ダブル・ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダブル・ミッション』とはアメリカ合衆国で制作され、2010年に公開されたアクション・コメディ映画である。監督はブライアン・レヴァントであり、主人公はジャッキー・チェンが演じている。CGやスタントに頼らない、人間離れした体当たりアクションがジャッキーならではの映画となっている。主人公ボブはジリアンと結婚するために、スパイを引退するつもりでいた。ジリアンの息子・イアンが、ボブのパソコンからテロリストの極秘ファイルをダウンロードしてしまい、テロリストから狙われてしまうという話である。

『ダブル・ミッション』の概要

『ダブル・ミッション』とはアメリカ合衆国で制作され、2010年に公開されたアクション・コメディ映画である。アメリカでは『The Spy Next Door』として2010年1月17日に公開されている。日本では2010年6月19日に公開された。監督はブライアン・レヴァントであり、主人公はジャッキー・チェンが演じている。CGやスタントに頼らない、人間離れした体当たりアクションがジャッキーならではの映画となっている。キャッチフレーズは「ジャッキー・チェン引退!? 危険なシゴトか! 愛する家族か?」である。2008年10月下旬にニューメキシコ州リオランチョで撮影を開始し、2008年12月下旬に撮影終了している。2,800万ドルの予算だったが興行収入は4,520万ドルとなった。
主人公ボブは、彼女であるジリアンにセールスマンと名乗っているが、実は敏腕CIAエージェントのスパイと言う顔を持っている。ボブはジリアンと結婚を考えているが、シングルマザーであるジリアンは子供が3人いるため子供を優先し、先のことを考えられずにいた。ボブは今あるミッションをこなしCIAのスパイを引退する予定であった。長男であるイアンが、ボブのパソコンからロシアのテロリストの極秘ファイルをダウンロードしてしまい、テロリストから狙われてしまうという話である。

『ダブル・ミッション』のあらすじ・ストーリー

ボブの告白

キスをしようとするボブに、子供が見てるからと断るジリアン

朝、自宅にて悪戯好きの長男・イアンがドライヤーに仕掛けをし、長女・ファレンは顔が真っ黒になった。ファレンがイアンに怒ると、イアンは「何か証拠はある?」と聞いて逃げ回る。ファレンは「こんな家族大っ嫌い」と叫んだ。末っ子・ノーラはパンツを食べてしまった子豚を捕まえようと大騒ぎする。その騒ぎで笑って起きた3人の子供の母・ジリアンだった。ジリアンは子供たち3人を学校に送るために「皆行くわよ」と声掛けをして準備をさせた。ファレンがミニスカートを履いていたため、ジリアンは「学校にはふさわしくないわ。ジーンズを履きなさい」と注意する。ジリアンはノーラの洋服を選んでいた時に、ファレンが着替えてノーラの部屋の前を通る。ファレンは確かにジーンズを履いていたが、おへそが出るほど短いキャミソールを着てきたのでジリアンが怒った。ファレンが「ジーンズって言ったじゃん」と言い訳すると、ジリアンは「年相応の格好ってこと」と怒り、再び着替えさせる。ジリアンは3人を車に乗せていると、ゴミ収集車が来たのに気づき急いでゴミを出そうとする。
するとCIAであるボブ・ホーがそれを見て「それ、僕が」と言い、ゴミ捨てを手伝う。ボブはジリアンの恋人であり、隣に住んでいる。ボブはCIAのスパイとして活動していたが、身分を明かすわけにはいかないのでジリアンや子供たちにはセールスマンだと嘘をついていた。ボブはジリアンとの結婚を考えており、このままCIAを続けているとジリアンたちに危険が及ぶ可能性も考え、今取り掛かっているミッションが終われば引退するつもりでいた。ジリアンがボブに「ディナーの約束は?」と聞くと、ボブは「必ず行く」と言ってジリアンにキスをしようとする。ジリアンは車に背を向けているが「子供たちが見てる」と言ってキスを断る。車内から子供たちが本当に見ており、ファレンが「気持ち悪い吐きそう」と言い、イアンも続けて「あんなダサいやつ」と言う。しかし、ノーラは「私ボブ好き。だって優しい」と言った。ファレンは「退屈なセールスマンよ。毎日同じことばっか、まるでロボットだね」と言い、イアンも「まるでじゃなくてロボットなのさ。サイボーグ、人類を滅ぼすために未来からきた。最初に僕たちさ」とノーラに向かって言う。

