ゼルダの伝説 風のタクト(風タク)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 風のタクト』とは、2002年に任天堂からGC用に発売されたアクションアドベンチャー。アクションや謎解きはそれまでの3Dゼルダを踏襲しつつ、アニメ調グラフィックが採用され、雰囲気は一新された。舞台もハイラル大陸ではなく、大海原と島々という、風と海の世界である。魔物にさらわれた妹を救うため大海原の冒険へと飛び出したリンクは、やがて世界の秘密を知り、ハイラルとガノンドロフの因縁の戦いに巻き込まれていく。

ハイラル王は、ガノンドロフにマスターソードが通用しなかった理由を、マスターソードから退魔の力が失われているからだと言う。
退魔の力を取り戻すには、大地の賢者と風の賢者を探し出し、大地の神殿と風の神殿で祈りを捧げてもらわなければならないらしい。リンクは、大地の賢者と風の賢者を探すため、再び大海原を駆ける旅に出る。
大地の賢者は、竜の島で知り合ったリト族の少女メドリ、風の賢者は、森の島で知り合ったコログ族のマコレであった。リンクは2人と協力して神殿を魔物の手から解放し、メドリとマコレが祈りを捧げることで、マスターソードは退魔の力を取り戻した。

勇気のトライフォースを求めて

退魔の力を取り戻したマスターソードを手に、一度ハイラル城に戻ったリンク。しかし、そこにゼルダ姫(テトラ)の姿はなかった。ハイラル城の存在がガノンドロフに見つかり、攫われてしまったのである。
ゼルダ姫は、ハイラル城と同じく海底のハイラルにあるガノン城に囚われている。しかし、そこへの道には結界があり、破るにはゼルダ姫の「知恵のトライフォース」、ガノンドロフの「力のトライフォース」に並ぶ3つ目のトライフォース、「勇気のトライフォース」の力が必要だと赤獅子の王は言う。
リンクは再び海上に戻り、8つの欠片となって海に散らばっている「勇気のトライフォース」を集めることになった。
古代に記された海図を頼りに、リンクは「勇気のトライフォースのかけら」を集め、ついに「勇気のトライフォース」が完成する。「勇気のトライフォース」はリンクを「風の勇者」として認め、その左手に宿り、ついにガノン城への道が開かれた。

因縁の終わりと新たな旅立ち

退魔の力を取り戻したマスターソードと勇気のトライフォースを揃え、ガノン城に乗り込んだリンクは、城の魔物や罠を突破し、ついにガノンドロフのもとへたどり着く。
しかし、リンクが「勇気のトライフォース」を手に入れ自分のもとにやってくることこそ、ガノンドロフの狙いであった。
リンクの「勇気のトライフォース」、ゼルダ姫の「知恵のトライフォース」、ガノンドロフの「力のトライフォース」が集まったことで、3つのトライフォースは1つになる。完成したトライフォースの力でハイラルを復活させ、闇で支配することが、ガノンドロフの目的であった。
しかし、ガノンドロフがトライフォースに触れようとする直前、どこからか現れたハイラル王が、ガノンドロフより先にトライフォースに触れ、ハイラルの完全な滅びをトライフォースに願う。
それは、過去の因縁に縛られたハイラルの地とともにガノンドロフを沈め、リンクたち今を生きる者に希望ある未来を託すという、ハイラル王の願いであった。
トライフォースはハイラル王の願いを聞き入れ、ハイラルは崩壊を始める。
崩壊しつつあるハイラルで、リンクはゼルダ姫とともにガノンドロフと戦い、ついにガノンドロフを討ち倒した。マスターソードに貫かれ、野望を絶たれたガノンドロフは、しかし全てから解放されたかのような、満足気な表情で滅びを受け入れるのだった。
リンクがガノンドロフを倒したと同時に、ハイラルは完全に崩壊した。リンクとゼルダ姫は不思議な泡に包まれて、海上へと上っていく。全ての終わりを見届けたハイラル王は、リンクやテトラのような今の世界を生きる人々に未来を託し、ハイラルとともに眠りについた。
ガノンドロフとの因縁の戦いを終わらせたリンクは、その後プロロ島を出て、ゼルダ姫から元に戻ったテトラや海賊団とともに、新天地を探す旅に出ることにした。
ハイラルの崩壊とともに喋らないただの船になってしまった赤獅子の王に帆を張り、風を受け、リンクは大海原へと旅立った。

