オールマイト/八木俊典(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

オールマイト/八木俊典(やぎ としのり)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場するナンバー1ヒーローである。人類の約8割が何らかの個性を持って生まれてくるこの世の中で、個性を使った犯罪が増えていた。オールマイトは、その犯罪から人々を助けるべくヒーローになり、平和の象徴となった。そして、オールマイトの存在が犯罪の抑止力となっていた。彼の個性は「ワン・フォー・オール」と呼ばれる代々受け継がれてきた個性である。そして、その個性は、緑谷出久という少年に受け継がれることとなる。

オールマイトのヒップドロップに悶絶する緑谷。

期末試験では、生徒2人対雄英教師のバトルが実技試験の内容であった。その試験の際、緑谷に放った技である。パンチの風圧で緑谷の元へ飛んでいき、ヒップドロップをくらわした。

Oklahoma SMASH(オクラホマスマッシュ)

脳無を無理やり薙ぎ払い、取り逃がしたヴィラン連合の元へ向かう。

林間合宿で誘拐された爆豪を救うために、ヴィラン連合のアジトに突撃したオールマイトたちヒーローは一時ヴィラン連合の確保に成功した。しかし、オール・フォー・ワンの仕業により、ヴィラン連合と爆豪をワープ個性で連れ去られてしまう。その後、脳無が湧きだし、オールマイトは取り囲まれてしまう。Oklahoma SMASHはその時に放った技である。囲まれた脳無に対して、体を回転させながら脳無全体にパンチをくらわせ、薙ぎ払った。

UNITED STATES OF SMASH(ユナイテッド ステイト オブ スマッシュ)

最後のワン・フォー・オールを使い果たしたオールマイト。

オール・フォー・ワンとの戦いで使ったワン・フォー・オール最後の技である。このとき、もうすでに限界を超えていたオールマイトはヒーロー時のマッスルフォームを維持できていなかった。しかし、一般市民を守らなければならないという責任と、周りからの応援を受け、最後の力を振り絞る。ワン・フォー・オールの残り火を燃やして、渾身の一撃を放った。この戦いを機に、オールマイトはヒーロー引退を余儀なくされた。

テキサス SMASH

愛情のこもった一撃をくらわすオールマイトと不意を突かれる緑谷。

オールマイトは、オール・フォー・ワンとの戦い後、緑谷を呼び出した。緑谷は神野での事件の際、危険を冒して爆豪を救出した。本来は、公での個性使用はヒーロー免許を所持していなければならず、緑谷の取った行動はルール違反である。その危険で勝手な行動を叱るべく、オールマイトは、このパンチを繰り出した。それでもこのパンチは愛情のこもったものである。今までとは違い、怪我無く行動した緑谷を褒めることも忘れなかった。

オールマイト/八木俊典の来歴・活躍

ヘドロヴィラン事件

ヘドロヴィランを撃退したオールマイト。彼の一撃は天候をも変える。

オールマイトはある日、ヘドロヴィランに襲われる少年、緑谷出久を助けた。オールマイトに憧れていた緑谷は本人に遭遇したことに感動する。そこで、「個性を持っていない人でもヒーローになれるか」と緑谷はオールマイトに問うた。彼自身は、人類の8割が個性を持つこの社会で、無個性に生まれた少年であった。それでも憧れのヒーローになりたかったのだ。しかし、その問いにオールマイトは、「個性をもってしても命がけの仕事であるから、無個性には到底厳しい」と緑谷に現実を突きつける。その後、オールマイトは捕まえたはずのヘドロヴィランをうっかり逃がしてしまう。そのヘドロヴィランは緑谷の幼馴染である爆豪勝己を人質に取る。爆豪は中学生にもかかわらず、類まれな身体能力と優秀な個性によって、ヘドロヴィランに抵抗していた。オールマイトも取り逃がしたことに気付き、現場に急行する。しかし、オールマイトは過去に因縁の相手オール・フォー・ワンとの戦いで深手を負わされ、現在はヒーローとして活動できる時間が大幅に減少していた。そのため、ヘドロヴィランの撃退を他のヒーローに委ねるしかなかった。現実を突き付けられた緑谷はいつの間にか事件現場に赴いていた。そこで人質として捕らえられていたのが幼馴染の爆豪であることに気付く。そして、無個性でヴィランに勝てるはずもない緑谷は、自分のことを構わず、爆豪を助けたいという一心でヴィランに向かって駆け出していた。周りのヒーローから咎められるが、一直線に爆豪の元へ向かう。自分を犠牲にしてまで人を助けたいというヒーローの本質を緑谷は持っていた。その姿にオールマイトは感化される。そして活動時間の限界を超え、ヘドロヴィランを一瞬で撃退する。緑谷と爆豪は無事であった。
その後、オールマイトは、緑谷の元へ駆けつける。そこで、緑谷にはヒーローの本質が備わっていたことを説明し、「君はヒーローになれる」と宣言したのであった。オールマイトの個性「ワン・フォー・オール」は、譲渡可能なものであり、後継者を探していたオールマイトはその個性を緑谷に渡すことを決意する。そして、緑谷を個性を受け取れる器にするべく、緑谷との長い特訓が始まったのだ。