その夜、ジリアンとボブは2人でディナーに行っていた。ジリアンは「付き合い始めて3ヶ月記念日ね」と言ってボブとキスをする。ボブが何か話したそうにしていたので、ジリアンは「どうかした?」と聞く。ボブは「僕の仕事のことで話がある」と言い、ジリアンは黙って耳を傾ける。ボブは「ショックを受けるかも。でもちゃんと話をしておきたいんだ。君との将来を考えたいから」と結婚を前提に付き合っていると前置きをする。ジリアンは「やめてボブ。私はあなたといるだけで幸せなの。いつも私を笑顔にしてくれる。私が自由な独身女ならいいんだけど、コブ付きだから」と話をやめさせようとする。ボブが「何が言いたいんだ?」と聞くと、ジリアンは「一番大切なのは子供たち。どう言えばいいのかしら」と悩んだ。ボブが「僕は嫌われてる」と言うと、ジリアンは「えぇ」と答える。ボブが「好きにさせて見せる」と言うと、ジリアンは「そうね、でも子供の気持ちは思い通りに出来ない。誰の子だってそうよ。うちの子は色々あったから3人の気持ちが変わるまで将来の話は待って」と言う。ボブは「君の幸せはどうなるんだ?」と聞くと、戸惑うジリアン。ボブの携帯が鳴り電話を取るとCIAからであり、ジリアンに「悪い、行かないと。仕事で緊急事態だ」と言って、席を立つ。ジリアンが「インク切れとか?」と冗談で笑って聞くと、ボブは「もっと大変だ」と真剣な顔をして返す。ジリアンが戸惑った顔をすると、ボブは「本当にすまない、明日詳しく話すから」と言って店を出て本部に向かった。

テロリスト・ポルダークの逮捕

バクテリアを手に企むポルダーク

CIA本部に到着したボブは、部屋に入るためにペン立てにペンを刺し仕掛け扉を開けた。本部で待っていたボブの上司であるグレイズが「遅かったな」というと、ボブは「6分で?」と返す。グレイズが「寄り道したか?」と聞くと、ボブは「その言い方確か、こうも言うでしょ?道で草を食う?」と聞く。グレイズは「まぁな」と返した。ボブの相棒であるコルトン・ジェイムスが、ボブに「ポルダークたちが侵入したぞ」と言い、壁にかけてあるディスプレイを見せる。ポルダークとはロシアのテロリストのボスである。ボブは「僕の予想通りだ。何か企んでる」と言い、CIAの服に着替える。グレイズが「ガス欠でガソリンを盗みに入ったのならいいが」と言うと、コルトンは「違う。奴は頭のおかしいロシアのテロリストだ」と否定する。グレイズは「ポルダークに詳しい君の見解は?」とボブに聞くが、ボブは準備をしていて何も答えないでいる。グレイズは続けて「狙いが世界の石油備蓄の消滅なら、あんなちっぽけな製油所なんで襲う?」とボブに聞く。ボブは「連れてくるので直接質問を」と言い、コルトンと共にポルダークがいる製油所に向かった。製油所に入るためには高いフェンスを超えなければならなかった。コルトンがそれを見て「どうやって入る?空を飛ぶか」と聞くと、ボブは「それは無理」と言いフェンスに近づく。下に厳重に蓋がされているマンホールを見つけたボブは、ペン型の装置を押した。すると厳重な鉄製の蓋が破壊され、マンホールに入れる状況になった。ボブはコルトンに「僕の合図を待て」と言って、先にボブだけマンホールの中に入って潜入する。
製油所ではポルダークが手下にC4爆弾を渡し「全て終わったらここを粉々に爆破するんだ」と命令した。ポルダークは黄色の液体・バクテリアを持っており、石油を消滅させようとしていた。
ボブはマンホールの中を進み続け、スパイ道具の腕時計でポルダークの居場所を確認した。ポルダークの近くに向かおうとするが、換気扇のファンが邪魔で入ることが出来なかったので、ボブはベルトを外す。そのベルトは棒状に変異し、ファンを止めてポルダークの居場所を目視で確認する。ボブがそっと手下に近づき攻撃すると、ボブに気づいたポルダークは、バクテリアを証拠隠滅の為に粉々にした。ポルダークは「ボブ・フォー。ゆっくりおしゃべりしたいが今夜は失礼する」と言って逃げるが、ボブはポルダークに追いつき戦うことになる。ポルダークが警棒を使い攻撃を仕掛けると、ボブはベルトを外して棒のように真っ直ぐ変異したベルトで戦う。ポルダークは階段で逃げようとするが、ボブが階段の先を行き追い詰め、更にCIAの応援がやってきて、ポルダークは囲まれた。ポルダークは「楽しかったよ。エアロバイクで運動した感じだ。近いうちにまたやろう」と言い、大人しく捕まった。

