機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(鉄オル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズとは、2015年10月から2016年3月に第1期(第1話~第25話)、2016年10月から2017年4月に第2期(第26話~第50話)が放送されたアニメ作品。生き抜くために、戦いを繰り広げる少年たちの姿を描いている。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の概要

キャッチコピーは『いのちの糧は、戦場にある』
脚本を務めたのは岡田磨里。監督は長井龍雪。
アニメファンのみならず、多くの人を感動の渦に巻き込んだアニメ作品『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のコンビである。

無人機動兵器モビルアーマーの暴走に端を発した厄災戦。それにより壊滅的被害を受けた地球圏では、大戦の英雄、アグニカ・カイエルと同志である7つの家門、セブンスターズによって創設された治安維持組織、ギャラルホルンの監視下で4つの経済圏による分割統治に移行していた。
(モビルアーマー…ガンダムシリーズにおいて登場する、大型の無人兵器のこと)

しかし長きにわたる統治支配の結果、ギャラルホルンは当初の理念を失い、腐敗していた。そしてその影響は、かりそめの平和の中にも忍び込み、差別、貧困と言う形で民衆たちを蝕んでいた。

中でもその影響を強く受けたのが子供たちだ。
幼くして労働を余儀なくされるストリートチルドレン。
あるいは、安値で売買されるヒューマンデブリ。

今作の主人公、三日月、オルガ達もそんな子供たちのひとりだった。
彼らは、地球圏から遠く離れた火星で、クリュセ・ガード・セキュリティ、通称・CGSと呼ばれる民間警備会社に所属している。
そこでは強欲な大人たちによる、子供への労働の強制、及び権利の搾取が行われていた。
しかしそれに不満を感じてはいるものの、生きぬくことに精一杯な三日月たちは、大人たちが請け負ってきた様々な仕事に身を投じてきていた。

ある日、三日月たちはいつものように、大人たちから1人の少女、クーデリアの護衛を命じられる。
それが、物語の始まりだった。

従来のガンダムシリーズの特徴である否応なしに戦いに巻き込まれる主人公、大国同士の争いと言う要素は本作には皆無である。
本作においては、登場人物たちの日常に戦いがあり、生と死、善と悪は一瞬で入れ替わるものだと言う前提で描かれている。
そして登場人物たちは時に葛藤を抱えながらも、基本的には生き抜くために、能動的に戦いの場へと身を投じていく。

ガンダムシリーズの名を冠しながら、従来のシリーズ作品では見ることがなかった、新しい世界観、作風を確立させたのが今作である。

物語の舞台

本作の物語の舞台はみっつ、存在している。
ひとつは地球。これは厄災戦と呼ばれる惑星間規模の戦争によって壊滅的なダメージを受け、その後、復興を遂げていくと共にギャラルホルンと言う統治組織によって治められている。
一見すると平和だが、ギャラルホルンの内情は腐敗政治そのもの。
そのためその影響が貧困、差別と言った形で民衆にも少しずつ滲み出始めている。

そしてもうひとつの舞台が、主人公である三日月たちが生活を送っている火星である。
地球とほぼ同じ自然環境と都市が構築され、人が住むことのできる環境に整えられている。
だが厄災戦後、経済復興を目的として結ばれた条約が原因で、実質は地球圏の支配下になっている。
現在は基幹産業であるハーフメタル以外の資源が枯渇したため、一部の地域においては貧困が蔓延している状態。
よって地球からの独立を求める気運も高まってきている。
その中心的立場として注目を集めているのが、ヒロインのクーデリアである。

そして、地球と火星の間に広がっている宇宙空間も本作の舞台である。
宇宙空間にはスペースコロニー、人工的に作られた居住空間があり、そこにはたくさんの人が生活を送っている。
物語中では鉄華団がそのコロニーのひとつに立ち寄り、そこで物語が動くと言うこともある。
また広大な宇宙空間は、様々な企業や団体、組織に所属している巨大艦船が往来する場所でもある。
そのため戦闘が繰り広げられることもしばしばある。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場人物・キャラクター

鉄華団

三日月・オーガス(みかづき・オーガス/CV:河西 健吾・幼少期は諏訪 彩花)