『ゼルダの伝説 風のタクト』の登場人物

主要人物

リンク(Link)

『風のタクト』の主人公。プロロ島に住む少年で、妹と祖母の3人で暮らしている。
12歳の誕生日を迎えた日、妹のアリルが怪鳥ジークロックに攫われてしまう。妹を助けるため、海賊の少女テトラの仲間となり、ジークロックのいる魔獣島へ旅立つこととなった。
妹を助けるための旅は、赤獅子の王との出会いによって、いつしか世界の命運を懸けた戦いの旅となっていく。
大海原を風とともに駆ける旅の中で、退魔の剣マスターソードの使い手となり、伝説の時の勇者が持っていた「勇気のトライフォース」の継承者に選ばれた。
長い旅の末にガノンドロフを討ち倒し、テトラたち海賊団と新天地を求める旅に出る。

時を越える旅をしたという「時の勇者」と違い、風とともに大海原を駆けたことから「風の勇者」と呼ばれるようになる。
『時のオカリナ』のリンクとの関係は明言されていないが、ガノンドロフからは、時の勇者の生まれ変わりだと言われている。

テトラ(Tetra) / ゼルダ姫(Princess Zelda)

『風のタクト』のヒロイン。海賊団の頭で、気が強い女の子。
怪鳥ジークロックに攫われていたが、プロロ島の森に落とされてしまい、リンクに助けられる。
リンクの妹アリルが、自分と間違って攫われてしまったことに責任を感じ、リンクを海賊船に乗せて魔獣島に連れていくことに。その後も「海賊のお守り」を通して、リンクに何かとアドバイスをくれる。
大昔に滅んだ伝説の王国に関心を持っており、王国に関係しているという伝説の剣マスターソードの持ち主を探していた。

その正体は、滅亡した伝説の王国ハイラルの王族の子孫であり、王女ゼルダ姫である。
テトラ本人は、ガノンドロフやハイラル王に告げられるまでそのことを知らなかったが、亡き母から受け継いだ「知恵のトライフォース」の欠片と、ハイラル王の持つトライフォースの欠片が合わさって「知恵のトライフォース」を継承したことにより、ゼルダ姫として覚醒した。
覚醒後はガノンドロフから逃れるため水中のハイラル城に身を潜めていたが、物語の終盤で見つかり攫われてしまう。しかし、助けに駆けつけたリンクとともにガノンドロフと戦い、討ち倒した。
その後はゼルダ姫ではなくテトラとして海賊団のもとに戻り、リンクと新天地を目指す旅に出る。

赤獅子の王(King of Red Lions) / ハイラル王(King Hyrule)

ジークロックに投げ飛ばされたリンクを助けた、喋る船。獅子の船首を持つ赤い船で、威厳を感じさせる口調で話す。
世界の海について詳しく、海を旅する上で役に立つさまざまなアドバイスをくれる。
リンクのアリル救出の旅を助け、伝説の剣マスターソードの眠る水中のハイラルへと導いた。

その正体は、はるか昔に滅亡したハイラル王国の最後の王、ダフネス・ノハンセン・ハイラル。
神の命によって新たな勇者となる資格を持つ人物を探し続けており、リンクにその資質を見出していた。彼との旅を経て、リンクは「風の勇者」として「勇気のトライフォース」の継承者に選ばれることとなる。
「勇気のトライフォース」を持つリンクと「知恵のトライフォース」を持つゼルダ姫(テトラ)、「力のトライフォース」を持つガノンドロフが揃ったことで完成したトライフォースに、ハイラルの完全なる消滅を願い、最後はガノンドロフを討ち倒したリンクとゼルダ姫に未来を託し、ハイラルとともに水中で永遠の眠りにつく。

ガノンドロフ(Ganondorf)

