ミニオンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミニオンズ』とは、2015年公開の3Dコンピュータアニメーション・コメディ映画で、「怪盗グルー」シリーズの『怪盗グルーの月泥棒』『怪盗グルー危機一髪』に続く3作目。
前2作ではグルーと一緒にいる謎の黄色い生き物たちというだけだったミニオンが、主人公となった今作。
悪党に仕えることを生きがいとするミニオンだが、自分たちのドジのせいでボスを失い続ける。
ある時悪党大会に参加し、見事勝者となり、最強最悪の女大悪党スカーレットに仕えるが、またドジを踏んでしまう。

『ミニオンズ』の概要

『ミニオンズ』(原題:『Minions』)とは2015年公開の3Dコンピュータアニメーション・コメディ映画。
「怪盗グルー」シリーズの『怪盗グルーの月泥棒』『怪盗グルー危機一髪』に続く3作目。
製作はイルミネーション・エンターテインメント。ピエール・コフィンとカイル・バルダの二人が共同で監督を務めている。
全世界での興行収入は11億5707万ドルとなり、アニメーション映画としてはディズニー映画『アナと雪の女王』に次ぐ世界歴代2位の興行収入となった。
日本での興行収入は52.3億円を記録し、これはディズニー映画をのぞくハリウッドアニメーション映画としては過去最高の興行収入である。
また、日本国内で最も興行成績の良かった作品などに贈られるゴールデングロス賞の2015年外国映画部門優秀銀賞を受賞した。
今作はシリーズに登場する黄色い可愛い生物である「ミニオン」が主役になっている。
悪党に仕えることを生きがいとするミニオンだが、自分たちのドジのせいでボスを失い続ける。
ボスに仕えず生きがいを失ってしまったミニオンは絶滅寸前となってしまうが、ケビン、スチュアート、ボブが新たなボスを探す旅に出る。
ケビンたちはボスを探している最中、オーランドで開催される悪党大会に参加し、見事勝者となり、最強最悪の女大悪党スカーレットに仕えるが、またドジを踏んでスカーレットを怒らせ命を狙われることとなる。
ミニオンたちが生まれグルーに出会うまでが描かれた作品となっている。

『ミニオンズ』のあらすじ・ストーリー

ミニオンの生態

初期のミニオンの姿

人類が誕生するはるか昔、全身黄色で覆われたミニオンと呼ばれる謎の生命体が地球に存在していた。
彼らの生きる目的は、最強のボスに仕えることで、ボスを喜ばせることだった。
彼らは1匹1匹名前があり、大好物はバナナ。
ミニオンは時代に合わせて、古代魚やティラノサウルスや原始人、ファラオ、ヴァンパイアなど様々なボスに仕えてきたが、ミニオンのドジによってすぐボスを失ってしまっていた。
新しいボスを見つけることは難しいことではなかったが、どんな邪悪なボスに仕えても満足することはなく、ミニオンたちは絶望しかけていた。

そんなとき、ミニオンたちは氷の洞窟という安息の地を見つけることができた。
そこでミニオンたちはボスに仕えることなく、ミニオンたちだけで何年も暮らし文化を築きながら平和に楽しく暮らしていた。
しかし、ボスに仕えるという生きがいがない生活に憂いを感じはじめ、次第にミニオンは元気をなくしていってしまう。
このままではミニオンたちは絶滅してしまうかもしれない。
そんなとき、ケビンという1匹のミニオンが立ち上がった。
ケビンは何カ月もかけて練り上げた、世界中を練り歩き最強最悪のボスを見つけるまで戻らないという計画を全ミニオンの前で発表した。
そして、その旅には助手が必要だと話すケビンであったが、希望者はだれもいない。
すると、ミニオンたちの中でひときわ小柄なボブが助手に志願した。
しかし、危険な旅となることが予想されたためボブでは体がもたないと考えたケビンはボブを無視するが、ボブの熱意に負け助手として連れていくと決まった。
また、もう一人スチュアートという音楽好きのミニオンが旅にでることとなる。
全ミニオンの希望を背負い洞窟からボス探しの旅にでることになったケビンとボブとスチュアート、3人で野を超え山を越え海を越えてついに1968年のニューヨークに到着した。

