ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ベイズ・マルバス（演：チアン・ウェン）

吹替：北川勝博

惑星ジェダ出身で、ジェダに存在した、フォースの力を信奉する宗教団体「ウィルズ」に所属していた。ベイズはウィルズの寺院を守る役目を司り、相棒のチアルートらと共に「ウィルズの守護者」と呼ばれていた。しかし銀河帝国軍がジェダに攻め入り、寺院が解体されてしまったため、守護者としての役目を失ったベイズたちは、ジェダで「はみだし者」となっていた。
射撃の名手で、連射ブラスターを得意とする武器として持つ。盲目のチアルートを常に気遣い、ずっと行動を共にしていた。

オーソン・クレニック（演：ベン・メンデルソーン）

吹替：三上哲

銀河帝国軍に所属する将校で、究極武器デス・スターの開発を担う長官の役職に就いていた。デス・スター開発の中心人物である科学者ゲイレン・アーソとは旧知の仲であり、ゲイレンなしではデス・スターの完成は成しえないと考えていた。
自分の研究が銀河系を支配するために使われることを憂い、帝国から脱走したゲイレンを追い続け、家族と共に隠遁生活を送っていたゲイレンを発見し、研究施設へと連れ戻す。ゲイレンが抜けた影響もありデス・スターの完成が遅れていたことと、また現場に復帰したゲイレンがデス・スターの機密を持たせたパイロットを逃がしたことを、帝国軍の上層部から責められていた。
その汚名を晴らすべく、完成間際のデス・スターのスーパーレーザーの試射を実行し、惑星ジェダを崩壊させる。帝国軍のトップであるターキン総督やダース・ベイダーよりも、帝国の総帥たる銀河皇帝に直接自分の実績を認めてもらい、そして自分も帝国軍のトップに昇り詰めたいという、野望を抱いていた。

ターキン総督（演：ガイ・ヘンリー／CG・アーカイブ映像：ピーター・カッシング）

銀河帝国軍に所属する将校の一人で、帝国軍のトップに位置する権力者である。広大な銀河系の各区域を統括する、総督を意味する「モフ」の地位に就き、その後数十人の総督のリーダーである「グランド・モフ」の称号を与えられた。究極兵器デス・スターの開発に関わり、その完成が遅れていることで、開発責任者のクレニック長官を叱咤していた。デス・スターの設計図データがある惑星クレストに反乱同盟軍が攻め入った際には、クレストにまだ帝国軍の残党がいるにもかかわらず、デス・スターのスーパーレーザーでクレストを崩壊させるという、冷徹な判断を下す。尚、旧三部作でターキンを演じたピーター・カッシングは1994年に亡くなっていたため、カッシングと骨格のよく似たイギリス人俳優ガイ・ヘンリーがターキンを演じ、撮影後にCGで顔をカッシングのものに置き換えるという作業が行われた。

ソウ・ゲレラ（演：フォレスト・ウィテカー）

吹替：立木文彦

旧銀河共和国時代、銀河帝国がその実権を握る前から、帝国の主義に反発し抵抗運動を行っていた。帝国が実権を握ってからは、パルチザンという抵抗組織を結成し、ゲリラ活動により帝国への抵抗を示していた。
銀河系を圧倒的な武力により支配しようとする帝国の主義に反対するという点では、反乱同盟軍と主張は同じだったが、パルチザンはより過激的な行動を主とし、議論により活動方針を決める同盟軍とは折り合いが悪くなっていった。
帝国軍の究極武器デス・スターの開発中心者である科学者のゲイレン・アーソとは旧知の仲で、ゲイレンが帝国に連れ去られた後、一人で批難場所に隠れていたゲイレンの幼い娘・ジンを救出する。その後ジンを、パルチザンの兵士として育て上げていたが、ある戦闘の最中にジンとは離れ離れになってしまった。
ゲイレンが帝国軍から脱出させたパイロットが、パルチザンにゲレラを頼って来ていたことで、同盟軍によりパルチザンとの仲介役として雇われたジンと再会する。

