れでぃ×ばと!(Ladies versus Butlers!)のネタバレ解説まとめ

『れでぃ×ばと!』(Ladies versus Butlers!)は、上月司によるライトノベルおよびそれを元にした漫画・アニメ・ドラマCD作品。出会う女子みんなとフラグを建てるヤンキー執事の物語である。
主人公・日野秋晴は超名門高校・白麗陵学院に新設された従育科コースに編入するが、ヤンキー風な外見によって初日から他の生徒の誤解を受けてしまう。こうして秋晴の波乱の学院生活が始まるのであった。

あらすじ・ストーリー

小さい頃に両親を亡くし学費全額免除という条件に惹かれた主人公・日野秋晴は元女子校で一風変わった超名門高校・白麗陵学院に新設された従育科コースへ編入する。しかし、初日からイギリスの名門貴族の直系にあたる美少女・セルニア=伊織=フレイムハートに、目つきの悪さ、左眉の傷跡などといったヤンキー風な外見から不審者と誤解され、追い回されることになる。そんな中、秋晴を救ったのは小学生時代の同級生にして秋晴に様々なトラウマを植え付けた腹黒娘・彩京朋美であった。

編入してから初めての給仕で外見を怖れられた秋晴の周囲には上育科の生徒は近寄らなかった。途方に暮れている秋晴の元にやってきたのはセルニアであった。セルニアと秋晴は言い合いになるがそこへドジっ子メイド・早苗が転がり込んでくる。早苗に熱いスープをかけられた秋晴はシャワーへと向かうのであった。

上育科の生徒からの命令を遂行する、という内容の試験を言い渡された秋晴は、朋美から上育科の上級生・桜沢 みみなの相手をするようにと伝えられる。付いて回る秋晴をみみなは煩わしく思い逃げ回るようになる。次々と名画を生み出すみみなに周囲は大きな期待を寄せていたがみみな自身はそのことをプレッシャーに感じていた。そんなみみなに秋晴は自由に絵を描くことを勧める。みみなは秋晴に心を開き好意を寄せるようになる。

ある日、体育の授業後に着替えに教室に戻った秋晴が見たのは下着姿の留学生・アイシェ=ハディムであった。ハディム家には「将来の伴侶以外にその肌を見せてはならない」という厳格な決まりがあり、アイシェの肌を見てしまった秋晴に求婚を迫るようになる。アイシェの侍女・ヘディエはどさくさに紛れ秋晴を亡き者にしようとし、学園内は騒がしくなる。しかし、ハディム家の決まりには偶発的な事故である場合その限りではない、という例外があることを朋美に指摘されたヘディエは素直にその事実を認める。アイシェが秋晴に迫ったのは決まりとは関係なく、単に秋晴に好意を持っていたことが理由であった。

秋晴のルームメイト・大地薫は実は女であり、厳格な父の言葉によって男装をし男として白麗陵学院に通っていた。そんな薫は女性らしく生きることに憧れを持っていたが気持ちを心に秘めていた。学園内での舞踏会で理事長の思いつきから上育科の男子生徒は仮装をすることになる。薫は女装をしなくてはならなくなり、ドレスを着て舞踏会に出る。舞踏会で秋晴や周囲からドレスが似合っていることを褒められた薫は密かに喜びを感じるのであった。

夜に学内を歩いていると秋晴の頭上から魔法少女のコスプレをした少女・ピナ=スフォルムクラン=エストーが降ってくる。秋晴は間一髪で受け止めるがコスプレを見られたピナは焦って秋晴から逃げてしまう。焦っていたピナはコスプレ道具を落として行ってしまうが秋晴は後日それを届ける。そこでピナは自身がオタクであることを明かし白麗陵学院の生徒には共通の話ができる人間がいないことを秋晴に訴える。そんな中ピナは自分で同人活動を始めることを思いつき秋晴達を巻き込む。内容の過激さにセルニアは激昂し一時は計画が頓挫しかけたが、秋晴の必死な説得にセルニアは折れ活動が再開する。一度は参加を拒んだみみなも加入し、ピナの同人活動は成功に終わる。