ボブがCIA本部に戻ると、仲間から拍手喝采で迎えられる。グレイズは「よくやったボブ。素晴らしい。帰国させたくない、君は最高のエージェントだ」と褒める。それを聞きコルトンは「俺に褒め言葉はないんですか?」と文句を言う。グレイズが「中国政府に頼むから、もう少し手伝ってくれ」と言うと、ボブは「よしてください。これが最後のミッションですよ。引退します」と断る。コルトンが「まさか、ジリアンのためか?」と聞くと、ボブは「普通の暮らしがしたい。結婚するつもりです」と言う。コルトンは「嘘だろ?結婚なんてよせ。どうせ5年もすれば憎まれて家を取られるのがオチだぞ」と反対した。ボブがコルトンに腕時計を外して渡そうとすると、グレイズは「それは持っとけ。CIAの記念の品として」と贈呈した。グレイズが「そのジリアンは君の潜伏先の隣か?」と聞くと、コルトンが代わりに「今いる2人はラブラブ」と教えた。グレイズは「女のために引退なんてありえない。私たちはスパイだ。少年たちの憧れの職業人生そのもの」と言ったかと思えば「四六時中こんな狭い部屋に篭り、いつも冷めたハンバーガー。撃たれることはしょっちゅう。車内で瓶の中にションベン。引退して正解」とボブに向かって言う。ボブは「一つ問題が、子供たちに嫌われてる」と心配事を告白する。コルトンは「頑張れ」と言い握手をする。グレイズが残念そうな顔をし「寂しくなる、ガキを手懐けろ」と握手をすると、ボブは「外国の独裁者を倒した。子供3人なんて朝飯前だ」と言った。

結婚を決意したジリアン

ジリアンの結婚に反対する子供たち。左からイアン、ノーラ、ファレン

翌日、ジリアンが飼っている子猫・リンゴが自宅の屋根の上に乗って降りられずにいたので、ジリアンと子供3人で名前を呼んで助けようとしていた。ボブはジリアンに謝るために皆のそばに来て「やぁ皆」と言って近づくと、ファレンとイアンは何も言わず自宅へ帰っていった。ボブが「昨夜は先に帰ってすまなかった」と謝ると、ジリアンは「仕方ないわ仕事じゃ」と言う。ボブはCIAを引退したため「本当に悪かった。あんなこと二度としないと約束する」と誓い花束を渡す。ジリアンは花束をもらって喜んでいると、ノーラが「リンゴどうするの?」と尋ねる。ジリアンは「やるだけのことはやったんだからそのうち降りてくるわ」と答える。ジリアンはボブに「絵を描いたの。みたい?」と聞くと、ボブは「もちろん」と答えたためジリアンは家に入る。ノーラはリンゴのことを気にしており「そこ寒いでしょ?おうちに入ろう」と諦めずに呼びかけていた。隣にいたボブは周りに人がいないか確認をして、ジャンプして塀を伝い屋根に登ってリンゴを助けるた。ノーラはボブの軽快な姿を見て驚いた。
ボブは家に入り、ジリアンが描いた絵を見て良さが分からず微妙な顔をしていた。ジリアンがもらった花を飾りながら「どう思う?」と聞くと、ボブは「わお」と答える。ジリアンは「まだ途中なんだけど、残念ながら今日は描く暇がなくて。猫は屋根に登るし、アンテナが壊れて修理するのに電話かけても2時間も繋がらなくて、それに…昨夜の話を色々考えて…本当にいいのかって」と打ち明ける。ボブが笑って「分かってるよ。君と結婚すると4人の家族が増える」と言うと、ジリアンは「それに豚と猫と亀もよ」と言い笑う。ジリアンが「この絵気に入った?」と聞くと、ボブは正直に「ゾッとする」と答えた。ジリアンは笑い「私が選んだ人は世界最後の正直者ね」と言い、ボブに抱きつく。それをこっそり見ていたイアンはファレンとノーラに報告した。ジリアンがおやつを持ち「おやつのクッキーよ」と言いながら廊下に出ると、子供3人は腕組みをしてジリアンを睨む。ジリアンが「何?」と笑って聞くと、ファレンは「あのボブと本当に結婚する気?」と聞いた。ジリアンが「そう、別にいいでしょ?」と言うと、ファレンは「ありえないからジリアン。全然釣り合わない」と言い、イアンは「そうだよあんなやつ退屈だしオタクだよ」と怒る。ジリアンが「ボブはとってもいい人だし、私に優しくしてくれるわ」と言うと、イアンは「変なセールスマンだ」と言い、ノーラは「ボブは最高」と言う。ジリアンが「あなたたちは知らないだけよ。ボブは世界情勢にもママの絵にも興味があってよく話してくれるわ。歴史や科学や政治のこと」と言うと、イアンは「ふーん。だからって退屈じゃないってことにはならないよね」と言う。ジリアンは持っていたクッキーを置き「あなたが言う退屈が、私には信頼できる。私は大好きよ。毎朝同じ時間に仕事に出かけ毎晩帰ってくる人がね。決して嘘はつかない正直者で、それに家族を捨ててあんな…」と離婚した旦那のことを思い出し感情的になる。ジリアンは自分の部屋に入り「私はボブで幸せなの」と言って部屋の奥に行った。イアンは「大人が感情的になると最悪」と言い置いてあったクッキーを食べる。ファレンは「ボブを消すっきゃないね」と言いながらクッキーを食べた。