USJ襲撃事件

A組のピンチに駆けつけたオールマイト。

オールマイトはもともと雄英高校の教職に就く予定であった。それは、ヒーローとしての活動時間の減少や後継者探しが要因であった。偶然緑谷が後継者になったため、雄英高校生徒の指導と共に、緑谷の指導に力を入れることとなる。
緑谷の所属する1年A組は災害救助訓練施設での救助演習を行う。オールマイトも担当教師としてその授業に参加する予定であった。しかし、通勤中にヒーロー活動を行っていたオールマイトは授業に遅刻してしまう。また、ヒーロー活動時の姿マッスルフォームを維持できる時間が通勤中に減少していたため、根津校長と休憩を取っていた。
一方その頃、災害救助訓練施設、通称USJではヴィラン連合と呼ばれる組織が侵入し、A組を混乱に陥れていた。彼らの目的は、平和の象徴オールマイトを殺し、抑圧された悪事を増やそうとすることであった。しかし、目的のオールマイトが不在だったため、標的は生徒たちになってしまう。担任教師相澤消太の奮闘や生徒たちの活躍により、序盤はヴィラン側を苦戦させた。その間にA組生徒の飯田天哉は学校にいる雄英教師の応援要請に向かっていた。苦戦していたヴィラン連合だったが、改造人間脳無により、形勢を逆転していく。相澤消太も脳無にやられてしまう。脳無の圧倒的な強さを前に万事休すかと思われたとき、オールマイトが登場する。オールマイトは脳無と対峙し、激しいバトルを繰り広げる。脳無はショック吸収と超回復の複数個性を持ち、オールマイトの超パワーの一撃を吸収し、自らの肉体も修復してしまう。オールマイトはヴィラン連合の黒霧のワープにより消されそうになるが、爆豪が駆けつけ、黒霧を押さえつける。轟も加勢する。その後、オールマイトは覚悟を決め、脳無との一騎打ちを何とか制したのであった。しかし、ヴィラン連合のリーダー死柄木がオールマイトに襲い掛かる。オールマイトの窮地に緑谷は飛び出したものの、逆にピンチとなる。そこに、応援要請を受けた雄英高校教師が到着し、ピンチを免れた。勝機がないと判断したヴィラン連合は撤退したのだった。

期末試験

オールマイトに真っ向から対峙する爆豪。

期末試験は、筆記試験の他に実技試験が実施される。その実技試験の内容は生徒2人と雄英教師1人のバトルであった。ルールは、雄英教師を拘束するか、ゲートを脱出するかで生徒側の勝利である。雄英教師側は、拘束をされないように、生徒たちの脱出を防ぐ。オールマイトの担当する生徒は、緑谷と爆豪であった。彼らは仲が悪く、ヒーローに大切なコミュニケーションがまともに取れていない。そこで、意図的にペアを組まされた。
2人は、試験が始まる前から口論になり、爆豪は緑谷を殴ってしまう始末だ。緑谷はオールマイトへの強すぎる憧れから脱出の選択肢のみを考えていたが、爆豪は真っ向勝負を挑もうとしていた。そのため、協力できる状態ではなかった。2人が揉めていると、オールマイトがパンチの風圧で襲いかかる。オールマイトはヴィランになりきっており、全力で2人に向かう。はじめに、爆豪の顔を握り、爆破をもろともせず、地面にたたきつける。
他方、逃げることしか考えていない緑谷には、ガードレールを地面に突き刺して釘付けにし、身動きを封じた。
一方的な展開の中、爆豪は「緑谷の力を借りるくらいなら負けた方がマシだ」と発言した。それを聞いた緑谷は、オールマイトに追い込まれている爆豪を殴って救出する。勝利への執着心の強い爆豪を少なからず尊敬していたからこそ、「負けた方がマシだ」という言葉が許せなかったのだ。
そして、目の覚めた爆豪は緑谷を利用する形で協力することになる。オールマイトは、2人にかく乱され、緑谷が借りた爆豪の籠手で攻撃をもろに喰らってしまう。緑谷と爆豪は脱出ゲートに向かう。しかし、オールマイトが凄まじいスピードで追いつき、2人をピンチに陥れた。それでも2人は何とか協力して、爆豪は緑谷を爆破でゲートに飛ばす。爆豪はオールマイトに捕らえられる。あと1歩駆ければ、緑谷だけ脱出できる。しかし、緑谷は爆豪をオールマイトから救うため、渾身のパンチをオールマイトにくらわした。オールマイトは、そこで活動限界を迎え、緑谷と爆豪は2人で試験にクリアしたのであった。