ニューヨークでボス探しを開始した3人だが、ニューヨークには初めて見たものばかりで目移りしてしまいボブが迷子になってしまう。
必死にボブを探すケビンとスチュアートは、デパートに入っていくボブを発見する。
3人が入ったデパートは閉店間近であったが、3人がいることに誰も気が付かなかったため3人はそのまま閉店したデパートに閉じ込められてしまう。
しかし、デパートにはベッドもテレビも食料もあったため、ケビンたちはくつろぎ始める。
ポップコーンを食べながら見ていたテレビで、偶然ビラコンという大悪党大会が今週末開催されるという番組を見ることとなる。
その大会にはゲストとして大悪党のスカーレットが登場すると聞いた3人は、彼女が自分たちの求めるボスであると瞳を輝かせる。
ケビンたちはスカーレットに会いに、大会会場であるフロリダのオーランドに向かうため出発する。

ヒッチハイクをするケビン

フロリダへ向かう交通手段がないケビンたちは、偶然ヒッチハイクをしている男性を見かける。
その男性を真似してヒッチハイクでオーランドへ行こうと考えたケビンであったが、なかなか成功しない。
しかし、ケビンが道路の真ん中に立ちヒッチハイクをしたところ、強盗一家であるネルソン一家が乗った車が止まり、ケビン達を快く乗せてくれそのままオーランドへ向かうことに。

オーランドへ到着

ビラコン会場をうろつくスチュアートとそれを目撃する子供時代のグルー

オーランドに向かう途中の車内で楽しく過ごすケビンたちと、ネルソン一家であったが、途中父親であるウォルターが「脚を伸ばしたい人」と言って銀行に車を停めて、妻のマージと息子ジュニア、娘ティナと共に銀行強盗を行う。
お金を盗むことに成功はしたが、まだ修行中であるティナは逃げる際誤って警報機を鳴らしてしまった。
そのせいで警察に追われることとなってしまったネルソン一家とケビン達であったが、ウォルターは運転しながらパトカーに向かってカラーボールの入った銃を発砲する。
しかし、カラーボールを受けながらもネルソン一家の車への追跡をあきらめない警察。
車内ではケビンとスチュアートがミサイルを発見し、2人で取り合いをしていたところ誤ってミサイルを発砲しパトカーに命中させ、追手から逃れることができた。
ケビンたちの腕を見たマージは、「オーランドへ行く目的は?」とケビンに訊ねる。
ケビンは口ごもっていたのだが、ウォルターに「ビラコンに行くんだろ」と言われ、ネルソン一家もオーランドへ行く目的がビラコンであることがわかりさらに絆を深める。
ビラコン会場へ到着し、ネルソン一家と別れケビンたちは新しいボスを探すため会場内を探索することに。
会場内には様々な悪党がいるが、ケビン達がボスとして仕えたいと感じる悪党には出会えずにいた。
すると、会場内で大悪党スカーレットが舞台に登場する時間となり、ケビンたちもその会場に向かう。
会場でスカーレットを見たケビン達は彼女が自分たちのボスであると確信をする。
スカーレットは会場に集まった悪党たちの前で、手下を募集しているとスピーチをする。

スカーレットから手下として紹介されるボブ、ケビン、スチュアート

手下になる条件は、彼女が持つ赤くて大きなルビーを盗むこと。
どんな手を使っても構わないとスカーレットが言ったため会場にいた悪党たちは束になってスカーレットに襲い掛かる。
ケビンたちもルビーを盗もうとステージに上がるが、悪党たちの迫力に負け、一度は諦めようとする。
しかし、どさくさに紛れてボブがルビーを誤って飲み込んでしまい、スカーレットからルビーを盗み出す事に成功してしまう。
そのおかげでケビン達ミニオンはスカーレットの部下になることができた。

一方、洞窟に残ったミニオンたちは洞窟の奥で雪男を見つけ、雪男をボスとして仕え始める。
久しぶりに見つけたボスに喜んで宴をするミニオンたちであったが、洞窟の中で大きな音を出してしまったためつららが落ち、そのつららが雪男の頭を直撃し、雪男は死んでしまう。
そのことがあり、残りの雪男から洞窟を追われることとなってしまったミニオンたち。
ミニオンたちのもとへスカーレットというボスができたと報告しようと電話をするケビンであったが、すでにミニオンたちは洞窟から追い出されてしまっていたため連絡がつかずにいた。
連絡が付かないことを心配するケビンであったが、イギリスにあるスカーレットの基地に連れて来られたことでそのことを忘れ大はしゃぎをする。