ポルダークの脱走

脱走に成功したポルダーク

CIA本部ではポルダークが脱走して大騒ぎになっていた。ポルダークの護送車が襲われ、その後脱走したというのだ。グレイズがコルトンに「どういう状況だ?」と聞く。コルトンは「ポルダークが護送車が襲われ脱走した。まるで透明人間だ。奴らは護送ルートを知ってて待ち伏せてた」と言う。グレイズが「それじゃ内通者がいるってことか?」と聞くと、コルトンは「それじゃなきゃポルダークは逃げ出せない」と言った。
脱走のためにヘリに乗ったポルダークが、人気のない倉庫前に現れた。ポルダークの恋人であるタチアナは、ヘリを降りたポルダークに「お帰りなさい」と言いキスをした。倉庫の中は実験室になっており、ポルダークとタチアナは倉庫内に入る。ポルダークは「タチアナ、服役の現実を想像できるか?ゾッとするような暗闇の中で、何年も体を鍛える日々。刑務所は地獄だ」と言う。タチアナが「でも、いたのは4時間だけでしょ?」と言うと、ポルダークは「感動の再会が台無しだぞ」と言う。ポルダークは「例のものの製法をサーバーから出して私に見せろ。次の実験は2日後にやる」と言う。囚人服のままだったポルダークは「着替えを持ってこい、今流行りのファッショナブルな服。それに食事を、プラスチックの食器はごめんだ」と言った。それを聞いてタチアナは「はーい」と返事をした。

子供たちを預かることにしたボブ

ベッドでくつろいでいるファレン

ボブは覆面をかぶり、ジリアンの家の屋根にこっそり登っていた。以前ジリアンが言っていたアンテナを内緒で修理するためだ。
その頃自宅ではジリアンが「ハロウィンの準備をするから手伝ってくれない?」とファレンの部屋に行ってお願いしていた。ファレンが「冗談じゃない。やだ。私はそんなに暇じゃない」と携帯を見ながら断ると、ジリアンは「カボチャの種のお菓子も作るつもりなんだけど」と言ってファレンをくすぐる。ファレンが睨むと、ジリアンは「いいじゃない、家族の行事なのよ」と言う。ファレンが「干渉しないでくれる?」と怒ると、ジリアンは「そんな言い方ないわ」と言う。ファレンが「どう言おうと私の勝手でしょ?」と怒ると、ジリアンも「今すぐ下に降りなさい」と怒った。ファレンが「いやよ。今下に行く気はない出てって」と言うと、ジリアンは「ここは私の家よ、だから言うことを聞いて」と2人は言い合いする。ジリアンは「5分で降りてきなさい」と言い、部屋を出ていく。ファレンは「こんな家大嫌い、こんな家族大嫌い!」と怒鳴った。

