League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』とは、Riot Gamesが2009年より開発・運営しているオンライン対戦ゲームである。5対5のチーム戦であり、150体以上いるキャラクターの中から好きなキャラクターを選択し、相手の本拠地を破壊することが勝利条件となる。奥深い戦略性と高度な駆け引きが特徴。世界最大級のeスポーツタイトルとしても有名で、毎年行われる世界大会はいずれも高い熱気に包まれている。LJLという日本リーグが存在し、プロチームが世界大会出場をかけ戦っている。

ワーウィック

ワーウィック:解き放たれたゾウンの激憤

「血を流せ…獣をおびき寄せろ!」

ワーウィックはゾウンの灰色の路地で狩りをする怪物だ。苦痛を伴う実験によって変性した彼の肉体に融合された、ポンプやシリンダーで構成された複雑なシステムが、錬金術的に合成された憤怒を彼の血流に送り込んでいる。物陰から飛び出しては、都市の深部を脅かしている犯罪者を餌食とするのだ。ワーウィックは血に引き寄せられ、その匂いは彼の正気を失わせる。血を流す者は、決して彼から逃れることはできない。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:白熊寛嗣
ワーウィックはゾウンの路地裏で、ギャングの一員として生活していた。しかし、奪い奪われるだけの空虚な日々に嫌気がさしたワーウィックはギャングから足を洗おうと考えていた。そんなある日、ワーウィックはシンジドによって誘拐され、人体実験のための被験体となってしまう。肉体を変成させる実験により、日々激しい苦痛に苛まれていたが、ついにその苦痛に耐えかね、ワーウィックは命を落としてしまう。シンジドによって不必要と判断されたワーウィックの死体は無造作に捨てられたが、この死がワーウィックの体に施された錬金術に反応し、彼を異形の怪物に変貌させる。強靭な獣の肉体と金属製の爪を持つ怪物として蘇ったワーウィックは、錬金術によって無理矢理引き出される怒りの感情に支配され、血に塗れたゾウンのギャングを狩る狩人となった。

ビルジウォーター

イラオイ

イラオイ:海の女司祭

「知恵とは、往々にして脳天への衝撃のことを言う」

イラオイは頑強な巨体の持ち主だが、その不屈の信仰心はそれ以上に大きい。「大いなるクラーケン」の預言者である彼女は、巨大な黄金の偶像を使って敵の魂を肉体から引き剥がし、現実の知覚を打ち砕く。「ナーガケイボロスの真実の担い手」に挑むものは、すぐさまイラオイは一人で戦っているのではないということを思い知るだろう。そう――サーペントアイルの名状しがたい神が彼女とともにあり、戦うのだということを。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:高乃麗
幼いころ、゛髭の貴婦人”ナーガケイボロスに魅入られたイラオイは、ナーガケイボロスを信仰する聖職者として、人々にナーガケイボロスの教えを広めるために旅をしている。その信仰心は、ナーガケイボロスの力を一部使うことができてしまうほどに高い。あらゆる欲望を満たすことこそが最良だとする教義に従い、ある時は自らの道を阻むものを押しのけたり、守るべき存在を救うために危険を冒す。彼女からもたらされるのは、説教よりも、骨身に染みる教えである。

ノーチラス

ノーチラス:深海の巨人

「完全な闇に包まれてしまったとき、できることはただ前に進み続けることだけだ」

ビルジウォーターに最初の桟橋ができたころからすでに伝説となっていた孤独な男――「ノーチラス」の名で知られる防具に包まれた大男は、ブルーフレイム・アイルの沖の暗い海域をさまよっている。大昔の裏切りに突き動かされている彼は何の前触れもなく攻撃を仕掛け、巨大な錨を振り回しては、不運な者を助け、強欲な者を破滅へと引きずり込む。「ビルジウォーターの供物」を払わなかった者のもとに現れては、彼らを道連れにして波間へと沈むのだという。そうして「何人たりとも深海から逃れることはできない」という鉄の掟を知らしめているのだ。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:川原慶久
元々ノーチラスは、ビルジウォーターで生まれ育った優秀な船乗りだった。素潜りを得意とし、海底に沈んだお宝などを拾い上げることを仕事としていた。同時にナーガケイボロスの熱心な信者でもあったノーチラスは、自身の船の船長に、必ず出航前に海にコインを投げ入れることを求めていた。しかしそんなある時、今まで従っていた船長が病によって倒れてしまい、代わりに外国から来た若い船長に従うことになる。若い船長は出航前に海にコインを投げ入れるというビルジウォーターの風習を軽んじ、ノーチラスの求めもことごとく無視していた。若い船長は説得するノーチラスを鬱陶しく思い、ノーチラスを無理矢理潜水服に閉じ込め、錨を体に巻いて海へと投げ飛ばした。海の底に沈み、船長や仲間たちから見捨てられたノーチラスは激しい悲しみと怒りの中に命を落としてしまう。その怒りと悲しみは、海底に眠るナーガケイボロスの力を引き出す引き金となり、ノーチラスは異形の巨人として蘇った。以降ノーチラスは海底にて、海への捧げものをしない不届き者を、錨を使って海へと引きずりこむ伝説の存在となった。