新たな学院の課題で秋晴はセルニアに同行してフレイムハート邸へ行くことになる。秋晴はフレイムハート邸の従者やセルニアの父に歓迎され、実習を行うことになる。実習の途中セルニアに同行した秋晴の様子が気になった朋美はフレイムハート邸へと足を運ぶ。三人でフレイムハート家のプライベートビーチへ向かうも朋美とばかり話をし、自身にかまってくれない秋晴にセルニアは滞りを感じていた。そんな時セルニアが海で足をつって溺れてしまう。溺れたセルニアをいち早く発見して救った秋晴に対し、セルニアはお礼と称してキスをするのであった。

セルニアが秋晴にキスをする瞬間を見てしまった朋美は自身の秋晴に対する感情と向き合うことになる。感情を確かめる一環として、朋美は秋晴にデートを申し込む。朋美はデートをする中で秋晴に自ら様々なアプローチを仕掛けるも胸が高鳴らないことから、自分は秋晴に惹かれているわけではないと結論付けようとする。そんな中、秋晴が小学生の頃に「将来の夢はお嫁さんになること」という内容の作文を書いたことについて話を掘り返すと、昔の秋晴は朋美のお嫁さんになりたかったのだ、と本人の口から聞いてしまう。その言葉を聞いて顔を真っ赤にした朋美は、やはり自分は秋晴に惹かれているのだということを実感するのであった。

給仕をしている秋晴の元にピナがやってくる。ピナは秋晴にスポンサーをしている会社から譲り受けた遊園地のチケットを2枚渡す。秋晴が2枚のチケットを持っていることを知ったセルニアと朋美は、秋晴と遊園地に行くためにチケットの取り合いを始めるのであった。そんな中、理事長の気まぐれで学院は急遽体育祭を執り行うことになる。チケットは体育祭の勝者へと送られることとなる。

朋美は白組、セルニアと秋晴は赤組に配属される。最終的に体育祭は赤組の勝ちとなり遊園地のチケットはセルニアへ渡ることになった。
しかし、セルニアと朋美が争っていた意味を理解できていなった秋晴は自分の分のチケットを朋美に譲ってしまう。秋晴の行動に怒ったセルニアと朋美は秋晴を張りたおしその場を去るのであった。
体育祭後に朋美とセルニアが互いに秋晴をめぐる戦いの宣戦布告を改めてすることで物語は終わる。

登場人物・キャラクター

日野 秋晴(ひの あきはる)

CV:興津和幸 / 田中晶子(幼少時代)
白麗陵学院高等部1-C従育科所属。身長175cm・体重59kg。5月6日生まれ。
両親は小さい頃に失っている。そのため学費免除である白麗陵学院に惹かれ編入に至った。
片眉に傷があり見た目は不良のようだが、女心には疎い朴念仁。その反面で、変な所で鋭く、朋美とセルニアに尾行をされた時は早い段階で二人に気がついていた。見た目が怖いことで学院では壁を作られてしまうことが多いが、実際には周囲に気配りできる一面があり、人の肩書きなどで態度を変えない純粋で心優しい性格である。
小学生の頃には朋美に様々なトラウマを植え付けられ、今になっても過去の記憶を引き出されて身悶えることがある。朋美にしばしば掘り返されるのは、男であるのに「将来の夢はお嫁さんになること」という内容の作文を書いて小学校で発表したことである。
チェスが強くセルニアと勝負をした時は5連勝を果たす。
昔から酒に弱く、ウイスキーボンボンを食べただけで酒乱を発揮した過去を持つ。フレイムハート邸でワインを飲んだ時はセルニアに襲いかかるも途中で眠りこけてしまう。

彩京 朋美(さいきょう ともみ)