ボブは屋根の上でアンテナの修理を完了させ一安心していた。すると、ファレンが部屋の外で電話をしているのを聞いてしまう。ファレンは電話で「私のプライバシーが守れるのはここだけだから」と部屋の外にある屋根の上に座って話していた。ボブは気づかれないようこっそりと近くへ行き、何を話しているのか盗み聞きする。ファレンは「あいつはまるでロボットだけど、問題は他にも。パパが戻ったらどうするの?私を置いていくはずない、必ず戻る。ジリアンの結婚もどうなるのかな」と父親が戻ってきたことを心配していた。その内容を聞きボブは困惑する。
次の日の朝、コルトンからボブに電話があり、コルトンは「やぁ。ガキたちとうまくやってるか?」と聞いた。ボブは「今からジリアンと子供たちとピクニックだ。力ずくでも好きにさせる」と言う。コルトンはポルダークの件で電話しており、「ニュースだ、ポルダークが脱獄した」と言う。ボブは少し無言になり「もう関係ない」と言うと、コルトンは「あぁ分かってるがうちが復元したファイル、どうやらあるサイトへのエントリーポータだ。でも解読できない。君に見てほしいんだ」とお願いする。ボブが「そのファイルを僕のパソコンに送ってくれ」と了承すると、コルトンは「もう送った」と言った。コルトンが続けて「もう一つ問題が、CIA内部に敵のスパイがいるようだ」と言うと、ボブは「僕に疑いが?」と聞く。コルトンは「まさか。グレイズは君を信頼してかなり買ってるからな。とりあえずピクニックを楽しんでこい。ファイルをチェックしたらすぐに連絡してくれよ」と言い、電話を切った。
ボブはピクニックまでの間にファイルを解読しようとパソコンを開く。ペンをペン差しに刺すと、本棚が開いて精密機械が出てくる。ファイル確認しようとすると、パズル暗号が出てきたので「見てやろう」と独り言を言いチェックしようとした。すると、玄関のチャイムが鳴ったので、ペンを抜いて本棚の状態に戻す。パソコンをそのままにして玄関に出ると、ジリアンが立っていた。ボブが「もうお昼?」と聞くと、ジリアンは「いいえ。悪い知らせなの。父が入院したのよ、腰を大怪我したの。子供たちを置いて父の看病に行かなきゃ」と言う。ボブが「いいチャンスだ。子供たちの世話をする。うまくいけば3人と仲良くできるだろ?」と言うと、ジリアンは「どうかしらね。あなたが世話を?」と笑う。続けて「きっと手に負えない。それに叔母を呼んだわ。子供の扱いが得意で元軍人なの」と言う。ボブが「ジリアン、僕たちの将来のためだよ」と言うと、ジリアンは「だけど子供の世話ってすごく大変なのよ、送り迎えや宿題やハロウィンの準備、コスプレの衣装選びや飾り付けまで」と心配する。ボブは「問題ないよ、ハロウィンは大好きなんだ、僕に任せてくれ子供たちは安全だよ」と言いジリアンを安心させようとする。ジリアンは「心配なのはあなたの身の安全よ」と言うと、ボブは少し納得した。
ジリアンは子供たち3人にボブが世話することを説明すると、ボブを嫌っているファレンとイアンは激怒した。その時に車のクラクションが鳴り、ジリアンは「迎えよ、よろしくね」とボブに言い、皆にキスをする。ファレンが「これで私たちは親のいない子?」と言うと、ジリアンは「死にはしない」と言って出ていった。

ボブは子供3人との接し方に悩み「どう?楽しくてワクワクするだろ?」と聞くが子供たちは無反応であった。ボブは「さてと、僕の荷物の準備をして、君たちの家に行こう」と言い、他の部屋で準備を始めた。その間にファレンとイアンはボブの部屋を物色する。ファレンは引き出しを開けてバリカンを見つけ「見てあいつ自分で髪切ってる」と気持ち悪がる。イアンは「DVDの趣味に特徴なし。エッチ映画はないよ」と言い、ボブのパソコンを見つけパソコンの中を見ようとする。ファレンはクローゼットを開け「最悪、ファッションセンスゼロ」と言って他の部屋を見ることにする。
ボブは準備をしながらコルトンに電話をし「ハロウィンてなんだ?」と聞く。ボブはハロウィンが何かわかっていなかった。
イアンはパソコンを見て「すごいよお姉ちゃん!」と興奮しファレンを呼ぶと、ファレンはイアンの側に行きパソコンを見る。イアンは「ストックホラムGBH。有名なハードロックのライブコンサートだよ。その海賊版がこれさ、レアものの映像だ」と興奮する。ファレンが「なぜボブがこれを」と言うと、イアンは「さぁね」と言いながら勝手にダウンロードを開始した。