『風のタクト』のラスボス。世界を手中に収めようとしたと、伝説に語られる魔王。
かつて時の勇者と七賢者によって封印されたが、長い時間をかけて復活し、勇者の戻らなかったハイラルを手中に収めようとした。しかし、人々の願いを聞き入れた神々によってハイラルごと海底に封印される。『風のタクト』の「勇者の伝説」は、ここまでの出来事を語ったものである。
その後、さらに長い年月をかけて再び復活を果たし、魔獣島の主として魔物たちを従え、「知恵のトライフォース」を求めてゼルダ姫の子孫を探していた。
勇気・知恵・力のトライフォースを揃え、世界の支配まであと一歩まで近づくが、ハイラル王に邪魔をされ、その野望は潰えることとなる。
最後は、リンクとゼルダ姫と戦い、マスターソードによって討ち倒される。

『時のオカリナ』のガノンドロフと同一人物であり、時代を経ても断ち切ることのできないリンクやゼルダ姫との因縁に対しては、複雑な心境を語っている。
ハイラルを支配しようとしたことについても、「砂漠という死と隣り合わせの過酷な環境で育ったがゆえに、緑あふれるハイラルに憧れを抱いていたのではないか」と語るなど、『時のオカリナ』で見せた野心家のガノンドロフとは違った、人間味のある一面を見せる。
リンクとゼルダ姫によって倒されることで、この時系列でのリンクとゼルダ姫、ガノンドロフの戦いの輪廻は終結する。

海賊団(テトラ一家)

テトラが率いる海賊団、「テトラ一家」のメンバーたち。

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし(ゲーム)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』とは、2004年に任天堂からGBA用に発売された、アクションアドベンチャーゲーム。リンクの体を小人サイズに小さくする魔法の帽子「ふしぎのぼうし」を使い、通常の世界と小人の世界を行き来して謎解きを行う。「カケラあわせ」やモグラグローブなど、他シリーズ作品にない要素が多く盛り込まれている。復活した魔人グフーの呪いで石に変えられてしまったゼルダ姫を救うため、リンクは喋る帽子エゼロとともに、伝説のピッコル族の剣を手に入れ、グフーを倒す旅に出る。

Read Article

ゼルダの伝説 時のオカリナ(時オカ)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』とは、任天堂からNINTENDO64用に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ初の3D作品で、奥行きのある世界観や立体的な謎解き、壮大な物語など、その完成度の高さから、国内外で現在もなお非常に人気の高い作品である。神々の子孫が住むと言われる地ハイラルを舞台に、主人公リンクは子どもと大人2つの時代を股にかけた冒険を繰り広げ、伝説の秘宝トライフォースを手にし世界を支配しようと企む魔王ガノンドロフと戦う。

Read Article

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(神トラ2)のネタバレ解説まとめ

2013年に任天堂からニンテンドー3DS用ソフトとして発売された、ゼルダの伝説シリーズのひとつ。世界観は、1991年にスーパーファミコンで発売された「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」からはるか未来の設定である。ロウラルの司祭・ユガによって絵画にされたゼルダ姫と七賢者たちを救うため、リンクは冒険に出る。今作新たに加わったシステムは、主人公リンクが壁の中に入り込める壁画化能力である。

Read Article

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(トワプリ)のネタバレ解説まとめ

任天堂より発売された、Wii・ニンテンドーゲームキューブ用のアクションアドベンチャーゲームで、ゼルダの伝説シリーズの1つです。略称は「トワプリ」。ハイラルと呼ばれる世界を舞台に、主人公のリンクが、多くの人々との出会いの中で、彼らの助けを借りながら、困難に立ち向かい、ゼルダ姫を助けだしたり、巨悪から世界を守るお話です。

Read Article

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(夢砂)のネタバレ解説まとめ

2007年に任天堂からニンテンドーDS用ソフトとして発売された、ゼルダの伝説シリーズのひとつ。「ゼルダの伝説 風のタクト」から数か月後の話で、主人公リンクが幽霊船にさらわれたテトラ(ゼルダ)を助けるために冒険に出るストーリーとなっている。システム面では、ニンテンドーDSのタッチスクリーンやマイク機能を活かした謎解きがダンジョン各所に散りばめられている。