本作の主人公。愛称は「ミカ」。
小柄で幼い容姿をしているが、3度にわたり阿頼耶識システム手術を受けても無事でいられるほどの、強靭な精神力と肉体を持った少年。
非常に寡黙で感情表現にも乏しいが、親しい者を想う気持ちは非常に強い。
それ故、それを傷つける者は、どんな事情があろうと排除すべき敵とみなし、容赦なく殺害していく。

幼少期からともにいるオルガは兄貴分であり、実の兄弟以上の絆で結ばれている。
オルガについていくことが正しいと信じて疑わず、次に何をするか、と言った行動に対しての指示も、オルガに求める。
イサリビ乗船後は、農場を経営したいと言う夢を持つようになる。

鉄華団、その団員が一人でも多く生き残るために戦い、前に進み続ける。
その思いを胸に、オルガ亡き後も戦い続けた末、ジュリエッタたちに討たれ死亡する。

オルガ・イツカ(CV:細谷 佳正・幼少期は東内 マリ子)

鉄華団の団長。
優れた統率力と筋を通すことにこだわる、義に篤い性格、そして度量の大きさから仲間からの信頼が厚く、CGS時代から束ね役を任されていた。
本人も仲間たちの期待、信頼に応えなければならないと言う意識を持っている。
本人はそれに応えるための努力をしているが、時にそれに苦しめられることもある。

三日月は幼少期からの相棒。よって誰よりも深く信頼しているが、一方で、自分の言葉を何のためらいも見せることなく実行に移す三日月の姿には強い重圧を感じている。そのため、三日月からの期待には絶対に応じなければならないとの思いも抱いている。

鉄華団の拡大、生き残りに尽力。マクギリスから持ちかけられた火星の統治権を得て「火星の王」になると言う話の実現化に邁進する。
しかし組織は、ギャラルホルンと言う巨大戦力との対立を前にして消滅の一途をたどっていく。
その中、ようやく希望が見つけられた矢先、銃弾からタカキを庇い死亡する。

ビスケット・グリフォン(CV:花江 夏樹)

鉄華団の中において外部交渉や作戦立案を担当する、オルガの参謀役。
これは彼が、少年兵の中で唯一、就学経験を持っているからである。
経営難の農園を営む祖母、そして祖母と共に暮らす妹たちに仕送りを続けている。

オルガ支え続けてきたが、地球投下後、彼の危険をも顧みない行動に疑問を抱く。
鉄華団を辞めるか、否か。
迷った彼だったが、直後、開始されたカルタとの戦闘でオルガを庇い、死亡する。

ユージン・セブンスターク(CV:梅原 裕一郎)

オルガが入隊する前まで、少年たちのリーダー的立場にいた少年。頭は良く、体力にも優れているのだが、いかんせん思慮が浅いためカリスマ性は薄い。
最初はオルガに反発していたが、鉄華団結成後は自ら危険な任務を買って出るまでになる。
そこをオルガに見込まれ、イサリビ指揮代行を任せられる。

その後も様々な出来事を経て思慮深さ、また人間性を身に着けていき、時にはオルガを叱咤するまでに成長。
副団長としてオルガをしっかりと支える。

オルガの死後は、アリアンロッドの迎撃に応じる。
しかし三日月の指示により戦場を撤退。
生き残った後は、身元を偽りクーデリアの下で働くようになる。

昭弘・アルトランド(あきひろ・アルトランド/CV:内匠 靖明・幼少期は村中 知)

周囲から「ガチムチ」と評されるほどの、鍛え抜かれた肉体を持った少年。
三日月に次ぐ操縦技術を持っており、鉄華団において主力戦力の1人である。

過去、弟と生き別れた経験を持っており、それ故、当初は無口で生き残ったことに対して自虐的な発言をすることも多かった。
しかし鉄華団ができてからは、仲間として迎え入れられたことで心を開いていく。
口数は少ないが、自分より年下の、苗字がない子供たちに自分の苗字を与え実の弟のように接するなど、非常に思いやりある性格の持ち主。
一方で女性とほとんど交流したことがないため、ラフタからの恋心には疎いままだった。

アリアンロッドとの戦いで、三日月と共に、仲間を逃がすためのしんがりをつとめる。
猛攻を受けながらも戦い抜き、最後はラフタの仇でもあるイオクを討ち戦死する。

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