天才ジャコパストリアス

フュージョン、ジャズを聴いている人間が避けては通れないのはジャコパストリアス。
素通りしようものなら「なんじゃコラ」と因縁をつけられ、警察もあんたが悪いと言ってしまうほどの影響力を持っているこの男。
ミスターベーシストジャコパストリアス。天才薄命の言葉通りの一生を追ってみよう。

ジャコパストリアスとは

この帽子!欲しかった…

ジャコ・パストリアス (Jaco Pastorius、1951年12月1日 - 1987年9月21日) は、ジャズとフュージョンのエレクトリックベース・プレーヤー及び作編曲家。 1970年代半ばに頭角を現し、1975年にはパット・メセニーの初リーダー作に参加、翌1976年にはファースト・ソロ・アルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』でデビュー後、ウェザー・リポートのベーシストとして参加。その革新的なテクニックをもって、エレクトリックベースをアンサンブルでの花形楽器にまで昇華させたことで知られる。

出典: ja.wikipedia.org

ハイここ大事!革新的なテクニックです。試験にでますよ。
それは嘘ですが、使ってるベースから弾き方までとにかく革新的だったんです。

代表作

絶対聞いてください。
ゆっくりでも最高でしょう。

一曲しかないのが残念ですが、最高の名盤だと個人的には思います。

ジョーザビヌルの元、結成されたウェザーリポート(ジョジョのスタンド名じゃないですよ)の名盤ヘビーウェザー。
ジャコパストリアスビッグバンドのワードオブマウス。
この2枚はどうしても外せません。

使用していたベースについて

これはベースオブドゥームのレプリカです。

ジャコは自分の使っていたベースに名前をつけていたそうで、有名なのが、ベースオブドゥームです。
フェンダーのジャズベースを改造し、フレットレスの状態にしてあります。
だからあんなに素晴らしい音なのかと思わされます。
自分で改造ってすごいですね。
しかし、盗まれたとかいう話で今はどこにあるのやら…といった状態です。
ただ失くしただけっていう可能性も否定できませんが…

そんなジャコだが…

「1983年に55グランドクラブでジャコと出会った。イタリアでバルコニーから落ちて手首を折った例のツアーから戻ったばかりの頃だった。
私はクレイジーな奴がステージで腕にギプスと包帯を巻いてベースを弾いているのに気付いていた。'こいつは誰だ'と思っていたんだ。(略)ジャコと私は二年間位ずっと親しくしていた。

出典: blog.goo.ne.jp

これは亡くなる前にプレイしたラシッドアリというプレイヤーの発言です。
死ぬ前まで変な奴だったんでしょう。

ウェザー・リポート脱退直後
ウェザー・リポートを脱退した頃からジャコの生活は荒れはじめ、コカインに溺れたり双極性障害 (躁鬱病) に悩まされ、来日コンサート・ツアー中にも奇行 が目立つようになり、帰国後はマイケル・ブレッカーから勧められてドラッグ更生施設へ入ったが、入退院を繰り返していた。
死に至った経緯と最期の様子
1987年9月11日、地元フォートローダーデールに来ていたサンタナのライブに飛び入りしようとしたところ、警備員が知らなかったのか当時の姿からジャコ本人だとは信じられず、会場から追い出されてしまった。失意の中で訪れた「ミッドナイト・ボトルクラブ」という店に泥酔している状態で入ろうとしたところ、空手技能を持ち合わせたガードマンと乱闘になる。乱闘の際、ジャコは投げ飛ばされた弾みで倒れ、鋭角な箇所に頭部を強打し脳挫傷による意識不明の重体 に陥ってしまった。
病室では昏睡状態が続いて一向に意識回復などの兆しがみられず、植物状態としてかろうじて心臓だけは動き続けていた。親族による話し合いの末、ジャコの父親であるジャック により人工呼吸器が外され、1987年9月21日、21時25分、親族と病院関係者らが見守る中、永眠。彼の生まれ故郷であるフロリダの地で35年9か月あまりの短い生涯を閉じた。暴行容疑で逮捕起訴されたガードマン、リュック・ヘイヴァンは後の裁判で、第二級謀殺罪が適用された。

出典: ja.wikipedia.org

非常に悲しいですが、ジャコはもうこの世にいません。
しかも死因は乱闘の際に投げ飛ばされたからって、本当に切ないです。

ジャコの奇行はアルコールやドラッグによるものと言われてきたが、家族からの証言によると双極性障害 (躁鬱病) による可能性もある。アルコールとドラッグの摂取量が多かったため、それらが症状の悪化を促進させた可能性も否定できない。また、彼がアルコールなどに走った1つの理由として、「音楽家としてトップ・スターでいることに対する過度のプレッシャーを感じていたため」という証言も残っている。イングリッド・パストリアスからの言葉では、「1980年代に日本国内でジャコが見せた様々な奇行の数々が、日本の某ジャズ系音楽誌を通じてアメリカへは誇張された形で飛び火し、さらに偏見を持たれた原因になっている」ということだった。亡くなるまでイングリッドは、日本の某ジャズ系音楽誌を快く思っていなかった。

出典: ja.wikipedia.org

天才特有の奇行なども多かったようです。
酒に溺れ、ドラッグに溺れその一生は儚いです。

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