League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』とは、Riot Gamesが2009年より開発・運営しているオンライン対戦ゲームである。5対5のチーム戦であり、150体以上いるキャラクターの中から好きなキャラクターを選択し、相手の本拠地を破壊することが勝利条件となる。奥深い戦略性と高度な駆け引きが特徴。世界最大級のeスポーツタイトルとしても有名で、毎年行われる世界大会はいずれも高い熱気に包まれている。LJLという日本リーグが存在し、プロチームが世界大会出場をかけ戦っている。

「私は、月の意志を駆ける光」

三日月形の剣を掲げ振るい、闇夜に輝く真冬の雪を思わせる鎧に身を包んだダイアナは、まさに銀月の力の具現と呼ぶに相応しい。そびえ立つ霊峰ターゴンの頂きの彼方から神髄を授かり、もはや人間を超越した存在となったダイアナは、この世における自身の力の意義を、そして己の使命を見出そうと模索している。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:斎賀みつき
ルナリの民であるダイアナは、ルナリの教えを広める長老の予言に習い、ターゴンを登り始めた。長老の予言は、ターゴンの山頂に答えがある。そしてそれを共に知るべき存在がいる、というものだった。ターゴンの山道は険しく、しかしそれでも諦めずに山頂へとたどり着いたダイアナは、その心強さと強い信仰心を認められ、月の神髄に選ばれる。天から降り注ぐ月明かりとともにダイアナの頭に流れ込んでくるのは、ルーンテラに迫りつつある脅威の存在と、ルナリとソラリは元々は仲間であり、このまま対立し続ければいずれどちらも滅んでしまうというものだった。これを食い止めるための鍵は、ソラリにいる未来の神髄、レオナだった。ダイアナはターゴンを降り、その足でソラリの地へと足を運ぶ。そしてダイアナは、ソラリの騎士であるレオナに出会った。ダイアナは、レオナに告げる。ソラリとルナリは、敵同士ではない、と。

タリック

タリック:ヴァロランの守護者

「最高の武器とは美しいものだ」

守護の神髄を宿す存在であるタリックは、ルーンテラの生命、愛、美の守護者として驚異的な力を発揮する。軍務放棄の汚名を受けて故郷のデマーシアから放逐され、贖罪のために霊峰ターゴンに登ったタリックは、図らずも天上の存在からさらなる使命を与えられることとなった。天界から力を授かったヴァロランの守護者は、この世界を脅かすあらゆる者に対し揺るぎなき決意と共に立ち向かっている。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:間宮康弘
元々はデマーシアの優れた軍人であったタリックだったが、デマーシアの厳しい戒律はタリックには理解できず、時にタリックを苦しめ、その心に負の感情を募らせていった。そしてある時、タリックは自らの不注意と怠慢によって、部下を一人死なせてしまったのである。デマーシアは罰として、タリックに「石の試練」を言い渡した。これは、霊峰ターゴンに登らせるという実質的な国外追放だった。タリックは自らの罪を償うために、ターゴンを登ることを決意する。幻覚や寒さといったターゴンからの試練に耐え、ようやく山頂にたどり着いたタリックが見たのは、天上から自身に向かって降り注ぐ温かな光だった。タリックは天上より、守護の神髄に選ばれたのである。生命はもちろん、伝統や戒律、美しさといったものまでもがタリックの守護の対象である。ルーンテラは美しいものに溢れているだからこそ、迫りくる脅威から守れなければならない。タリックは自身に使命を課し、すべてを守るために立ち上がった。

ゾーイ

ゾーイ:超常の遊び

「あたしはメッセージを告げるために来た。それは忠告でもある……あ、ねえ!光るちょうちょ見なかった?」

いたずら、想像、変化を具現化する存在であるゾーイは、時空を駆け抜けて霊峰ターゴンのメッセージ――世界の再編を招く出来事の到来――を告げる。彼女の存在は、現実を支配する聖なる数学に歪みを生み出し、時に激変を引き起こす。意識的にではないし、悪意もない。だからこそゾーイはたっぷりと時間をかけて遊びに集中し、定命の者をからかい、あるいはただ楽しいからという理由で、平然とその義務を果たせるのだろう。ゾーイに出会うと気分が高揚して前向きな気持ちになるが、実際にはそれは常に危険と隣り合わせだ。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:諸星すみれ
数千年前、霊峰ターゴンの麓にあった小さな村で暮らしていた、いたずら好きの普通の少女であったゾーイは、霊峰ターゴンに登るということもなく、ある日突如として遊戯の神髄に選ばれた。あらゆる場所にポータルを出現させ、時空の狭間を泳ぎ回り、様々な時空の人々にいたずらを仕掛け、オレリオン・ソルを「宇宙ワンちゃん」と呼んでからかったり、ゾーイは神髄の力を使って遊び倒していた。ある時、故郷であるルーンテラに危機が迫っていることを知ったゾーイは、急いで元の時空へと戻った。まさか自分が遊んでいる間にルーンテラでは数世紀もの時間が経っていたとは思わなかったが、ゾーイは目につく人々に、ルーンテラに迫る脅威について教える。しかしそれはただの親切心なんかではなく、それを聞いて恐れ戦く人々の姿が見たいだけであった。ゾーイは常に奇想天外なことをしでかす危険性を持っており、同時にその危険によって命を助けられることもある。ゾーイは、ただただ遊んでいたいだけなのだが、どうも世界のほうがゾーイをほっといてくれないらしい。

