」という台詞もよく口にする。息子2人の参戦で、父親としての一面も見せるようになった。
開発スタッフによると、冠のデザインは稀代の軍師らしく、そして美形の息子2人に負けない存在感を出すために、形を試行錯誤したそうである。

貂蝉(ちょうせん)

所属勢力:他 得意武器:多節鞭 身長:168cm CV:小松里歌

『三国志演義』や民間伝承に登場する架空の人物。類まれな美貌と歌舞の才を持つ女性で、架空の人物にも関わらず古代中国四大美人の1人に挙げられている。
後漢王朝に仕える文官・王允の養女として育った。董卓の悪政に心を痛めた養父に協力し、董卓と呂布に連環の計を仕掛ける。2人を自身の美貌と魅力の虜にすることで仲違いさせ、呂布に董卓を殺させるよう仕向けた。果たして計略通りに呂布は董卓を殺害する。以後は呂布に付き従うが、呂布が曹操に敗れた後についての記述はない。吉川英治の『三国志』や横山光輝の漫画『三国志』では、連環の計が成った後に自害している。

絶世の美貌と歌舞の才を併せ持つ舞姫。設定はほぼ『三国志演義』に準拠しており、董卓を討つために養父の計画に協力する。強い意志の持ち主だが、本来は争いを嫌う優しい性格の女性である。
ちなみにシリーズ共通の仕様として、貂蝉が虎牢関などのステージで敵として登場した場合、彼女を倒してしまうと同ステージにいる呂布が激怒して襲いかかってくるというのがある。そのため彼女を倒すことを躊躇するプレイヤーは多い。

呂布(りょふ)

字(あざな):奉先(ほうせん) 所属勢力:他 得意武器:方天戟 身長:208cm CV:稲田徹

『三国志』最強と称される武将。常人をはるかに超える腕力を持ち、弓術・馬術にも秀でていたことから、「飛将軍」と呼ばれた古の名将・李広になぞらえて「飛将」と呼ばれたと史書に記述がある。
最初は丁原という人物に仕えていたが、董卓に誘われて丁原を殺害し、董卓についた。董卓は呂布を非常に重用し、養子として常にそばに置いていた。そのため誰も董卓を害することができなかったという。しかしそれも長く続かず、呂布は董卓の誅殺を計画した王允の誘いに乗り、董卓を殺害した。呂布が董卓を裏切った理由について、『三国志演義』では貂蝉の連環の計により仲違いしたことが原因となっているが、史実では諸説あるが真相は不明となっている。その後は各地を転戦するが、最後には曹操に敗れて処刑された。

最強の武を誇る武将。己が最強の存在であることを証明することのみに邁進する武人で、恩人や主君を裏切ることも躊躇しない。そのため多くの人物から嫌悪されているが、貂蝉へ深い愛情を向けるなどといった人間らしい一面もある。また、張遼のようにその超絶的な武勇に惹かれる者も存在する。

董卓(とうたく)

字(あざな):仲穎(ちゅうえい) 所属勢力:他 得意武器:鎖分銅 身長:183cm CV:堀之紀

当初は辺境の武将に過ぎなかったが、強大な軍事力を背景にのし上がり、やがて朝廷の政治的混乱に乗じて政治の実権を握った。悪政を敷き、暴虐非道の限りを尽くしたが、王允にそそのかされた呂布に殺害される。史書『三国志』の著者・陳寿にも「心拗(ねじ)け残忍で、暴虐非道であった」と評されたほどの悪党ぶりであった。
『三国志演義』でも悪逆非道な暴君として描かれており、同様にゲームでも、己の欲望を満たすためにだけ戦う悪党という設定にされている。

袁紹(えんしょう)

字(あざな):本初(ほんしょ) 所属勢力:他 得意武器: 身長:細剣 CV:龍谷修武

四世代に渡り三公(太尉・司徒・司空の3つのことで、当時の最高職)を輩出した名門中の名門・袁家の出身。威厳のある風貌に加えて謙虚な性格から若い頃から評判が高かったと史書に記録されている。群雄の中でも飛びぬけた実力を有し、反董卓連合軍の盟主を務めたこともある。連合軍解散後も勢力を拡大し、河北地方最大の勢力となったが、官渡の戦いで曹操に敗れて以降は勢いを失い、袁紹本人は病死した。袁紹の死後、袁家は後継者争いでますます衰退し、最終的には曹操に滅ぼされている。

家柄を重視した名族による治世を理想とする武将。実力は高いが、プライドが高過ぎる上に横柄な性格から今一つ威厳に欠ける人物である。名族ということで、お金持ちに見えるように輝く金色をふんだんに使用した衣装となっている。

張角(ちょうかく)

所属勢力:他 得意武器:錫杖 身長:183cm CV:川津泰彦

宗教組織・太平道の教祖。自らを大賢良師と称し、信者達の罪を懺悔させたり、病気を癒したりして信望を集めていた。朝廷の腐敗による世の乱れから太平道に入信する民は多く、10余年の内に数十万人もの信者を抱える巨大組織へと成長。ついには腐敗した王朝を打倒しようと各地で反乱を起こす。これが「黄巾の乱」である。結果的には張角は途中で病死し、反乱も鎮圧されたが、この件で後漢王朝の権威は地に落ちた。『三国志演義』でも、物語の幕開けとなる事件として大きく扱われている。

宗教組織の指導者に相応しい独特のカリスマ性と、太平妖術という不思議な術を行使して様々な奇跡を起こす能力を持つ。存在感と怪しさを出すために、毎回髪型を冒険している。本作ではとがった頭を強調した髪型と異様に長い眉毛を採用した。

孟獲(もうかく)

Laylah
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