トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説まとめ

ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。

二作目の回想に登場した、ジェシーの元の持ち主エミリー(顔は出ていません)。アンディのママがエミリーの成長後の姿という噂はネット上でも上がっています。それを裏付ける描写として、子供たちの性格がある、との指摘も存在。

【アンディ】カウボーイごっこに夢中になる点とおもちゃを大事にする点。エミリーはカウガール人形のジェシーを大事にしており、馬の人形を複数持っていました。

【モリー】おもちゃに愛着がなくなれば、すぐに手放す点。保育園に寄付するおもちゃとして、バービーをあっさり寄付用の箱に放り込んでティーン雑誌を読むシーンが、思春期に入り、ジェシーのことを忘れて、マニキュアを塗ってはしゃぐエミリーを彷彿とさせます。

権力について語るバービー

ゴミ捨て場で、バービーが「権力は脅しの道具ではなく、行使される者の同意があってなされるべき」という演説について。「何でバービーにこんなセリフを言わせたんだ」という指摘がありますが、どうもバービー人形に象徴される女の子像が関係しているらしいのです。バービー人形にはファッションなどのおしゃれにしか興味のないという、若い女性に対する偏見的なイメージがあったらしく、それを覆すように、劇中のバービーに先の言葉を言わせたのではないかとのこと。

ロッツォの代わりがいた理由

苦難の果てようやくデイジーの家に帰り着いたものの、自分の代わりがいたことで、捨てられたと解釈したロッツォ。しかし、ビックベビーやチャックルズの代わりはいませんでした。つまり、お気に入りだったからこそ、ロッツォがいないことを知ったデイジーが悲しみ、代わりのロッツォが買われたということです(描写はナシ)。チャックルズの言った「君の代わりだけだろう」というセリフは「デイジーはお前が好きだから、代わりを買ったんだ」という意味ではないか、との説があります。

ピクサーキャラがカメオ出演

出典: blog.jami-ru.com

『カーズ2』より。次作品の登場キャラがちらっと登場というのもよくある話。

ピクサー作品でよく言われるのが、別作品キャラクターのカメオ出演。今作でも『カーズ』『ファインディング・ニモ』『バグズ・ライフ』と関連深いキャラクターを思い起こさせる描写がありました。

出典: d.hatena.ne.jp

左端のミニカー…。

・車を擬人化した作品『カーズ』より、ライトニング・マックイーン、フランシスと思しきミニカーが保育園に存在。

・『ファインディング・ニモ』のエイ先生のぬいぐるみが保育園の棚にあり、ボニーの膝に貼られた絆創膏にドリーが描かれています。

・『バグズ・ライフ』に登場するアッタ姫(アリ)の名前「ATTA」の表記あり。シーンとしては、ウッディが皆を助けようと屋根裏からイモムシ組へと入る所。

・『モンスターズ・インク』のサリーのおもちゃがちょうちょ組に登場しています。

出典: d.hatena.ne.jp

左端の青い(フクロウが乗っていて、目を閉じている)おもちゃが『モンスターズ・インク』のサリーだとの指摘あり。

ライトニング・マックイーン(カーズ)

出典: matome.naver.jp

サリー(モンスターズ・インク)

出典: search.yahoo.co.jp

エイ先生(ファインディング・ニモ)

出典: twitter.com

えどのゆうき
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@edono78

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