モブサイコ100(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

モブサイコ100とは漫画家ONEにより裏サンデーにて連載している漫画、及び漫画を原作にしたボンズ製作のアニメ作品である。主人公の影山茂夫(CV:伊藤節生)通称「モブ」は、師匠である自称霊能力者の霊幻新隆(CV:櫻井孝宏)の元で除霊のアルバイトをしている中学生。作中最強と言える超能力者であるが、能力の使用を控えている。モブの感情が100%に達する時、何かが起きる。

相談に来たモブの事を小さい子供にありがちな嘘だと思いそれに対する助言をしたところ、その助言がモブに刺さり懐いてしまった。
霊幻はモブを能力の面で弟子としているが、モブのほうは人間的な意味で霊幻を慕っている。
傍から見ると、霊能力者と偽る詐欺師が中学生の男の子を騙し300円で労働させているように見え(実際そうなのだが)、自分では対処できない悪霊をモブに退治して貰うなど、モブの超能力有りきで付き合っているように見えるが、その反面モブの事をあくまで保護すべき子供の1人として扱っているため、生死の掛かる場面やモブの心が傷ついていると分かるとモブの事を庇う大人らしさを見せる。
爪第七支部との戦いで殺意100%を発動させようとしていたモブに対し「逃げてもいい」と諭し、モブに人を殺すという過ちを行わせなかった姿はまさに「師匠」と呼ぶべき物であった。

心がまだ未熟なモブにとっては頼りになる大人であり、モブが詐欺師に店へ連れて行かれ展示されていた花瓶を割ってしまった(割れるように仕組まれていた)際には、連絡を受けてすぐに駆けつけて詐欺師達を話術で圧倒し、モブを無事に連れて帰るなどしている。
またその人間性は爪の第七支部に居た心の荒んだ下っ端たちからも信頼された。
しかし律からは「兄を騙す詐欺師」と認識されており、あまり信頼されてない模様。

ONE先生曰く

原作者ONE氏はモブサイコ100について 「当初は霊幻を主人公としたギャグ漫画を描く予定だった。その後人と人との関係性を描きたいと考えて、新たな要素として超能力者の中学生を思い付き、現在の形になった。モブと霊幻はダブル主人公のような立ち位置にある。」
という旨の発言をしている。

出典: dic.pixiv.net

エクボ

CV:大塚明夫

上級悪霊。緑のモヤモヤした形をしており、頬に赤い丸がついている。本作のマスコットキャラ。
人間に憑依する事ができ、憑依された人間の頬には赤い丸がつく。
憑依した人間の潜在能力を引き出すことが出来て、律に憑依した際は高い水準の超能力を操っていた。
「憑依先を駄目にするのは三流」というポリシーがある。

万物の頂点に立ちたいと思っている野心家で、人間に取り憑いて宗教団体(笑)を立ち上げるがモブに壊滅させられた。
その後弱体化し、モブの力を利用するために擦り寄り、行動を共にする。
しかし悪人というわけではなく、(笑)の時も血の流れない最も平和な方法で頂点に立とうとしていたり、律が攫われた際には責任を感じていたり、憎めない存在である。

モブとテルが戦った際にテルに除霊されてもなおしぶとく生き残るが、さらに弱体化してしまったために結界があるモブの家に入ることが出来なかったところを律に発見される。
爪の幹部魔津尾と戦った際に蟲毒の壷に閉じ込められるが、中に居たすべての悪霊を喰らい尽くし無事に出てくるなど、弱体化してもなお「上級悪霊」としてなかなか強い事が伺える。

宗教団体(笑)(しゅうきょうだんたい かっこわらい)

エクボが教祖の、笑う事で幸せになれるという理念の宗教団体。
牛乳を口に含み睨めっこ勝負をするなど一見楽しそうに見えるが、エクボが洗脳して笑いたいわけでは無い人間も無理やり笑わせており、怪しい宗教団体を取材調査していた米里も洗脳されてしまった。
エクボに「空気が読めない」「愛想笑いが出来ない」と責め立てられた事でモブの感情が爆発し、エクボは除霊され(笑)は壊滅。
一部の信者達は何かに縋ってないと生きられない人間も存在した。
自分とは関係ない居場所を壊してしまった事に罪悪感の残るモブであったが、霊幻に言わせれば「誰かを助けた」行動でもあった。