極秘ファイルをダウンロードしていたイアン

イアン(左)とファレン(右)がケンカしていたので止めるボブ

一方倉庫ではポルダークが「こんな服をよくも私に」と怒っていた。ドクロのシャツにパーカーのジャケットのラッパーのような服装だ。タチアナが「とってもお似合いよ」と言うと、ポルダークは「アホか!これでは下品なラッパーみたいだ。もっとエレガントな服を持って来させろ」と文句を言う。タチアナが「問題が発生した」と報告すると、ポルダークは「何が問題なんだ?」と尋ねた。タチアナは「製法をダウンロードしようとしたら誰かがアクセスしたことがわかったの」と言う。実はイアンがダウンロードしたものはポルダークたちが企んでいるバクテリアの製法であった。ポルダークが「アメリカか中国がこれを手に入れたら抗体を開発されてしまうぞ」と言うと、タチアナは「だからルート検索してる。でも暗号化されてるから突き止めるまで待って」と言った。ポルダークが「私の製法をダウンロードしたやつを見つけ、奪い返すのじゃ」と言うと、タチアナは「それじゃ?」と聞く。すると、ポルダークが「始末するのじゃ」と言うと、タチアナは「ラジャー」とラッパーのように会話した。

ジリアンの家にて、イアンが発煙筒を自身の部屋に投げファレンの部屋のドアを叩く。ファレンが「なんなの?」と扉を開けると、イアンはファレンに「やっつけてやる」と急に攻撃をする。その騒ぎを聞きつけボブが走ってくると、イアンはファレンが上になるよう馬乗りの状態に仕掛け「痛いよやめて。お姉ちゃんが僕に意地悪を」と叫ぶ。ボブはファレンを抱きかかえ「やめなさい」と言い2人の距離を離す。ボブが「なぜ喧嘩になった?」と聞いた。イアンは虚言癖があり、よく嘘をついていた。イアンが「お姉ちゃんが爆弾を僕の部屋に」といつものように嘘をつくと、ファレンは「嘘よ。そんなことしてない」と言う。イアンは「へぇ。それじゃ僕が自分の部屋に爆弾を投げ入れたとでも?お姉ちゃんをハメるために?泣きたい。悲しいよ」と嘘をつき続ける。その態度に怒ったファレンは、イアンを押し出しケンカになった。ボブは「よせ」と言って、ファレンを抱きかかえてイアンから離す。ボブは「ファレン。君にはガッカリしたよ」と言い、続けて「2人とも寝てる時間だろ?」と言う。ファレンは「宿題してたから、ジリアンは12時まで起きてていいって」と言って部屋に入りドアを閉める。イアンは「ママは深夜アニメも見ていいって。僕んちの習慣だよ」と嘘をつき、煙だらけの部屋に戻った。ボブは子育ての大変さを理解してため息をついた。
ノーラの元へ向かったボブが「ノーラもう寝る時間だよ」と言うと、ノーラは下着姿で逃げ回る。ボブはノーラを追い回し、やっとノーラを捕まえた。ボブはノーラにパジャマを着させようとするが、ノーラは「私を捕まえられるのはママだけよ。ママじゃなきゃやだ」と嫌がる。ボブは「ロケットだー」と言い、ノーラを高く投げて服をスタンバイさせ、ノーラをキャッチすると共にパジャマに着替えさせる。ボブは「これママに出来る?」と聞くと、ノーラは激しく顔を横に振った。ボブは「寝るんだ!」と怒り、ノーラを寝室に連れていく。ボブは子供たちが寝たか確認するためにそれぞれの部屋のドアを開け確認する。ボブはイアンやノーラの寝顔を見て微笑んだ。ボブは同じようにファレンの部屋のドアを開けると、ファレンはまだ起きており枕を投げられた。
その後家の電話が鳴り、ボブが電話に出ると相手はジリアンだった。ジリアンが「生きてたのねよかった。子供たちは?」と聞くと、ボブは「楽しく過ごした。朝飯前だ」と安心させる。ジリアンは「本当に?私の子供たちよね?」と笑い、続けて「こないだレストランで仕事の話をしようとして、私は止めた。今続きを話して」と言う。ボブが「君が戻ってから話すよ」と言うと、ジリアンは「あなたに任せて正解だった」と言う。ボブは更に安心させるために「3人と仲良くなれた」と言った。

