7SEEDS(セブンシーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

田村由美により描かれた、日本の少女漫画作品である。隕石の衝突が不可避と悟った各国は人類滅亡を防ぐために様々な作戦を考えた。その一つが7SEEDS計画である。いつの間にか冷凍されて未来に放り出された若者たちは、人類滅亡後の地球で戸惑いながら必死に生き抜いていく。ディストピアものは今までも数多く出版されているが、サバイバルに対する描写がリアルで引き込まれる物語である。

学生起業したりアメリカ留学したりと、かなり活動的なベンチャー企業の社長だった。学生のうちから社会に揉まれているせいか、夏Aの苦労話に対しても”要は自分で何も考えてこなかった”と一蹴していた。落ち着いた性格で、危機的状況でも冷静に周りを見ることができる。実はちさの婚約者であるが、お互いの身内が勝手に決めたことなのでとさとは一度も会ったことがない。

梨本 茜(なしもと あかね)

三重県で海女として働いていた。アルパカに似た動物のぐりとぐらの世話をしているため、夏Aの源五郎と仲が良い。水が浸水した施設に入るときや水中の食材を捜すときなど、誰よりも息が続く能力は未来で大いに役に立っている。霊感が強く、多くの人が亡くなった場所に入るときなどに不穏な気配を感じることが多々ある。

鹿野 くるみ(しかの くるみ)

ファームステイしたりしていた、という台詞から、おそらく農業や酪農に詳しいと思われる。おっとりした性格で、同チームの流星との間に子供ができて不安でも、はっきり流星に不安を伝えられない消極的なところもある。

八巻 朔也(やまき さくや)

瞬間記憶能力があり、地図や地形を即座に覚えることができる。性格を軽くみせようとしているが実は繊細であり、未来に来てから脱毛症になったことを本人はかなり気にしている。脱毛症になったことのある花に励まされ、少し気が楽になった様子である。六法全書を丸覚えしているのか、安吾と涼の行ったことを言及していた時に罪状をすらすらと述べていた。

刈田 葉月(かりた はづき)

オリンピック級の柔道家。優しすぎる性格が災いして、コーチには厳しく叱られていたこともあった。すこし蘭のことが好きで、力仕事の出番でははりきっていることがしばしばある。実は高所恐怖症で、小瑠璃にハンググライダーのタンデム飛行を強いられたときにはショックを受けていた。

荻原 流星(おぎわら りゅうせい)

くるみの彼氏。未来に来る前は人と深く関わるのが怖くて、軽い付き合いの友人や恋人ばかりだった。軽い性格だが、くるみのことは真剣に想っている。

十六夜 良夜(いざよい りょうや)

秋のガイド。以前は消防士だった。性格は消極的で、本人いわく”夜という字が二つついているので性格が暗くなった”らしい。秋の村が恐怖政治で支配されていたとき政府から預けられていた青酸化合物でチームを殺害しようとしたが、嵐、ナツ、蝉丸に止められ、秋のチームを守ることを決意した。夏Aに鉢合わせた際、銃で撃たれそうになった蘭を庇い死亡した。

『7SEEDS』の登場人物・キャラクター(冬のチーム)

新巻 鷹弘(あらまき たかひろ)

甲子園常連校のピッチャー。本人は気が弱いことを気にしているが、同チームの吹雪にはマウンドで球を投げるのは強くないとできないと励まされた。チーム全員に先立たれ、犬と共に15年間北海道から南下の旅を続けてきたため基本的な考え方は高校生のときから成長していない。学生時代から周りにカワイイと言われ続け、未来でもあゆからカワイイ認定された。かなづちだったが、あゆに泳ぎを教えてもらい少し泳げるようになった。

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