ピルトーヴァー

カミール

カミール:スチールシャドウ

「私の仕事は正確無比」

フェロス一族の主席スパイであるカミールは、法の及ばぬ領域で活動するために自身を兵器化した。洗練されたエリートである彼女の使命は、ピルトーヴァーとその地下にあるゾウンがスムーズに活動し続けるよう保つことである。正確無比で適応力に富む彼女は、雑な手際は恥ずべき汚点とみなしている。その身にまとう刃にも劣らない鋭い意志で、己の能力を極めるためにヘクステック技術による身体拡張を繰り返すカミールを、もはや女性ではなく機械なのではないかと考える者も多い。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:本田貴子
ブラカーンと呼ばれるシュリーマ原産の生物のクリスタルを原料としたヘクステック技術を生み出し、ピルトーヴァーの発展を後押ししたフェロス家の長女であったカミールは、両親からの高い期待を受け、多くのことを学び、そして吸収していった。しかし、ある日カミールの両親はゾウンから来た暴漢に襲われ殺害されてしまう。この事件がきっかけとなり、カミールは知識よりも力を求めるようになった。ピルトーヴァー中のヘクステック技師たちを集め、体のほぼすべてを機械化したのである。最後に残った心臓までもを機械化し、一切老いることのなくなったカミールは、フェロス家の当主として名乗りを上げ、ピルトーヴァーの発展に尽力する。その裏では、ピルトーヴァーに蔓延る悪を葬るスパイ兼暗殺者、通称「C」として、ピルトーヴァーの治安を守っている。

ケイトリン

ケイトリン:ピルトーヴァーの保安官

「最高のハンターになるには、獲物の気持ちがわからなくてはね」

ピルトーヴァー一の保安官として有名なケイトリンは、逃げ足の速い犯罪者を都市から排除する一番の頼み綱でもある。彼女はヴァイとパートナーを組むことが多く、激しい気性のヴァイとは対照的に冷静な彼女の存在が二人の釣り合いを保っている。この世に一つしか存在しないヘクステックライフルを持っているものの、彼女の真の武器は「進歩の都市」で犯罪を目論む愚か者たちに巧妙な罠を仕掛けるその知性だ。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:甲斐田裕子
ピルトーヴァーの裕福な家庭に生まれたケイトリンは、幼いころから森へと出かけ、狩猟をすることが趣味であった。ある日の誕生日に貰ったヘクステック製のライフル銃は、ケイトリンの最高の宝物である。しかしそんなある日、使用人が殺され、両親も行方不明になる事件が起こる。ケイトリンはこの事件を一人で解決するために、長年の狩猟で培った知識と経験を活かし、徐々に犯人を追い詰めていく。犯人グループを捕らえ、両親を取り戻すことに成功したケイトリンだったが、その主犯格である「C」と呼ばれる謎の存在だけは捕まえることができなかった。その後、ケイトリンはその捜査の腕を見込められ、ピルトーヴァー警察に所属することになる。無鉄砲で乱暴なパートナーのヴァイとともに、愛用のヘクステック製ライフル銃を武器にピルトーヴァーの治安を守っていた。

ヴァイ

ヴァイ:ピルトーヴァーの用心棒

「荒っぽいやり方で行くか、それとも……いや、荒っぽいやり方しか知らねえなぁ」

かつてゾウンの貧民街をうろつく犯罪者だったヴァイは、直情的で頭に血が上りやすく、権力者などというものをほとんど意にも介さない、恐るべき女だ。幼い頃から自分の力だけで生きてきた彼女は、鋭く研ぎ澄まされた生存本能と、人の神経を逆なでするどぎついユーモアのセンスを身につけている。しかし現在は市警の一員としてピルトーヴァーの治安を維持する側に立っており、腕に装着されたヘクステック式パワーグラブで、容疑者だろうが頑丈な壁だろうが簡単にぶち抜いてしまう。

出典: universe.leagueoflegends.com

CV:小林ゆう
かつてはゾウンで孤児だったヴァイは、そこでギャングとして名を馳せていながらも、持たざる者からは奪わない、必要のない時には手を上げない、というポリシーを持っていた。ある時ヴァイは、自身の出生に関わることに興味を向けた。その手掛かりを探していくうちに、ヴァイは生まれたとき、「2人用のベビーベッドに1人でいた」という事実を掴む。つまり、ヴァイには姉妹か兄妹かの家族がいたということだ。そんなある時、ヴァイは突如としてゾウンから姿を消した。そして再び表舞台に現れたときには、ヴァイはピルトーヴァー警察の保安官として、ヘクステック製の巨大なガントレットを武器に荒々しく治安を守っていた。その隣には、ヴァイとはまったくの正反対な性格のパートナー、ケイトリンの姿もあった。なぜヴァイは保安官になったのか、なぜヴァイとケイトリンはパートナーになったのか、その事実は、未だに明らかにされていない。だが手がかりはあった。それは、ヴァイが保安官となる直前からピルトーヴァーの街を混乱に陥れているゾウン出身の犯罪者、ジンクスの存在だ。

ジェイス

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@shlove21675

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