ボーディー・ルック（演：リズ・アーメッド）

吹替：桐本拓哉

惑星ジェダ出身で、銀河帝国軍で主に輸送を担当するパイロットを務めていた。故郷のジェダに帝国軍が攻め入り、町が荒廃していく様を見たボーディーは、帝国軍の究極武器デス・スターの開発中心者であるゲイレン・アーソと出会い、帝国から離脱するチャンスを与えられる。
ゲイレンから渡されたホログラムのデータ（ボーディー自身は、その中身がどういうものかを知らなかった）を持ち、ゲイレンと旧知の仲である、反乱組織パルチザンのソウ・ゲレラの元へ向かう。帝国からのスパイではないかと疑うゲレラにより、自白を強要された後遺症で一時は意識を混沌とさせられてしまっていたが、パルチザンに捕らえられた同盟軍のキャシアン・アンドーらにより意識を取り戻す。
その後、キャシアンや恩人であるゲイレンの娘ジンと共に、デス・スターの設計図を盗み出す過酷な任務に参加する。

ゲイレン・アーソ（演：マッツ・ミケルセン）

吹替：田中正彦

惑星グレインジ出身の科学者で、銀河帝国軍の武器開発を担当し、帝国の究極武器デス・スターの開発に携わるようになる。しかし、自分の研究が銀河系を支配するために用いられることを憂い、帝国を脱走。惑星ラムーで、妻と幼い娘と共に隠遁生活を送っていたが、デス・スターの開発責任者である、クレニック長官に見つかってしまう。
娘のジンはなんとか逃げ延びたものの、妻はクレニックにより殺され、ゲイレン自身も帝国の研究施設へ連れ戻される。このままデス・スターを完成させるくらいなら自決しようかとも考えたゲイレンだったが、逆に帝国に従う振りをして、開発を進めながらデス・スターの内部に決定的な弱点を内包させることに成功する。
故郷の星ジェダの荒廃を嘆いていた帝国軍のパイロット、ボーディー・ルックに帝国から脱走するチャンスを与え、デス・スターの弱点を語ったホログラムを持たせ、旧知の仲である抵抗組織パルチザンのボス、ソウ・ゲレラの元へ向かわせた。
帝国軍の研究施設で、帝国軍と同盟軍の戦闘に巻き込まれ、娘のジンと数年ぶりの再会を果たしたのもつかの間、命を落とす。

ベイル・オーガナ（演：ジミー・スミッツ）

惑星オルデラン出身で、旧銀河共和国時代から、共和国の中枢を担う元老院の議員を務めていた。圧倒的な武力をバックにする銀河を支配しようとする銀河帝国が台頭して来た頃から、銀河系の未来を憂い、帝国により抹殺されたジェダイの騎士を救うなどの活動をしていた。その後、帝国に反旗を翻す反乱同盟軍を立ち上げた最初のメンバーの一人となった。帝国が実権を握ってからも議員を続け、密かに反乱軍の評議会に参加し、その作戦会議に出席していた。

ドレイヴン将軍（演：アリステア・ペトリー）

銀河帝国に反旗を翻した、反乱同盟軍の一員で、同盟軍の将軍の地位にある。帝国軍が開発中の究極兵器デス・スターの機密を握ったパイロットが脱走したという情報を仕入れ、逃がしたのはデス・スターの開発中心者であるゲイレン・アーソであると知り、ゲイレンとの接点を作るため、ゲイレンの娘であるジンの居場所を捜索する。パイロットが同盟軍とは折り合いの悪い抵抗組織パルチザンにいると判明したため、帝国の強制労働キャンプにいたジンを脱走させた後、ゲイレン・アーソとは旧知の仲であるパルチザンのボス・ソウ・ゲレラの元へ、ジンを仲介役として向かわせる。