Read Article

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面(ゲーム)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』は、2000年に任天堂からNINTENDO64用に発売されたアクションアドベンチャー。1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の続編で、基本システムは『時のオカリナ』を踏襲しつつ、「3日間システム」や「仮面」による異種族への変身など、独自の要素も盛り込まれている。3日後に滅亡する運命の異世界「タルミナ」に迷い込んだリンクは、時のオカリナで滅亡までの3日間を繰り返しながら、タルミナを救うべく、世界を滅亡に導く仮面「ムジュラの仮面」を追う。

Read Article

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(ゲーム)のネタバレ解説まとめ

2017年に任天堂より発売されたWii U/Nintendo Switch用アクションアドベンチャーゲーム。本作の特徴としてオープンワールドを使用しており、一本道の攻略ではなく自分で選び新しく探すゲームになっている。 それに伴い、武器防具の破損など『ゼルダの伝説』として新たな要素が組み込まれおり、今までにないハイラルの世界をリンクと共に冒険し、救うことが目的になる。

Read Article

リンクの冒険(ゲーム)のネタバレ解説まとめ

『リンクの冒険』とは、1987年に任天堂からファミリーコンピュータディスクシステム用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ2作目である本作は、他のシリーズ作品とは異なる、横スクロール視点のアクション性が非常に強いRPGとなっている。前作『ゼルダの伝説』でリンクがガノンに勝利してから数年後、未だガノンの影響が残り荒廃するハイラルを舞台に、「勇気のトライフォース」を復活させ、初代ゼルダ姫とハイラルを救うべく、リンクは再び剣と盾を手に、トライフォースの試練に挑む冒険に出る。

Read Article

ゼルダの伝説 4つの剣+(4剣+)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 4つの剣+』とは、2004年3月18日に任天堂から発売された、ゲームキューブ(GC)用アクションアドベンチャーゲーム。専用アダプターでゲームキューブ都ゲームボーイアドバンスを接続することにより、最大4人までの多人数プレイができる。『ゼルダの伝説 4つの剣』の続編ストーリー「ハイラルアドベンチャー」のほか、「シャドウバトル」「ナビトラッカーズ」という2つの対戦ゲームが収録されており、3つの毛色の異なるゲームを楽しむことができる作品である。

Read Article

ゼルダの伝説1(初代)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説』とは、1986年に任天堂からファミリーコンピュータディスクシステム用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ第1作目ながら、物を押す、壁を爆弾で破壊するなど後のシリーズ作品に受け継がれる謎解き要素の基礎は完成されている。主人公のリンクは、「力のトライフォース」とゼルダ姫を大魔王ガノンの魔の手から取り戻すため、広大なハイラルに点在する8つの迷宮から「知恵のトライフォースのかけら」を入手し「知恵のトライフォース」を完成させるべく冒険に出る。

Read Article

ゼルダの伝説 神々のトライフォース(神トラ)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は、1991年に任天堂からスーパーファミコン用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーゲーム。シリーズ3作目で、『ゼルダの伝説』のゲーム性を踏襲しつつ、アイテムやリンクの行動が増え、より多彩な謎解きを楽しめる。また、シリーズ定番の伝説の剣「マスターソード」は本作が初登場。世界の支配を企む大魔王ガノンを倒しゼルダ姫を救うため、光と闇の世界を巡るリンクの冒険が始まる。

Read Article

ゼルダの伝説 4つの剣(4剣)のネタバレ解説まとめ

『ゼルダの伝説 4つの剣(The Legend of Zelda: Four Swords)』は、2003年に任天堂からGBA用に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』収録のアクションアドベンチャーゲーム。GBAの通信ケーブルを使い2~4人で遊ぶ、多人数プレイ用のゼルダである。プレイヤーは協力して4つのステージを攻略しながら、ステージ中で集めたルピーの獲得総額を競う。復活した風の魔人グフーにさらわれたゼルダ姫を救うべく、リンクは伝説の剣フォーソードで4人に分かれ冒険に出る。

Read Article

目次 - Contents