エリザベス女王の王冠を盗んでくるよう命令されるボブ、スチュアート、ケビン

はしゃいでいると、ケビンたちはスカーレットから仕事の話をされる。
スカーレットはエリザベス女王の王冠を狙っており、ケビンたちに王冠を奪ってくるよう命令をする。
その時、スカーレットの夫であり発明家のハーブに出会うケビンたち。
ハーブはエリザベス女王の王冠を奪うため、ケビンには溶岩を飛ばすことができる銃を、スチュアートには催眠をかけることができる帽子を、そしてボブには伸びるスーツといった自身が発明した武器を渡す。

王冠を盗むミニオン

お城に入るため変装するミニオン

翌日、ケビンたちは王冠を盗むため変装してお城に忍び込む。
お城に入ることに成功し、王冠を探し始めたが、立ち入り禁止の場所に入ったところ警備員に見つかってしまう。
そこで、スチュアートは催眠が使える帽子で警備員に催眠術をかけ警備員を振り切ることに成功する。
王冠が保管されている金庫までたどり着いたケビンたちは、金庫の扉を溶岩が出る銃を使って溶かし、王冠を手に入れようとしたところで警察たちに見つかってしまい、王冠強盗ではなく女王と接触をはかるために忍び込んだと勘違いされ女王誘拐犯と間違えられ警察から追われることとなる。
一生懸命逃げるケビン達であったが、警察に追い詰められ絶体絶命の場面で、偶然ボブがアーサー王の剣を石から抜き、ボブは次のイギリス王に選ばれてしまう。
ボブが王になったというニュースは新聞やテレビをにぎわせたため、そのニュースを耳にしたスカーレットは自分への裏切り行為だと感じ激怒する。
スカーレットはボブたちのもとへ向かうため車に乗り込むのであった。

一方、洞窟を追われたミニオンたちはケビンたちと合流するためイギリスへと向かう。

イギリスの王となり即位式でスピーチするボブ

即位式に出席したボブは、国民達から王として迎え入れられ、ケビンとスチュアートとともに宮殿で暮らし始める。
宮殿で楽しく過ごしていたボブたちのもとに、スカーレットが現れ、溶岩を出す銃を突きつける。
ボブは王冠にも王という地位にも興味がないため、スカーレットに王冠を渡し、スカーレットは王冠を受け取ってイギリスの女王となる。
スカーレットが王位を継いだことで大混乱となったイギリスであったが、その混乱の中即位式を執り行うこととなる。
スカーレットは女王になったものの、ボブたちに裏切られたことを許しておらず、ハーブに拷問をかけてもらうためボブたちを地下牢に閉じ込める。
ギロチン等様々な拷問にかけられるボブたちであったが、どれもミニオンには効果はなく、最終的には拷問器具で遊び始めてしまう。
ハーブも彼らに拷問をかけることをあきらめ、地下牢に置き去りにするが、ボブたちは偶然脱出口を見つけ、スカーレットのことをお祝いしようと即位式に忍び込む。
即位式の天井に侵入することに成功したケビンたちであったが、王冠を授与される直前、ドジによってシャンデリアを落としてしまう。
スカーレットに直撃したシャンデリアであったが、スカーレットは防御服を着ていたため無傷でシャンデリアの下から這い出る。
しかし、この行為でケビンたちは自分のことを殺そうと考えているのだと勘違いし、激怒したスカーレットは3人を殺そうと追いかける。

スカーレットに殺されそうになるケビンたち

悪党に捕まってしまうスチュアート

女王となったスカーレットはイギリス中に暗殺犯であるミニオンたちを捕らえるよう命令を出す。
スカーレットの命令を受け悪党から追われる羽目となったケビンたちは必至で逃げるが、スチュアートとボブは悪党によって捕らえられてしまう。
なんとか逃げ切ったケビンはスチュアートとボブを探すが、見つけられず、偶然通りかかったバーに入ると王位を奪われやけ酒をしているエリザベス元女王に出会う。
エリザベスに絡まれるケビンであったが、バーのテレビからスカーレットがスチュアートとボブを捕まえた、2人を殺されたくなければ自分のもとに来るようにと呼びかけられているのを見てしまう。
大慌てでバーを出たケビンはスカーレットのもとへ向かおうとするが、まだ町中悪党がケビンを探していたため悪党から追われることとなってしまう。
悪党から逃げ続けスカーレットの基地まで来てしまったケビン。
そこで、ハーブの研究室に入り込んでしまい、開発途中の装置の中に侵入し起動ボタンを押してしまう。

巨大化したケビン

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@keeper

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