嘘つきのイアン

クラスメイト2人に連れていかれるイアン

次の日の朝、家事の苦手なボブは朝食を作っていた。オートミールを鍋に一箱全部入れて固まったり、オーブンの中身は黒焦げのものが出来上がったりした。その時火災報知器が鳴ったので火災報知器を外していると、フライパンから火が出て大惨事になる。火を無事に消しとめたあと、ボブは「ご飯が出来た」と言い失敗したご飯を見せた。学校に連れて行こうとしていると、ファレンの服装が気になったボブは「ママがいてもそんな超ミニで学校に?」と、ミニスカートについて聞く。ファレンが「当然ボブ」と言い車に乗った。その後に続きボブは「当然ボブ」とファレンのモノマネをして玄関の扉を閉める。ボブは車でファレンとイアンを送った後、ノーラに「ノーラ、昼間はいつも何してる?」とボブが聞くと、ノーラは「何も。私4歳よ」と答えた。
学校内ではイアンがダウンロードファイルのことを自慢していた。イアンはクラスメイト2人から「嘘だよ」と言われる。クラスメイトは続けて「本当ならすごい。聞かせろよ」と言ってイアンのiPodのイヤホンをつける。再生をするとノイズ音が流れたため、クラスメイトは「やっぱバカで大嘘つきのオタクやろうだ」と怒ってイアンをゴミ箱に投げ入れた。

ボブはノーラとハロウィンの衣装を探すことにしてデパートに出かけた。ハロウィンのことを知らないボブは、ノーラにハロウィンがどういうものか尋ねた。ノーラは「皆誰かのふりするんだよ、皆誰かわからない」と答えた。衣装屋に着き、ボブがノーラに「フランケンシュタイン?ゾンビ?」と何を着たいのか聞くと、ノーラは首を横に振る。それを聞いていた他のお客が「なりたいのはプリンセスよね?」と話しかける。ノーラが「そう!」と興奮したので、ボブは「わかった、プリンセスね」と言って、プリンセスの服を探す。ノーラが何が着たいのかわからないボブは、妖精の服を出したり水色の服を出したりするが、ノーラから「違う」と言われる。ピンクの服を準備し、着替えさせるとノーラは「このドレス大きすぎる」と言い、ボブはサイズ違いを探す。その間にノーラがいなくなり、ボブはノーラを探した。プリンセスの同じような格好をしている子供が多く、ボブがノーラを探すために1人ずつ顔を見て確認して探していると、ノーラは1人でエスカレーターを降りていた。ボブはノーラに気づき、飾りの巨大なお化けの布にぶら下がり、エスカレーターの手すりの上を滑って追いかける。ボブはノーラを抱きかかえて「ひとりでどこかへ行っちゃだめだ」と怒り、ノーラが着たままの衣装代を払いに戻ろうとする。その時学校から電話がかかってきて、イアンの件で校長から呼び出されたと聞いたボブは「すぐに行きます」と言い電話を切った。
ボブとノーラは校長室に向かった。イアンはゴミ箱に入れられたことを怒っており、イアンは「最初に言わせてください校長先生。アメリカの公立小学校システムの現在の悲惨な状況ゆえに、この僕がゴミ箱に頭から突っ込まれたと言うのに、その僕がお説教を喰らうなんて人権侵害ですよ」と文句を言う。校長はイアンが言うことを一旦無視し「ところであなたはどなた?」とボブに聞く。ボブが「僕はイアンの母親の…」と何と言うか悩んでいると、イアンは横から「隣人」と言った。ボブは続けて「隣人で数日面倒を見てます」と答える。校長が「イアンは今まで何度も問題を起こしています。喧嘩をしたり、嘘を」と言うと、イアンは「嘘はついてない」と怒る。校長が「皆に嘘をいったでしょ?セレーナ・ゴメスを春のダンスに招いたと」と言うと、イアンは「ギャラが高すぎてキャンセルしたんだ」と言い訳をする。校長が「大晦日にプレイボーイクラブに言ったとも」と言うと、イアンは「有料テレビを見てて、行った気分になったんです」とまた言い訳をした。校長がボブを見ると、ボブは困ったように黙って頷く。校長室を出るとボブはイアンに「嘘は危険なゲームだ」と説教をする。イアンはクラスメイト2人を見て「やばい、あいつらだ」と焦る。ボブが「誰?」と聞くと、イアンは「僕をゴミ箱に入れた凶悪犯さ」と言うと、それを聞いたノーラはボブの後ろに隠れた。クラスメイトがイアンに近づいてきて「居残りくらっただろうが。覚えてろよ」と文句を言うと、ボブは「君たち、揉め事はよそう」と止めた。クラスメイトが「こいつ誰だ?ママかよ?」と聞くと、イアンは「残念だな。僕のボディガードさ。僕が雇った。だから気をつけるんだな」とまた嘘をつく。クラスメイトが「本当か?」と聞くと、ボブは「違う、冗談だよ。僕は子守役だ」と言いクラスメイトに近づく。クラスメイトが「何する気だ?」と聞くと、ボブは「丁寧に頼むよ。通してくださいとね」と言う。クラスメイト2人は大笑いし道を開ける。イアンが「なんてみっともないんだ、なんで何もしなかったの?」と言うと、ボブは「どうして僕をボディガードなんて」と呆れて言った。イアンは「ちょっと無理があったよね」と言い反省は特にしていない様子である。
体育館にファレンを迎えに行くボブ、イアン、ノーラ。体操をしているファレンのもとに行くとボブは「体操部とは知らなかった」と話しかける。ファレンは「知らなくて当たり前。ジリアンとばっか話して、私たちとは話さないから」と言い、ノーラの手を引いて体育館から出ていく。ボブは呆然としているとイアンから「ボブの負け、残念」と言われた。