神野編

マッスルフォームを維持できないオールマイトは右手に力を集中させる。

雄英高校1年ヒーロー科の林間合宿において、ヴィラン連合の襲撃を受ける。ヴィラン連合の目的は爆豪の誘拐であった。林間合宿はヴィラン連合を警戒し、厳戒態勢で行われていた。しかし、まるで情報が筒抜けであったかのように、生徒たちがバラバラに散らばっているときに現れる。そして、毒ガスや炎を使い、生徒たちを混乱に陥れた。最終的に爆豪は連れ去られてしまう。
林間合宿に居合わせなかったオールマイトは、警察や他のプロヒーローたちと爆豪救出のためにヴィラン連合アジトの制圧に動いた。雄英高校側が今回の事件で記者会見を行っている状況を見たヴィラン連合はまだ居場所は見つかっていないと油断していた。しかし、オールマイト陣営はすでにアジトを突き止め、油断したヴィラン連合を制圧しようとしていた。
そして、オールマイトをはじめとするプロヒーローがヴィラン連合のアジトに突撃し、即座にヴィラン連合全員を取り押さえることに成功する。
一方、ヴィラン連合の脳無を収容している施設では、プロヒーローのベストジーニストらが駆けつけていた。そのため、ヴィラン連合は脳無を呼び出すこともできなかった。しかし、突如謎のヘドロがヴィラン連合と爆豪を囲み、全員が脳無にいる収容施設にワープしてしまう。オールマイトは、取り逃がしたことに対して絶叫し悔しさをあらわにし、すぐにワープしたヴィラン連合たちの元へ向かった。
ワープしたヴィラン連合と爆豪を待っていたのは、オール・フォー・ワンである。彼によって、ヴィラン連合と爆豪は飛ばされたのだ。オール・フォー・ワンはその場にいたベストジーニストをいとも簡単に倒してしまう。
爆豪を救出しようと秘密裏に別行動をしていた緑谷たちは、オール・フォー・ワンの邪悪さに圧倒されて身動きが取れない状態であった。そこに、遅れてオールマイトが登場。オール・フォー・ワンとの激しい戦いが始まった。オール・フォー・ワンは強力な個性をいくつも持っており、個性の組み合わせでオールマイトを攻撃する。激しい戦いが続く中、ヴィラン連合側も戦いに意識が向いていた。そこで隠れていた緑谷たちは、危険を冒さず爆豪を救出する作戦を実行する。意識が戦いに向いていたヴィラン連合は緑谷たちの動きに反応できない。そして、無事に爆豪を救出し、その場から離れることに成功する。オール・フォー・ワンもヴィラン連合を強制的に撤退させた。これで気兼ねなく戦えるオールマイトであったが、瓦礫に埋もれていた一般市民を守るために、オール・フォー・ワンの攻撃をもろに受けてしまう。攻撃を受けたオールマイトは活動限界がきてしまい、痩せこけた本来の姿、トゥルーフォームに戻ってしまう。この戦いは全国中継されており、オールマイトの秘密の姿が暴露されることになった。そこに追い打ちをかけるかのごとくオール・フォー・ワンがあることを告げる。ヴィラン連合のリーダー死柄木は、オールマイトの師匠であり、ワン・フォー・オール7代目継承者志村奈々の孫であるという衝撃の事実であった。その事実にオールマイトは激しく動揺してしまう。それでも周囲からの期待に応えようと最後の力を振り絞る。マッスルフォームを維持できないオールマイトは右腕のみマッスルフォームにし、力を集中させる。それに対抗して、オール・フォー・ワンも複数個性を組み合わせる。そして、お互いの攻撃がぶつかり合った。オール・フォー・ワンの衝撃反転の個性により、オールマイトの右腕はボロボロになってしまう。しかし、この右腕は囮であった。正真正銘最後のパワーを振り絞り、左手で渾身の一撃を放った。そして、とうとうオール・フォー・ワンの撃退に成功するのであった。また、この戦いと同時に、ヒーローを引退することとなった。

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