影山律(かげやま りつ)

CV:入野自由

モブの弟。成績優秀でスポーツ万能で生徒会をしていて女の子からもモテる、モブとは反対の存在。
モブの超能力の暴走に巻き込まれて怪我をした過去が有り、モブ本人の前では気にしないそぶりを見せるが内心また発動するのでは無いかと恐れている。
超能力に憧れていて、兄にはあるものが弟の自分には無い事に劣等感を抱いてもいるため、兄に対し憧れ・恐怖・嫉妬など複雑な思いを抱いており、この強いストレスの捌け口が学校に居る不良達の排除や暴力へと向いてしまった。

誕生日7月2日、身長159.4cm、体重45kg、血液型B型、蟹座、卯年。
塩中学校1年3組。

律の能力開花

幼い頃からいつか自分も兄のように超能力が使えるのだと思い、スプーン曲げをするためのスプーンを持ち歩いていたが能力に目覚める片鱗はない。
律はこの事に強いコンプレックスを感じており、皮肉にも憧れの感情ではなく嫉妬やストレスが能力を開花させるきっかけとなった。
優等生である目立つ存在の律は何処にでもいる普通の高校生を演じており、それは兄の真似だと徳川に指摘された。

学校では不当な学校改革を進め、能力覚醒後は不良たち相手に喧嘩沙汰を起こし、挙句攫われてしまったというのにそれでもまだ自分を尊敬してくれる兄の心の広さに、本当に尊敬していたのは兄の超能力ではなく兄の人柄なのだと理解し、和解した。
最初はエクボに憑依されることで能力を発動していたが、次第にエクボの憑依無しでも能力を使えるようになり、モブやテル程ではないが普通以上の超能力の持ち主となった。

花沢輝気(はなざわ てるき)

CV:松岡禎丞

黒酢中学校の裏番長。モブが初めて会った自分以外に超能力を持つ人間。
知力体力ルックス超能力全て優れており、モブとは逆に超能力を使って生活する事に疑問を持っていなかった。
そのため超能力を持たない人間を凡人と貶していたが、それは「超能力以外の事で自分に自信が持てない」というコンプレックスの裏返しだった。
モブと戦った際、自分の持つ全ての攻撃や防御が通じず、(事故で)頭を落武者状態にされ、服は吹っ飛ばされ全裸になり、戦っていた校舎も倒壊するというこの上なくコテンパンに負けてしまったことで、上には上が居たのだとこれまでの自分を反省し更生した。

その後は、能力で暴力を振るう律を過去の自分のように感じ忠告したり、律が攫われた時はモブに協力したり、良い味方であり良いライバルとなった。
爪第七支部との戦いでは宮蛾輪と戦い、知恵を絞った戦い方で勝利。何でも無さそうにしていたが本当は怖かったようで年齢相当の顔も見せた。
モブの存在に隠れがちではあるが、実戦経験が多く機転が利き冷静さも持ちあわせるなどかなりの実力者である。
能力を使う時に何故か内股になる。

誕生日4月13日、身長161.4cm、体重47.7kg、血液型A型、牡羊座、寅年。
黒酢中学校2年生。
爪に狙われているため一人暮らしをしている。

頭頂部150%

モブとの戦闘の際、事故で後頭部の毛をそぎ落とされて落武者ヘアーになってしまう不幸な事故が起こった。
それを隠す為にカツラを利用しているのだが、何故か盛りすぎてしまっている。本人は気になってない様子。
爪との戦闘中、桜威に切り落とされてしまい普通のボリュームになり、そっちの方が似合っていると言われた。

塩中学校

高嶺ツボミ(たかね つぼみ)

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