CV:川澄綾子
ヒロインの一人。
白麗陵学院高等部1-C上育科所属。身長162cm、スリーサイズ B80 W57 H81。8月24日生まれ。
肩にかかる程の薄墨色の髪とアーモンド型の大きな目を持つ美少女である。旧姓は鈴橋。母親の再婚で庶民から世界有数の大企業の令嬢になった。
秋晴の小学生時代の同級生でもある。小さな頃から腹黒く、純朴な秋晴にあえて誤った知識を教え込むなどして秋晴に恥をかかせトラウマを植え付けている。今でも秋晴には恐れられており、朋美自身も怯える秋晴の姿を見て楽しんでいる。今では秋晴の他にセルニアをからかい毎度黒い笑みを浮かべている。
負けず嫌いで中等部に編入した頃から試験では不動の一位を保っている。しかし、胸の小ささにコンプレックスを持っていて豊満なボディであるセルニアに対して敵対心がある。身体測定の時には度々セルニアの様子を伺い悔しい思いをしている。
朴念仁である本人には気付かれていないが秋晴に好意を抱いており、セルニアとは恋敵である。

セルニア=伊織=フレイムハート

CV:中原麻衣
もう一人のヒロイン。
白麗陵学院高等部1-C上育科所属。身長168cm、スリーサイズ B88 W60 H87。12月24日生まれ。
大きな縦ロールの髪型で秋晴には「ドリル」というあだ名をつけられている。
努力を惜しまずその結果も自慢するのではなく貴族の人間として当然のことであると考えている。
自身の外見や実力に自信を持っているが、裏のない本音で面と向かって褒められることに耐性がない。
朋美に一度も試験の成績で勝てないことを悔しく思っている。朋美が胸のなさにコンプレックスを持っていることは知らない。
朋美の編入当初は自身から歩み寄り上流階級の作法に疎い朋美にテーブルマナーをそれとなく教えるなど優しさを持っているが、朋美の腹黒い性格が災いして関係が悪化の一途を辿っていた。
秋晴の思ったことを純粋に伝えられる性格に惹かれ好意を寄せている。

桜沢 みみな(おうさわ みみな)

CV:日高里菜
白麗陵学院高等部2-A上育科所属。身長138cm。
病気で進学が遅れていた為、現在は19歳。一人称は「みみな」。
外見は小学生にしか見えず、秋晴も年下に対する態度で接することが多い。画才に恵まれ、自身も絵を描く事は大好きであるものの、周囲の期待をプレッシャーに感じていた。秋晴の助言を受けて立ち直った後は、秋晴に好意を持つようになった。

四季鏡 早苗(しきかがみ さなえ)

CV:小清水亜美
白麗陵学院高等部1-A従育科所属。身長164cm、スリーサイズ B91 W62 H88。
超絶ドジっ子メイド。
中等部までは姉と同じく上育科に通っていたが、実家が没落した為、高等部からは従育科へ編入した。姉の沙織だけが今も上育科に通っているのは没落前に姉の学費だけが全て入金済みであったためである。
いつもドジで皿を割り、挙げ句の果てには机に突っ込んで周囲のものをなぎ倒す。秋晴はいつも二次災害により被害を受けている。
秋晴を憎からず思っているが好意であるかは不明。

四季鏡 沙織(しきかがみ さおり)

CV:後藤邑子
白麗陵学院高等部3-C上育科所属。身長167cm、スリーサイズ B92 W58 H87。
早苗の姉。天然で周囲に人がいても所構わず服を脱ぎたす。成績はかなり悪い。

アイシェ=ハディム

CV:花澤香菜
白麗陵学院高等部2-A上育科所属。身長159cm、スリーサイズ B78 W52 H76。
中東某国からの留学生。アーフラム教という宗教の信者。上育科であるため、実家は世界でも有数の大富豪であるらしい。
偶然、秋晴に裸を見られた事から宗教上の理由で婚姻を迫る。しかし、偶発的な事故はその限りではないという例外があることを朋美の指摘されたことにより強引な手で秋晴に迫ることを控えるようになった。
秋晴には一目惚れであったらしい。

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