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ポリス・ストーリー/香港国際警察(ジャッキー・チェン)のネタバレ解説・考察まとめ

『ポリス・ストーリー/香港国際警察』とは、ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導を兼ねたアクション映画。 香港警察のチェン刑事は他の刑事達と共に、麻薬密売を行うチュウ率いる犯罪組織の取引現場へ潜入する、張り込みが一味にバレて銃撃戦へと展開。チェンの活躍でチュウ達を逮捕するが、更なる波乱が待ち受けていた。 現在でも、なおジャッキー・チェンのベスト作品としても人気が高い。

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ファースト・ミッション(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファースト・ミッション』とは、1985年に公開されたサモ・ハン・キンポー監督、ジャッキー・チェン主演の香港映画である。刑事のフォン・シャンヤンは上司のウォン警部達と宝石の密輸を行うシンジケートの捜査を行っていた。その矢先、彼の兄シャンタクはある出来事によりシンジケートの事件に巻き込まれる事となる。監督のサモ・ハンの意向でドラマ重視の作品となったが日本公開時にはアクション場面とジャッキー・チェン歌唱の主題歌が追加された。

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タキシード(2002年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『タキシード』とは、並外れたドライブテクニックを持ったタクシー運転手のジミー・トンが、タキシードを着ることによりスーパーマンのように強化し、雇い主であるデヴリンの代わりに、ミッションを遂行するアクションコメディー映画である。ジャッキー・チェンの映画では珍しく、「タキシードを着ないと強くならない」という設定である。監督はケヴィン・ドノヴァンである。アメリカでは2002年9月27日に劇場公開され、日本では2003年3月15日に日比谷映画系列で公開された。

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ラッシュアワー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラッシュアワー』とは、1998年にアメリカで公開されたアクションコメディー映画である。本作は公開第1週で興行収入3,300万ドルの収益を上げ、北米興収1位となった。大変好評であったため、『ラッシュアワー2』『ラッシュアワー 3』も公開される。いずれもブレット・ラトナーが監督を務めている。香港警察のリーと、ロス市警のカーターが誘拐された領事の娘を救うために協力する話である。

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サンダーアーム/龍兄虎弟(香港映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『サンダーアーム/龍兄虎弟』は、1986年に香港で製作されたジャッキー・チェン主演のアクション映画。 冒険家のジャッキーは、友人アランから恋人のローラが邪教集団に誘拐されたと告げられる。一方で教団は、ジャッキーを利用して世界各地にある五つの「神の武具」をジャッキーに集めさせ、恐るべき力を手に入れようとしていた。 本作品での撮影中に、主演のジャッキー・チェンが頭蓋骨骨折という大怪我を負った事は有名であり、現在も彼の脳が飛び出さない様にプラスチックの栓がしてある。

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ラッシュアワー2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラッシュアワー2』とは、2001年に公開されたアメリカで制作されたアクション・コメディ映画である。『ラッシュアワー』の続編であり、主人公は同じくジャッキー・チェンとクリス・タッカーである。全世界で3億4,730万ドルの収益を上げた。『ラッシュアワー』よりアクションシーンが多くなっている。監督は『ラッシュアワー』に引き続きブレット・ラトナーである。休暇を取り香港観光に来たカーターだったが、リーの父親を殺した犯人の捜査に協力することになり、2人は息の合ったコンビネーションで事件を解決していく。

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