パイク

パイク:ブラッドハーパーの殺戮鬼

「海は広ぇんだ、全員埋めてもまだまだ場所はあるぜ…」

ビルジウォーターのスロータードックでは名の知れたモリ撃ちだったパイクは、巨大なジョールフィッシュの胃の中で死を迎えるはずであったが、その息を吹き返した。彼は故郷の町の湿っぽい路地や裏通りを音もなく歩き、他者から搾取することで財を成す人々を追い詰めては、新たに身に着けた超自然的な能力で、彼らに速やかにして非情な死を与える。怪物を狩ることを誇りとしていた都市が、今では怪物に狩られているのだ。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:綿貫龍之介
パイクはビルジウォーターでは名の知れた海獣ハンターとして、いくつもの船に乗り、その銛撃ちの腕を奮っていた。ある時、パイクは一獲千金の超巨大海獣、ジョールフィッシュを狩るための船に乗り込み、自らの手でジョールフィッシュを狩ろうと勇んでいた。しかし、いざ現れたジョールフィッシュの猛攻により船員は皆パニックになり、パイクはその混乱によって海へと投げ出されてしまう。幸い命綱をつけていたため九死に一生を得たパイクだったが、投げ出されたパイクを狙ってジョールフィッシュが襲い掛かり、船からジョールフィッシュを遠ざけるために船員の一人がパイクの命綱を切ってしまう。船員によって裏切られたパイクは激しい憎悪の念を抱きながら、ジョールフィッシュに喰われてしまう。だが次に意識を取り戻したときには、パイクは超常的な力をもって蘇っていた。パイクはこの力を使い、あの時自分を裏切った船の船員全員に復讐するためにビルジウォーターに舞い戻る。

タム・ケンチ

タム・ケンチ:川の王様

「この世界は一筋の川である。そして、吾輩がその王なのだ」

タム・ケンチは過去に様々な名前で呼ばれてきた悪魔であり、ルーンテラの水路を移ろいながら、尽きることのない食欲を満たすために他者を餌食にしている。彼は非常に魅力的で誇り高き存在の振りをして、自信たっぷりな態度で物質世界を放浪しながら不用心な獲物を探している。彼の長い舌は頑丈な鎧に身を包んだ戦士ですら離れた場所から気絶させることが可能で、音を立てる奈落のような彼の腹の中に納まれば、そこから戻れる可能性はほとんどない。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:楠見尚己
ビルジウォーターをはじめ、ゾウンやアイオニアといったルーンテラ中でその名を知らしめる悪魔であるタム・ケンチは、尽きることのない食欲を満たすために他者を陥れる美食家である。タム・ケンチに狙われた者は、ほんの些細な対価を彼に支払うことで願いを叶えてもらえる。コイン一枚で富豪になった者や、髪の毛一本で天才発明家になった者など、歴史上に名を残す偉人の中にも、タム・ケンチに願いを叶えてもらった者がいるとされている。しかし、願いをかなえてもらうほどに、タム・ケンチが求める対価はどんどんエスカレートしていき、最終的にはタム・ケンチによって「料理」され、彼の腹の中に納まってしまう。タム・ケンチと取引を一度でもしてしまった者に訪れるのは、自らの身の破滅のみである。今でもタム・ケンチは川の奥に潜み、次なる獲物を見定めている。

フィズ

フィズ:波間のトリックスター

「あんたたちは水中で呼吸することもできないのか。つまんないな」

フィズはビルジウォーターを囲む岩礁の間に住む水陸両性のヨードルだ。彼は迷信深い船長が海に投げる捧げものをくすめては返して遊んでいるが、どんな荒くれの船乗りでも彼を敵に回そうとはしない。というのも、このすばしこい生き物の恐ろしさを侮った者たちの話が数多く伝わっているからだ。気まぐれな海の精霊だと勘違いされがちだが、彼は深海の獣どもを操ることもできるらしく、敵も味方もなく、人々をからかっては楽しんでいる。

出典: universe.leagueoflegends.com

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